ギンコさんのファンというのではない love でも 敬愛でも崇拝でもない 作家のファンというのでもない アニメも映画も知らない ただ原作の世界に惹き込まれた と書いた
ゆっくり考えてみると ギンコのあとについて 淡々とその世界を旅して
多分私は実在の世界として感じて 実在の人として感じて 私もそこにいて
友のような 同士のような そういうカンカクだった 同じに旅するものだった
私は旅を終え 自分のねぐらに戻る 彼は旅を続ける ひととき旅の道連れだったような そんなカンカク
ただ 初めての世界を教えてくれた 八百万の神の国だもの ふつうに私は信じる
古より さわりやたたりや そんなものごろごろ在る国だもの 不可思議なことを引き起こす何か小さなものがいても その存在を信じる人がいても 普通に受け容れることができる 森の妖精を信じるのと何ら変わらない と思う
ただ ギンコは 卒業しました 並んだ本 もう開くことはないように思う 心の奥深くに沈めた ヌシの棲む静かな沼のようだ
|