三楽の仕事日記
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2005年08月07日(日) 第2回地域座談会開催

 今日は第2回地域座談会。PTAさん主催による地域の方や保護者の皆さん、そして教師と語る会である。

 9:00出校。会場づくり。僕は書画カメラ、プロジェクタ、コンピュータの設置。書画カメラはソフトのバージョンアップでかなり使いやすくなっていた。

 10:00、60名ほどの参加。区長さんや議員さんをはじめ、おやじの会さんも含めて、これだけ集まっていただけたことだけでも感激。PTAの渉外部さんのこれまでの事前準備の賜。

 9つのグループに分かれて1時間の話し合い。そしてグループ発表。テーマはそれぞれのグループで決める方式。僕がお願いした「学校を開くことと学校安全」をはじめ、「ネット社会での子どもたちの生活」「地域での挨拶&コミュニケーション」など様々。隣の声が混じり合い、やや話し合いにくいほどの熱の入ったグループ討議。発表でも、それぞれの思いがいっぱい語られて、第2回の地域座談会も大成功!

 僕自身もいっぱい収穫があって、学校安全に対する考え方を固めることができた。不審者対策として、門を閉めるとか、防護備品を購入することもいいけど、やはりどこまでやっても完全な安全はハードでは保障できない。むしろ「学校を開くことで安全は高まる」といった意見をいただき、本校の現在のあり方を大いに認めていただいた。こうした会が実現できていること自体、校長として本当にうれしいことで、さらにこうしたエールを送っていただけ、どれほどうれしさが倍増したことか。

 盛り上がる中、12:00に終了。地域ふれあいフェスティバル実行委員長の森澤さんからフェスの状況報告と参加の呼びかけをいただき、締め。気持ちよく片付けもして帰宅。

 13:00名古屋駅に向けて出発。新幹線改札で志水廣先生とおちあい、福山→新尾道→広島県三次市へ移動。

 車中では志水節をたっぷりお聞きする。まさに最高の講演会。算数・数学教育をはじめ、学校経営論、これからの教育改革の方向性などをお聞きすることができた。志水先生は三次市のスーパーアドバイザーの一人。学力向上のために講演会、講習会などで足を運んでみえる。こうした活動の中、ネットを利用して教師の力量向上を図りたいという考えを、僕に話された。さっそく可能性をさぐるために、新幹線の中で、本校のホームページシステムをプレゼン。これを基にして実現はどうか?というところまで話が進む。

 ホテル着。明日の研修会の事前打ち合わせ&懇親会「志水先生を囲む会」に出席。

 教育次長さん、教育企画室長さんらも出席。そのほか、志水塾関係で佐伯さん、松本さん、徳重さん、内地留学中の横田さんも参加。総勢15名ほどで懇談。その中で三次市の教育行政についてお聞きし、びっくり。なんと市の広報を見たら、全小中学校の国語、算数・数学、英語の学校平均点と全国平均点との比較一覧が掲載されていた。単学級の学校が多いので、それは同時に教師評価にもある面ではつながっているとのこと。いただいた名刺を見ると、「教育企画室学力向上チーム」という名称。このようなはっきりした名称の組織をもっている市は聞いたことはない。現在は中学数学の学力が低いことが課題で、明日の研修会が開催されるとお聞きし、再度びっくり。志水先生がおみえになるとはいえ、1時間の話を僕がしなければいけない。とんでもないところに連れてきていただいた(汗)。

 日本教育新聞の記事をみなさんお読みで、学校のIT環境について質問をたくさん受ける。言葉より見せた方が良いと判断して、宴席でコンピュータを開いてプレゼン。学校HPシステムにはえらく関心を寄せていただいた。

 21:00終了。志水先生らと喫茶店へ。そこでも広島の教育行政やこの地区の取り組みをお聞きし、学びは広がる。佐伯さんの学級は「○つけ法」と「復唱法」の効果もあって、なんと学級の10回分合わせたいわゆる市販の算数テストの平均点が94点とのこと!!!平均が94点ということは、100点満点が学級で30人近くはいつもいるということ!!!この実績があってこそ、あのパワフルな○つけ法講師ができるのだ!と納得。世の中にはすごい方があるものだ。脱帽。

 ホテルに戻って横になっている内にいつしか記憶なし。夜中に起きて、慌てて学校HP更新作業。今回は「青少年健全育成だより」に掲載されたS君の「挨拶運動」の作文。実に良い内容。飾らない言葉で本音を語ってくれた。


2004年08月07日(土) 学校ホームページのスタイル
2003年08月07日(木) 休暇日でも充実