2009年10月31日(土)  初めての短編小説「クリスマスの贈りもの」

今朝未明、2か月ぶりのメルマガ「いまいまさこカフェ通信」を発行。日付が変わったからと一日足したつもりで発行日を11月1日と記載してしまったが、まだ10月だった。

「今井雅子初の短編小説がユニバーサル・スタジオ・ジャパンのクリスマスサイトに登場」が今号のメインニュース。

「いまいまさこ」の名前で書いた小説『ブレーン・ストーミング・ティーン』を熱心に応援し、「ぜひまた小説を書いて欲しい」と言い続けてくれていた友人N君が実現させた企画で、話が来たのは8月。『ブレスト』は広告業界での実体験を元に膨らませたものだけど、親子の絆をテーマに何本も書けるかどうか……本業は小説家じゃなくて脚本家だし、名前のある作家さんに頼んだほうがいいのではと返事したところ、「まだ色がついていない人に書いて欲しいのです」ともうひと押しされた。

「ためしにまず一編書いてみます」と返事して、最初に書いたのが「てのひらの雪だるま」。あ、書けそうだと手応えを感じて、立て続けに4本書き、「重い話が多い」と指摘されると、ちょっと軽めの話も書き、気がつくと、「4、5本」の依頼だったのに、10本の短編が出来上がっていた。

書いている間は、ほんとに楽しくて、母国語(大阪弁)で台詞を書けるのは、サイズがぴったり合った靴で走らせてもらっているみたいに気分が良かった。自分が子どもの頃からたくさんのプレゼントを受け取って来たことを思い出して、幸せな気持ちにもなれた。大学の卒業式にはクリスマスツリーに仮装したほどクリスマスはわたしのいちばん好きな日で、今でも毎年楽しみだけど、そう思えることも贈りものだと思う。

何より、N君の熱意が何年か越しで形になったことが、わたしにとって、記念すべきクリスマスプレゼントになった。

10本の中から絞り込み、書き直しを重ねた4本が、昨日オープンしたUSJのクリスマス特設サイト「Limited Christmas(リミテッド・クリスマス)」に登場。


「サンタさんにお願い」
「てのひらの雪だるま」
「パパの宝もの」
「壊れたビデオカメラ」

連作短編を束ねるタイトルは「クリスマスの贈りもの」にしようと最初から決めていた。読んでくださった方にとって、プレゼントになるような物語を届けられますように。願わくば、そのプレゼントが、次の誰かへ手渡されていきますように。

http://www.usj.co.jp/limited/にアクセス(音楽が流れますので音量にご注意)し、フラッシュムービーが終わると、下のほうにバーが出てきて、

「クリスマスの贈りもの」をクリックすると、短編小説4編の表紙へ。

また、小説ページの表紙左下に出ている「ワンダーピックスでの記念写真をプレゼント」の応募フォームの中に小説の感想を書き込む欄があるので、プレゼントに応募しつつ感想を書き込んでいただけると、それがわたしへの何よりの贈りものです。

★2010/1/17追記:USJ特設サイト終了(2010/1/6)にともない、縦書き文庫に引っ越して再公開。

2008年10月31日(金)  『ぼくとママの黄色い自転車』初号試写
2006年10月31日(火)  マタニティオレンジ24 体重貯金
2005年10月31日(月)  もしも、もう一度子育てができるなら。
2004年10月31日(日)  ご近所の会@タンタローバ
2002年10月31日(木)  青年実業家


2009年10月30日(金)  手作り名人のカレーとスイーツとバッグ

ウェディングケーキを作ってもらったのが縁で親しくしているパティシエのはちみつ・亜紀子ちゃんと久しぶりに会う。お菓子教室で自由研究中の亜紀ちゃんをお昼時に訪ねると、「雅子ちゃんといえばカレーよねえ」と用意してくれたのは、キーマカレー。お菓子作りの材料にもなるスパイスの分野へも活躍の場を広げている亜紀ちゃん、カレーのスパイス使いもお見事で、おかわりが進む。

食べるものはそろっていそうだからと黄色とオレンジの花を持って行ったら、サフランライスの黄色とテーブルクロスのハロウィーンかぼちゃによく似合った。初対面から意気投合した亜紀ちゃんとは、一年ぶりに会っても、昨日も会ってたみたいに話せる。好きなものや考えていることの距離が近いのかもしれない。

食後のデザートは、苺のパルフェ。亜紀ちゃんのお菓子教室の11月のメニューなのだそう。冷凍庫でアイスクリーム状になるまで固める途中段階をいただく。ゼラチンが入っているのか、ババロアのようなぷるぷるした食感。なめらかな舌触りとコクはクリームチーズ。

さらに、こちらも11月のメニューのスイートポテト。おいも度が高くて、ほくほく、わたし好み。「でも、いも勝負だと芸がないでしょ。カスタード入れたらどうかなあ」と研究熱心な亜紀ちゃん。一緒に外で食べても、これは何が入っているのか、何を足して何を引けばどんな味になるかとシミュレーションするのが習慣。

m&mのウェディングケーキにちなんでm&mクッキーも焼いていてくれたのに、写真を撮るのを忘れてしまった。口の中でほろりと崩れる絶妙な固さと軽やかさで、ついつい食べ過ぎてしまった。

何でも手作りする亜紀ちゃん、ホワイトボードには「鮭フレークの作り方」を書いてある。「買ったら高いものは手作りするの。焼豚とかね」。「ハワイへ行ったときに雅子ちゃんっぽい布を買ってきたからバッグにしたよ」と聞いていたのだけど、予想以上に大きくて丈夫で立派なバッグになっていて、びっくり。余り布でコースターまでこしらえてくれていた。

ちょうどわたしは真っ赤なハートを手縫いで縫いつけたワンピースを着て行ったのだけど、その仕事の雑なこと。でも、手作り大好きな亜紀ちゃんは、「その縫い目の粗さが、すっごくかわいい」と褒めてくれるのだった。

2008年10月30日(木)  「FM COCOLO」のいとう真弓さんと再会
2005年10月30日(日)  同窓会は最高のセンセイ
2004年10月30日(土)  グリー(gree.jp)1か月
2002年10月30日(水)  2002年10月に書いたもの


2009年10月29日(木)  「整理できないメモ魔」には「脳みその出張所」が必要だ

物を捨てられない性格なのに物がふえてしまう生業をしているがゆえに、部屋が散らかってしょうがない。家中がウォークインクローゼット状態となり、いろんなものが入れ替わり立ち替わり姿を消す。この家のどこかに異次元への穴が口を開けているのではと疑う。

探しものは見つからないが、忘れていたものが地層の底から発見される。

ルーズリーフ式の手帳の群れからはぐれた一枚に走り書きされた思いつき。
事務所前で福永と知り合う。記者(安井と●田)は中に入らない。
これだけ読んでも何も思い出せない。記者の「●田」は悪筆で読めない。

「31 monday」の欄。
冒頭 早めに猿渡のプロフィール。猿渡グループ総裁。
この名前を見て思い出す。「犬走」という名の男が市長選に出馬する映画脚本を城戸賞に応募したことがあった。タイトルは「犬走健太郎が行く」だったか。犬走の対抗馬のブルジョワ候補が猿渡だった。

「1 tuesday」の欄。
トトカルチョ
これは選挙の当選予想か?
「思い出すなあ。小学校のお楽しみ会。君が桃太郎で僕が猿。あのときの再来か?」
これは猿渡のセリフと思われる。犬走が憧れる麗子の父の市長引退に伴う選挙に担ぎ出された犬走は地元の人間ではないから、桃太郎を演じたのは麗子だろうか。

「2 wednesday」の欄。
「あなたいいの? 小説家になる夢は?」
これは麗子が犬走にかけた言葉だと思われる。高飛車だった麗子の口調が優しくなっているので、物語終盤のセリフだろうか。

「3 thursday」の欄。
三菱鉛筆が三菱グループでないように、猿渡不動産は猿渡グループではない。
これは当時「三菱鉛筆と三菱自動車がグループ会社ではない」と会社の同僚に聞いて、使える、と思ったネタ。でも、架空の猿渡グループに猿渡不動産が入っているかどうかなんて、どうでもいいことだ。
「あー! 『あうん』のおかみがバンザイしてるー!」
「裏切り者め!」
「保健所に訴えてやるー!」

あうんの女将が対立候補に寝返ったらしい。保健所に食中毒被害でも訴えるつもりか?
ラスト当確打ち間違い 逆転 「スポンサーを降りさせていただきます」
逆転勝ちしたのは、犬走か? 重大なことなのに記憶に自信がない。

「4 friday」「5 saturday」の欄。
「麗子さん、当選するまでお預けって言ってたアレ……」
二人で食事
「私パセリって嫌いなのよね、青虫臭いから」
「ほんとはあれ 昔飼っていた青虫が死んじゃったって思い出しちゃうからなの」

どうやら犬走が勝った模様。当選したら結婚してあげるというのが麗子の出した出馬条件。二人きりの食事さえおあずけだったとは、かわいそうな犬走。麗子は犬走を「パセリのような男」呼ばわりしていて、犬走は「あってもなくてもいい添え物」という意味だと思っていたが、実はパセリは優しい思い出につながっていた……。

けなしてるかと思ったら褒め言葉だった「パセリ」のネタをやりたくて、脚本を書き始めた頃、いろんな作品に使っていた。

「6 sunday」の欄。
平積みされる本 手にとっていく人々
犬走は小説家の夢もかなえたらしい。選挙奮闘記が本になったのだろうか。
街宣車150万〜350万 ポスター50万〜150万
どこかで調べたのだろうか。当時はインターネットを使いこなしていなかったので、宝島社の選挙ムックを買ってきて研究していた。

「April 1997」(12年半前!)の印字がある裏面には、
票読み タクシーの運ちゃんに聞きまくる 
ワイドショー バアサンリアカー

の他に
漫画家になりたかった麗子 「私挿絵書いていい?」
とある。犬走の小説に麗子が挿絵をつけたのか。うーむ、ベタだ。

城戸賞に応募した原稿には、以上のネタが盛り込まれていたのだろうか。麗子さんは応援団のチアリーダー出身で、選挙活動中に応援団員が多数応援に駆けつける場面があったことは覚えているが、犬走も応援団員だったのかどうかは記憶が抜け落ちている。

