三楽の仕事日記
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2010年08月31日(火) 数学的な考え方を高める良い発問

 休暇。終日、数学教育に関する原稿書き。「私ならこう授業をする」という提案。生徒を揺さぶる、数学的な考え方を高める良い発問がいくつかできた。満足、満足。明日の〆切前にメール送信完了。8月末、良い1日を送ることができた。

 昭和大学横浜市北部病院の井上晴洋先生ブログに2件の更新があった。1件はドイツでのアカラシアPOEM手術報告だ。

 ドイツの患者さん(外国人で初めてPOEM手術を受けたそうだ)も極めて順調で、手術前にあったアカラシアの症状は消失し、内視鏡観察での食道末端の様子も全く問題なかったとのことだ。自分が受けた手術がドンドン広がっていくのはうれしいことだ。写真では井上先生と主治医の南先生が立って手術をされている様子が分かる。僕もこうして手術を受けたのだろうか。ブログによると、日本では48人の方がPOEM手術を受けられたとのこと。ちなみに僕は15番目。

 昨年の仕事日記↓を見たら、「予想以上の民主党の圧勝!政権交代で、教育界にはどのような動きが出てくるのか。」という記録があった。1年後の今日は、すでに首相が二人目で、さらに「民主党代表選、党内二分の対決へ」という動き。各省からの概算要求もどうなることやら。


2009年08月31日(月) 愛知の教員ICT活用指導力
2008年08月31日(日) 非常配備当番
2007年08月31日(金) 中部大学エクステンションセンターへ
2006年08月31日(木) 夏休み最終日
2005年08月31日(水) 明日から第2学期
2004年08月31日(火) 学校ホームページ毎日更新達成
2003年08月31日(日) 名古屋で新作落語を聴く会

2010年08月30日(月) 全国的な学力調査の在り方について(中間まとめ)

 文部科学省サイトに「平成23年度以降の全国的な学力調査の在り方について(中間まとめ)」が発表された。この時期の発表は、おそらく来年度予算の概算要求があってのこと。所内を始め皆さんに情報提供しておくとよいことはないかチェック。

 この全国学力・学習状況調査については思い入れも強い。実施開始年度に義務教育課に異動し、主務者Nさんとともに、分析プログラム開発や充実プラン作成に関わったからだ。

 「中間まとめ」であるので、いろいろな意見が併記された状態だが、これまで聞かれなかった意見も書かれている。例えば、

 全国的な学力調査に求められてきた調査目的の中の、調査結果を「学校における児童生徒の教育指導や学習状況の改善に役立てる」という要素については、全国的な学力調査よりも、地方独自の調査の役割に期待する意見や、そうした場合に地方独自の調査の実行可能性や効果について課題があるという意見もある。
 全国的な学力調査に求められてきた調査目的の要素の一部を、今後は、地方独自の調査が担っていくシステムを構築することができないか、今後、検討を行う必要があると考えられる。


 これについて本県で言えば、長年実施されている「高等学校新入学生徒の学力に関する研究(国語・数学・英語)」は、地方独自の調査に匹敵するもので、教科指導改善に大いに役立つものだ。中学校現場ではあまり知られていないのが残念で、先日の総合教育センター会議でもPRをお願いしたところだ。

 附属名古屋中学校から教科各論について意見をいただきたいという依頼があった。とてもうれしいことだ。在任中の激しい議論を思い出しながら、気付いたことや疑問を電話連絡。研究内容は、学校現場が今まさに求めているもので、その成果を大いに期待されるに違いない。第1年次の研究発表会は10月1日。


2009年08月30日(日) 太田恵美子先生のGDV教育
2008年08月30日(土) 山根一眞講演会
2007年08月30日(木) 志賀内泰弘さんの本
2006年08月30日(水) メンタルヘルス「子ども」理解セミナー
2005年08月30日(火) 授業分析法研修に参加
2004年08月30日(月) 10年目研修講師でこの夏終了
2003年08月30日(土) 申請書作り

2010年08月29日(日) 朝日新書「新聞で学力を伸ばす」刊行記念講演会

 朝日新聞社主催「朝日新書『新聞で学力を伸ばす』刊行記念 齋藤孝先生講演会」に参加するため、名古屋駅前ミッドランドホールに行く。

 応募者総数は1000人を超えたとのこと。くじ運がよい300人ほどが参加。したがって満席。

 演題は「学力を伸ばす新聞活用法を探る」。齋藤孝氏の本は何冊も読んでいるが講演は初めて。こんなに声もテンションも高い人なのだとびっくり。テンションが高いのは会場のノリが悪いと判断して、わざとされていたのかもしれない。

 「ここで笑わなければいけませんよ」「笑う箇所によってその人の知性が表れます」「感情が止まっていたら知性も止まっている。論理の下に必ず感情がある。笑えないと頭が働かない」などと聴衆に軽いプレッシャーを与える。徐々に会場が温まる。

 主張は「新聞を切り取り、メモを書き、人に要旨・コメントを話すトレーニングほど、言語力を高めるものはない」ということ。このことを様々な角度から説明する。以下は、なるほどメモ。

 実用日本語が必要。
 コミュニケーション能力が高いとは、聞かれたことに対して意味の含有率が高い的確な話ができること。
 日本人の会話は漢字で成り立っている。
 思考力は語彙数と比例する。語彙を増やすには活字に触れるしかない。
 本を読ませると好きな本ばかり読む。その点、新聞は無駄がない。
 新聞は意味が一義的である。多様の読み方ができない良さがある。
 家庭では新聞記事を切り抜いて、30秒プレゼンをさせたらどうか。テキパキプレゼン力が必要。
 テレビ漫画の前半を見せたら、その筋を言わせる。言えなかったら後半は見せない。これくらいの家庭教育をすべき。
 社会性を言語能力とともに育てることが大切。

 
 後半のシンポジウムはいただけない。アンケートには最低評価をつけてしまった。同じ主張が何度も何度も繰り返されて深みのない展開。残念。

 ところが帰りの気持ちはホクホク。アンケートと交換に「新聞で学力を伸ばす」(齋藤孝著、朝日新書)がもらえるという豪華なお土産付きだったのだ。

 もう少し書いておくと、朝日新聞社の方とのミニ面談もあった。
「アンケートご提出ありがとうございます。この本を差し上げます。ところでこの機会に朝日新聞のご購読はいかがでしょうか。齋藤先生も朝日新聞の切り抜きがいいと言ってみえましたから」
「貴社の新聞の良さは職場で読んでいますのでよく分かっていますよ。齋藤先生は新聞の切り抜きは確かにいいと言われましたが、特定の新聞については言ってみえなかったと思いますよ。では・・・」
 僕は意味の含有率が高い的確な話ができただろうか(笑)。
 


2009年08月29日(土) インプット日
2008年08月29日(金) 大変な日になった学習指導要領説明会
2007年08月29日(水) 学校評価の手引書にかかりきり
2006年08月29日(火) 授業力アップ月間案
2005年08月29日(月) 愛日地区10年目研修会にて
2004年08月29日(日) 浜名湖花博へ
2003年08月29日(金) 鳥取米子日帰り

2010年08月28日(土) 発刊・管理職のための「教育情報化」対応ガイド

 「管理職のための『教育情報化』対応ガイド」(堀田龍也編集・教育開発研究所)が発刊された。僕は、「第5章 安全・安心な学校を実現する校務の情報化と情報セキュリティ」の第1節「学校を元気にする校務の情報化の考え方」を執筆した。

 あらためてこの本の執筆陣を見てみると、情報化に関するオピニオンリーダーをはじめ、実績があり、あちこちで講演をされている方、模擬授業を通してICT活用のポイントを広く示している方など、錚々たるメンバー。

 表紙に「パソコンに疎い校長先生のための学校の情報化早わかり対策集!」というコピーがあるが、校長先生だけではなく、情報化に関して最新の状況や今後の在り方についてまとまった情報を得ておきたいという方にもお勧めの書籍。ここで目次の一覧ができる。

 27日朝刊広告欄に「緊急提言!デジタル教育は日本を滅ぼす」(田原総一朗・ポプラ社)の発刊宣伝があった。これは26日発表の「教育の情報化ビジョン(骨子)」の公表にあわせてのことなのだろうか。

 さっそく読了。田原氏は言う。「教育についての議論がされないまま教科書のデジタル化だけが一人歩きを始めています。今こそ、教育について真剣に考えようではありませんか」と。

 確かに「電子書籍化の流れにのって、教科書も・・・」という短絡的な思考は避けるべきで、すでに誰もがが思っていることなんだけど、と読み終える。

 あらためて「教育の情報化ビジョン(骨子)」を読んでみる。「学習者用デジタル教科書については、上述の実証研究や諸課題、書籍一般の電子書籍化の動向等を踏まえつつ検討することとする。(p10)」という箇所の「検討する」という文言の解釈を考える。


