消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1926年03月27日(土)

息が苦しくなって
深く息を吸えなくなって
喘いでしまった

大きく息をしようとしても出来なくて
欠伸をしようとしても出来なくて
欠伸って吸うのか吐くのかどっちだっけ?
大変だ 忘れた ミニパニック
焦ってあれやこれやしてみた

結局ラジオ体操みたいに
天を仰いで両手をあげて
大きく胸を開いて になった
それが一番だった


コロナが怖くて絶えずマスクをして
ウィルスが降ってきそうで下向いて
口もほとんど開けないで
おしゃべりも少なく
大口開けて笑わない

空を見上げて口を開けることも
大きく呼吸することも
せずに長く暮らした
ちまちまとマスクの中だけで
息をしていた

そういうことだ
そのツケだ

苦しくならないように
大きな息 するぞ
ずっと続けて息するぞ




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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