三楽の仕事日記
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2006年08月07日(月) 広島市三次市研修会にて講習&講義

 9:00から「算数・数学科授業改善の実際」研修開始。まずは2時間30分の志水先生の講義。志水先生のお話は何度も聞いているが、いつも新しい材料を用意されていて新鮮。今日は意味付け復唱法に焦点を絞って、飛びこみ授業のビデオを基軸に、だれもが分かる授業づくりの技法を明らかにされた。  
 今日はいつになく厳しい言葉が続いた。僕と同じように何度も話を聞いている人も同感。
 「前の方が空いているのは意欲のなさの現れだ!」
 「何度やっても意識が低ければ無駄だ!」
 「自ら本を買ったり、講習会に参加したりして学ぼうとしているか!」
などという叱責は、志水先生が三次市スーパーアドバイザーとしての責任感の表れだと思った。午後を担当する自分にも突き刺さる言葉が続いた。

 午後はまずは中学校部会の実技講習。内地留学中の柳澤さんに主に進行してもらって「意味付け復唱法」の実習。僕は補足をさせてもらったり、役割演技をしたり、小グループの指導に回ったりした。柳澤さんが落語好きということも分かって、波長も合って、会の初めは二人でやりとり。開始から会場には笑いが生まれて、実にいい雰囲気で講習がスタートした。中学校部会は重い場合が多いが、ノリのよい先生がいて、さらに空気をあたためてもらえた。教師役、子ども役ともそれぞれの講習の意図をしっかりと受け取り、前向きに取り組んでいただいている先生方を見ていて、何度、柳澤さんと「いい雰囲気だね」と声を交わしあったことか。午前中の志水先生の思いが皆さんに通じた証かもしれない。

 最後は僕の講義。午前中の志水先生の講義があるだけに、いまさら僕がお話しできることはない。そこでサブテーマの「子どものことばで創る授業づくり」に焦点をあてて、模擬授業「17段目の秘密」をやった。

 想像以上に先生方の反応は良く、授業の導入部にすでに自らの課題としてとらえて、僕の指導なんかは無視して(笑)、教材の秘密を黙々と追究している先生がたくさん生まれたことは、うれしいやら悲しいやら。教材の性格上、致し方ないと思いつつ、秘密をだれもが発見できるようにするための指導過程を十分に話すことができず、これは後で猛反省。送られてきた感想を見ると、「はまりました!感動しました!」という言葉もあって、ほっとした。僕としては、授業技術を分析的に、そして活用できるように話したつもりなので、それを記憶していただいていることを一番願っているのだけど・・・、さて?

 迫田指導主事の細かなお心遣いで気持ちの良い二日間となった。帰りも新尾道から名古屋へ。そして自宅へ。名古屋までは柳澤さんと授業や落語のことをたっぷりと話す。柳澤さんの研究のことも興味が湧いた。あっという間に名古屋に着いたという感じ。 

 家に帰って模擬授業を振り返ってみると、後半の展開で悔やむことが出てきて、気持ちは落ち込む。

 バスケットボール男子東海大会は初戦で1点差で、実に残念な結果に終わったとのこと。さぞかし子どもたちは悔しいことだろう。その思いを想像しながら、だれもがそこまで勝ち上がった頑張りを大いに評価していることをあらためて子どもたちに伝えねばと思い、横になる。明日は陸上の東海大会。がんばれ!


2005年08月07日(日) 第2回地域座談会開催
2004年08月07日(土) 学校ホームページのスタイル
2003年08月07日(木) 休暇日でも充実