2009年08月28日(金) 帰国・外国人児童生徒受入促進事業連絡協議会
2008年08月28日(木) シニア地域教育力活性化研究協議会
2007年08月28日(火) 下垣真希さんに会う
2006年08月28日(月) 職員旅行2日目
2005年08月28日(日) 24時間テレビで感動
2004年08月28日(土) ようやく原稿完成
2003年08月28日(木) 作図ツール研修会

2010年08月27日(金) 調査依頼に思う

 年間にわたって様々な理由から文部科学省等から調査依頼が届く。今日、本庁を通して届いたのは「小学校外国語活動における研修実態調査」だ。来年度からの本格実施を前に、何らかの理由で、一人の小学校教員がこの2年間でどれほどの時間、外国語活動に関する研修を受けたかを調べる必要があったらしい。

 これに関連して思い出すことがある。3年前、本庁にいたときだ。教員一人が2年間で30時間の研修が受けられるように県は体制を整えて欲しいという依頼(指示?)文書が来た。もちろん国ではそのための動きはあった。中央研修を5日間(6時間×5日)を実施し、研修リーダーを育て、県においても同規模(5日間×6時間、各校2名参加)の研修ができるように支援するというものだ。

 本県においては小学校は700校ほどある。県は1400名ほどの小学校教員を集めて5日間研修を実施し、研修を受けた教員がリーダーとなって、今度は各校で30時間ほどの研修を実施するというのが、文書そのものの理解だ。

 本県はどう取り組んだか。本県の規模では文書通り実施するのは無理がある。「1400名を一堂に集めての5日間研修」はトンデモナイ話だ。そこで異例ともいえる「外国語活動プロジェクトチーム」を立ち上げた。そしてみんなで知恵を出し合って、本県らしい研修体制を組んだ。各校でも研修に取り組みやすいように様々な資料(DVD等も含む)提供も行った。国からの追加予算を利用して、「外国語活動プロフェッショナル派遣事業」を行い、ほぼ全市町村で、教科調査官等や大学の先生らによる外国語活動の師範授業や講演会を行った。このような取組をしたのは本県だけだと自負している。

 今回届いた研修実態調査を見て、こんなことを思い出した。調査内容は実施時間のみ。ありがたい配慮。もっとも時間だけで捉えられても(この調査では国は30時間研修が目的だったと誤解を生む。目的は教員の力量向上のはず)と思うが、調査項目が多くて集計に時間がかかるのは無駄。やっぱりこの程度で十分だと思い、決裁をした。

 ***

 この夏、最後の研修会・懇談会に出席。招待を受けた3人を除いて、参加者はすべて女性。来賓挨拶では品川女子学院の漆校長から学んだことを話す。

 お一人お一人の自己紹介をお聞きする。ほんのわずかな時間の中で、皆さん、キラリ光る言葉を発せられる。さすが。お一人は招待者の名前を織り込んでの「なぞかけ」で大受け。ライバル心がめらめら(笑)。自分は無制限だったにも関わらず、どれほど印象に残ることを話せたのかと後悔してもあとの祭り。幸い、あとの2人が参加者を意識したとても良い話をしていただいたので助けられた。

 今日も幸せなことに、とても楽しく(そのため飲み過ぎ)、皆さんから学ぶことも多く、充実した時間を過ごさせていただいた。先日の中林校長の言葉も思い出しながら、真摯に教育に取り組まれているこの地区の皆さんに対して、僕がやれることは何かと改めて考える時間を与えていただいた。今日も大感謝。


2009年08月27日(木) ほぼ終日横になって過ごす
2008年08月27日(水) 秋山仁講演会
2007年08月27日(月) 終日、原稿書き
2006年08月27日(日) 職員旅行1日目
2005年08月27日(土) 愛日10年目研修資料づくり
2004年08月27日(金) 授業検討法講義に出席
2003年08月27日(水) 日直業務

2010年08月26日(木) 豊川市授業力向上研修会

 年次休暇をとって、豊川市音羽文化ホールへ。豊川市授業力向上研修会の講師を務める。

 「授業力向上のために」と題して、次の流れで2時間。
1 伸びる教師の条件
2 玉置流授業の定義
3 授業改善のための一手法(実技含む)
4 これからの授業例1(ICTを活用した授業)
5 これからの授業例2(道徳における情報モラル模擬授業)

 120名ほどの皆さんを前にして、この夏、最後の講演。伸びる教師の条件(素直であること)を備えた皆さんに助けていただき、今日もとても楽しい時間を過ごさせていただいた。

 講演後、楽屋で次長さん(実は大学時代落研の先輩)と談議。
 「あのギャグがなかなか分からなかった人がいたねえ、あんな面白いギャグが笑えないのは残念」
 「先輩、それが私の講演評価ですか?」

 そういえば、講演前に次長から聞かれたことは、
 「まくらはどうするの?」
 「まだ悩んでいるのです」
 こんな話をして、舞台に上がったのは初めて。高座で一席演じるような気分で舞台へ(笑)。

 帰宅後、〆切間近の原稿にとりかかるが、「容疑者xの献身」(東野圭吾著、文春文庫)を読み始めたら止まらず。なるほど、ガリレオシリーズ、最高傑作と言われるはず。


2009年08月26日(水) 堀田先生を囲む会
2008年08月26日(火) 帰国・外国人児童生徒教育及び国際理解教育協議会
2007年08月26日(日) 校長職から県の指導主事へ
2006年08月26日(土) WPPP最終報告会
2005年08月26日(金) 富田林市で講演
2004年08月26日(木) 10年目研修講義内容を決める
2003年08月26日(火) 仕事日記のよさを実感

2010年08月25日(水) 野中信行先生を囲む会開催

 通勤電車沿線の高校はそろって出校日らしい。学生が多数乗車。賑やかな車内。朝から疲れた表情のおじさんたちと対照的。

 今週末にお邪魔する会での挨拶を考える。ふと品川女学院の漆校長のことを思い出し、過去の教師力アップセミナーでの講演記録を読み返す。廃校の危機に追い込まれた状況から、見事、学校を復活・驚異の躍進をさせた経緯を話された講演がよみがえる。あらためて記録を読み返すと、漆さんがとられた手立ては実に単純なこと。皆さんにお話ししたいことが明確になった。

 今日もありがたいことに自称「パワーアップタイム」が多くとれ、昨日届いた「平成21年度教員のICT活用指導力」を印刷して、注目すべき箇所にマーカーをつけたり、特徴的な数値を話題に意見交換をしたり。みなさんに関心をもってもらっただけでも、うれしいことだ。

 研究発表会に関しての2組の来所者があり、良い機会なので懇談。言語活動のことが話題になったり、キャリア教育のことを話題にしたり。考えるべき視点をいくつかいただいた。勉強すべきことが日々増えている。気持ちの高まりはあるが、このにぶい頭では追っつかない(涙)。

 「かかわり合い」という言葉から「学び合う授業」についても意見交換。僕としては、まさに話題にしたかったこと。「ICTと協働教育」のことも話題にしてみるが、独り相撲状態(笑)。

***

 わくわくしていてこの日を待っていた「野中信行先生を囲む会」を事務所メンバーで開催。ゲストとして津市立倭小学校長の中林則孝先生が参加。

 まずはお二人に「15分間ミニミニ講演」をお願いした。野中先生は、初任者指導で見えてきたこと、現在準備中の研究会(味噌汁・ご飯授業&学級づくり)のお話をしていただいた。中林先生からは、僕が「勉強好きにする校長先生」とお呼びしたことを受けて、どのようにして先生方や学校そのものの力を高めているかというお話をいただいた。

 参加したメンバーの顔付きが違う。異次元の世界に来たという表情だ。お二人の話に圧倒され、それぞれがこれまでの歩みと今の在り方を振り返っているように僕は思えた。僕がこのような方から学んでいることをメンバーに知ってもらっただけでもうれしい。

 野中先生には随分と失礼な質問をしてしまった。
 「その年齢になられて、なぜいま研究会を立ち上げようというお気持ちになられたのですか」
 「赴任されていた時に大荒れしていた学校。早々に異動される方ばかりだったとのこと。ご自身もそうされれば良かったのに、なぜ(管理職でもないのに)皆さんの先頭に立たれて歩まれたのですか」
 など、お聞きしたことを思い出すと冷や汗が出てくることばかり。メンバー共々、先生のようになりたい、ありたいという思いで、特に自分を奮い立たせるためにお聞きしたのです。お許しください。

