夢の中で迷子になっていた 大切なものを入れている鞄を どこかで置き忘れたことに気づいて 歩いた道を逆戻りしようとしているのに ちっとも辿れないで 違うところへばかり出てしまう 街中ではなく 駅の中なのに
一体この駅はなぜリハビリステーションや 神経科のクリニック、エステやジムがあるの 砂場や水の流れる滑り台、子どもたちが体操を習っているの
途中でこれは夢だと気づいた そして 探さなくとも目を覚ませば在るのだろうと思った でも目を覚ませなくて 少し怖くて しばらく彷徨い続け 気づけば夢から覚めていた 失くし物はしていなくて 鞄はいつものようにその辺に放り出されたままだった
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