消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1915年05月31日(月)

ぴょんとジャンプして
空中で半回転して着地する
全く違う景色が見える

発想の転換って
それぐらいしないと

その場に立ったままで
首だけ回して振り向いても
立ち位置が同じじゃ
そんなに変化は出ないと思う

自分の何かを変えたい時
立ち位置を変えてみる


1915年05月30日(日)

場が盛り上る会話が好きなんだね
にぎやかに過ぎた時間こそが
いいときを過ごしたことになるんだね
友達の友達もみな友達
そこに居る人みな友達 って


どっちかというと
それ苦手かも
静かで深い会話の時間の方が
性に合ってる
いい時間だったと思う

不親切ではないのだけれど
どちらかといえば親切だけれど
でも居合わせただけの
知らないひとを友達と呼べない
そのとき意気投合したとしても
同胞か仲間くらいで
友達ってもう少し違う気がする


1915年05月29日(土)

きっかけ
決断
思い切り

勇気というより
一本気
熱意


1915年05月28日(金)

外作業3日目になる
そろそろ限界かも と思いつつ
少しずつ馴染んでラクな気もする
人間の適応力って 侮れない
冷房漬けだった毎日から
少しは離れられる気がする


もうずっと
オキナワより暑い日が続いている
沖縄や離島で憧れのリゾートした日々は
何だったのかなぁ


1915年05月27日(木)

シャワーの時
しゃぼん玉が二つとんだ
しゃぼん玉なんて
当たり前に存在するはずの場所なのに
なぜかとても新鮮で
じっと見ていた

久しく見ていなかった気がした
いえ食器を洗う時にたまに飛ぶけれど
それとは全く違う大きさで
きちんとしゃぼん玉だった

そうだね
紫の煙になって消えるのでなく
しゃぼん玉になって消える
その発想に変えよう
そう思った
哀しみでなく
夢が残るから


1915年05月26日(水)

うんざりしたものには
がっかりしたものには

NO! と言っていいよね

言わずに頑張り続けて
どうにもできなくなることあるよね

NO!を言えるのが
ダンシャリ かな

そう思えます


1915年05月25日(火)

どう考えても
無理なことをしているような気がする
時間を考えれば
出来そうにない量をしようとしている

省くことが必要で重要なこと
今まで省くという発想が無かったね
というより
無理だという発想がなかった
出来るつもりで
淡々と何も考えずに続けていた

何時まで続けても無理なのにね
いつか破綻するだけなのに


1915年05月24日(月)

久しぶりの庭作業
大汗の肉体労働
身体が 何かを思い出す
そうだね 
とりあえずスタートすればいいんだ
転がり始めた気がする
同時進行でいけそうな気がする
タイムリミットも延びたことだし
動け動けで頑張ってみようかと思える
秋なのかな


1915年05月23日(日)

ふらふらと
意識がふらふらと
ただふらふらと
彷徨ってそして
何だろう 
何かに引かれたように開く扉

そういう時に
味のある言葉に出会ったりする

心の奥に隠れていそうな
もしかして知っているかもしれない
でも初めて出会う言葉に


1915年05月22日(土)

その瞬間
ほっとして 旅立ちたいと思う

安心して死ねる人なんて
少ないんだろうな
有難うと言って死ねる人なんて
幸せすぎる
普通に生きて病死かもしれない
不慮の事故にも遭うかもしれない

辛かったり痛かったりするんだろうな
死ぬ時ってきっとそんなものだろう
だからほっとするんだろう

歳の順に
心残りなきように
恥を残さぬように

恥を残さず旅立てることに
ほっとするのかもしれない


1915年05月21日(金)

キモチガ ユレツヅケルトキハ

ダレトモ カオヲ アワセタクナクテ
ドコニモ カオヲ ダシタクナクテ

ヘヤデ タダ 
カタヅケゴトヲ シツヅケル


1915年05月20日(木)

秋だ
秋風だ

勢いづいたものがふと止まる

別れに一抹の寂しさを覚え


1915年05月19日(水)

オープンにすれば
本当はいいのでしょう

でもそれは過去と内面を
曝す気がして気後れする

そのまま煙となって
内密に闇の中へ

そう願ってもまた後ろめたい
名前を知ればなおのこと


1915年05月18日(火)

時が解決してくれることもある

時間をおけば枯れるように
自然消滅するものもある


1915年05月17日(月)

想い出すことが
哀しい気分をふやすなら

断片よ
やわらかなまま
薄紫の煙になって
ただ空にいて

CONCORD FLOWERS


1915年05月16日(日)