 中林先生からは、次々と刺激的な質問を我が事務所にいただいた。大いなる刺激は、メンバーによる最後の締めの言葉「これからの所長の発言が怖い(笑)」につながった。僕はこれまでの長い歴史とバランス感覚を大切にしながら、模索してみたいと思った。

 帰路はもちろん、横になっても興奮は収まらない。あのあと、あのお二人はいつまで酒を酌み交わされただろうかと思いつつ、眠りにつく。
 


2009年08月25日(火) 主査会歓送迎会
2008年08月25日(月) 夏の終わり
2007年08月25日(土) 「教育の情報化」実践セミナー2007に参加
2006年08月25日(金) パナソニック工場「見える化」見学
2005年08月25日(木) 出校日
2004年08月25日(水) 休暇日だが休暇とならず
2003年08月25日(月) 福井武生市にて

2010年08月24日(火) 平成21年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果

 教員採用2次試験二日目。今日も暑い。受験生、試験官の大変さを思いつつ、事務所で業務。

 本庁から届いた「平成21年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果」をじっくり見る。これまでと違うのは、デジタルテレビ等の整備の実態(電子黒板等も含む)だ。昨年度に一気に導入された状況がよく分かる。その活用についての積極的な情報提供は我々の仕事でもあると自覚。

 わが県にとっては、いろいろと悩ましい「教員のICT活用指導力の状況」も閲覧。特にこの地区の数値を見ると、話題にしたいこともいくつか。自分なりの分析も必要だと感じる数値あり。

 いくつかの依頼を文書と電話で。重要な案件について熟考。資料によりその裏付けなど。

***

 贈呈を受けた書籍「学びの空間が大学を変える」(山内祐平編著、ボイックス株式会社)を読了。

 ・教室の変革=能動的学習を支援する教室=ラーニングスタジオ
 ・図書館の変革=図書館を情報を活用した学びの場に変える=ラーニングコモンズ
 ・交流の場の変革=対話によって学びを誘発する=コミュニケーションスペース

 この3点がキーワード。この視点から先進的な変革を試みている大学施設紹介を通して、今後の学習空間のあるべき姿について論じた本。当然、この変革をなしているものは情報化。「環境が人を育てる」というが、こういう施設であれば、確かに豊かな学びができるはずだが、はたして学生さんの学びがどう変容したか。そこまでの言及がなかったのが唯一残念なこと。


2009年08月24日(月) 恒例!教育長杯ボーリング大会
2008年08月24日(日) 小三治・扇橋二人会
2007年08月24日(金) 国際シンポジウム当日
2006年08月24日(木) 日進市で算数・数学研修会
2005年08月24日(水) 一数研で講演
2004年08月24日(火) 今日は短く!
2003年08月24日(日) サマーコンサート&落語の花道

2010年08月23日(月) 全国学力・学習状況調査から

 教員採用2次試験会場の蟹江中訪問。学校挙げての準備、当日の数々の配慮にお礼。うだるような暑さの中で、答案用紙に向かう受験生に悔いのないように、落ち着いて、そして幸あれと祈る。監督の先生方の顔にも、汗が光る。皆さんに感謝。

 今日は国立教育政策研究所で公開されている平成22年度全国学力学習状況調査結果をもとに分析作業。例えば、いわゆる上位県と下位県を比較すると大きく異なるのは、上位者の割合。国語小A問題の満点者が40%近くある県から20%ほどの県がある。この差はどういうところから生じているのだろうか。

 A問題の定義が「あとの学習内容の理解に影響を及ぼすものである」ことと、このA問題の平均正答率が83.5%であることを考えると、「基礎基本の徹底」という教育活動が浮かんでくる。これを意識すると、下位県もがらりと様相が変わるように思う。数値で並べてみると上位、下位が生じるが、その差は文科省が言うようにけっして大きなものではない。だから並べたり、全体値で比較したりすることが無意味とも言える。作業をしてみて改めて感じることだ。

 ここに掲載された「調査結果のポイント」の読み取り具合は、作業前に比べて作業後の方がすっと頭に入ってくる。「基礎基本の徹底」について書かれてあるだろうかなどと、意識して読み進めるからだろうか。脳というのは不思議なものだ。「二度読みしたからじゃないか、老いた脳でもちょっとは違うよ」という声も聞こえるけど(笑)。


2009年08月23日(日) 原稿書き
2008年08月23日(土) のんびりと
2007年08月23日(木) 私はここにいていいのだろうかと思う日
2006年08月23日(水) 野間先生の情報モラル講演会
2005年08月23日(火) IT研修から始まる1日
2004年08月23日(月) うれしい悲鳴!長時間の表彰式
2003年08月23日(土) 朝から読書

2010年08月22日(日) 志の輔らくご・牡丹灯籠2010

 今日は下北沢・本多劇場での「志の輔らくご・牡丹灯籠2010」を堪能。

 この牡丹灯籠はご存知、明治の名人・三遊亭園朝作。園朝が15日間にわたって語った作品。当時、のべ20時間ほどかかったとのこと。志の輔さんは、この作品を読み始めてみると、自分が知っている「からん、ころん」という音とともにやってくる幽霊の場面は、ごくごく一部分。認識を新たにして(僕はこの公演で知った)、一度、全編を演じてみようという気になったとのこと。

 好評を重ねて今年で5年連続公演。しかも1週間連続。公演回数が多いのに、チケットを手にすることがなかなかできない志の輔らくご。今回、なんとかチケットが手に入り、出かけてきたというわけだ。

 出演は志の輔のみ。出ずっぱりの3時間。前半は「牡丹燈籠、主要人物相関図」の講義。「立ち落語」と表現したらよいのだろうか、時折、一人芝居をいれての1時間の講義。登場人物名を書いたフラッシュカードが、複雑な人間関係の理解には有効。「この手法、自分の講演でも使ってみよう、それにはあのネタがいい」などと思ってしまう自分が恐ろしい(笑)。

 後半は本寸法の落語会。黒紋付で登場。幽霊が下駄を鳴らしてやってくるあの有名なくだりが早い段階で語られる。その後は下働きの伴蔵の数奇な人生へ噺は進む。後半は2時間弱の語り。ぐいぐい噺に引き込まれ、時間が経つのはまったく気にならない。前半の仕込みが生きる場面、「皆さん、覚えておられるでしょうか」という問いかけから、噺は一気に敵討ちを果たさんとする孝助へ。

 「今日でこの牡丹灯籠はしばらく演じません」という宣言後、深々と頭を下げる志の輔。緞帳が下りる。しばし動けず。余韻に浸る。本当に良い物を見せてもらえた。大満足。

 移動中に「街場のメディア論」(内田樹著、光文社新書)を読了。内田さんは言う。「キャリア教育の大間違い」を。なるほど!と思うけれど、我々が考えているセミナーではどうしたらよいのだろうか。


2009年08月22日(土) ちがさき夏季特別セミナーに参加
2008年08月22日(金) 平成20年度少年の主張愛知県大会
2007年08月22日(水) 今日もその道の達人へ
2006年08月22日(火) 終日の出張
2005年08月22日(月) 中川斉史さんと懇談
2004年08月22日(日) IT活用日常化プロジェクト
2003年08月22日(金) この夏最後の視察対応

2010年08月21日(土) 学びのリアリティ

 今日、明日と東京行き。演劇、落語三昧でリフレッシュの旅へ。

 移動時間で「教師を信じろ!藤原和博と学校改革に挑んだ12人の怒れる教師たち」(藤原和博編著、ぎょうせい)を読了。

 「リフレッシュだというのに教育本かよ?」と思われる方もあるだろうが、サブタイトルの「怒れる12人の教師」が気になって鞄に放り込んできた。

 読み終えて「怒れる」というフレーズは「看板に偽りあり」というのが僕の印象。怒っている教師の登場はなかった(ように思う)。藤原校長に翻弄されつつも、「こどものために」という校長の思いをしっかり受け止めて、数々の校長新提案を現場にソフトランディングさせていった賢明な教師たちだったように思えた。

 読みながら、平成13年に小牧中学校と大西貞憲さんで出版した「正門からどうぞ〜学校をひらく〜」(for next)を思い出した。

 藤原本 現実に社会で活躍している人が教室に現れ、「おまえ、そんなことじゃ通じないよ」とか「その意見いいねえ」などと声をかける。その言葉には説得力がある。授業にリアリティを持たせることができる。早い話が言葉が嘘くさくなくなるのです。(p90)

 牧中&大西本 この電話のかけ方の授業では、電話の応対一つで会社の印象が変わったり、時には仕事の成否にも影響することを、実際にその仕事にかかわっている方から聞きました。先生が伝聞で話をするのとは「リアリティ」が違います。(p47)