自信満々で応募したつもりだったけれど、一次審査にも引っかからなかった。これだけ内容を覚えていないということは、その程度の作品だったのかもしれない。残念ながらデータが残っていなくて、感熱紙のプリントアウト(ワープロで感熱紙印刷したものを、コピーを取って応募していた)は取っておいたはずだが、掘り出した頃に文字が読めるかどうか……。

会社勤めをしながらあちこちの脚本コンクールに応募していたので、通勤の行き帰りに思いついてはメモを取っていた、ミミズがのたくったような走り書きが何十枚もどこかに散乱しているはずで、今見ると、大ネタに化ける鉱脈があるかもしれない。自分が書いたことなのにまったく覚えていないことに驚く。

「恋愛秘話 竹久夢二 T13」ではじまる走り書きも見つかり、江戸東京博物館へ行ったときのメモだとわかるものの判読不可能……と思ったが、試しに「恋愛秘話」で日記内検索をかけると、2003年10月19日(日) 100年前の日本語を聴く〜江戸東京日和に引っ越し済みだった。

部屋の中も頭の中もとっ散らかった上に検索機能が及ばないが、データという脳みその出張所に書き写しておくと、ラクラク掘り出せて、なんとまあ便利。

2007年10月29日(月)  ガムテープの2番目の機能をデザインする
2006年10月29日(日)  おいしい国、日本。
2005年10月29日(土)  お茶→シュウマイ→お茶 6時間プレ同窓会
2003年10月29日(水)  日米合作映画『Jenifa』完成試写
2002年10月29日(火)  『風の絨毯』ワールドプレミア


2009年10月28日(水)  「お前、結果出せよな!」と彼女が罵った相手

娘を保育園へ迎えに行く途中のこt。「お前、結果出せよな!」とドスのきいた女の人の声がした。物書きの癖で、こんなとき、瞬時に「このセリフは誰がどういうシチュエーションで発しているのか?」に思いをめぐらせてしまう。

声からして、女性は40代ぐらいか。
声はバス停前から聞こえてくる。
声が苛立っているのは、なかなかバスが来ないせいだろうか。
まさか、バスの運転手に毒づいているのか。
あるいは、移動中のキャリアウーマンが携帯電話で若い男の部下を叱りつけているのか。
いやいや、バリバリのキャリアウーマンはこんな住宅街のバス停でバスを待ったりしないか。
彼女は地元のママさんバレーチームのキャプテンで、部員を叱咤激励しているのかもしれない。
それとも、バス停でふて寝している野良犬への八つ当たりか……。

などと妄想しながら十メートルほど歩くうちに、女性のいるバス停まで来て、声の主とその相手の姿が目に入った。

そこには、うなだれる小学校低学年ぐらいの男の子がいた。「結果出せよな」と言われたのは彼で、言った女性は、その母親らしい。そのそばで、気まずそうにうつむいている小さな女の子は、男の子の妹だろうか。

何の結果を出せと叱りつけたのだろう。勉強か、少年野球か、運動会か、絵画コンクールか。あの言い方で彼は奮い立てただろうか。うなだれたまま萎縮してしまって、かえって結果が出せなくなったりしないだろうか。

保育園へ着くまで、「結果」の結果が気になってしまった。

自分の娘には、結果を焦るよりも過程を楽しんでほしいと願う。過程を楽しめたら、結果はついてくるのではないか。結果だけをいきなり出すのも難しかろう。

2008年10月28日(火)  シナトレ12 こじつけ解釈で発想を鍛える 
2006年10月28日(土)  田邊のおじさまの還暦音楽祭


2009年10月27日(火)  活字を読まない読書週間「文字・活字文化の日」

夕飯の準備をしていたら、娘のたまが絵本を読む声が聞こえてきた。「ぴょんぴちは、ちゅるをつくりました」などと言っている。

広げているのは、『なぞなぞえほん』というぐりとぐらの3冊セットで、ぐりとぐらがねずみではなくうさぎに見えるのか、「ぴょんぴち」と名前をつけたらしい。「あかの ぴょんぴちは おねがいごとを かきました。あおの ぴょんぴちは えほんを よみました」と洋服の色で差別化している。

ページを開くたび、即興で絵に言葉をつけていく。見開きでなぞなぞ一問となっているので、前後のページとお話はつながっていないのだけど、「で」で次のページへつないで、長い物語に仕立てているのが微笑ましい。これは記録しておこう、と「1のまき」の途中からビデオを回したら、調子に乗って「3のまき」まで読み続けた。

読書週間が始まり、初日の今日は「文字・活字文化の日」らしいが、文字を追いかけない読書もまた味わい深い。本をまったく読まない大人が4人に1人、その主な理由は「時間がない」という調査結果を新聞で読んだが、わたしもまったく読まない時期があった。読書は習慣で、時間を見つけてするというより生活の一部にしてしまうものなのかもしれない。「トイレに一冊、枕元に一冊、通勤バッグに一冊入れておくと、読書のチャンスを逃さない」と言った同僚もいた。彼は、トイレ用、枕元用、通勤用の本を分けていた。

このところ、たまはビデオをせがまなくなり、かわりに、次から次へと棚から絵本を持ってきて、読んでとせがむ。

昨日から今日にかけて読んだのは、なぞなぞえほんの他に9冊。『はんぶんこ』はベネッセの「こどもちゃれんじ」のお試し版教材。『おおきなき』は実家にあったもの。弟の子どもの頃の本らしい。『おさるのジョージ チョコレートこうじょうへいく』はわたしの小学校時代の同級生のアキちゃんからの出産祝い。『おならうた』はご近所仲間のT氏から。どれも繰り返して読んでいる。

いまいまさこカフェへの訪問客は本日15万を越えた。こちらの日記は全ページのアクセスが合算されるため、本家をしのいであと2千ほどで30万アクセス。今井雅子のサイトと日記は活字を読む人たちに支えられている。読者の皆様ありがとうございます。

2008年10月27日(月)  青森りんご「あおり21」の悲しいニュース
2007年10月27日(土)  シナトレ7 紙コップの使い方100案
2004年10月27日(水)  TakashimaKazuakiの服


2009年10月26日(月)  一週間前の「気球騒ぎ」は……

たしか先週の日曜日(と「一週間は月曜日から始まる派」のわたしが言う場合、昨日ではなく、8日前の18日を指す)、ダンナが珍しく「海外のニュースで面白いのをやっていた」と言った。アメリカで、庭につないであった気球に男の子が乗り込んでいなくなった、と親が大騒ぎ。捜索の結果、空っぽの気球が落ちているのが見つかり、最悪の事態を予想したら、男の子はうちに隠れていた。どうやら気球をさわったのを知られたら、パパにしかられると思ったらしい。

「父親が息子にさ、パパが悪かった、とか謝ってるんだけど、日本だったら、まずお騒がせしてすみませんってみんなに謝るじゃない? アメリカだよなあ」とダンナが呆れていたので、
「でも、アメリカだったら、親子がハッピーならよかったよかったってなりそうじゃない?」とわたしは答えた。

そして、偶然気球が飛んで行って、息子の姿も見えなくなったら、息子が乗っているに違いないって結びつけちゃうよなあと思い、こういうことが実際に起こるとは、事実は小説よりも奇なりだとしみじみ感心したのだけど……。

翌日、さらに、ダンナが興奮して、「昨日の気球さ、親の自作自演だったんだって」と続報を告げたので、さらに驚いた。こういうどんでん返しが待ち受けていたとは。ニュースを聞いた瞬間、「臭い」と疑いもしなかったが、脚本家としては「もしかしたら」と妄想スイッチをオンにするべきであった。

数日間はそのニュースがメディアをにぎわせるのに注目していたけれど、一週間経てば、新しいニュースに埋もれ、日本ではもう忘れられている。本国ではどうだろう。両親は有名になりたくて芝居を仕組んだそうだが、ここまでのオチがついても、有名人寿命はあまり長くないかもしれない。

2008年10月26日(日)  上野動物園で芸を仕入れる
2007年10月26日(金)  愛知工業大学で「つなげる」出前講義
2004年10月26日(火)  ジュアールティー1年分


2009年10月25日(日)  たま、TSUTAYAで大暴れ!

「ちゅみきするー」と張り切って積み木を取り出した娘のたま、いつの間にかトンネルを作れるようになっていた。といっても、長さの違う積み木を二個ずつ縦に並べて高さを合わせ、屋根ブロックを乗っけただけなのだが。トンネルの下を「おふね」に乗っけた積み木たち(ちゃんと等間隔になっている)にくぐらせる発想は新鮮。手先が器用になって遊びもどんどん進化し、一人で機嫌良く遊んでくれている。

大阪勤務だったご近所仲間のミキ嬢が東京転勤でひと駅違いの街に越してきたので、夕方、荷物が落ち着いた頃に母娘でお邪魔する。最初は緊張気味だったたまは、打ち解けてくると調子が出て、得意の「おなら おなら なにして はねる」ソングとダンスを披露。「うさぎ うさぎ なにみて はねる」の替え歌をふざけてダンナが歌ったのを一発で覚えて愛唱歌にしてしまった。最後に「ちゃりん」と言いながら四つん這いになって後ろ足を上げる。おならがはねる様を表現しているのか。

帰り道、ふくら家という和食屋でごはんを食べたいと言い出し、席に着いたもののマナーは最悪。食べもので遊んではいけません!! こちらは食べた気がしなかった。

さらに、TSUTAYAで借りたいビデオがあったので立ち寄ると、棚を埋め尽くすアンパンマン作品に興奮して「これ、かりるぅ」とねだり、「今度ね」とごまかすと、カーテンの向こう(子どもはどうしてこうカーテンが好きなのか)のアダルトコーナーに行きたがり、やっと静かになったと思ったら、棚のものをせっせとカゴに移し替えていた。あわててカゴを奪ってビデオを棚に戻したが、その棚のコーナーを曲がると、「大河ドラマ」と書かれた仕切りが大量に床に散乱、これもたまの仕業か! 結局目当てのビデオは見つからなかったのに、一時間もTSUTAYAで過ごしてしまった。