それは元気さに惹かれて
それは楽しさに惹かれて

そしてそれは
儚げな薄紫に惹かれたのだと思う

忘れてしまうほどの
随分前の
記憶の欠片たち

手に触れて蘇る


1915年05月15日(土)

伝えたのだから
宣言したのだから

ワタシハ ワタシニ センネンスル

アナタハ アナタヲ イキレバヨイ


人生の最後なんて
ひとの最期なんて
きっと眠りにつくだけなんだ

自分で進んだ日々なら
それだけできっと眠れる
だから突き進むだけ


1915年05月14日(金)

ちょっとお尻に火がつけばいいのに
なんだか消えそうだね

細く長くもいいけれど
勢いというものも
必要条件です


1915年05月13日(木)

期待したのに
思惑と離れてがっかりしたものは
結局のところ シャ になるんだね

嬉しいものに囲まれることが
幸せということ


1915年05月12日(水)

捜しものをしていたのだけれど
そこには無かった
違うものがあった
ケムリになってしまったのだろうか


古い冊子が出てきた
文化祭の文芸部発行
貴女はペンネームを使っていたのね
メモの注がなければ
その名がそうと覚えてなかった
といっても興味ないけれど

見覚えある言葉もあった
そんな日々もあったと


1915年05月11日(火)

夕方 東の空に虹を見たね
君が教えてくれた
大きな虹だった
久しぶりの

小さな人は
いつ頃から虹をわかるのだろう
その子は何を見ていたのだろうね
抱かれてどこか遠くを見ていたね


1915年05月10日(月)

人には誰しも
捨てたいものがあるのだ
切り離したい思いがあるのだ
それが何かわからぬ時も
具体的にあるときも
わかっていても不可能であるものも
だからきっと
代わりに何かを捨て去るのだ
楽になるために


1915年05月09日(日)

ひどく暑くて 
植物も変化を求められているのだ
もうこの国では
生き辛いものも出てくるのだ
亜熱帯に生きる暮らしになるのだ

静かな夕庭の美しさを楽しめるひと時を
得られなくなってきている


1915年05月08日(土)

マグリットの鳩の中のような
明るい水色の空だった



少し秋の色がまじって
少し秋の雲がまじって
少し秋の風がまじって

気配というものがあった


1915年05月07日(金)

言うべきことは伝えた
もう気にかけない
口も出さない
手も出さない
すっきりした
自分のことに専念します
ラクになります

これもダンシャリ?
アナタの一言が
決着の始まりなんですけどね


1915年05月06日(木)

モノの断捨離をしているはずが
気持ちの置き方になってゆく
モノから 精神性へ
断捨離の大元はヨガの行というから
本来のカタチへ戻ったことになる
ヨガというのは
本質を突いているのだね


1915年05月05日(水)

忙しかった
ベランダからぼんやり見た空
薔薇色の夕雲がきれいだった
メルヘンな色だった
庭のネムの花がゆれていた
夕顔が開き始めていた
匂いを確かめたくて出てみたけれど
虫が多くて退散
それが現実


1915年05月04日(火)

忙しい という言葉を
すべての口実にできると
あなたが考えているのなら

私もそうさせてもらいます

もうあなたの手助けはしない
イソガシイノデ

どうぞ自力で
活躍してください


1915年05月03日(月)

そこは淀んでいる
重く気が停滞している
ひしめいて息ができない
閉塞感がある
風も光も嘘っぽい
気が滅入る
重い厭な気持ちになる
でも当事者は気づかない
理由をつけ自分を正当化する

前はそこで
快活な気持ちになれたのに

しばらく行かないと決めた


気持ちをそこから離すと
突然フリー感

そうなんだ
場所の断捨離
考え方の断捨離
関係の断捨離

もっと自分を大切にして
フリーになる


1915年05月02日(日)

大半を無為に過ごした

けれど無益でなく


行きつ戻りつして

確かめたり
眺めたり

それは手触りだったり
それは手応えだったり


無意味な時間の流れなど

ないのだね


1915年05月01日(土)

そんなに気負わなくてもいいんじゃないの?

人は
認められたいイキモノだそうな
他者から賞賛されたいそうな
ないと落ち込むそうな

でも
それが第一というわけでもないでしょう?

誰からも理解されないと嘆いても
自分だけは最後まで自分の理解者
そうありたいと思いませんか

自分を理解しようとせぬ人は
他者を理解できないと思う
というか
他者を理解しようとせぬ人が
自分を見失うのかもしれない

うわべだけの共感なんて 無意味だと思う




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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