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NM Syndrome DiaryINDEX|past|will
うむむむ。 本日は書くことがない。 全くない。 なのでメモ代わりに少しだけ。 先日発表された芥川賞を受賞した佐藤厚志氏が仙台市出身、丸善ジュンク堂書店の店員だということである種の親近感を抱いたものの純文学はなあと敬遠していたら 友人が新聞に載っていたという短編を貸してくれた。 仙台短編文学賞の大賞を獲った作品で「境界の円居」 新聞という媒体は読みにくかったが短いから集中すればすぐ読める。 ただ、常日頃読んでいるミステリーやSFとは違い、純文学は重かった。 面白いと言っていいのか、いやでもとても良かった。 短いのに読みごたえがある。 個人的にはあれもこれもと詰め込んでぎゅうぎゅう詰めになった感があるから何か一つの要素を削れば良かったのにとは思わないでもない。 息苦しいまでに濃密だ。 タイトルを読んだ時、内容も知らずに思ったのは「境界とは」もしかして異界との境界か?ということだった。 当たらずとも遠からず。 津波が到達した区域と免れた区域の境界線上は目に見えない異界との境界かもしれなかった。 同じ地区でも通り一本で分かれてしまった津波被害。 柴田さんは亡くなった奥さんを見たと言っていたけれどもしかして柴田さんの方が亡くなってしまった人で生き残った奥さんを見たのでは?なんてことも思ったり。 火事場泥棒ならぬ震災泥棒は外部からだけでなく地元の人間もいたのだろう。 そんな話も聞いた。 もう10年も過ぎて、その人達は何をやっているのか。 何食わぬ顔で隣で生活しているのかもしれない。 地続きなリアル。 文章も上手いしいい小説を読ませてもらった。 短くても残すものは大きい。
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