2008年10月25日(土)  ひさしぶりにラジオドラマを書く
2004年10月25日(月)  ウェディングプランナー・みきさん
2002年10月25日(金)  木曜組曲


2009年10月24日(土)  一日100歩だったり10000歩だったり


子ぎつねヘレンの10のおくりもの』にサインをしていると、娘のたまが起きてきて、「なにしてるの?」と聞く。「この本をプレゼントするからお名前書いてるの」と言うと、「えほんに おえかきしても いいの?」と鋭いところを突いてくる。「これはサインといってね、記念だから、いいんだよ」。あまり説得になっていない気もするが、一応納得してくれたようで、「じゃあ たまちゃんの えほんにも サインして」と棚から自宅用のヘレン絵本を持ってきた。絵を描いた田伸介さんのイラスト入りサインが入っている隣に「たまちゃんへ ママより」と書き入れると、満足そうな顔になった。

サイン本は、先日審査を務めた巣鴨の創造パン屋さんアルルの「パンの絵コンテスト」の記念品として贈呈するもの。お昼前、お散歩がてらお店へ。店の前に看板が立っているのに初めて気づく。今井雅子のプロフィールといまいまさこカフェのURLも紹介されている。先日、もう一人の審査員さんが選んだ「ぞうさん章」の受賞者のお母さんが、いまいまさこカフェに書き込みに来てくださったのは、この看板を見たのかもしれない。


その方のお子さんの作品を確認。審査のとき、文字を絵の一部としてとらえていたので見落としてしまっていたのだけれど、「ぱん」が「け°ん」になっている! たしかに、「は」と「け」は似ている。「は」と「ほ」も、「ほ」と「ま」も。「ぱん」と描こうとして、「け°」になっちゃったとは、なんとかわいい……。「絵本°」「保°育園などと「°」をつけてパコダテ語に変換していたのを懐かしく思い出す。

「け°ん」のお隣の水色のハート型パンもかわいい。ほんと、どの作品もそれぞれ光るところがあって、みんなに賞をあげたい。記念品の絵本は保育園さんにも一冊ずつ贈ったので、読んでもらえるといいな。

帰りは近くのイタリアンレストランに寄り、ドラッグストアでおむつを買い、公園で寄り道。買い替えた携帯電話に歩数計(万歩計とは呼ばないのですね)がついているので、それが歩く励みになっている。家に一日こもって書いている日は通話のときしか歩数が稼げないから、100歩のような情けない数字になり、毎日のように「歩きましょう」「運動不足です」と脅されているのだけど、今日は一万歩を越えた。

おやつはアルルのレモンマドレーヌ。小麦は長野産。香料じゃない本物のレモンの味がしっかりする。これ一つで今日歩いたカロリーは帳消しだけど、2つ行く。

さらに、花園饅頭の「釈迦本尊」と型押しされた饅頭。ありがたく罪なお味で、止まりません。やせるためというよりは健康のためのウォーキングではあるけれど、おやつがますますおいしくなって、体重は増加の兆し。

2008年10月24日(金)  掃除という名の大移動
2004年10月24日(日)  『月刊 加藤夏希』DVD
2002年10月24日(木)  JSAを読んで考える 北と南 東と西


2009年10月23日(金)  おてふきタオル4枚で仲良し

マタニティビクスで仲良くなったDさんが近所に引っ越してきたので、保育園の帰りに遊びに行く。Dさんちの長女ナナちゃんとたまはひと月違い。最後に会ったのはベビービクスをしてた乳児の頃だからお互い記憶はなく、ただでさえはにかみ屋のたまはもじもじ。ナナちゃんも初対面のたまには警戒し、親同士は積もる話に花を咲かせるけれど娘同士は緊張状態となった。

食事の間も口をきかない娘たち。椅子の上に立って窓の外を眺めるときも、互いに遠慮があってぎこちない。そんなよそよそしさを打ち破ったのは、4枚のタオルだった。

黄色と青のおてふきタオルが2枚ずつ。これを使って二人が遊び出した。「まるめて」「たたんで」などとかわるがわるわたしのところに持ってくるうち、ふと思いついてアイスクリームを作ってみた。青いタオルでコーンを作り、黄色いタオルを丸めてコーンに突っ込むと、アイスクリームのできあがり。これが娘たちには大受けで、アイスを持って走り回り、アイスが落っこちると、大笑いしながら、「またつくってー」と持って来る。

手のリサイズの犬のおもちゃが床に転がっていたので、「おいしそうなアイスクリームだな。ワン!」とほえさせ、アイスに向かってジャンプさせると、娘たちはますます興奮。キャーキャー言いながら逃げ回り、いつの間にか二人で「ワンワンのこないところ」に隠れ、すっかり距離を詰めていた。変幻自在で何度でも作り直せる。タオルってすごいなあ。

いつもはビデオ観たがるナナちゃんが、一人でタオルで遊んでたよ、と後でDさんからメールが来る。わたしも娘たちに負けないぐらい楽しんでしまった。

2008年10月23日(木)  生パスタみたいな絶品ラーメン『麺工房 山久』
2005年10月23日(日)  ついに早稲田松竹で『インファナル・アフェア』
2004年10月23日(土)  SLに乗ったり地震に遭ったり
2000年10月23日(月)  パコダテ人P面日記 誕生秘話


2009年10月22日(木)  アスリートよりアーティスト、たま3歳2か月。

小豆島旅行から帰ってきて、ひと月。「つばさ」か終わって「ウェルかめ」が始まり、娘のたまの関心事はすっかり「ウェルかめ」に。「ウェルかめのおかあさん、きれい。ちゅばさのおかあさん、へんなことする」と両作品を3歳児なりに比較分析している。それでも「つばさ」のことは忘れていないようで、先日届いたDVD BOX第2弾から主題歌が流れてくると、「シーザー」と唱和してくれた。

この一か月で、いちだんと口数がふえ、ボキャブラリーがふえ、たま語は収穫の秋。手先もずいぶん器用になり、ブラウスの小さなボタンをくるん、くるんと留められるようになった。

運動会では棒立ちだったけれど、家ではよく歌い、よく踊る。小豆島旅行前から創作ダンスらしきもののバリエーションが一気にふえたが、いろんな歌の歌詞に合わせて即興で振り付け、なかなかサマになっている。ダンナいわく、動きの癖(型)はわたしに似ているらしい。

10月18日の日記にも書いたけれど、髪の毛と目鼻口のある顔らしい顔を描くようになったのは、この一か月の大きな成長。過渡期の記憶が抜け落ちていて、少し前はにょろにょろした線しか描いてなかった気がするのだけど……。保育園からは毎日のようにお絵描きした絵を持ち帰ってくるが、昨日描いたのは、「パパとママとたまちゃん」で、左上に浮遊しているのがパパらしい。

今月気に入って読んだ本は『リカちゃんハウスの博覧会―マイホーム・ドリームの変遷 (INAX BOOKLET 9 No.1)』(amazonで見ると、びっくりするぐらい高値がついていた!)。会社員時代に資料で買ったものなのが、10年の眠りから覚めて役に立つとは。広げたページに登場するおうちを舞台に勝手にお話を作って楽しんでいる。2次元リカちゃんごっことは新鮮。

他に『ようちえんにいった ともちゃんとこぐまくん』(あまんきみこ著、西巻茅子イラスト)など。この頃はビデオをほとんど見ないで、本を立て続けに読んでとせがむ。たまにとっても、読書の秋なのか。

スポーツの秋よりは、芸術の秋。どうやらわたしに似たのかアスリートよりはアーティスト志向らしいとわかってきた3歳2か月の秋。

2008年10月22日(水)  あまえんぼジュークボックス、たま2才2か月。
2007年10月22日(月)  マタニティオレンジ197 たま14/12か月
2006年10月22日(日)  マタニティオレンジ23 たま2/12才
2005年10月22日(土)  おばあちゃん99歳
2004年10月22日(金)  クリオネプロデュース『バット男』
2002年10月22日(火)  大阪では5人に1人が自転車に『さすべえ』!


2009年10月21日(水)  『文化力―日本の底力』〜鎖国と軍縮と島国比較

8月に仲間入りさせてもらった「日本道」の勉強会。第1回で大いに刺激を受けた(>>>日記)ものの9月の第2回は都合がつかず欠席し、2か月ぶり2度目の参加となった今回、、またしてもアンテナのあちこちをくすぐられ、濃密な一時間半を過ごせた。

静岡県知事になった川勝平太氏の『文化力―日本の底力』の、今日は「第2性近代世界システムと日本」を読む。「西洋の覇権国家の変遷」「ヨーロッパの軍拡と日本の軍縮」という二つの項に分かれている。それぞれのタイトルからしてものものしく、普段わたしが手に取る本とは異質で、だからこそ一人では消化吸収が難しい。発表者の皆さんがレジュメをまとめ、発表されるのを聞いて、なるほどそういうことなのかと読み返すと、ずいぶん消化が良くなる。

16世紀の覇権国はスペイン、17世紀はオランダ、18世紀はフランス、19世紀はイギリス、20世紀はアメリカ。では21世紀は? 本には書かれていないけれど、一同の答えは「中国」。

鎖国は当時金銀銅がザクザク採れた日本がそれらを守るため、「よその国から物を買うよりは自給自足!」に励み、外国を閉め出したという見方は、目からウロコ。国内に「ない」から外へ向かうのであり、国内に「ある」から閉じる。武士の「士」は「徳のある人物」の意味で、士道が当時の日本を軍縮に向かわせたというのも面白い。「士の下に心をつけると、志になる」「昔のお百姓さんは午前中は稼ぎ、午後は働く=畑をラクにする、といった」などという意見が出る。ほほう。