 このように学校へ外部人材を招くことを両方とも「リアリティ」という言葉で価値付けしている。9年前の出版本「正門からどうぞ」は、今でも色褪せていない。特に学校支援ボランティアについては、本質を突いていたことを再確認できた。


2009年08月21日(金) 少年の主張愛知県大会で審査員
2008年08月21日(木) 夏の終わり
2007年08月21日(火) その道の達人でトヨタ博物館へ
2006年08月21日(月) 夏の大会全て終了
2005年08月21日(日) 授業力アップセミナー志水塾in一宮
2004年08月21日(土) 融合フォーラムで発表
2003年08月21日(木) 出校日

2010年08月20日(金) 附中会に参加

 久しぶりの終日事務所勤務。いつものように決裁、ここ数日の依頼への対応。スケジュール調整。メール対応。

 9月校長会議での所管事項説明について準備開始。いくつかの観点を挙げてみる。従来通りの説明事項であっても、新しい切り口により、これまで以上に伝わらないかなど、検討を始める。

 所長バージョンアップタイムでは、平成19年度教師力セミナーでの堀田龍也先生のご講演「授業におけるICT活用の考え方と教師が備えるべき構え」をDVD視聴。「所長バージョンアップタイム」については、後日、この場で意思表明しておきたい。

 家庭教育支援ネットワーク会議に出席。主催者挨拶。先日、国が発表した学校基本調査から不登校数について取り上げ、県教委の取組を紹介。最後は皆さんへさらなる支援のお願い。

***

 今年は「附中会」に参加。今週は月曜日から金曜日まで宴会続き。3日間同席した方も多い。隣席したH校長と学力談議。あの時代を思い出しながらの論議は実に楽しい。

 数学科OB・現役から「また、何かみんなでやりましょう。音頭取りを!」と依頼あり。頼られる(笑)とついついその気になるタイプ。ふと浮かんだアイデアあり。しばらく温めることに。皆さんに一言。「僕からの依頼は素直に受けてくださいよ。素直であること、それは伸びる教師の条件です」と。


2009年08月20日(木) 情報モラル模擬授業2本提案
2008年08月20日(水) 香川県でこの夏最後の講演
2007年08月20日(月) 一気に動き出した感じ
2006年08月20日(日) 全中陸上で予選突破!朗報届く
2005年08月20日(土) 緑の会&おやじの会
2004年08月20日(金) 関心・意欲・態度の評価について話す
2003年08月20日(水) IT活用による元気な学校づくりフォーラム

2010年08月19日(木) 第42回教育講演会

 午前中は津島市文化会館へ。第42回教育講演会(海部地方現職教育委員会・尾張教育研究会海部支部主催)に出席。来賓挨拶では、昭和54年新任当時に作った新作落語「未来の学校」の一節を披露。笑っていただけました、ほっ。

 講演者は作家・理学博士の竹内薫さん。ご自身の帰国子女としての経験をもとにした教育観。続いて30万部を超えるベストセラー「99.9%は仮説〜思い込みで判断しないための考え方」の冒頭にも出てくる「飛行機はなぜ飛ぶのか」などの話題を次から次へ。「思い込み思考は身近なところにありますよ」というメッセージが続く。次の予定があり中座。ごめんなさい。

 一宮市立尾西第一中学校へ。「授業力向上のために」と題して、実技と模擬授業をいれての1時間20分。エレベータトークを紹介し実技を指示したところ、教室中に響き渡るほどの声で皆さんが実演。熱心に取り組んでいただける先生方にエネルギーを注入してもらう。皆さんとコミュニケーションがしっかりとれる段階になっての模擬授業。今日もとっても面白い展開に。

 グループでの話し合いでは、笑顔、笑顔、笑顔。「とっても楽しそうでしたねえ。いったいどんな考えを出し合っていたのですか。ぜひ聞かせて」という言葉が思わず出る。このような言葉が自然に出る教室(学びの集団)は理想的。僕も聴き合い、話し合う楽しさを満喫。

***

 時間休をとって尾張教育懇談会の会場へ。打合せ後、最終準備。そして開会。県副知事の高話拝聴後、宴会へ。300名を超える会場のあちこちで話に花が咲く。終了後は小牧の会へ参加。

 指導主事さんから夏の研修会の様子をお聞きする。小牧市では何十という講座が用意されていて、すべて自主参加形式。のべ1000人を優に超える参加者があったとのこと。皆さんの学びを聴き、大いに刺激を受けた。

 昨日の日記を読み返す。最後の文章「今日も楽しい懇親会。今日もお話を伺いながら学ぶこと多数。明日へのエネルギーを今日もいただいた。」一行に「今日」という言葉が3つ。ああ、情けない。一発で無駄がない文章が書けないものか。いつも翌日に気づくのも情けない話。


2009年08月19日(水) 尾張教育懇談会出席
2008年08月19日(火) 神田知事の高話
2007年08月19日(日) 24時間テレビ
2006年08月19日(土) 第11回教育実践 茅ヶ崎「響の会」に参加
2005年08月19日(金) 明日から使えるGC活用研究会内容審議
2004年08月19日(木) オフ日
2003年08月19日(火) やっと夏到来

2010年08月18日(水) 小牧市と自治研修所で

 午前中は小牧勤労センターへ。小牧市IT活用研修会で1時間30分の講話と情報モラル模擬授業。

 冒頭フレーズは「小牧を離れて早4年目(笑)」。

 小牧市の校務の情報化に関する取組は、「教育の情報化に関する手引」や「学校教育の情報化に関する懇談会」に反映されていたり、理想的なモデルとなっていたりすることをお知らせ。自信をもって推進していただきたいと伝える。

 皆さんの関心が高い「情報端末+学習者用デジタル教科書」については、野口先生のように”実感、本音、我がハート”で語らせてもらった。この仕事日記でも示した情報端末日常的活用をもとに夢の学校を皆さんに描いてもらった。

 続いて、学習指導要領における情報教育、授業でのICT活用、情報モラル模擬授業へと展開。参加者は半数以上は顔見知り。僕という人間を知っていただいているので、いつも以上に思いっきり話すことができた。そのため、盛り込みすぎで、バタバタとした1時間30分となったことを反省。皆さんが書かれた「振り返りシート」からの学びは多数。熱心に聞いていただいた皆さんに感謝。

 午後は、自治研修所で行われた「県立学校事務職員及び事務局職員人権・同和問題研修会」での講師。こちらも依頼を受けて、情報モラルの模擬授業。この研修会はボリュームたっぷり。僕の前は、人権推進室長による基調講演、人権啓発DVD上映「ちょっと待って、ケータイ2」(文部科学省)視聴。

 200名を超える皆さんを前にして、今日は無謀な挑戦「授業をしてみます」と宣言。結果としては授業と呼べるものにはならなかったけれど、前の2つの講座の入力型に対して、出力型となったことは確か。

 すでにビデオではいわゆる正解が出されているのに、こんなに意見が分かれるのはとても面白いと思いつつ、さてこれからどう展開しようかと、一度に髪の毛が3000本くらい抜けたんじゃないかと思うほど神経を遣った場面もあり。とても良い経験をさせていただいた。

 200名の笑いや拍手は、やはり迫力があって気持ちがよい。とても良い気分にさせていただいた皆さんに感謝。

***

 今日も楽しい懇親会。今日もお話を伺いながら学ぶこと多数。明日へのエネルギーを今日もいただいた。


2009年08月18日(火) 原稿執筆をいくつか
2008年08月18日(月) 第40回学習工学セミナー
2007年08月18日(土) 愛知数学教育研究会にて
2006年08月18日(金) 完全オフ日。
2005年08月18日(木) 名古屋LinkDBセミナー参加
2004年08月18日(水) 融合研MLで激賛
2003年08月18日(月) カリキュラムリーダー育成研修会

2010年08月17日(火) 第42回学習工学セミナー「教育におけるメディアと情報」

 休暇を取り、名古屋情報メディア専門学校で開催される「第42回学習工学セミナー」へ向かう。

 午前中は、名古屋大学大学院の柴田好章先生の「ICTを活用した授業設計・展開・評価」のワークショップに参加。

 理論編は「ICTの日常化」「ICTによって教科の授業はどのように変わるか」「何を目指すべきか」「ICTの活用法分類」などをテーマとした講義。

 実践編では、3つのICT活用授業映像(ダイジェスト)を視聴。その後、「実践場面の観察から学んだことは何か?」をテーマに自己ワーク。グループで話し合い。

 質の高い「自己ワーク」ができるパワーポイントシートが気に入った。「ICT活用キーワード」が30個ほどパワーポイントシート上においてあって、視聴した授業から学んだこととそのキーワードと照らし合わせて、当てはまらないキーワードを削除。残ったキーワード同士を関連づけして、その理由を書くと、だれもが授業の価値付けができるというシートだ。

