消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1925年11月30日(月)

意地になって
捨てずにきたのかもしれない

けれど今日

意地になって
すべて捨てることに決めた


1925年11月29日(日)

逃げ切れ 繊細さん とあったけれど
なるほどと思ったけれど
何か違和感が残った

何から逃げてもいいけれど
自分からは逃げられない
自分からは逃げ切れない
どんな人でも
自分とは闘わないとならない
そう思う

最後のスイッチを押すのは
自分の勇気


1925年11月28日(土)

興味本位でまいてみた
ルバーブの種
案外発芽率が良くて
わさわさしてきたので
間引いてジャムを作った

まだ細っこい茎は
ほうれん草の太さ
赤いのも緑のも混ざって
カーキ色のジャムになった

テキトーでも
っぽくなった
ちょっとはまりそう

残りが育ったらまた作って
来年はもっと作ろう
楽しみ


1925年11月27日(金)

挽回できぬ失敗を
いつまでも
眉間に皺寄せ
引きずるな

笑顔の仮面を揃えれば
美容整形するより
かなりエコなはず


1925年11月26日(木)

作業中カワラヒワが来て

上からこっちを見ていた


声をかけても逃げずに

ずっと囀っていた


1925年11月25日(水)

そのときに決めきれなかったことは

結局 いつになっても決められない


自分が変わっていないから


1925年11月24日(火)

種から芽吹いた草木をみると

ありのままの自然なかたちが

一番強いと思う

人が手を入れすぎているのは

どこか勢いがそがれ

いのちの一途さに欠ける


1925年11月23日(月)

うれしい でなく

ありがたさをもてばいい

天に祈るように


1925年11月22日(日)

想定外の大きな災害がたくさん起こって

復興復興の時代だった

想定を問いただされて

でも正解できることだろうか


起きなければわからない

想定外の繰り返しで

歴史は進化してきたのだと思う


1925年11月21日(土)

外作業で汗をかくので

お肌にやさしいタイプは物足りなくて

若いコ用の洗顔料を買ってきた

いまだにあるんだね

懐かしい香り

夏合宿を思い出した


1925年11月20日(金)

うつむいて咲く美しい花も

たくさんある

美しい短調の調べも

たくさんある


うつむくことが

いけないとは限らない


1925年11月19日(木)

今溢れる思いがあるのなら

言葉などいらない


思いがないから

言葉で絞り出しているのでしょ?


1925年11月18日(水)

街の底に沈んではいけない

気の流れる高みに登り

胸を広げて吸い込めよ


はるかなものの

かぐわしき香りを

感じとれ


1925年11月17日(火)

静かな雨がたっぷり降って
足止めを食らっている

なにもできないので
静かに暮らしている

誰かが頑張ってくれているのに
このまま過ぎ去りそうに
世の喧騒は遠い

ひとは静かにしていれば
何事も起こらないのかもしれない
パワフルに何かをしようとすると
何かが起こる

お釈迦さまの掌にいる
孫悟空のようだ


1925年11月16日(月)

どんな言葉をもらったとか

カードや手紙やいろいろと


遠くなったものは

飛び立たせよう


1925年11月15日(日)

損得をつくらない

公正であることが信頼


1925年11月14日(土)

きいろいねこに

名前をつけようと思った

きいろいねこだから 
きねちゃん

黄な粉いろだから
きなちゃん

もう一度来たら呼んでみる

振り向くだろうか


1925年11月13日(金)

藤井風さんのアルバムタイトルの

「HELP EVER HURT NEVER」


インドの聖人サイババの言葉と知った

「常に助け、決して傷つない」


『Love All, Serve All』

「全ての人を愛し、全ての人に奉仕せよ」

 という言葉もあった


1925年11月12日(木)

昨日作業中に
のっそりやって来て
じっと座っていた
きいろいねこ
ねぐらはどこだろう

深夜
遠くに雷が聞こえた

今日は一度も
ねこを見かけなかった


1925年11月11日(水)

ターゲット二つを決めて
動き始めたプロジェクト
加速して進んでゆく

違和感のない
落ち着く感覚を

そこに生まれる広やかさに
木漏れ日のうれしさを

夕日のかけらでもいい
立って受け止める幸せを


きいろいねこがきて
しずかに座っている


1925年11月10日(火)

あなたは私をどう思っているの?

私があなたをどう思っているか?

互いに

ことなる返事を

ずっと言い続けている


1925年11月09日(月)

構想が次々と湧く

作業がはかどるのは

疲れることでもある

けれど

淀まない暮らしだと

眠りが妨げられない


1925年11月08日(日)

こじるりさんのインタビュー記事
興味深かった

準備と想定と瞬発力

経験あることなのに
今まで言葉にして考えたことなかった

準備準備と言われて
大人になったけれど

実際は
瞬発力で生きてきた気がする


「最低限の準備」がどこまでかを考えて、
そこまでやったら未来の自分に任せます。


その言葉 いいな
未来の自分を信じられるって
今を着実に生きているってことだ

私も後悔のゾンビにならないようにしよう

瞬発力を信じていいんだ
そう思えたこと
感謝です


1925年11月07日(土)

ちらちらと風と戯れる

木漏れ日を仰ぐ


軽やかになりたくて

風の通り道に立つ


1925年11月06日(金)

半歩を始めれば

一歩がスムーズになった

ずいぶんはかどったし

プラン以上の出来栄えかも


1925年11月05日(木)

とりあえず半歩として

資材や道具を
揃えて並べる

そのあとに

一歩踏み出す


1925年11月04日(水)

厚かましい
あさましい
さもしい
いやしい


1925年11月03日(火)

決めた!

大元のターゲットはただ2つ


そのあとに生まれる広やかさは

多くの可能性につながる


1925年11月02日(月)

どんな時でも
どんな場面でも

とりあえず
一歩を踏み出さねば
始まらない

わかっていても
その一歩が出ない

ならば 半歩でどう?

片足を少し前へずらして
そのエネルギーの移動を
そのまま一歩へ

動き出せばころがり摩擦で


1925年11月01日(日)

ちぐはぐな自分を

許せないでいるから

他を許せないのだ


自分のちぐはぐを

抱きしめよ




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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