消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1925年03月28日(土)

仄暗い森奥深くひそむもの
黒い毛をまとう獣なのか
人里離れた人なのか

生き物を追わず
ベリーをつまんで眠るだけ

訪れる小鳥を仰ぎ
かすかに笑んで挨拶する

降り続く雨の日は
うろにこもるか岩場に逃げる
陽が射せばまた歩き出す

縄張りを出ず
明日は何に出会うのだろう




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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