長い時間をかけて「エジンバラの古い柩(アランナ・ナイト)」を読了したのはいいけれど、このラストは何?
え、こんなにもやもやが残る話だったの?
そもそも、エジンバラ城の壁の中から赤ん坊の棺が見つかり、そこにメアリー女王とダーンリー卿の顔が刻まれたカメオが見つかった時点で
もうこれは王家の継承問題だろうと推測はつく。
となると、それにまつわる幾つもの死は隠蔽しか考えられない。
一介の警察官に過ぎないファロ警部補が太刀打ちできる問題か?とハラハラしていたら案の定・・・・・・・・・。
シリーズ物なのにいいのかこのラストで。
あれ、3冊目って読んだ筈だけどこの問題は全く影を落としていなかったような。
うーん、なかったことになっている?
ラストのモヤモヤを除けばなかなか興味深い内容ではあった。
スコットランドとイギリスの関係。
イギリスとアイルランド、カナダの関係。
スコットランド人の誇り。
メアリー女王への敬愛、ジェームズ王への嫌悪。
なかなか複雑なスコットランド人の心情を理解するにはもっとこの時代を勉強せねば。
一口にヴィクトリア朝と言ってもどの角度から見るのかによって光も影も濃くなる。
そんなことを考えてしまった一冊だった。