消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1923年05月11日(金)

車窓より
山並みが見える

上に大きな雲が連なり
雲は山にあたって湧くのだとわかる

光の当たる山肌は
尾根やひだがはっきりとわかる

大きな景は気持ちいい
心が広がる

どこへ向かうも何が迎えるも
ただ無心に揺られている




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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