消えてゆく小さなこと



消 え て ゆ く 小 さ な こ と


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1910年02月19日(土)

梅雨の合間
あがった雨に大急ぎで出掛けようと外に出てすぐ
雲行きを仰いだ
重い雲が向こうに垂れ込めていたけれど
この辺は少し明るく短時間なら大丈夫かな
見上げてそう思ったとき
真上を鳥がゆっくり横切った
小さな鳥です
そんな高くない所 2階の窓くらい
翼を広げた形は エレガントな扇のようにきれいで
光を透いたように明るい白っぽいグレーに見えた
そして一枚ずつの羽根の形がはっきり見えた

羽ばたくというより
翼をひろげ ゆっくり滑空みたいに飛んでいった

えっ? スズメだよね?
スズメがあんなに綺麗な形に羽を広げたのを
ましてや真下から 見たことなかった

いろいろ調べたけれど
スズメが翼を広げた真下からの写真を探すことはできなかった

スズメは茶色 という思い込みだったけれど
下からの敵をかわすのは
空に同化する色の方がいいわけで
おなかだって白いわけだから
翼の内側も白いのだろうね

でもスズメ君 ほんとにきれいだったよ



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           天窓より


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          �顱� �髻� �鵝� �堯�

     日付は通し番号として記しています


       ∞