消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1924年09月01日(月)

周辺の大きな金木犀6本が
咲き誇りだした

2階の窓から正面に
蜜柑色の大きな雪洞のように

枝に並ぶ花々は
台湾の夜空を上ってゆく
無数のランタンのように

金木犀の香りは重い
風のない日
香りは一日満ち満ちて
あたり一帯その底にいる




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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