消えてゆく小さなこと



消 え て ゆ く 小 さ な こ と


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1910年01月11日(火)

夢の中で迷子になっていた
大切なものを入れている鞄を
どこかで置き忘れたことに気づいて
歩いた道を逆戻りしようとしているのに
ちっとも辿れないで 違うところへばかり出てしまう
街中ではなく 駅の中なのに

一体この駅はなぜリハビリステーションや
神経科のクリニック、エステやジムがあるの
砂場や水の流れる滑り台、子どもたちが体操を習っているの

途中でこれは夢だと気づいた
そして 探さなくとも目を覚ませば在るのだろうと思った
でも目を覚ませなくて 少し怖くて
しばらく彷徨い続け
気づけば夢から覚めていた
失くし物はしていなくて 
鞄はいつものようにその辺に放り出されたままだった



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           天窓より


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          �顱� �髻� �鵝� �堯�

     日付は通し番号として記しています


       ∞