消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

1st    index         new


1921年08月14日(日)

本を整理していたら
昔の文集が数冊出てきた
作文というものが嫌いだったので
いつもギリギリやっとこさ提出していた
自分が何を書いたか覚えていない
まして出来上がった文集を
年度最後にもらっても読みもしていない
だから何が載ってるかも
クラスメートが何を書いてるかも記憶にない
親友の文章すら見てない気がする
先生が文を寄せていることすら知らなかった
(先生みんなごめんなさい)

パラパラ見ていると
びっくりする
この年齢でみんなすごい事書いてるなぁと
将来楽しみな子ばっかりじゃないですか

そしてなお驚いたのは
何時頃からか好きな言葉だったものが
編集委員が後記として作っている
心に残る言葉のコーナーにあったこと
それでその言葉の出典が分かったこと

当時そのコーナーを見ていなかったし
自分がその言葉に出会ったのはもっと後で
なにか別の出会いだった気がするので

その編集委員の人たちのアンテナに驚いた

(生徒による手作り原稿のクラス文集)




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

* * * * * * * * * * * *        
* * * * * * * * * * * *        

− ささやかに −          

*  **  ***  ****        

日付は通し番号として記しています         


 *