消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1928年04月05日(木)

好きな人のエッセイなら読む
一緒に旅したり散歩したり
のんびりおしゃべりしている感覚

でもフィクションか私小説かわからないものは
読者に対しての立ち位置が中途半端な気がして
読まない

今までにもらった数冊の自費出版の書籍
恩師や先輩や友人や近所のひとから
自分史、回顧録、手引書、写真集、歌集、句集・・
宝物の集大成として形になったものたち
どれも考え抜いたであろうタイトル
中の一片ずつを知っているので
愛おしさがある
後日出版社から出版されたものもある

自費出版が価値が低いなどみじんも思わない
みんな宝物たちだろう
みんな資金を工面したと思う

宝物にしたいなら自費出版すればいいし
評価されないなら出版には至らない
そういうものだ

その人は
何をそんなにこだわるのだろう
プライドって何?
賞がほしい? それで飯を食いたいってこと?

私が読みたいのは心に灯りがともるもの
ただそれだけ
テーマのないどろどろ系私小説は
たとえ話題作でも敬遠する

買う買わないは個人のものさし
作者が欲しがる評価とは別もの




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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