双方がトクをする「win-win」の考え方は江戸時代にあったのだとか、ワークショップやディベートは寺小屋の時代からやってたとか、今の日本はリーダー不在だと言われるけど、黒船が来たとき、「トップと話がしたい」とペリーに言われて、地元の一役人が「その国にはその国のやり方がある」と押し切ったとか、教養豊富な皆さんの話を聞きかじり、ちょっと歴史通になった気分を味わう。

最後の発表者は日本とイギリスの島国比較を披露。イギリスの面積は日本の約3分の2で、人口は約半分。国家成立は日本の紀元前660年神武天皇の即位が世界最古で、イギリスの1066年ウィリアム王征服は世界3番目の古さだという。このあたり、歴史で習った記憶が抜け落ちているのだけど、日本が世界最古の国だと習ったのかどうか……。

江戸時代260年に両国が何をやっていたかの比較も面白い。日本が島原の乱以降は武器を捨てて元禄文化を花開かせたのに対し、イギリスは発表者が数えたところ16回の戦争をしていて、そこに長州、薩摩との戦いは入っていない。平和が文化を育てるのだとしたら、この時代のイギリスの文化はどうなっていかのか、興味が湧く。米英戦争で焼けた大統領官邸を再建したとき、焼け残っていた焦げた外壁を白く塗ったことから「ホワイトハウス」と呼ばれるようになったそう。

発表が終わると、意見交換。「歴史を書いて残せたのは権力者だけの時代もあった。記録をうのみにしてはいけない」と言う人があれば、「平和平和と言っている時代は平和が危うかったりする」「明るい農村ってスローガン出してた頃の農村って暗かったのよねえ」などと意見が出る。「赤穂浪士の忠臣蔵だって塩の専売権の取り合いという視点で見ると、討ち入りを口実にお家取り壊しをしたように見えるわよねえ」。歴史の話を今日の新聞記事の話題のように話す人たちをすごいと思う。

わたしは、「江戸時代は富国強兵ではなく富国有徳だった」という著者の指摘に共感し、希望を持ったことを述べ、先日のパンの絵コンテスト(>>>日記)で思い出したマフマルバフ監督のスピーチを紹介した。

次回は「第3章 日本文明の底力」。いよいよ発表者のお鉢が回ってきて、「物産複合から見る文明システム」の項を担当することに。原作を読んでエッセンスをまとめる作業とは異種格闘のようで、普段使わない筋肉を使うことになりそう。

2008年10月21日(火)  満を持して『ザ・マジックアワー』 
2006年10月21日(土)  5本目の映画『天使の卵』初日
2005年10月21日(金)  小さな冷蔵庫 大きな冷蔵庫
2002年10月21日(月)  アウシュビッツの爪痕


2009年10月20日(火)  悦楽共犯者本『円朝芝居噺 夫婦幽霊』(辻原登)

10月11日付け読売新聞「本よみうり堂」内「空想書店」の店長・緒川たまきさんのコメントの中に「悦楽共犯者」という言葉を見つけた。「そもそも、読書の愉しみは、本の醍醐味を受け取る時はいつも独りということにあると思います」と緒川さんは言い、本=読者の悦楽共犯者なのだと説く。うまい言葉だなあと感心し、また本を読みたくなった。

このところ読んだのは、「さびしさ」ではなく「さみしさ」という響きが、いっそうせつない『さみしさの周波数』(乙一)、15の職業についている15人の女性を描いた短編集(解説代わりのおまけに女性占い師が書いた番外編短編もとても良かった)『絶対泣かない』(山本文緒)、宮澤賢治とイソップを足したような寓話が聞きしに勝る面白さだった『頭のうちどころが悪かった熊の話』(安東みきえ)と立て続けに短編集を3つ。電車の移動のお供には、短編の短さがありがたい。

それぞれに悦楽を味わえたが、ここにきて、大型悦楽共犯者が現れた。その名は、『円朝芝居噺 夫婦幽霊』(辻原登)。『牡丹燈籠』や『真景累ヶ淵』で知られる円朝の幻の口演記録が見つかり、それを著者が読み解く過程が極上のミステリーになっている。そんな新聞の書評を読んで興味を持ったのだけど、事実は小説より奇なり、ノンフィクションの持つ圧倒的な面白さにページをめくる手が止まらなくなった。

遠い昔の人に思われた円朝と平成の文人がつながり、円朝を生で聞けなかった後世の読者に語り口が届けられる。この本を読むという行為が、その奇跡に立ち会うことになる。まさに悦楽の共犯である。

著者の辻原氏がかつて小説の題材にした人物の遺品の中に、円朝の口演記録と思しき速記原稿が残されていた。その原稿が著者の手に渡るまでもドラマティック。原稿の類いの遺品の整理を頼まれた古書店の店主が、故人の記録の中に著者の名前を見つけ、知人であった著者の従姉に連絡を取り、興味があればと遺品を見せてもらった中に見つけたのだった。

速記には流派があり、時代とともに進化しているため、当時の速記を解読できる人を捜すまでが、一苦労。解読した内容をこなれた日本語に書き直す作業と並行して、著者は「果たしてこれは本物か?」の調査を進める。語り口の名調子(辻原氏の貢献も大きいかもしれない)も内容の面白さも円朝の作品だと思わせるものがある。だが、「夫婦幽霊」の話に便乗したわけでもあるまいに、速記の中に「幽霊」が登場する。当時はまだ使われていなかった表現が見られるのだ。口演の時期と速記の時期にずれが生じる。だが、これはおかしい。現場に居合わせて書き留めることが速記の宿命なのだから。

となると……元の原稿は群像に連載されていたが、単行本のために書き下ろした最後の章で、著者は大胆な推理をする。果たしてこれは円朝の芝居噺であるのか。だとすると、「時差」の説明は? そこに、「誰が何のために」この原稿を遺したのかも語られている。その推理を証明するのは難しいだろうし、他にも様々な可能性が考えられるだろう。けれど、これ以上に夢のある想像があるだろうか。長い眠りから覚めた原稿への、そして原稿を遺した人物の思いへの、著者の限りない愛が感じられて、胸を打たれた。

本を読んでこれほどの知的興奮を味わったのは、『日本語は天才である』を読んで以来のこと。「速記」も「英語」と同様にひとつの「言語」であるといえるが、使い慣れた「母国語」でない言語は「暗号」となり、それゆえスリルとサスペンスをはらむ。

もちろん『夫婦幽霊』の出来も秀逸。謎解きの面白さに人情話が加わり、夫婦の睦みごとなどの色っぽいネタも盛り込まれ、サービス精神は満点。テレビもインターネットもない時代、マルチな娯楽を提供して人々を魅了していたことが想像できる。比喩の面白さにも目を見張った。 これ、どなたか高座でかけてくれませんかねえ。

次なる一冊は『図書館戦争』。有川浩の本に外れなし、なので、こちらも悦楽共犯者になってくれると思う。

2008年10月20日(月)  「袖すり合う」か「袖ふり合う」か
2005年10月20日(木)  神保町めぐり


2009年10月19日(月)  保育園を休んで家でのんびり

昨日の朝起きると、娘のたまが鼻をぐずぐず。熱はないけど風邪っぽいので、川越まつりは断念し、家でのんびり過ごすことに。夕方になって、だいぶ鼻水もおさまったので、植物園まで散歩し、中でかくれんぼを楽しんだ。まあるい植木がちょうどいい隠れ場になり、ひさしぶりに「見つけられるドキドキ」を味わった。

すっかり体調は良くなったと思ったのだけど、今朝は咳が出ていた。インフルエンザへの警戒もあって、咳き込む園児は登園を自粛したほうがよさそう。今日は打ち合わせがなく、家で仕事する日だったので、保育園を休ませた、

「ママがお仕事しているあいだ、たまちゃんは一人で遊べる?」と聞くと、
「うん たまちゃん あそぶう」と物わかりのいい返事をしてくれたので、パソコンに向かうと、
「パソコンで なんか みるう」と画面をのぞきこんでくる。だから、ママはお仕事なんですけど。結局、二人で脚本開発の資料用に送られてきたDVD映像を観る。たまにはちんぷんかんぷんな内容のはずなのだけど、おとなしく、根気強く観続ける。
「面白い?」と聞くと、「おもしろい」と答えたので、
「どんな話かわかる?」と聞くと、「わかんない」と言う。ママのそばにいられるだけでうれしいのかなあ。

仕事の手を止めて、遊び相手になる。何かしながらでないと落ち着かなくて、お片づけごっこに巻き込み、足の踏み場のない床を片付けたら。「ゆか ひろくなったねえ。ばあば よろこぶねえ」。いつもダンナ母がうちに来るたび、「あら、ずいぶんちらかってるわね」とあきれるのをちゃんと覚えている。

二人で家に閉じこもって過ごす一日は長い。やることがないと、「なんか たべるう」となり、一日中間食をしてしまう。朝から夕方まで子どもを飽きさせず、規則正しく食べさせて、寝かせて……保育園ってすごいなとあらためて思った。

2008年10月19日(日)  おにくぼくじょう! マザー牧場2日目
2007年10月19日(金)  インテリアデザイン『DAYS』のマツエ
2006年10月19日(木)  マタニティオレンジ22 めぐる命と有機野菜
2005年10月19日(水)  新宿TOPS 2階→8階→4階
2003年10月19日(日)  100年前の日本語を聴く〜江戸東京日和
2002年10月19日(土)  カラダで観る映画『WILD NIGHTS』


2009年10月18日(日)  たま画伯、いつの間にか「顔」を描く。

昨日の夜中から「デジカメがない! ない!」と大騒ぎしていた。王子駅前のTagenというカフェ(王子で初めて出会った、また行きたい店。大人っぽい雰囲気なのに子ども用に落書き帳とクレヨンを貸してくれた)で見たのが最後かも、とお店に電話したけれど、ありませんと言う。

バッグから落っことしてしまったか? デジカメには名前なんて書いてないし、写真から持ち主を特定することなんて……と思いめぐらせ、ハッとなる。顔と名前が一致する人の写真がたくさん入っているではないか! 作品の出演者と撮った記念写真の数々……あれが間違って流出しちゃったら、皆さんにご迷惑がかかってしまう。と同時に今井の管理能力が疑われ、信用はまるつぶれ。悪い想像をするときりがないので、とりあえず一晩寝ることにした。

