忘れ去ることなどできない ひたすら秘めて墓場まで持ってゆく わたしの罪だ 皆の大切なもの それぞれの想いを 自分勝手な一存で捨ててしまった
その時は罪の意識に欠けていた 配慮が足りなかった 誤魔化してしまった 馬鹿だった でも大人になって気づいた とんでもないことをしたのだと
皆には会うことはないだろう あの世で探し当てたら ひとりひとりに謝ります
ごめんなさい ほんとうに 謝っても償えない いつもどうすることが償いになるか ずっと考えている きっと死ぬまで
悔い恥じ こころで謝りつづけるだけ
あの時 ただ一切を断ち切りたくて そして捨ててしまった 人知れず灰になったと思う
誰にも何も残らなかった あとのことなど頭になかった 今ならとても大切なものとわかるのに 大切に丁寧に皆のこころへ残すことができるのに
今ふと想う あの少年もそうだったのかな と 捨てるということができなくて すべて燃やして断ち切りたかったのかもしれない ただ考えが及ばなかったのだ わたしだって同じようなものだ
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