消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1917年10月31日(水)

目に見えないものは確信がもてない
ということ

信頼でのみ成り立っている
ということ

信頼できなければ
不安を持つなら
cancelになる

それが前提でのこと
共通理解であるはず

OK?


1917年10月30日(火)

このダイエット料理本は
ちょっと役立ちそう
本気で実践してみようかな
新しい体重計も買ったし

そう思いながら
キャンデー一粒なめている

30kcal


1917年10月29日(月)

設えることや
整えることにばかり
気をとられていた

きみがどうしていたのか
きみのまなざしを思い出せない
きみの口元を覚えていない

笑んでいたのか泣いていたのか
記憶にない

それは哀しいことになるのだろうか


環境の良し悪しより
眼差しを交わして生きることの方が
幸せの記憶になるのだろうか


1917年10月28日(日)

あたたかな気持ちになる料理本だった
レシピ本というよりエッセイに近い
語り本という感じ

目新しいレシピやテーブルセッティングで
素敵でしょセンスいいでしょ的な
見てるだけで癒されるでしょ的な
真似ればちょっと自慢できそう的な
そんな今時の洒落た本ではないし
ガガッと作れる目からウロコの手抜きもない

でも自分や家族のために
美味しい料理をつくりたくなる
そんな気持ちになる本だった

食べることはどんなに大切で
料理は幸せをつくるか

気取らず真面目な思いに満ちた本だった

レシピやテクニックだけの本ではなく
料理する心を得る本だった


1917年10月27日(土)

頑固な人には困りますね
一度はこちらの意向を伝えるけれど
重ねては言いません
オトナじゃないか
自己責任です
非協力的なら こちらも協力しない
それだけのこと
極めてシンプルな構造です
他に何もない
人は協力しあわなければ
前に進めないものです
とりあえず 停滞?
困るのは多分そちら


1917年10月26日(金)

哀しい話を見て
なにか気分が落ちた


日向に落ちた種でも
立派に育つとは限らないが

日陰に落ちた種って
それっきりなのか
立派な実はつけられないのか

でも人は草じゃないんだし
踏み出して歩けばよかったんだ
荒野を抜ける旅をすればよかったんだ

それともうひとつ
夜は暗闇ではないということ
日が落ちても
やさしい月と億の星がある
銀河は遠くない
光は肩に届いている

それを言ってあげたかった


1917年10月25日(木)

いったいどういう物語だったのだろう
哀しい話だった
哀しい人たちがいた
頑張ったけれど幸せになれなかった人たちがいた
どこかで何かを間違えねば
幸せになれたのだろうか

人は結局みな
星になるのだろうか
遠く見果てぬ夢の隣で
ひっそりと永遠に

地上には
過去を過去として生きる人たちの
笑顔が残った


1917年10月24日(水)

父親は息子の名を呼び
すまなかったな と言った
妹のこと

昔幼い娘が溺死した時
いっしょにいた小さな兄に
お前が殺したんだと言った父親

殺したのはおまえだと
まだ小さなこどもに
ひどい父親だ と

船にのりたいと駄々をこねたのは
妹の方だと知った後も
お前に 
おまえを救う言葉を言いそびれてしまった と

すまなかった と
息子の手に手を重ねた

立派に大人になった息子に
死期近い病床で詫びていた

息子のこころに去来するものは何だろう
ドラマだから手を重ね置くだけで
総てが流れ去るのだろうか

息子の台詞はなかった
もういいですからと父を止めようとし
休まないとと父の病を慮る言葉だけ

息子は大人になりながら
父を理解し受け止めてきたのだろうか

子どものときの心の傷は
ずっと抱えてきたはずだ

心からの言葉としても
たとえ親子でも
すまなかったの一言で
すべて解けるのだろうか

ことばは その時に
生きている時に 
かけねば意味がないのだ


1917年10月23日(火)

すでに一度春だと思ってしまったので
身体はすっかり春に生きてる

どんなに冷え込む日が来ても
寒いねって思うだけで
もう凍えて震える気持ちにはならない

元気だよ
うれしく生きてる
きっと はる氷さえあたたかい


1917年10月22日(月)

明るくてまぶしくて
あたたかくて
春だった
体が浮き立った
いろんなことをしたくなる
料理本をあさってみた
古い良書を大きな図書館に探り当てた
うれしい

もうすぐ立春
今年ほど実感したことはない
いつもは
豆まきで思い出さねば
通り過ぎそうなほどなのに


1917年10月21日(日)