今朝爽やかに目覚めて数秒後に「デジカメ……」と落ち込むと、娘のたまが「ウェルかめ?」とボケる。昨日一緒にいたアサミちゃんにメールすると、「カフェでは見てないよ。劇場でデジカメ見せてもらったのが最後じゃない?」と返信があった。ならば、まだ希望がある! 劇場が開くまでの間、家の室内のどこかに落ちている可能性も考え、雪崩を起こしているテーブルや足の踏み場のない床を片付ける。

その流れでトイレットペーパーをホルダーに補充したとき、「あれ?」。硬い手応えを感じてつかむと、なぜかこんなところにデジカメが! おそらく、デジカメを見ているときに娘のたまがトイレを訴え、デジカメを持ったままトイレに同行し、おむつを脱がせる際にホルダーに突っ込んだ……という動きを取ったのだろうと考えられる。そこに置いたことどころか、デジカメを家に持ち帰って見ていた記憶がまったくなかったので驚いた。無意識にもほどがある。

デジカメの中の画像はほとんどパソコンに移し終えていたけれど、USJとアルルのパンコンテストに加えて、「たまがお風呂で描いた絵」が入っていた。USJの写真は実景だし、アルルへはまた行って撮れるけれど、お風呂で描いた絵は一度限りのものなので、それがなくなるのは惜しまれた。ところが、いざパソコンに取り込んでみると、光が足りなかったせいで、暗くてなんだかよくわからなかった。

お風呂の壁に描いたのは「たまちゃんとママ」で、ママの顔はずいぶん手抜きだけど、自分の顔には、ちゃんと髪の毛と目と口と鼻と手足があった。その写真のかわりに、お絵描き帳に残っていた絵を発見。先週だったか、たまの描く絵に初めて「おめめ」と「かみのけ」が登場したことに驚いたのが、この絵。ついこないだまで、ひらすら線を引いて「あめ」だの「へび」だの言っていたのに、いつの間に顔を描けるようになっていたのか。

ちょうど保育園から持ち帰った絵を開いてみたら、こちらもずいぶん進化していた。昨日審査したコンテストはパンの絵だったけど、たまはいろんなおにぎりを描いていた。大きいの、小さいの、うめぼしにウィンナーにありんこまで。おにぎりの絵も幸せな気持ちにさせてくれる。

【お知らせ】今日10月18日は冷凍食品の日

10日前の日記でもお知らせしたように、10月18日は冷凍食品の日。冷凍(10)食品はマイナス18度以下で保存すれば、保存料を使わなくても長持ち可能というのがその由来。ちなみに10月の第3日曜日は「孫の日」「新聞少年の日」「新聞配達の日」で、今年は10月18日。

今井雅子が日本冷凍食品協会を担当していたコピーライター時代に脚本を書いた啓蒙ビデオ「冷凍の国のふしぎ」はこちらで見られます。絵は島袋千栄さん。

また、「いまいまさこ」の名で作詞した「冷凍マイナス18号ソング」はyoutubeで見られます。

2008年10月18日(土)  おにくぼくじょう! マザー牧場1日目
2007年10月18日(木)  マタニティオレンジ195 ママ友に取材 
2005年10月18日(火)  体にやさしくておいしい中華『礼華(らいか)』
2002年10月18日(金)  「冷凍食品 アイデア料理のテーマパーク」で満腹!


2009年10月17日(土)  子どもが描くパン「らいおんさん賞」×ライオン・パーマのお芝居

2年前に「でか!あんパン」を注文したのが縁で、巣鴨のパン屋「個性パン創造 アルル」の店主・パンG(パン爺?)さんとお近づきになった。あんパンに保育園の同じクラスの子どもたちの名前を入れたいのですがとメールで相談すると、電話がかかってきて、その電話代が心配になるほど、パンのことになったらおしゃべりが止まらないパンGさんは、わが父イマセンと同い年。今井雅子を店頭でもお店のサイトでも応援してくださっている。

そんなパンGさんからのお願いで、お店が主催する絵のコンテストの審査を務めさせていただくことに。給食のパンを納めている2つの保育園(残念ながら、たまの保育園ではなかった)の4歳児クラスの子どもたちが描いたパンの絵から「らいおんさん賞」ひとつ、「ぞうさん賞」2つ、「きりんさん賞」5つを選ぶべく、お店にうかがう。


小さな間口のお店の正面にも中の壁にもパンの絵がいっぱい。はがきサイズの絵にも一人ひとりの個性がちゃんと表れている。同じ年の子が同じ題材を描いても、こんなに違った絵になるのが面白い。七色の食パンに心を惹かれ、らいおんさん賞に決めた。その隣の大胆に黒と茶色で塗られた塊はチョコレートパン。こちらにはきりんさん賞を。

パンに見えるか見えないかという描写技術よりも、パンが持つ楽しさを描いた絵を選んだ。「今の子は幸せよねえ。世界には戦争の絵しか描けない子どももいるのに」とパンG夫人がしみじみと言い、イランの映画監督モフセン・マフマルバフがユネスコで行ったスピーチ「神にさえ見放されたアフガニスタン」の一節を思い出した。

 もしも私の国に降るものが、ミサイルではなくて、本だったら。
 そして、大地に埋まる地雷が一粒の麦だったら。
 そして、その地に吹く風が自由だったら。
 私たちの子どもは、もっと自由だったでしょう。


実りの象徴であるパンの絵を描けることは、平和な時代に生きている証拠。色とりどりのパンの絵は、まさにそのことを語っていた。

焼きたてのパンが所狭しと並ぶ店内は、パンの香ばしいにおいに包まれ、その中での審査は、なんだかとってもいい心地。受賞された子どもたちにはお店のパンが贈られるとのこと。

「たまちゃん、どのパンが好き?」とパンG夫人に聞かれ、遠慮もなく次々と商品を指差すたま。

審査で十分幸せのおすそわけをいただいた上に、たくさんのおみやげと謝礼までいただき、恐縮する。審査員をやって良かったなあと思ういちばん大切なポイントは、主催者側の作品への愛が感じられること。小さなお店の小さなコンクールは、今までに関わったなかで最も気持ちよく幸せなものだった。

今日はライオンに縁がある日のようで、午後からは「ライオン・パーマ」という劇団の芝居を初めて観る。会場は王子小劇場なので、王子駅からすぐの飛鳥山公園でアルルのおみやげパンを食べ、ライオンパーマを強烈におすすめする友人アサミちゃんと待ち合わせ。「とにかく面白いのよー」の言葉通り、ほんとに面白くて、実によくできた本に驚いた。

タイトルは「くちびるコミック」。芽の出ない漫画家が誘拐監禁されて漫画を描かされる。「モラル」という刑事ものと「未確認飛行通販」というコールセンターものと「森を守る」という環境もの。3つの漫画の世界と現実が行き来するのだけど、一人何役もこなしながら、見事なまでに混乱がなく、それぞれが面白い。役者さんがちょっと噛み噛みなのも気にならないぐらいほど引き込まれる。あの手この手で書かせる誘拐犯と漫画家の関係がプロデューサーと脚本家にダブり、犯罪が期せずして才能を引き出してしまったという展開にドキドキ、うるうる。

「ハード・ボイルド&ボイルド・ジョーク」をキャッチフレーズにしているだけあって、ジョークにも笑わせてもらった。東京にはほんと、観ても観ても掘り出し物の劇団がありますなあ。小道具の方と元同僚だったというアサミちゃんによると、作・演出のチャー・アズナブルさんと出演者の加藤岳仁さんとチラシのイラストを描いているロス・アンド・ゼルスさんは同一人物だそうで、なんとマルチな才能!

ライオンに感心しきりの一日だった。

2008年10月17日(金)  イランの非常に強い漢方薬
2007年10月17日(水)  マタニティオレンジ194 長生トマトの歌にノリノリ
2006年10月17日(火)  マタニティオレンジ21 赤ちゃんと話したい
2002年10月17日(木)  Globe Trotter×ELEY KISIMOTOのスーツケース


2009年10月16日(金)  ビックカメラで携帯とパソコンを買っていた

少し前から携帯電話の機種変更を検討していた。使っているのはauでCDMA1という現行のプランからwinというプランに変更する利用者を対象に割引キャンペーンをやっているという。料金もおトクになるというし、ポイントもたまっているしとauショップへ見に行ったのだけど、どの機種にしていいのか絞りきれず、迷いに迷った挙げ句選んだ機種は品切れで、すごすごと引き上げた。

たまたまビックカメラの前を通りがかった折りに何気なく見てみると、三人の店員さんがかわるがわる声をかけ、すらすらと説明してくれる。本家auショップよりも量販店の店員さんのほうが詳しかったりする。ここでもauのポイントを使えるというので、ポイント分で買える機種を選んだ。

データを移し替える間、パソコン売り場へ。ここでは「今井」さんという女性店員さんが熱心に説明してくれ、ネットブックとノートパソコンの違いもわかっていないわたしの初歩的な質問のひとつひとつに根気づよく答えてくれる。ASUS(アスウス)やACER(エイサー)といった初めて聞くメーカーは、台湾のものらしい。バッテリーが長持ちして、Windowsが入っているものに絞り込んで探し、ASUSのものが品切れで同価格帯のACERにした。モバイルネットを申し込むと3万円引き(そのかわり月々千円の基本料金+手続き費用3千円ほどがかかるが、将来モバイルネットをやる予定なら断然おトク)と言われたけど、手続きを待てる時間がなく、パソコンだけを購入する。

