消えてゆく小さなこと



消 え て ゆ く 小 さ な こ と


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1936年05月08日(金)

心貧しい人だなと思う
意固地でひねくれてる
恨みや妬みで生きてきたのか
反発して固く背を向けて生きてきたのか

そうやって自分を守ってきたのだと
ほぐれることは自分を壊すことだと
思っているらしい

だから信仰のある人が
救いの手を伸べてくれたのだろうに
払いのけた

馬鹿な人だと思う
愚かな人だと思う
なぜ自ら救われようとしないのだ
己をほどこうとしないのだ
カチコチの結び目のままいるつもりか

そう思っていたら
手を伸べたひとは手をひっこめた
きっと無理を強いたのだと思って
自分をかえりみた
気の毒なことだ

神に祈ってくれるらしい
奇特な人だな



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           天窓より


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          �顱� �髻� �鵝� �堯�

     日付は通し番号として記しています


       ∞