消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1923年12月21日(金)

木星 土星
夏の大三角とアンタレス
住宅地では1等星しかわからない
わしも白鳥もさそりも形をとれない

けれどゆったりしている

離れ離れの明るい星を見ていると
天の広さを感じる

ぜんまい仕掛けの大時計のように
律儀にゆっくり回っている




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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