時おり遠い目になることを 誰も知らないあのオレンジ瓦の尖った屋根よりもっと遠くをふと想う魔法の呪文の聞こえる 西や東の見えぬ国を日盛りの通りには人がいない猫だって日陰に隠れているし蝉の声も止んでしまった目を閉じて 遠い目をしてみる