 午後は、「ICT活用と言語活動の充実」と題した中川一史先生(放送大学)の講演。ICTを活用した授業場面(動画も含む)をたくさん提示されながらの実に説得力があるお話。常に学校現場を大切にし応援されている先生の日常を垣間見ることができた講演だった。韓国・モデル校での情報端末一人1台での授業映像を、皆さん食い入るように見ていたのが印象的。その授業者の「一人一人が把握できない」というコメントも記憶に残る言葉。

 続いてシンポジウム。コーディネータは名古屋大学の大谷尚教授。パネリストは、中川先生、柴田先生、長谷川元洋先生(金城学院大学)と僕。

 このシンポジウムは、皆さん信じられないだろうけれど、例年、まったく打合せがなく、それぞれが中川先生の講演を聴いて感じることをメモし、それをもとに誰かが話だそうという程度の取り決め?がある程度。(僕がこう思っているだけで、例年、大谷先生からはまったく指示はない)

 どうなることかと思いながら着席。1時間30分のシンポジウム。結果として、とても面白い話し合いとなったと思う。

 僕は「学校教育に関する懇談会」の委員として、韓国の一人1台情報端末授業を引き合いにして、懇談会での論議や教育ビジョンの骨子を紹介。

 どうも日本の経済界には、「教師が子どもの学びを止めている」と思っている人がいる。「情報端末に小学校1年生から高校3年生までの教科書を入れたら、子どもはドンドン学ぶ」というように、「集団による学び合い」を否定しているような方がある。皆さんはけっしてそのように思ってみえませんよね、と念押し。

 柴田先生が僕の発言に過敏(笑)な反応をしてくださることもあって、論議が盛り上がる。皆さんの発言でメモしたこと多数。

 電子黒板を使った授業は、次から次へ情報提示される。子どもは何を持って帰ればよいか。
 残響性のあるのは黒板のみ。黒板の残響性や一覧性の良さに気付いていない教師が多い。
 教師と子どもが持つメディア(子どもはノートだけ)の差が大きすぎる状況になりつつある。これはよいか。
 「持って帰る」という言葉は、伝達型の教育観。それでよいのか。
 情報を持ち帰るのが教育ではない。コンテンツを受け取るだけの教育はダメ。
 持ち寄り型の教育が必要。
 その持ち寄り型の教育における子どもの評価はどうするのだ。
 日本における集団の学びのよさが、海外へ伝わっていても国内に伝わっていない悔しさあり。 

 日本語は読めないと調べられない、辞書は読めないと調べられない。
 欧米では綴りで調べられる。
 日本語の特性によって、日本の教師の権威が保たれている。
 教師の専門性はどういうところにあるのか。

 空気を読む子どもに教師は支えられている。
 教科書に書いていないことは聞かない、教師が知らないことを子どもは聞いてはいけないと思っている。
 子どもの配慮で支えられている教育があるのでは?

 本当に「協働教育」(教育の情報化ビジョンにある言葉)に向かえるか?


 夜は、地元のみなさんとの懇親会。中学校の恩師をはじめ、これまでお世話になっている方がずらりご列席。伝統的なとても良い会に参加させてもらった。楽しい時間はあっという間。


2009年08月17日(月) 第41回学習工学セミナー
2008年08月17日(日) 発刊「情報化時代の学校変革力」
2007年08月17日(金) 教育長室にて
2006年08月17日(木) ビデオ編集作業
2005年08月17日(水) あちこち諸連絡
2004年08月17日(火) 和歌山から戻る
2003年08月17日(日) なんという夏!

2010年08月16日(月) Oさんと楽しく

 今日も教育委員会や学校では会議を持たない日と定められていることから、比較的問い合わせや決裁は少なく、今週から来週にかけての会議挨拶や、研修会の資料づくりに終日集中。

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 「教育の情報化に関する手引」でお世話になった文部科学省のOさんと一献。「学校教育の情報化に関する懇談会」の議論や今後のことなどを話題に、実に楽しい2時間余。話が進むにつれてグラスが空くペースが上がる。お店の方から「これだけ飲まれるのなら、ボトルをおとりになった方が良かったのに」と最後に助言あり(涙)。この夏、一番の酒量。どうやって帰ったか・・・。


2009年08月16日(日) 教え子の訪問
2008年08月16日(土) 落語の花道が19回目
2007年08月16日(木) 小中一貫教育校を調べる
2006年08月16日(水) ゆっくり休む
2005年08月16日(火) 2学期、3学期に向けて各種相談
2004年08月16日(月) 和歌山へ移動
2003年08月16日(土) 早朝から原稿書き

2010年08月15日(日) 99.9%は仮説

 終戦記念日。各社説を読みながら、日本の今の在り方について、しばし考える。

 「99.9%は仮説 思い込みで判断しないための考え方」(竹内薫著、光文社新書)を読む。というのは、19日に開催される海部地区教育講演会での講演者が、竹内薫さんだからだ。僕は開会式での来賓挨拶。竹内さんを意識して、ちょっと面白い挨拶を考えたのだけど、会場での受けはどうだろうか。

 この本のキャッチコピーは”最近どうも頭が固くなってきたなあ、そんなあなたにつける薬は「科学」です。科学のホントを知ると、あなたの頭はグニャグニャに柔らかくなるかも”すでに解明されていたと思い込んでいたことが、実は仮説に過ぎないということが次から次へ登場。「なるほど」の連続で一気読み。

  「人間力ー自分でツキを呼び、直感を磨く方法ー」(船井 幸雄、羽生 善治著、ビジネス社)を読む。羽生善治さんの謙虚さが、強さを支えていると思った。やはり名人となるべき人だ。次の言葉もいい。

 自己責任という言葉は、最近、巷でもよく耳にします。棋士とは自己責任が当たり前の職業ですので、自己責任の気持ちを持たずに仕事をする人の気持ちは、実はよくわかりません。リスクを背負って決断を下す人が育たないと、社会も企業も現状を打破できないでしょう。
 


2009年08月15日(土) 桂枝雀生誕70年記念落語会
2008年08月15日(金) 終戦記念日
2007年08月15日(水) 事務局へ送付
2006年08月15日(火) WPPP報告のためのビデオ撮影
2005年08月15日(月) 故大瀬敏昭校長先生を思う
2004年08月15日(日) 和歌山での資料づくり
2003年08月15日(金) 今日も涼しい夏、雨

2010年08月14日(土) 終日、再校正

 ほぼ終日、断続的に本の再校正。書名は「大西流・授業の見方 ―授業を見る目を高めるノウハウ25―」。スクール55サイト大西貞憲さんと僕(単なる質問者なので偉そうに言えないけれど)とで、1年間にわたって連載したコラムを再構成・加筆したもの。9月中旬には発行とのこと。楽しみ、楽しみ。

 この夏、他にも著者校正をして編集部に送っている。いずれも数ページずつだが、皆さんに良い機会をいただいた。発行されたら、この日記で紹介したい。


2009年08月14日(金) 落語好きの店主と話が弾む
2008年08月14日(木) 中学校学習指導要領とICT活用
2007年08月14日(火) 終日原稿作り
2006年08月14日(月) スクール55サイトのコラム書き
2005年08月14日(日) 今日ものんびりと
2004年08月14日(土) まあこういう日も
2003年08月14日(木) 涼しい夏の日

2010年08月13日(金) 今日は休日ダイヤ

 金曜日だが、お盆突入で、交通機関は休日ダイヤ。いつもより2分早い電車に乗って犬山へ。ホームに到着したら、名古屋方面行きの一部特別指定特急列車が発車1分前。すぐに乗車。名古屋で乗り換え。数分待っただけで、弥富行き準急が来て乗車。津島駅にはいつもより25分も早く到着。びっくり。毎日、休日ダイヤにしてくれないかなあ。

 今日の事務所、指導課は僕ともう一人。総務課はほぼフルメンバー。この時期、市町村教委や学校では、出勤者は限られる。電話も少なく、文書も少なく、8月後半の出席会議での挨拶を考えたり、今後の展開をいろいろと考えたり。あまりにも静かすぎて、気を確かに持ち続けることが大変だったけど、かなり仕事が捗った。

 ***

 校正原稿送付、来週の訪問先へ資料送付、ちょっとした原稿書き。

 10月23日読売セミナーで「キャリア教育授業」を実践される一宮・伊藤先生からいただいた指導案と追加資料。子どもの実態と現在のキャリア教育の問題点をよくとらえた上での授業の流れ。大いに学ばせていただいた。僕の頭の中で、授業シミュレーションをして、近いうちに考えを述べさせていただこうと思う。「今年はキャリア教育をテーマにしましょう」と言い出した僕のせめてもの責任。


