三楽の仕事日記
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2005年08月15日(月) 故大瀬敏昭校長先生を思う

 この夏、事実上の最後のオフ日。『「質の経済」が始まった』(著 日下公人)を読む。大胆な日本改造論が続く。私は○○委員の時に言ってきた!なのに、役人は・・・、というフレーズも続く。自分には基本的な知識が欠如しているため「本当?」と言いたくなることがいくつかあった。たまにはこういう本もいいものだと読了。

 学校に行き、異常がないかだけを確認。とても静かな学校。文書決裁をして安心して帰宅。またまた昼寝。我ながらよく眠れるものだと感心。

 学校HP更新作業。地域座談会の議事録1をひとまずアップ。

 大阪・太融寺での吉朝学習塾に出かける。列車の中で「いのちの授業」(がんと闘った大瀬校長の6年間)を読了。前半は大瀬校長の「学びの共同体」を目指した学校経営論。後半はガン告知をうけてどう生きるか自問しながら、校長として、教育者として学校に存在し続けた執念の記録。読み進めるにつれて、とても言葉では言い表せない熱いものがこみ上げてきた。浜之郷小を訪ねたときの大瀬校長の姿を思い出す。そして、角田明校長と大瀬敏昭校長との関係がたまらなくうらやましくなった。もちろん本の中に具体的に書いてあったわけではないが、行間から感じられたお二人の強い、強い絆。お二人の熱情的な学校づくり。おそらく激論も交わされたことと思う。校長職として語り合える仲間をお持ちであったお二人をうらやましく思った。僕にはまず語り合えるだけの実績が必要。

 順調に太融寺に到着。開場30分前には入場の列ができていた。いつもの太融寺と違って高座の位置も変わって、より多くの方が吉朝落語を楽しめるように工夫されていた。ぎっしり詰まった、詰め込めるだけ詰め込んだ感がある会場には吉朝落語への期待感が充満。僕は、小さな座布団にじっと座って開演を待つ。

 師匠の演目は「小倉船」と「高尾」。一宮に続いて、復帰2度目の高座。もちろん2席とも納得の高座。厳しい吉朝ファンも大喝采の高座だったことと思う。今回は前から3列目。師匠の顔がしっかり見られる好位置。ちょっとした間の息づかいがしんどそうな気もしたけど、長講もリズム乱れることなく、かちっとした端正な芸。今日も大満足。

 帰りには読む本もなくなって、じっと高座を思い出しながらの帰路。そして思いつくことをチラシにメモ。

 帰宅。いくつかのメールに対応。今週の仕事リストを書き並べただけでエネルギー低下。しかたがない。やることがあるだけでもありがたいこと。


2004年08月15日(日) 和歌山での資料づくり
2003年08月15日(金) 今日も涼しい夏、雨