新聞のコラムにあった一行

長短はあれど、人の記憶に
笑顔一つで残る人生でありたい。

いい言葉だなと思った
忘れていたなと思った

あらためて
そういう人生になるように生きよう と思った


1917年10月20日(土)

役目を終えた物
それは処分していいんじゃないかな
そう思った

部屋を見まわして
そんな気がした

役目を終えて
もう出番はないのに
いつか何かの出番があるかも
そう思われ続けて
ただそこにずっとあるだけ

はっきり決断すればいいんだね
役目は終わったと
そういう目でみれば
すっきり整理がつく気がした

終えていないと思うものは残せばいい
新たな役目を見つけられそうなものも残せばいい
みつける努力を忘れずに


1917年10月19日(金)

押し付ける気はない
誰が何を伝えようと
すべて一案に過ぎないと思っている

あとは大人の選択
すべて自己責任
大人の自由というのはそういうもの

それ以上のものではない
だから一度だけ伝える
判断するのはあなたです


1917年10月18日(木)

この前ひっくり返して片付けた所で
状態を確認していたものが
突然役立った
急に必要とする人が出て手渡った

霊感だったのかな

本当によかったと思う
旧式だけれど高価なものだし
機能はかわらないはず


1917年10月17日(水)

身の程を知る
分を弁える
そういう言葉を思い出した

いい言葉なのか
悪い言葉なのか
どっちだろう

アナタに伝えたい言葉


1917年10月16日(火)

馬鹿馬鹿しいことをされたら
私だって意地悪ぐらいできますよ
嫌がらせだってできる
地味にね
自衛権的にね

されれば返しますよ

そしてとっとと去ります
その場に長居はしませんから
後の事はご随意に


1917年10月15日(月)

新聞はペーパーで読みたい
ニュースだけならネットが早いけれど
目を引く場所 レイアウト
インパクトがあってこそ記憶に残る
情報収集だけではないものが
広げた景にある
自分の知らない世界が展開されているとき
引き込まれる


1917年10月14日(日)

わたしは
98〜100の結果を得たいので
110くらい作業する

あなたは
75程度しか作業しないで
85できたと言いたがる
それで完了としたがる

仕事って
そんな甘くないでしょ
自分の眼が節穴だからって
周りも同じではないよ
手抜きはばれるよ
第一気持ち悪いでしょ 自分が

あなたが終えた後を
もう一日かかってやっと納得の完了
美しく仕上がった
もう手直しの必要はない
見るたびによく出来たと思える
客観的に言えば98だけれど
制限ある中可能な限りで100の出来

気持ちいいです
足跡はいい形で残したいと思う


1917年10月13日(土)

ドラマの中の言葉に反応する

自分にとって代わりの利かないお守りだった

神様がそろそろ過去を引きずるのはやめて前に進め
と言ってるのかもしれない


誰にでもあるんだ
お守りのように思う大切なもの
大切だったものを失うこと
もう出てこないだろうもの
自分で決着をつけねばならない思い
やっぱり神様って登場するんだ


1917年10月12日(金)

あんな所で
あんな時間に
滅多に無いことなのに
奇遇でしかない

会うべくして会ったのかもしれない
神の意図するところかもしれない
さらりとカミングアウト

地図は地図ただの地図
自分の地図をしっかり描こう


1917年10月11日(木)

生きている意味が
見つからないとかわからないとか
その問いへの答えを
識者達が発信し続けるけれど


私は考え続ける
今までは
死ぬ時までわからないものと思っていた
考え続けるのが生きる意味と思っていた

でも今日 思うことがある

たえず組み替わりながら
この星を構成する全部の原子
加えて宇宙から入って来るもの
宇宙へ出ていくもの 

およそ総ての生きものは
何かのえさとなる
それが連鎖の世界
頂点に立つものも
また朽ちればおなじ
頂点は人間だろうか

生きる意味は
こういった連鎖の一つに
組み込まれるようなものだと思う
生きて何かの役に立っているのだ

人間が誰かに食べられるわけではないけれど
他者の栄養となることはある
人間は役立つことで
えさとなるのではないか
ひとの役に立つこと
ひとのために何かすること
そこに生きる意味があるのではないか
生きたことになるのではないか