2009年08月13日(木) 情報モラル専用サイトにキャラクター
2008年08月13日(水) 空いている電車
2007年08月13日(月) 人少なし
2006年08月13日(日) 今年のGC研究会要項作り
2005年08月13日(土) 3回目の愛・地球博
2004年08月13日(金) 今日もオフ日
2003年08月13日(水) 第2回目発問研原稿検討

2010年08月12日(木) 教育談議に花開く

 いつものように文書決裁や来客対応。いくつかの相談。午後は場所を変えて、いわば情報交換会。学校運営、生徒指導、地域連携など話題は次から次へ。僕は教育の情報化についての持論を披露。

 ***

 今日も懇親会。ちなみに4月から45回目(笑)。県政まで話題が広がり、新たな視点をいただいた。考えてみたら、今日は午後から夜まで教育談議。とても良い刺激をいただいた1日となった。

 スクール55のコラム構想あれこれ。しばらく休止状態のコラム再出発も良いかなと思っている。

 


2009年08月12日(水) 米朝一門会鑑賞
2008年08月12日(火) のんびりと
2007年08月12日(日) 今日もプレゼンづくり
2006年08月12日(土) 志水式音声計算トレーニング
2005年08月12日(金) 掃除と読書
2004年08月12日(木) 今日は浜松へ
2003年08月12日(火) 志水塾運営委員会

2010年08月11日(水) 管理職パワーアップ講座の反響

 事務所へ二日間出向いていなかったために、机上は決裁板の山。閑散期とはいえ、文書量は減らず。

 いくつかの問い合わせがあり、順次、その対応。先週の「管理職パワーアップ講座」を契機とした要望もあり、嬉しい限り。

 ***

 午後は休みをとって、「管理職パワーアップ講座」で使用したDVD編集に全面協力していただいたメディアワークスへお礼と、移転のお喜びを兼ねて訪問。

 8月後半、豊川市、小牧市、一宮市立尾西第一中などで行う研修内容を固めるために熟考。依頼をいただいた方のご期待に少しでも応えられるよう準備万端で臨みたい。県職員研修の講師依頼もあり、この夏は幅広く勉強させていただく機会をいただいたことに改めて感謝したい。


2009年08月11日(火) 田尻先生と「こども英語落語会」
2008年08月11日(月) 困った
2007年08月11日(土) 終日、愛数研講演プレゼンづくり
2006年08月11日(金) 論文を読む
2005年08月11日(木) ひさびさのオフ日開始
2004年08月11日(水) 福井県坂井郡にて講演
2003年08月11日(月) 終日、原稿検討会

2010年08月10日(火) 義務教育課主査会歓送迎会

 本日は三の丸庁舎へ。終日会議。初体験で神経を遣う。良い勉強をさせていただいた。

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 夜は、この時期の開催が恒例となっている「義務教育課主査会歓送迎会」に出席。前課長が校長として赴任されたわずか4ヶ月での学校の変化をお聞きする。まさに「校長が変われば学校が変わる」の実例。

 野口芳宏先生の新著「利他の教育実践哲学 魂の教師塾」(小学館)を読む。本帯にも記された次の名文。今後の自分の在り方について深く考える。

 人がこの世を去りゆく時  手に入れたものはすべて失い、 与えたものだけが残る

 現職にあって部下から親しまれ、慕われるのは、それは言うなれば当然のことであり、誇るに足らぬ。その現職時代の部下の従順を、自分の人格のなせる成果と誤解していい気になる管理職もいる。錯覚であったことは、上下関係がなくなった時に鮮明になる。寄ってくる者がいない。噂にも上らない。
 それらの違いは、要するに「利己的」な生き方をしてきたか、「利他的」な生き方をしてきたかで分かれよう。利己的な人生観の持ち主の末路は淋しい。利他的な人生観の持ち主は、いつまでも人から大事にされる。この哲理に気付いた者はきっと幸せになる。(p133〜p134)


2009年08月10日(月) 小牧市老人福祉センターにて
2008年08月10日(日) ICT活用による元気な学校づくり
2007年08月10日(金) 愛知県美術館へ
2006年08月10日(木) 生と性のカリキュラム部会に参加
2005年08月10日(水) 香川県からの視察対応
2004年08月10日(火) 長野上高井郡で講演
2003年08月10日(日) 竹島名物男に遭遇

2010年08月09日(月) 福井県越前市で数学教育講義

 今日は休暇をとって福井県越前市へ。武生第五中学校で開催された中学校数学研修会で講義。ちなみにこの第五中学校では10年前の11月に飛び込み授業をしたところ。ホームページに記録が残っていた。担当の方はその当時、第五中学校に勤務されていて(今も第五中学校。他校へ異動後、再び赴任)、僕の授業を見たとのこと。「また会えますか?」というネタまでしっかり覚えてみえた。今ではとても懐かしいコンピュータネタ。

 今日の講義「これからの学校教育におけるICT活用−数学の例を通して−」の流れは以下の通り。
1 総務省原口ビジョン・学校教育の情報化に関する懇談会
2 新学習指導要領における情報教育
3 学校教育とICT活用の現在
 ・ 実物投影機+プロジェクタ
 ・ フラッシュ型教材(体験)
 ・(指導者用)デジタル教科書
4 学習指導要領・数学・解説書にみられるICT活用
 ・  資料の活用
 ・ コンピュータや情報通信ネットワークなどの活用
5 お勧めサイト(コンピュータ室へ移動して実習)
 ・ ヒストグラム作成サイト
   統計ソフトstathist(動作環境Flash Player 9 以上)← web上で動く!
 ・ 図形作成ツール GC
   愛知教育大学 飯島康之教授作成

 2020年までにすべての子どもに情報端末+デジタル教科書を渡す計画があることに驚かれた方多数。賛否を聞いてみると半々。

 フラッシュ型教材体験は、午後の研修につきものの睡魔を一掃することができ、全体がグッとしまって、僕とのやりとりもスムーズになった感じ。

 領域「資料の活用」の意義、授業づくりにあたっての留意事項を話した後、コンピュータ室へ移動。統計ソフトstathistを使って、ヒストグラム作成実習。あっという間にヒストグラムができること、階級幅を自由に設定して、資料比較ができることに感嘆の声があがる。参加者の皆さんの表情が明るくなった。これなら資料の傾向を読み取る活動に重点をおくことができると感じたからだろう。

 最後に作図ツールGCサイトを紹介。いくつかのコンテンツを触っていただき、講義終了。僕にとっては、あっという間の1時間15分(参加者もそうだとうれしいが)。久々の数学講義。皆さんの協力もあって、楽しく終了できた。

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 名古屋に戻って金山で開催された「愛知県養護教育研究会懇談会」に出席。来賓も含めて150名は軽く超えているだろうという大規模な懇親会。

 さすが女性がほとんどを占める会。「華やか、美しさ、笑顔、温かみ、心配り、勧め上手、聞き上手」の皆さんに囲まれて(何かしら大事な言葉を忘れていたらごめんなさい)、僕はいつも以上に饒舌になってしまった。やはり養護教諭の皆さんにはこのネタ、「食道アカラシア入院日記」の一席も。ある方に聞かれました。「さきほどはどんな落語を演ってみえたのですか」と(笑)。


2009年08月09日(日) 学習工学研究会資料づくり
2008年08月09日(土) モラロジー研究所第45回教育者研究会にて
2007年08月09日(木) 授業名人活用推進事業HP
2006年08月09日(水) 船井幸雄さんの語録を読む
2005年08月09日(火) 小学館から取材あり
2004年08月09日(月) 新チームづくりの苦労を思い出す
2003年08月09日(土) 台風10号

2010年08月08日(日) iPadとPDF

 日曜日。味岡児童館を創る会運営委員会に出席のため、味岡市民センターへ。9月全体会の内容について協議。次回は味岡児童館の開館時間や休館日、予約方法などについて、グループ検討することに決定。そのための準備物や進行についても確認。

 定期的に運営委員会を開くようになり、委員らと子育て支援課の皆さんとの親密度が高まってきたように感じている。地域住民の思いがしっかりと反映された新生・味岡児童館を創りたいという気持ちが、子育て支援課の皆さんから常に感じられるからだ。それが僕たち委員の(ちょっとオーバーだけど)街づくり意識まで高めつつあるように思っている。委員と子育て支援課は二人三脚で確かな歩みを始めていると感じられた時間だった。おかげさまで充実した休日。