いつも感心するのだけど、ビックカメラの店員さんはよく勉強している。おかげで、買う気半分で店に入っても、ビックカメラの袋を提げて出てきてしまう。

パソコンを買ったのは、先日も日記に書いたようにMacの調子が悪いからだった。修理に出す間仕事ができないと困るので、控え選手を投入しておこうと。ところが、AppleのコールセンターにSOSの電話をして、教えてもらった方法を試したところ、
1)パソコンをリセット(コマンド+「C」+あと一つ二つのキーを同時に押しながら電源を入れると通常一回の音が二回鳴るはずだったが……鳴らなかった)
2)ユーザアカウントを別に作成(Macの説明ページは、わかってない人には暗号のよう。アプリケーションからアカウント画面にたどり着くまでがひと苦労。左下の小さな「+」が「アカウント追加」ボタンだと気づくまでに、また苦労)
3)Mac OSを再インストール(これは説明ページの言う通りにやってみて、なんとかできた。すごく時間がかかるので、2枚目はインストール終了まで待たずに寝た)
の3つめの方法がうまく行ったようで、マウス暴走はおさまり、ひさびさに考えるスピードで打てる快適さを味わっている。そうなるとあわててネットブックを買わなくてもよかった気もするけど、打ち合わせに持って行くにはMac Bookは重いしバッテリーも持たないので、デスク用と持ち運び用を分けるのはいいかもしれない。

新調した携帯電話は、待ち受け画面に電光掲示板のごとくニュースが流れ、天気予報が表示され、テレビも見られる。名刺リーダーがついていて、早速やってみると、入力の手間が省けて、これは便利。ただし、書体によっては激しい読み間違えをする。
「ならまち芸能企画研究会」を
「会らまち裏社会真剣大会」と読んだので、再度読み込むと、
「会らまち墓社会真剣大会」と出た。裏社会より墓社会のほうがブラック度を増している。いいまつがえマシーンみたいで、これは楽しい話題を提供してくれそうだ。

2008年10月16日(木)  偶然の遭遇
2007年10月16日(火)  マタニティオレンジ193 シュレッダーごっこ
2006年10月16日(月)  マタニティオレンジ20 ビバ!ウンチョス!
2004年10月16日(土)  SolberryのハートTシャツ
2002年10月16日(水)  カンヌ国際広告祭


2009年10月15日(木)  ど真ん中!『風が強く吹いている』

あちこちに打ち合わせに行くたびに「あれはいい!」「スポ根で成功している珍しいケース」などと試写を観た映画関係者が絶賛していた『風が強く吹いている』をマスコミ試写の最終上映でつかまえることができた。期待以上にわたし好み、ど真ん中の青春映画! 

監督は、朝ドラ「てるてる家族」やNHK「クライマーズハイ」をはじめ、うまいなあと感心することしきりの脚本を書く大森寿美男さん。プレスシートによると、初稿が決定稿のような完成度で、これをぜひ形にしたい!と読んだ人たちが盛り上がり、でも監督どうするとなったとき、「脚本をいちばん理解している大森さんにやって欲しい! イメージを伝えてくれたら、僕たちが、俺たちが、やる!」とスタッフが推し、初監督を務めることになったのだとか。

箱根駅伝を映画で描くなんて、それこそ途方もなく大変なことだけど、脚本が皆を乗せてしまい、それぞれが力を目一杯発揮した結果、実現させてしまった。まるで、劇中でハイジ(小出恵介)の熱意に青竹荘の面々が突き動かされ、ありえない箱根駅伝出場を決めてしまったように。プレスシートを読んでいるだけで目頭が熱くなってしまった。

「なぜ走るのか」は、「なぜ生きるのか」に通じる。これもプレスシートに書かれていることだけど、学生時代、応援団という「なんのためにやってるの?」の疑問渦巻くところで汗したわたしには、「自分の力を引き出す情熱」なんて言葉がビシビシと響いた、学生生活の映画でありながら、一切授業が描かれていない潔さもなんだかかえってリアリティがある。応援団漬けだった四年間を振り返り、あの頃の自分も何かに向かって突っ走ってたなあと懐かしさと眩しさがこみ上げた。予選会や箱根の応援で応援団もしっかり登場していて、これまた血が騒いだ。

何かに一心に打ち込む人を見ていると、目が離せなくて、そのうち涙が出てくる。それが映画で描かれると、作りものっぽさが出てしまったりするのだけど、この映画は、「走る人は美しい」としみじみと思わせてくれた。とくにカケル(林遣都)が走るシーンはどれも絵になって、それだけでもスクリーンで観る価値があると思えるほど。朝焼けに向かって走るシルエットも、流れる景色の中を跳ぶように疾走する姿も。人間ってこんなにきれいに走るんだなあと見惚れて、ずっと見ていたかった。クライマックスの箱根のシーンのあの見応えは、彼をはじめ出演者の走りに宿る本物の迫力の賜物だと思う。

好きなところを挙げるときりがないけど、公開されたら劇場でもう一度観たい!と思える作品だった。次の人に「おすすめ!」タスキを渡したくなること請け合いだから、興行もロングランを記録!? 間もなく10月31日公開。

試写室を出た人が「原作とだいぶ違ってるとこもあったよねー」「そうそう、原作だったら、こう来るのにって思いながら観てた」などと話していて、映画にないお楽しみもあるのか、と未読の原作がますます楽しみになった。その二人が「凝縮し過ぎだよね」と話していたのだが、「詰め込み過ぎ」ではなく「凝縮し過ぎ」というのは脚本への褒め言葉だよなあと思う。原作のエッセンスを削るのではなく濃密なまま映画サイズに納めたということ。

ところで、大学駅伝といえば、学生時代につきあっていた人は、関西の大学の陸上部で長距離をやっていて、駅伝にも出ていた。でも、一度も応援に行かなかったのは、なぜなんだろう。応援団でありながら。その疑問を今はダンナとなった彼にぶつけてみると、「どこでやってるかわからないし。来ても迷うと思って誘わなかった」と言う、「他の人も応援に来なかったの?」「関係者しかいなかったなあ」。そんな……箱根駅伝は沿道に何万人も集まるというのに(映画のエキストラ動員だけでも3万人!らしい)、同じ学生駅伝でもまるで別な競技みたいだ。

「駅伝やってた人なら、絶対面白いよ」とダンナにすすめてみたが、「素人十人で、たった一年で箱根に出るなんて、ありえないよ」とさめた反応。4年かけてやっと5千メートルを15分台で走れるようになった彼は、「そんな甘い世界じゃない」と言う。現実はそうなのかもしれないけれど、作品は、こういうことは起こりえるかもしれないという説得力が十分にあった。ぜひ劇場で観ての感想を聞いてみたい。

2008年10月15日(水)  朝ドラ『つばさ』に参加しています
2006年10月15日(日)  マタニティオレンジ19 おでかけが楽しくなるだっこひも
2004年10月15日(金)  広告労協の女性会議
2003年10月15日(水)  このごろの「悲しいとき」


2009年10月14日(水)  Macのマウスが暴走して困ります

今日10月14日は鉄道の日というのがずいぶん定着した感があるが、堺名物「けし餅」をわが家に届けに来てくれたご近所仲間で鉄道ファンのT氏は失念していた。

さて、鉄道の暴走も困るが、わたしが最近直面しているのは、Macのマウス(ポインタ?)暴走問題。何か月か前に突然、文字を打つときに画面文末に出るチカチカしている縦線(何と呼ぶのでしょう?)が上へ上へ移動するという珍奇な動きを始めた。スクロールバーも上へ上へと暴走するので、サイトを読んでいても、あっという間にページ頭に戻ってしまう。

コマンドキーを押しながらスクロールバーをつかまえると静止するのだけど、日に日に暴走が激しくなり、文章を打ってる途中で文頭や前の行にワープしたり、ひらがなを一文字打っただけで勝手に変換したりするものだから、時間がかかってしょうがない。マウスが暴走するほど、こちらの仕事にはブレーキがかかるのだった。

Macのサイトを見ても、最小限のことが文字だけで書かれていて、機械音痴のわたしには、ちんぷんかんぷん。このそっけなさが、わかる人にはほどよいのだろうけれど……。ウィルスがひどいからとWindowsからMacに乗り換えて、まだ一年半余り。先日から大文字の「O」が出なくなったし、故障するには早すぎないか? でも、走行距離の多い車と同じく、わがMacも走りっぱなしで相当お疲れだろう。暴走マウスは「休みをくれ!」の反乱なのかもと思いつつ、あの手この手でなだめなだめ働かせている。

【お知らせ】「つばさ」DVD第2弾10/2鵯発売

来週発売の「つばさ」DVD第2弾(amazonはただいま26%OFF)がひと足早く到着。特典映像は渋谷と川越でのファンミーティングのほか、ラジオぽてとの「おはなしのへや」でつばさ(多部未華子)が「まじょのなみだ」を朗読するというミニ番外編を収録。絵本の全貌はわたしも初めて観て感激。表紙にある「みやのなおこ」さんは架空の人物ではなく、絵を書かれた方のお名前でした。

2008年10月14日(火)  このごろの、たま語
2004年10月14日(木)  PLAYMATE 第5弾!『SWAP 2004』
2002年10月14日(月)  四あわせの五円玉


2009年10月13日(火)  「月の光」があふれる映画『スノープリンス』

『スノープリンス』を試写で観る。「禁じられた恋のメロディ」の副題がついているが、「禁じられた遊び」や「小さな恋のメロディ」より、チラシの見出しにあるように「日本版『フランダースの犬』」が言い得ている。『ぼくとママの黄色い自転車』を「日本版『母をたずねて三千里』だね」と言われると、他の言い換えを思いつかなくなったが、この作品は、まさに『フランダースの犬』。観ていて何度もアニメの切なさがだぶった。

初々しく微笑ましい主役の二人は、学校にも通えない貧しい少年・草太役にジャニーズJr.の森本慎太郎、ピアノが得意なお嬢様の早代役に桑島真里乃(ちりとてちんでヒロイン喜代美の少女時代を演じていたのが、彼女。ますます貫地谷しほりに似ていたのが、びっくり)。身分違いの二人の間に立ちはだかる壁は『ロミオとジュリエット』を、早代の同級生の男の子たちも加わった冒険は『スタンド・バイ・ミー』を思わせる。

『バタアシ金魚』『東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜』『歓喜の歌』などを手がける松岡錠司監督作品。脚本は『おくりびと』の小山薫堂さんのオリジナル。プレスシートによると、「ピュアな少年の物語、清貧というテーマで描きたい」という想いから企画が始まったという。『おくりびと』では石文(いしぶみ)が印象的に使われていたが、この作品に登場する「夜空色の絵の具」もファンタジー感があって、わたし好み。村に現れ、次の村へと去って行くサーカスの非日常感も好き。小山さんは相当ロマンティストな人なのかもしれない。

ドビュッシーの「月の光」が全編を彩り、さらに草太が描く絵にも月の光が射し込む。主役の平均年齢はかなり若いのだけど、二人を支えるべく香川照之、浅野忠信、中村嘉葎雄、岸恵子ら豪華実力派が顔をそろえ、しっとり大人っぽい作品に。「つばさ」で葛城清之助を演じた山本學さんは銀幕でも渋い。短い場面ながら確かな存在感を残していた。

12月12日(土)より全国ロードショー。

2008年10月13日(月)  鎌倉山の陶芸教室と『静辰』
2002年10月13日(日)  新宿のドトールにいませんでした?


