消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1907年12月31日(火)

そうだね 忘れてた
エレガントでなければね

elegance その中に
すべて含まれると思う


1907年12月30日(月)

ベビー物の有名店の入るショッピングセンター
エレベーターでもエスカレーターでも
まだ本当に小さな赤ちゃんを乗せたベビーカーに会う
お座りでなく寝たままです

すごいなと思う
こんなに小さくても外の世界にいる
家で子守されてるわけではない
隔離された空間でなく
がやがやといろんな気配を感じて生きて
強い子になってください

どんなことにも 免疫って大事なのだね


1907年12月29日(日)

私の中に
完という字がない
追い求めて得られない感覚

いつまでもいろいろ未完のまま
人生は続くのだろうか
命途切れる時には見えるのだろうか


1907年12月28日(土)

明らかに私の失態
言い逃れできない過ち
顔向けできなくてあなたから逃れた
あなたに知らん顔してしまった
一日息苦しく 事なきを得たという報告を待つだけ
償いはどうすればいいのだろう


1907年12月27日(金)

自分の溜め込んだゴミを
まわりに押し付けないでください
もったいぶって化粧まで施して
偽装してまでまわさないでください
自分で捨てればいいではないですか


1907年12月26日(木)

この頃月を見ていないなぁと思った
今 月齢はどうなんだろう 
そう思って調べたら
なんと昨日は新月でした
そして今日は秋分だから
車で川を渡っている時に見えた夕日は
真西だったんだ
忘れていました とてもきれいだった
昨日の 夕映えを下から受けて薔薇色に広がる雲も
なんともいえず美しかった
こんな夕刻がしばらく続くといい


1907年12月25日(水)

そうね
貴方のコトバは もう気にかけない
あなたのことは もう気にしないよ
何がどちらへ流れてゆこうと
私には関係のないことのはず


1907年12月24日(火)

焦ってはだめ
様子を見よう
兆しにすぎない
どう変わるのかは
分からないのだから


1907年12月23日(月)

何か苛々していて
何か反抗的な気持ちになって
夜なのに珈琲を入れた
本当は疲れていて
早く寝ようと思っていたのに


1907年12月22日(日)

点取りに大きな意欲を持つのではなくて
そうでないことを評価されたいと思っているひと
そのことのPRに余念のないひと

そういう評価での点数を上げたいのだから
結局は点取りなんじゃないのかな
陰の点取り虫と思うけど?


1907年12月21日(土)

辛い人生
哀しい人生
あるでしょう

でも さびしい人生は
本人の責任だと思う

辛くても哀しくても
さびしくない生き方はできると思う


1907年12月20日(金)

ジンジャーが香り始めた
夏の終わりと秋の始まりの交錯
消えたと思った彼岸花が
まっすぐにつぼみをあげている
ありがとう


1907年12月19日(木)

ウシニナッテ イキテミル
セッカチタンキイラチノクウキカラノガレテ 
ユックリ クサヲ ハム
ウシニナル


1907年12月18日(水)

貴方は実力派好みでしたね
見かけ派ではなく

玄人好み
通好みでしたね

ミーハーを嫌いでしたね
でもマニアックな人ではなかった

その血 継いでいます


1907年12月17日(火)

音の聴こえる
光が動く
体温のある 写真がいい

スタジオではなく
切花ではなく
根を張って生きている花


1907年12月16日(月)

独断で独走して
止まり方を知らない
休むところを知らない
ひとにたずねることを知らない

それが不安です

似ているね


1907年12月15日(日)

秋が始まると暮れるのが早い
すとんと明るさが消える

夜のような空に
しっとりと重みのある光を放つ星ふたつ


1907年12月14日(土)

お礼にあなたを驚かせたくて
道具も材料も揃えました
ハンドメイドですから
乞うご期待
上手く作れるかな
クラフトですから
初挑戦ですから


1907年12月13日(金)

指先を荒らしてしまったので
作業が続かない
他の作業にまわる
微妙な感覚は 手袋してはわからないし
荒れた指先ではできない

あと少しだから
そんなに焦りはしない
中休みにゆっくりする


1907年12月12日(木)

ここしばらく
華美にならずシンプルがいい
そう思ってきたけれど

微妙に修正

ほっと微笑みのもれる
楽しさの彩を添える

淡い青灰色の陶猫がすき


1907年12月11日(水)