1917年10月10日(水)

竹内結子さんへのインタビュー記事で
海外出演について 

よその国に出て恥ずかしくないだけの日本人に
なりたいなと思います

という言葉があった
立派だなぁと思った


1917年10月09日(火)

ロウバイがふくらんでいるけれど
まだですね

今日は雪が何度も落ちてきた
軍の部隊のように
まっすぐにどんどん
空から落ちてきた

真っ白で
顔にあたると少し痛かった
かっちりした中粒だった
丸くなく角ばって見えた


1917年10月08日(月)

高校で体罰があって
苦にした生徒が自殺した事件
体罰を常習化していた教師
黙認していた学校
環境の責任が問われ法的な罰もあるだろう

でも
学校の体制が整うまで入試中止 って
どういう発想だろう
受験しようとしている中学生達には
何の罪もないのにとばっちりでしかない
中学生の将来を奪う権利など
市長とて無いだろうに

その高校のことは知らないから
報道での情報しか持たないけれど
市長の横暴だと思う
最高権限を持ったとしても
市民から選ばれたのだから
民意を問うべきと思う
独裁はならない

学校の体制を一掃したいなら
今後の生徒達を守りたいなら
入試には関係ないように
超早急にやればいい

学生運動のせいで東大の受験が消えたのとは違う
高校受験は大学受験とは違う
この市長 ずれてると思う
国政進出失敗でただ爆発したいだけの人なのか

目指してきたコースの
受験ができなくなることを苦にして
もし自殺者でも出たら
市長さんどうするのだろう
少なくとも受験生たちの精神状態を
滅茶苦茶に動揺させているのは市長だし

そして自殺を選んだ高校生は
空からどう思うだろう


1917年10月07日(日)

氷が張っている
お昼になってもまだある

えさ台の蜜柑と林檎に
めじろが来た


1917年10月06日(土)

長い間そのままになっていた場所を
ひっくり返して全部出した

こんなものがあった だったり
こんなとこにあった だったり
いらないものばかり だったり

時を経て面白いほど片付いた


1917年10月05日(金)

わかったでしょ?
口は災いのもと
自分でまいた種の結果は
自分に戻ってくる
そういうことです


1917年10月04日(木)

洋上での日食体験クルーズを見た
5月の金環食の再放送と思っていたら違った
ダイヤモンドリングもグリーンフラッシュも見えたけれど
11月のオーストラリア方面の皆既日食だった

それでやっとわかった
何年前だとか何年後だとか聞くのに
何十回も見ているという人がいるのが
不思議だったけれど
世界各地のそのゾーンにいけば
見られるということ

縁遠い現象と思っていたのが
ぐっと身近に感じた
飛行機でとんぼ返りの人もいるけれど
船旅って優雅だな
お金と時間をかけて行くんだね
ちょっと憧れました
それに船は雲をさけて調整してくれるし
写真を撮りたい人なら
飛行機では制限される重い機材も
たくさん積み込めるという

船長さんのお話
船長に必要な資格はたくさんあるけれど
要件の一番重要なことは
晴れ男であること だそうです 
一同 笑と拍手でした


1917年10月03日(水)

とても不愉快なので
あなたのことはすべて切り捨てようと思います

あちらではああ言いこちらではこう言い
悪口みたいなことを平気で言ってる
こうもりだ
人間関係に裏表をつくる人は好きになれない
何をしてあげようとも思わない
口は災いの元と知ればいい

あなたの不満は聞きましょう
でもはっきり言って
もう親身に話すことはないでしょう


1917年10月02日(火)

寒いんだけれど
何かが明るくきらめいて
寒風の中
ふっと笑みがこぼれる
さあ 頑張って動くぞと思った

ひとのために何かをする
それが生きるということかなと思った
自分を生かしてこそ生きたことになる


1917年10月01日(月)

そのままに残ったいろいろのこと
心のうちに 
部屋のうちに

がらがらとレンガを壊すように
風穴を開けられたらよいのに

風雨に耐え残骸だけ遺る石組みより
幾度となく木っ端微塵にされる木や草の家の方が
生き方に沿うかも知れない




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

* * * * * * * * * * * *        
* * * * * * * * * * * *        

− ささやかに −          

*  **  ***  ****        

日付は通し番号として記しています         


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