 話題を大きく変えて久しぶりにiPad情報。iPadが手元に来てから変わったこと。この頃はネット検索やメール受信はiPadを優先して使うようになった。読みやすさとスピードは、iPadの方がPCより快適だからだ。

 初めは無料アプリばかり入れていた。無料アプリには仕事で使えるといったものは見つからず、電子雑誌系、ゲーム系がほとんど。気分転換にゲームでもと触り始めると、いつのまにか時間が経っていて、何度後悔したことか。

 iPadをすでにネットオークションで出品している人もいるようだけど(その気持ちは理解できる)、僕は今しばらく前向きに、仕事で活用しようと、それらしい有料アプリも入れてみた。

 試みたのはPDF文書閲覧。アプリ「GoodReader」をダウンロードして、PDF文書を読んでみたら、これが予想を大きく覆して、実に快適。ということで、今日は、再び購入したスキャンスナップで文書をPDF化。iTunesでiPadと同期作業。

 これで仕事の質と効率はグーンとアップ・・・てなわけはない。これぞ自己満足の世界だよね。


2009年08月08日(土) 学校広報研究会セミナー2009
2008年08月08日(金) 方針を決めて文書作り直し
2007年08月08日(水) 夏季休暇の1日
2006年08月08日(火) トヨタ「見える化」見学
2005年08月08日(月) 大きな仕事をやらせてもらいました
2004年08月08日(日) 福井講演の準備
2003年08月08日(金) GC実践紹介と本校の取組紹介

2010年08月07日(土) 日本教育工学会第26回全国大会での発表日時

 立秋。暦の上では暑さの頂点。明日から緩むことを期待。風には幾分、秋を感じることができた。時の経つのは早い。もう夏の終わり。

 9月18日から20日に開催される「日本教育工学会第26回全国大会」(於:金城学院大学)での一般発表への申込みをしておいた。その日時の連絡があった。僕は、9月18日午前10時から12時の「組織の経営と評価」というセッションで発表することになった。発表タイトルは「学校評価におけるICT利活用の学校経営的意義 評価情報収集・分析要約・結果提示各段階においてのICT利活用」。

 このセッションでは、指導いただいている国際大学GLOCOMの豊福先生をはじめ、「愛される学校づくり研究会」の仲間がこぞって発表することになった。後半には、教育CIOと学校CIOをテーマに日野市からの発表もある。今から当日が楽しみ。詳しくはこちらでご覧を。

 来週月曜日は、久々の福井。越前市で数学の講演。演題は「これからの学校教育におけるICT活用 数学の例を通して」。プレゼン等の最終準備をする。

 前半は会議室で講義。後半はコンピュータ室で新領域(復活)「資料の活用」の授業に関する実習を予定。数学教科調査官紹介の「ヒストグラム作成ソフト」を子どもの立場で活用してもらい、ディスカッションを試みたい。数学に関する話そのものが久しぶり。うれしさと不安が入り交じる。
 


2009年08月07日(金) 中部地区女性校長研修会にて
2008年08月07日(木) 新政策提案プロジェクトへ
2007年08月07日(火) 検証改善委員会専門部会
2006年08月07日(月) 広島市三次市研修会にて講習&講義
2005年08月07日(日) 第2回地域座談会開催
2004年08月07日(土) 学校ホームページのスタイル
2003年08月07日(木) 休暇日でも充実

2010年08月06日(金) 東海市立上野中学校現職教育へ

 午前中は東海市立上野中学校の現職教育研修の講師として東海市立勤労センターへ出かける。僕は二日間の集中研修の一コマの依頼を受けた。ちなみに二日間の研修は、校長講話に始まり、文章講座、授業基礎、道徳教育、特別支援、指導案づくりと多彩。両日とも終日ビッチリの時間設定にびっくり。

 ロビーで先生方に出会う。実に雰囲気がいい。元気がいい先生がずらり。「勢いがある学校」というフレーズが浮かんだ。こちらの気持ちも高まる。

 「学力を向上させるための授業技術」と題して1時間30分の講義。実技(エレベータトーク、○つけ法)や模擬授業(17段目の秘密)を取り入れる。ものすごくノリがいい先生方。「大きな声で○つけ」という指示に素直にしたがっていただき、隣の会議室から「五月蠅い」と苦情が入るのではと心配するほど。久々の「17段目の秘密」も大きなつぶやきがあちこちであって、授業技術の解説を入れながらも、とても面白く進行できた。とても楽しい時間を過ごさせてもらった。

 あま市甚目寺公民館へ移動。海部地区人権教育講演会に来賓として出席。開会式の挨拶では「子どもたちには自尊感情を、そのためにも指導者は人権感覚を鋭敏に」と短く。

 講演は橋田幸子氏(橋田メモリアル・モハマド基金100人委員会代表)。演題は「約束〜戦場ジャーナリスト・橋田信介と見るイラク」。

 冒頭は苦言から。マスコミは「フリー・ジャーナリスト」と紹介するが、正しくは「フリーランス・ジャーナリスト」と言うべきだ。「フリー」では無償で働くということになる。「自由契約」という意味である「フリーランス」と紹介して欲しかったとご要望あり。

 2004年5月、イラク戦争取材中にバグダッドで襲撃された夫、橋田信介の思いを、モスリム信条、アメリカの在り方を交えて語る1時間。締め言葉は「国家の基本は治安と教育です」。ごもっとも。

 事務所へ戻って、月曜日に福井で講演する資料確認、火曜日の重要業務の書類等を確認。いくつかの電話連絡。

 ***

 夜はとても温かいご配慮で設けていただいた、(いわば特別の)懇親会に出席。お一人お一人と楽しく、じっくりと話をさせていただくことができた。涙が出るほどおもしろいお話も聞かせていただいた。「どうぞ4ヶ月間の疲れを癒してください」というご挨拶の言葉が胸に染みる。僕はとても幸せな環境で働かせていただいている。自分の強みを生かすことで、皆様のご配慮やご期待にお応えしていきたいと改めて決意。


2009年08月06日(木) ITD2009大阪で登壇
2008年08月06日(水) 実務者会議に出席
2007年08月06日(月) 愛知県版学校評価の手引書
2006年08月06日(日) 広島県三次市へ移動
2005年08月06日(土) 愛・地球博で環境コンサート
2004年08月06日(金) 長野講演資料づくり
2003年08月06日(水) 忘れられない1日

2010年08月05日(木) 管理職パワーアップ講座終了

 午前中は、この地区にお住まいのMicrosoft Most Valuable Professionalor Office Excel(通称Microsoft MVP)の武藤玄さんと懇談。ある方が出会いを作っていただいた。感謝。

 武藤さんはマイクロソフトから高度な知識と経験を持ち、コミュニティーやメディアにおいてその技術を幅広いメンバーと共有している個人として表彰されている方。エクセルの部門では、日本に10人、世界中でも90人とのこと。エクセルで麻雀ゲームをつくってしまうのだから凄い。お仕事の話を聞かせていただいたので、僕も校務の情報化や文科省懇談会の話をさせていただいた。

 午後は校長対象の「管理職パワーアップ講座」を担当。講座タイトルは「優れた実践家から学ぶ教育の本質」。

 紹介した実践家は、松下幸之助(経営のコツ)、大村はま(ほめる種を蒔く)、野口芳宏(小刻みなノート作業)、有田和正(授業とは)、野口克海(関心・意欲をおろそかにしてこなかった)、家本芳郎(長い話は聞かせる工夫をする)、志水廣(○つけ法)、堀田龍也(指示の明確化に効くICT活用)、佐藤学(学びの共同体づくり)、向山洋一(教育技術)。

 NPO法人元気な学校を創り支援する会のご理解で、9年目を迎えている「教師力アップセミナー」で蓄積された講演DVDから、実践家が語る教育観や教育技術のワンシーンを選りすぐって紹介。

 「聞いているばかりではお辛いでしょう」と、ICT授業体験では校長先生方に子ども役をお願いする。チエルの「フラッシュ型研修教材パック(だれもが講師になれる至れり尽くせりの資料、なんと無料配布)」から、まずは授業を視聴後、子どもになってフラッシュ型教材体験。

 校長先生方が職員会議や授業研究会等での話材とできる「実践家が語る教育の本質」を紹介したつもり。熱心に聞き、頷き、記録し、素直に子ども役になりきっていただいた校長先生方に助けられての100分間だった。大好きな方の話を100分間もできた喜びは格別。2010年夏の貴重な思い出となった。

 夕刻に義務教育課のHさんが来所。先日登壇された英語教育シンポジウムや県教委恒例夏行事の話など、興味深く、かつ嬉しい情報提供で、元気をいただいた。大感謝。

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 2日前の仕事日記に江戸川区での研修について記録しておいたが、整備に日々奮闘されている担当の方をうっかり落としてしまっていた。こそっと教えていただいた方があった。さっそく書き直し。お二人のSさん、そしてAさん、ごめんなさい。