もっと尋ねればよかった
もっと相談してみればよかった
先輩や友達や経験者や周りの人に

いつも
自分でやろうとして
ひとりで考えて

でも振り返ればそれは
自己満足の自分流で生きてきただけ
周りに自分を押し付けてきただけ
もっと確かなものがあったはずなのに

もっとひとに聞けばよかったことがたくさんある
たずねればよかった
教えてと言えばよかった
アドバイスしてもらえばよかった
そうすれば少し違う人生を歩いていたかもしれない

傍に寄って教えてもらうのは
心を向けるということだ
そういう時間の意義に気付かずにきた
人生を豊かにするということに


1907年12月10日(火)

シリーズの創刊号というもの 
続けるつもりはないのに
特別価格につられてつい買ってしまう

懐中時計を買ってしまった
全刊予約では買わない
いいのがあればその号だけ買おうと思う
いつもそう思って忘れてしまう


1907年12月09日(月)

イチローはすごい
注目されていても いなくても
自分自身の努力を続けているひと
浮き足立つところがないから
くずれることもない
マイペースをしっかり保つというのは
すごい精神力だと思う
何のためにしているかという目的意識
どうなりたいかという目標意識
高さではなく 持ち続ける強さだと思う


1907年12月08日(日)

目処がたてば 俄然気持ちが軽くなって
作業しながら 次々思いついて
この秋は働きすぎかも
辛いオーバーワークではなくて
気持ちがオーバーヒート気味
身体はひとつ時間は24H
なのに色々手をつけて
冬までにケリがつくのだろうか


1907年12月07日(土)

あわてない 急がない
落ち着いて とりかかろう
闇雲にとびつかないで
何に重きをおくのか
何を得たいのか
優先順位を考えてから


1907年12月06日(金)

清々しい風が渡るようになると ふと想う 
絆が遠く薄らいでゆくひとたちのこと

誰が悪いというわけではない
縁は流れだ

心身ともに健やかにお暮らしですか
楽しみをみつけてお過ごしですか


1907年12月05日(木)

朝の水が冷たくなった
朝の空気が冷たくなった
空が高く澄んで
窓から差し込む光はクリアだ

すべて冴え冴えと 
真剣に正統に高尚に
そんなふうに ゆるぎなく立っているように見える

自分をまっすぐにできる季節だ


1907年12月04日(水)

おだやかな春の光のような人がいて
そっと菊の花のような人がいて

そして貴女は 
藍色の空に光る一番星のような人だと思う

変わる必要はなく
変わるというより
何かを足してゆけばいいのではないですか


1907年12月03日(火)

街は秋の装いにかわったけれど
部屋にいると夏物のまま
まだ暑くなりそうに思えて
でもそろそろお終いにしようかな
きっと気分が変わると思う
目線をフラットにあげて 
すごく遠くを見るような
そんな気がする


1907年12月02日(月)

世の中には強引に周りを改革して
自分を押し通そうとするだけの人もいるし
中には暴力的な行為になる人もいる
そんな人はウツにはならないのだろうけど

変わることを期待されても
自分を変えたくないひと
それで周りを変えたくともそれは受け入れてもらえないひと
自分は変わりたくないのに無理やり変えらそうなひと
自分を変えようとしても変われないひと
それが苦しさの因になるのでしょうね

変わらなくてよいと言われたからとても
変わるべき時が訪れる場合もある

結局は自分を変えてゆくしかないのじゃないですか
それを 自分を否定されるととるか
調和してゆくととるか

考え方の根本を変えるしかないのじゃないですか

調和を第一義に重んずる立場であることを
こころで受け容れない限り
救われないと思う

調和は融合
よりよきものへかわること
そこに夢と未来があること

そう気づかなければ何も進まない
時間を止めているだけです
自分だけでなく 周囲の人の時間まで奪っているのです
幼な子の大切な時間まで


1907年12月01日(日)

沖縄の黒豚の赤ちゃん 
ほんとうに可愛かった
見知らぬ人に抱き上げられて
眼を見開いて固まって
手足をぶるぶるしていた
ちゃんとわかるんだね
大きな眼でした
いつか見た黒いミニブタの子より
大きな眼だった




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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