消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1931年11月30日(月)

助けは不要
自力で解決
まぁ見ていて と
アピールしてくる

そうだよね
そうだった
そういうものだ

白樺が意気揚々と
大地の水を吸い上げる
春の始まり


1931年11月29日(日)

足元ばかり見ていた気がする
危なくないか 大丈夫か
きっと怪我のリハビリの習慣が
そのまま残って

もう少し先を見ないとね

先を見れば視界が広い
見えてなかったものが目に入る
気づくことがたくさんある

生きることも同じと思った
少し遠くに目を移す
視野を少し広くする
目線が少し上がるだけで
気持ちも少し上向きになる


1931年11月28日(土)

ぷーちゃんの青い缶から
幸せな音が聞こえない

たいこの音も
らっぱの音色も
歌声も

悲しい缶に
なってしまった


1931年11月27日(金)

気持ちの定まらぬ
迷路館ではなく
個々独立して
立派に機能する
蟻の巣館


1931年11月26日(木)

負の気に近づくな
毒される危険を
感じるなら
近寄るな


1931年11月25日(水)

機械がする作業でなく
人の手が自然を相手に
しているのだから
決まり切った通りでなく
臨機応変に対応してるのが
職人技なんだろうな


1931年11月24日(火)

情熱と言ってるけれど執念に見える
そういうのとは違って
仲間と研究し合っている人の文は
掴みが全然違う気がする
己れを押し付けるのでなく
言葉の奥に相手への気持ちを感じる


1931年11月23日(月)

優しさというのは
自分のことより先に
相手のことを思う気持ち
と 思う


1931年11月22日(日)

レーズンとかクランベリーは
単独では好きではないのだけれど
ナッツやバナナチップとミックスの
行動食だとおいしくて好き
元気が出る気がする不思議


1931年11月21日(土)

朝(あした)露置く 野の静寂(しじま)に

アニーローリーの
この訳詞が好き

日本語の美しさがたまらない


1931年11月20日(金)

封じず
閉じ込めず
気の流れをつくれ


1931年11月19日(木)

特筆すべきことは何もなく
記憶もない
そういう時間の流れを
平和というのですか


1931年11月18日(水)

この道は通じているのか
行き止まりなのか
このレンガ
一つずつ外してゆけば
道は通じるだろうか


1931年11月17日(火)

何だかんだ
結局のところ
レトロメルヘンなんだ
好きな缶はぬいぐるみと同じ
見回してみれば分かる

錆びゆく缶の
中には何が入っているの
ウッドにシフトしないか


1931年11月16日(月)

大人対応への大人対応なら
もう終えていると思う
責任は果たしたと思う


1931年11月15日(日)

大袈裟で重いなぁ
暑苦しいなぁ
という感想しかない

逆に
軽妙洒脱をゆく人のは
頭いいんだろうなと思う
スマートさが分かる


1931年11月14日(土)

歩くとヒントに出会う
動くと気づきがある
じっとしていては
何も分からない


1931年11月13日(金)

頑張らねばと思っている時は
あれもこれもやらなくちゃと
頭の中が混乱してくる

ダレることにしたら
思いが変わった

あれならできるかも
これならできそう

しようと思うことが
増えた気がする
取りかかるのが
軽くなった気がする


1931年11月12日(木)

春が大きく膨らんで
流れ込んできた

今日の天気はそんな感じ


1931年11月11日(水)

生きてゆく時々に
軌道修正が必要となるから
気づきを得るために
学び続けているのだと思う


1931年11月10日(火)

細く大きな
本当に美しい月
もうしばらくで沈む
月齢は2.2


1931年11月09日(月)

どこかで何かをミスった
何でこうなってるのかわからない
いろいろ絡んでごちゃごちゃに
立体的にめちゃくちゃで
時間軸までおかしくなった
どこから解すか考える
時間かかるだろうな


1931年11月08日(日)

自分の土地を手に入れ
自分の土地に家を掘り
自分の土地を掘り進む
オパール堀りに憧れる


1931年11月07日(土)

誰もいない
ひとりでいる時間は静か
町も静か
なんて贅沢
なんてもったいない
予定実行へ


1931年11月06日(金)

やっぱり後悔した
予感はあったのに
期待してしまった
懲りないんだな
宣伝につられるタチ

本をネットで買うリスク
覚悟はしているけれど
面白くない本に
騙されている
編集者の技なのか
出版社の悪意と思う


1931年11月05日(木)

それならそれで
何の問題もない
取るに足りない
結構なこと


1931年11月04日(水)

その時に言ってくれればよかったのに
きっと大人対応だったのでしょうね
大人の善意と受け取ります
私も大人のつもりでしたが
足りないみたいですね


1931年11月03日(火)

小さな物に
慈しみを持って接する人は
優しい人なのでしょうね
過去の自分へも
愛を持てる人なのでしょうね
未来に夢を持てる人は
過去の自分を
捨てることのない人なのでしょうね


1931年11月02日(月)

すくい続けた砂に紛れる金の粒
掘り進む岩の間に光る石
きっとそんなもの
重ねた思いの中に見つかる
探し続けたこたえ


1931年11月01日(日)

詰まりを除き
流れを通す
詰まらせないで
流れを保つ

緩やかに
流れ続けよ
身の内も
心の内も




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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