消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1926年04月17日(土)

ずっと続く歩道の植え込み
遠目で一か所不自然に
黄色い菊がかたまって咲いていた

あんな端っこの外向けに菊だけ植えるの?
少しセンスを疑った

でも車で通過しながら分かったのは
街灯の柱の足元に
カットしたペットボトルに
たくさんの黄色の小菊が挿してあった
花屋の花束とは明らかに違う
庭に咲かせたものだろうか
新しくぴんとしていた

ああそうなんだ
心の中で手を合わせた




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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