2009年10月12日(月)  新幹線の車掌さん×おむつ!

昨日の夜遅く、小中学校のミニ同窓会を終えて実家に帰り、今朝は10時過ぎに出る。両親とは先月小豆島で会っているから、今回は寝に帰るだけ。

昨日の同窓会は、同級生掲示板に「10月に帰るよ」と書き込んだら、「それやったら集まろか」と実現したのだけど、メインの仕事の他に「大阪に来るついで」の打ち合わせも二つくっつけて、一粒で四倍欲張る有意義な関西出張となった。メールだけでも仕事はできてしまうけど、やっぱり顔を合わせたほうが話は早い。

メインの仕事も無事終え、ただいま新幹線で東京へ向かっているところ。551の蓬莱の行列に並んだものの、発車時刻が迫り、豚まんまであと二人のところで断念した。

最後の一席の指定を取って乗り込んだのは最新車両とのこと。「この列車にはおむつ替えシートを搭載しております」とアナウンスあり。新幹線の車掌さんが「おむつ」を高らかにアナウンスする時代が来たか、とうれしい衝撃。

ちなみに新聞によると、今日は「山手線命名の日」100周年とのこと。

2008年10月12日(日)  鎌倉で語り明かす
2007年10月12日(金)  マタニティオレンジ191  「働きマン」と「子育てマン」
2006年10月12日(木)  マタニティオレンジ18 デニーズにデビュー
2005年10月12日(水)  シナトレ3 盾となり剣となる言葉の力
2003年10月12日(日)  脚本家・勝目貴久氏を悼む
2002年10月12日(土)  『銀のくじゃく』『隣のベッド』『心は孤独なアトム』


2009年10月11日(日)  取材でユニバーサル・スタジオ・ジャパンへ

作品の取材で大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンへ。日本上陸してずいぶん経つが、東京暮らしということもあって、なかなか行く機会がなかった。子連れで行けたら良かったのだけど、今回は単身出張。秋露弁当1300円也を食べ、原稿を読んで新幹線の車中を過ごす。


オフィスで打ち合わせを終えてから、USJ入園。思っていたより広くて、非日常を味わえる。

園内はハロウィーン一色。オレンジが好きなわたしにはうれしくなる色使い。かぼちゃがどかどか。他の季節に来るt、どんな感じなのでしょう。

ブレイクダンスっぽいショーを見守る人々。大道芸のストリートパフォーマンスも楽しかった。

名物スヌーピーまん。中はクリーム。他にキティまんもあるそう。


ジョーズやスパイダーマンのフォトスポットにはカメラを持った人の列。三連休の真ん中で、今日はお客さんがよく入っていたそう。アイスクリーム屋さんの看板もかわいい。オリジナルアイスはキャラクターの顔になってるのだろうか。スヌーピーまんでおなかが膨れて、確認できず。

おみやげにクッキーと「スヌードル(snoodle)」をいただく。スパイダーマンをもじった「スパイダー麺」という先行商品が好評で、スヌードルが誕生したそう。

電車を乗り継いで40分ほどで実家のある駅のひとつ手前の駅に到着。思ったより近い。夜はわたしの帰省にかこつけて、小中学校時代のミニ同窓会。30人ぐらい集まる予定が20人ちょっとに。4年前、2005年の10月末に大同窓会をやって以来の人がほとんど。同じクラスになったことがない子も多いし、6クラスの小学校二つが合わさって、11クラスという大きな中学校だったので、名前と顔が一致しなかったりする。「初恋の人告白大会」で盛り上がる。こういうところに名前が出る人は学年の有名人だったりする。

みんなよく飲んでよくしゃべり元気そのもの。おしとやかでかわいらしかった女の子が、すっかりたくましくなって、「ねえちゃん。食べもの遅いで」と若い店員さんをどやしつける。飲み物がなかなか来ないから飲み放題時間を延長しろと迫り、「魚民は三時間やけどねー」と言うと、店員も負けじと「それやったら魚民に行ったらどうです?」。料理の質は少々下げてもいいから酒を寄越せと交渉したら、料理はほとんど出てこなかった。大阪で生きていくのは、カロリーが要りそう。

「クローズの脚本家いて、俺を出してくれ」と中学校時代不良だった男の子が言うので、「クローズみたいな仕事はまず来ないと思うわあ」と言う。彼は『子ぎつねヘレン』のDVDを買って子どもたちに見せてくれているそう。同級生というだけで応援してくれる人たちがいることをありがたく思う。

2008年10月11日(土)  2回目の運動会
2007年10月11日(木)  Sky fish公演 Vol.6『二神(ふたかみ)』
2006年10月11日(水)  マタニティオレンジ17 再開&再会
2005年10月11日(火)  ユーロスペースで映画ハシゴ
2003年10月11日(土)  わたしを刺激してください


2009年10月10日(土)  踊らず走らずはにかみ運動会

保育園に入って三度目の運動会。毎年運動会のたびにわが子の成長を確かめ……とはいかないのが、うちのたま。連絡帳に「たまちゃんは恥ずかしいようでもじもじしていました」と書かれていたものの家ではノリノリで踊っているし、本番には強いかもと思ったら、はずかしがり屋さんは本番になお弱いのだった。

準備体操では固まったまま呆然となり、かけっこでは折り返し地点にあるおせんべいに向かってお友だちが駆け出すなか、スタートラインで棒立ちし、先生に背中を押されておせんべいのとこまで来ると、手にしたおせんべいをじっと見つめて動かなくなった。親子ダンスでは指をくわえて完全に傍観者。見事なまでに最後まで温度の上がらないままで、これには驚いた。最近はかけっこもうまくなり、末はリレー選手かダンサーかと親は勝手に盛り上がっていたのであるが。

「たまちゃん、どうしてじっとしてたの?」と聞くと、「はずかしかったから」としっかり自己分析できていて、運動会を見られなかったじいじばあばにも「たまちゃん うごかなかったの」と報告。でも、みんなはちゃんとできてたのにという引け目は感じているようで、「わかっているけど、できないのよ」という心境なのかもしれない。

大阪の母に電話でその話をしたら、「あんたが幼稚園のときもみんなが一生懸命やってるのを見物してたよ」。中学校時代には、さめているクラスメートにけしかけるようになったわたしも、昔は棒立ち傍観者だったらしい。親子だなあ。

2008年10月10日(金)  おなかの中にいたときから友だち
2007年10月10日(水)  マタニティオレンジ190 3人娘1歳合同誕生会
2004年10月10日(日)  爆笑!『イラン・ジョーク集〜笑いは世界をつなぐ』


2009年10月08日(木)  夫婦別姓に賛成ですか?

民主党政権になり、夫婦別姓の法制化が前向きに検討されているらしい。それを受けて、新聞の投書欄でも議論が活発で、待望派、慎重派、反対派、様々な意見があるのを興味深く見ている。子どもと親の姓が異なる事態を認めてしまうのは家庭の崩壊につながるから断固反対という意見に対し、名前が同じであれば円満という保証もないという反論が寄せられたりしている。たしかに、同じ苗字を名乗り、同じ家に暮らしていても、気持ちが同じほうを向いているとは限らないなと考えさせられる。

「反対ならば別姓を選択しなければいいのだ」という声もごもっともなのだけど、そもそも「旧姓を名乗り続けるか、結婚後の姓に乗り換えるかの二者択一」が前提となっているのが、わたしはとても気になる。

結婚後も旧姓のまま仕事を続ける女性がふえ、戸籍上の姓との違いから起こる不都合を解消するために、夫婦別姓を求める声が大きくなってきたのだと察する。けれど、結婚後の姓を名乗る必要がある場面も多々あり、「どちらか一つを選ぶ」となると、それはそれで不便や摩擦が生じる。子どもと母親の姓が異なることが家庭崩壊につながるかどうかは疑問だけれど、まわりを混乱させてしまうことは想像できる。保育園や小児科で「子どもの苗字は○○ですが、わたしは今井です」と説明するよりは、そろえたほうが話は早い。

戸籍の名前まで分ける必要はなくて、戸籍上の本名と旧姓との併用が認められるだけで、ずいぶん助かる。必要に応じて旧姓と結婚後の姓を使い分けられたらありがたいというのが、旧姓で仕事を続けるわたしの希望だ。「ひとつの家庭に二つの苗字を存在させる」夫婦別姓より、「個人の中に二つの苗字を存在させる」個人両姓(?)の発想のほうが柔軟な運用ができるように思う。家族としては夫や子どもと同姓、個人としては別姓を名乗るという風に。

わたしの場合、旧姓を筆名にしているため、所属している文芸美術国民健康保険組合の保険証には「本名」と「筆名 今井雅子」が併記されている。公的身分証に入っているおかげで、旧姓が通用する場面も多い。以前日記(>>>2007年05月01日(火) 今井雅子という人物は存在しない!?)にも書いたけれど、銀行で旧姓名義のカードの住所変更を申請したところ、「今井雅子という人物は戸籍上存在しない」と断られたことがあった。姓が変わったことで結婚前の自分が抹消されたような言い方にショックを受けたが、「筆名 今井雅子」の保険証を出すと、相手の態度が一変し、「今井雅子は存在する」ことになった。保険証やパスポートに結婚後の姓と旧姓を併記できるだけでも、ずいぶん自由度が上がるのになあと感じている。カード名義書き換えの手続きが面倒でブルーになる事態も避けられる。

