仄暗い森奥深くひそむもの黒い毛をまとう獣なのか人里離れた人なのか生き物を追わずベリーをつまんで眠るだけ訪れる小鳥を仰ぎかすかに笑んで挨拶する降り続く雨の日は洞うろにこもるか岩場に逃げる陽が射せばまた歩き出す縄張りを出ず明日は何に出会うのだろう