2009年08月05日(水) 第2回情報モラル向上研究会議
2008年08月05日(火) モラロジー教育研究会でのレジュメ作成
2007年08月05日(日) 原稿書き
2006年08月05日(土) 地域座談会
2005年08月05日(金) 資料づくりに勤しむ
2004年08月05日(木) 小牧市情報教育IT推進委員会
2003年08月05日(火) 日数教二日目

2010年08月04日(水) 僕の日本一の数学授業者探し

 昨日休みをとったために、決裁板が久々の山。その中に先日開催された「平成22年度全国キャリア教育・進路指導担当者等研究協議会」が動画配信開始との文書あり。

 さっそくエル・ネットで「平成22年度全国キャリア教育・進路指導担当者等研究協議会」での講演を視聴。元事務次官の銭谷眞美氏によるお話。しっかり聞いたが、キャリア教育の具体的授業像は浮かばず。何かがきっかけとなって、次から次へ浮かんでくることを夢見ているが、今は苦しさが継続中。

 明日の「管理職パワーアップ講座」の最終チェック。パワーポイントデータを再修正。資料の読み直し。明日はいよいよ初ネタに挑戦。ネタ卸は特に緊張する。

 4月から7月までに行った挨拶原稿の整理開始。実にいろいろなところで挨拶させていただいた。中心となるネタをすべて変えることができた。それほどのことかと思いつつ、やはり自分を褒めてやりたい(笑)。

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 今日も懇親会に出席。挨拶ネタは「僕の日本一の数学授業者探し」。今日も楽しく元気が出る話を皆さんからお聞きすることができた。日本数学教育学会愛知大会で行った帰国子女学級での飛び込み授業や、この地区の組合で行った模擬授業などを話題にしていただいた方もあって、いつも以上に授業の話がたっぷりできた。

 9月に発表する学会事務局から緊急メールあり。原稿のバックに大きくサンプルという文字が入っているとのこと。びっくりして確認。すぐに修正して送付。一気に酔いが覚めた。


2009年08月04日(火) 情報モラル向上研究会議でのプレゼン作成
2008年08月04日(月) 水谷尚人先生の本
2007年08月04日(土) モラロジー教育者研究会名古屋会場へ
2006年08月04日(金) 管理職パワーアップ講座
2005年08月04日(木) 朗報届く!
2004年08月04日(水) 夏休みに入って初めての休日
2003年08月04日(月) 日数教1日目

2010年08月03日(火) 江戸川区の素晴らしさ

 休暇をとって東京へ。午前中はCEC(財団法人コンピュータ教育開発センター)で来年度にも立ち上げる新コンクールについて事務局から相談を受ける。学校現場が一番喜ぶと思うことをベースに考えを述べる。別案にあった若手教育工学研究者も巻き込む良い提案ができたと思う。事務局の表情からは、僕の提案はまずくはないと思ったけれど・・・。プラス思考過ぎるかな?

 午後は江戸川区教育委員会から依頼を受けた講演。対象は主幹教諭180名ほどの皆さん。江戸川区は今年度からグループウェアを使って、全小中学校106校が通知表を作成したという。これだけの規模のところで一気に通知表のデジタル化をしたところは聞いたことがない。担当のSさんにお聞きすると、予想以上にスムーズに事が運んだという。

 自分が小牧中学校で始めた頃、通知表が全クラス分印刷完了するのだろうか、先生方が入力したデータが何かの障害で消えてしまうことがないだろうかなど心配で眠れなかったことを思い出す。

 それが106校、一斉に実施。大きな問題がなく終了したという。「できて当然」とは思うものの、やはり凄いことだ。実質の牽引者が区担当者のSさんお二人とAさん。Sさん二人は学校経験がないまったくの行政マン。

 お二人からは「先生方に少しでも楽になっていただきたい」という熱い思いが伝わってくる。少しでもお役に立ちたいという気持ちで、「校務の情報化で元気な学校を創る」と題して、精一杯話をさせていただいた。

 初めは雰囲気がとても重く、いつものように弾けない。舞台から降りて、質問をさせてもらってから徐々に柔らかくなり、後半はいつもの感じで話すことができた。さて、みなさんの感想はどうだろうか。

 良い機会なので、スクール55の編集をされているプラネクサス&エディコム東京に立ち寄る。Kさん、Yさんらと懇談。9月上旬に発刊予定の「大西流・授業の見方」の確認や、今後のさまざまな展開についてお聞きする。

 いただいた学校経営セミナー案内(9月17日、講師 大西貞憲氏)の案内に株式会社プラネクサスの紹介があった。

 プラネクサスは、教育コンサルタントのプロ集団です。学校経営を、学校ビジョンの策定から学校広報、学校評価、授業評価、授業改善、ICT活用など、様々な面から強力に支援いたします。

 「学校支援はボランティアで」という風潮を打破したいとの社長の考えをじっくりお聞きする。教育行政や学校は確かに甘えすぎている面がある。今後に注目していきたい。


2009年08月03日(月) アレン先生とお会いする
2008年08月03日(日) 第33回丸善落語会 九雀・市馬二人会
2007年08月03日(金) 義務協専門部会の要項作りで必死
2006年08月03日(木) 久しぶりに校長室で1日仕事
2005年08月03日(水) 福井県教育庁 数学科研修講座
2004年08月03日(火) 幸せな校長
2003年08月03日(日) 教育セミナー関西2003

2010年08月02日(月) 社説・全国学力テスト

 8月に入り、夏休みをとる社会人が増えたようだ。通勤電車の混み具合で顕著に分かる。絶対に座れなかった犬山線も、ここ数日連続して座ることができた。ライバルは夏休みに入ったようだ。

 先週に引き続き、学習指導要領・数学解説書を熟読。自分なりにポイントを整理。新(復活?)領域「資料の活用」の授業に、より興味が高まった。かつてファインドアウトを使って実践した標本抽出の授業を思い出した。僕はすでに新学習指導要領の先取りをしていたわけだ。

 全国学力テストを取り上げた2社の社説を読む。いずれも全員参加を復活せよという主張。
 
 「子ども一人ひとりの答案からつまずきを見つけ、きめ細かな指導につなげる。そうした検証の機会は、すべての学校に等しく提供されるべきである」には、もっともだという方もあるだろう。逆に「何も全国学力テストだけに依存しなくても」という意見や「学力テストが行われる前から、子どもたちのつまずきを見つけることはしてきたのですが」という意見もあるかもしれない。「円の面積の求め方が3年経っても分からない」に対して、「小学校で習って以来、使ったことがなかったので忘れてしまいました」と言う中学生がいたら・・・。

 などと一人ディベート。前職場では、こうしたことに関心があるいろいろな方から電話が入ったので、「ああ言われればこう答え、こう言われればああ答え」などと、想定していた習慣の名残。

 今日は総合庁舎4階で会議。貴重な情報交換。

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 某懇親会に参加。「これはうまい!」を何度発したことだろう。今日の料理には大満足。
 


2009年08月02日(日) 紙とネットのハイブリッド仕事術から一つ実行
2008年08月02日(土) 下垣真希さんコンサート
2007年08月02日(木) 西川純講演会
2006年08月02日(水) バスケットボール男子県大会準優勝!
2005年08月02日(火) ひさしぶりに終日学校で
2004年08月02日(月) 残念、助成もらえず
2003年08月02日(土) 蝉の声で起きた朝

2010年08月01日(日) スクール55コラムが書籍に

 先月にスクール55コラム「授業を見るプロにインタビュー/学ぼう! 大西貞憲の授業眼力」が1年間(25回)の連載を終えた。

 ありがたいことに9月上旬には、再構成されて、ブックレットとして書籍化されることになった。今日は、初稿が届いたので、その校正。自分の文章を読み返してみると、連載中にも注意をしていたつもりだが、省略しても十分に意味が通じる言葉があちこちにあって、何カ所か削除した。よい文章はなかなか書けない。

 時折、通勤途中に「文章力の基本100題」(阿部紘久著)で文章トレーニングをしているが、すばり正解することができない。ああ、情けない。


2009年08月01日(土) ITD2009東京に登壇
2008年08月01日(金) 第2回中高一貫教育専門部会に出席
2007年08月01日(水) 総合文書システム研修
2006年08月01日(火) バスケ男子県大会ベスト4進出!
2005年08月01日(月) 四日市大池中研修会に
2004年08月01日(日) こまき環境市民会議
2003年08月01日(金) 夏休みに入って初の休みのはずだけど・・・