ところで、母親の姓が二つあることについて、子どもはどう感じるのだろう。三歳の娘のたまに「ママのお仕事の名前は今井雅子っていってね、ママが結婚する前の名前なの。知ってる?」と聞いたところ、
「うん。たまちゃんも おしごとの おなまえ あるの。たまっていうの」と答えが返ってきた。たまにとっては、仕事の名前も旧姓もあだ名という理解らしい。それぐらいのおおらかさ、しなやかさで夫婦別姓を語るのも、いいんじゃないかと思う。

わたし「え? たま、タレント活動してるの?」
たま「うん。テラントかつどう」
わたし「テラントじゃなくて、タレントだよ」
たま「タラントかつどう」

何かが足らんと? でも、自己肯定感は足りているようだ。夕食のときに「野菜食べなきゃ、かわいくなれないよ」と言うと、「たまちゃん もうかわいくなってるもん」とうぬぼれていたけれど、「ママもかわいい」とのことだから、ハードルは低い。

わたし「じゃあ、パパは?」
たま「かっこいい」
わたし「じいじは?」
たま「しろい」
わたし「ばあばは?」
たま「むらさき」

こんな会話にも和まされ(風邪を引いたアイスクリームちゃんにガーゼのお布団をかけて寝かしつける姿にも和まされる)、お笑いタラントの素質は十分かしらなどとニヤニヤしながら、やっぱり親子の姓はおそろいがいいなと思った。

【お知らせ】あと10日で「冷凍マイナス18号」の日

冷凍(10)食品はマイナス18度以下で保存すれば、保存料を使わなくても長持ち可能。だから、10月18日は冷凍食品の日。ということを知らせるため、日本冷凍食品協会を担当していたコピーライター時代にデザイナーの古川ジュンさんと「冷凍マイナス18号」というキャラクターを提案。キャラクターデザインを久保誠二郎さんにお願いしてファミリー展開し、調子に乗ってPRソングを作り、CDつき飛び出す絵本が当たるプレゼントも実施した。いまいまさこ作詞、でこぼこフレンズの福井洋介さん作曲の「冷凍マイナス18号ソング」はyoutubeで観られ、うちのたまのお気に入り。冷凍食品の日10日前の本日、1000アクセス達成。そのうち100はたまが観てます。

2008年10月08日(水)  願えば never ever


2009年10月07日(水)  鈴木蘭々主演『サッちゃんの明日』(大人計画)

今朝のこと、ワイドショーに鈴木亜美が出ているのを観ての連想か、「鈴木蘭々って最近どうしてるんだろ」とダンナが聞いてきた。「お芝居なんかに出てるよ」と答えて、「そうそう。今日観に行く舞台の主役、鈴木蘭々なんだよ」と思い出した。

というわけで、大人計画『サッちゃんの明日』。毎度のことながら、満席の客席は「かかってこい」のお祭り歓迎体制で、のっけからよく笑い、下ネタにも反応しすぎなほど。わたしの後ろの席の男性は、早押しクイズのような素早さで食いつくように笑いの波に一番乗りしていて、その余波でわたしのまわりはとくに笑い感度が高くなっていた。

(ネタバレご注意)犬に噛まれて足が不自由になった蕎麦屋の娘サチコ(鈴木蘭々)はアル中の父(松尾スズキ)と未亡人の祖母(小松和重)との三人暮らし。母(家納ジュンコ)と祖父は近親相姦の上、駆け落ちして死んだ(が後になって母が帰ってくる)。脳性マヒの男友達で営業マンの沼田(小松和重の二役。お見事!)が連れてきた後輩のゴロウ(星野源)は、サチコを噛んだ犬の飼い主の養子。蕎麦屋に面接に来た男(皆川猿時)は刑務所上がり。シングルマザーで7か月の息子がいる友人つぐみ(猫背椿)はダンサーとしてひと華咲かせる夢を諦めきれず、ニューヨークで成功し、一時帰国中の先輩を訪ねるが、そこには覚醒剤の売人(宮藤官九郎)がいて、高額のオーディション料をふんだくられる。売人の探し物は蕎麦屋にあり、それが見つからないと命が危ない。果ては北朝鮮ミサイルが撃ち込まれたというニュースが……。

これだけのヘビーな題材を次々と繰り出しつつ、常に客席が笑いで沸いているというのがすごい。「私にはエロサイトがあるー」と高らかに歌っても清潔感がある鈴木蘭々というのもすごい。下ネタが捨て身ではなく、自然。一方、家納ジュンコと猫背椿は堂々たる捨て身っぷりが芸になっている。皆川猿時と小松和重の体を張った芝居も、役者ってすごい生き物だなあと思わせる。

大人計画の舞台を見慣れてくると、ウンコが背中に張りつくネタにも笑えるようになるが、覚醒剤ネタはタイムリーすぎて笑い飛ばすには重さを感じる。明らかに幸福○○党をパロディにしたと思われる幸福追求党も最近の話題ではあるけれど、覚醒剤のほうは脚本を書き上げてから現実が追いついてしまったのかもしれない。

生の鈴木蘭々を見ながら、カラオケで「なんで なんで ナンデ?」という彼女の歌をよく歌っていたことや、デーブ・スペクターや高田純二とともに出ていた「GHOST SOUP(ゴーストスープ)」という岩井俊二演出のドラマがすごく良く出来たクリスマスの奇跡物語だったことなんかも懐かしく思い出した。顔立ちも声も醸し出す雰囲気も好きなので、いつか作品をご一緒できたらと思う。鈴木蘭々をさん付けすると「ん」が3つ刻まれて「ヴァンサンカン」や「チリコンカン」みたいな響きになるので敬称略にした結果、今日の日記の人物名は皆さん敬称略になってしまった。

作・演出は松尾スズキ。宮藤官九郎作・演出を何本か観たのと比べてみると、クドカンカラーだと思っていたのは大人計画カラーでもあったのかもと思う。わたしには書けないし、真似できない。だからこそ毎回異種格闘技を眺めるように圧倒される、ヘアメイクは今回も大和田一美さん。コピーライターだった頃、お仕事で出会って一時期髪を切ってもらっていたので、役者さんたちの顔まわりに注目しながら、お元気かなと思いを馳せた。

大人計画『サッちゃんの明日』

2009年9月18日(金)〜10月11日(日) 
シアタートラム

【作・演出】 松尾スズキ
【出演】 鈴木蘭々 宮藤官九郎 猫背椿 皆川猿時 星野源 家納ジュンコ 小松和重 松尾スズキ

2008年10月07日(火)  朝からベランダで野良仕事
2006年10月07日(土)  マタニティオレンジ16 おっぱい出張所
2005年10月07日(金)  国民行事アンケート「国勢調査」の行方


2009年10月06日(火)  台風接近!打ち合わせの話題は「藤原効果」

「台風が近づいていますねえ」「なんか、すごい勢力らしいですね」「上陸しちゃうんでしょうか」そんな雑談から打ち合わせが始まり、「藤原効果」という言葉が出て来た。二つの台風が1000キロ以内に接近すると、渦巻く両者が作用し合って動きが変化する現象だそうで、今回、それが日本のはるか南で起こり、ひとつはフィリピンへ向かい、もうひとつが本州を目指しているのだとか。後で調べると、藤原さんという気象台の方が発見したので、この名称がついたらしい。

「藤原効果、よくご存知ですねえ」とひとりが食いつき、「実は気象予報士の資格を持っているんです」と告白したことから、今度は彼が質問攻めに遭った。「あれ難しいんでしょ」「一発合格ですか?」「どんな問題出るんですか?」「なんで受けようって思ったんですか?」……。「計算問題が出るんで、数1から勉強し直しましたよ」などという答えに、オオッとなる。「やっぱり理系なんですかー」「僕は文系なので、けっこう大変でした。今だったら解けないですね」。天気の話題は場を持たせると言うけれど、見事に場が盛り上がったのが面白かった。

それで思い出したのは、カンヌ国際広告祭で見た天気予報チャンネルのCM。スポーツバーをパロディにしたWeather Bar(お天気バー)に寒冷前線ファンと温暖前線ファンがそれぞれ青と赤のフェイスペイントをして集まり、贔屓のチームを応援するように天気予報を観ながら「行け!」「その調子!」と熱狂するシリーズCMで、上映会場も大いに沸いた。気まぐれで甚大な被害ももたらしかねない空模様には、たしかに目が離せない要素がある。

すごい勢力を持った藤原効果の片割れは8日には本州に上陸するかもしれないとのこと。通勤のある人は「電車が動くか?」「行きは行けても、帰りは帰れるか?」が心配の種で、わたしは「保育園へ連れて行けるのか? 行けても帰りは連れて帰れるのか?」が気がかり。話ほどは盛り上がらず、しぼんでくれるといいのだけど。

2008年10月06日(月)  『食いタン妻』と『百均探偵』
2007年10月06日(土)  マタニティオレンジ188 フミキリン
2006年10月06日(金)  マタニティオレンジ15 がんばれ母乳部
2005年10月06日(木)  行動する芸術家・林世宝さん
2004年10月06日(水)  ローマの一番よい三流のホテル
2002年10月06日(日)  餃子スタジアム


2009年10月05日(月)  小説を書くのもまた楽し

小説を書きたいと思っているところに、短編で4、5本書いて欲しいという依頼が舞い込んだ。脚本を書くのとは文体が違うし、小説家としてバリバリ書いている人のほうがいいのではと答えると、依頼者は、まだあまり色がついていない人がいいのですと口説いてくれ、まずは一本書いてみることにした。その調子でと乗せられ、書いているうちにアイデアがいろいろ浮かんできて、4本になり、6本になり、この数日でさらに4本ふえて、10本になった。

作品はある場所を舞台にしており、今月中にそこを訪ねて取材し(脚本でいうところのシナリオハンティング、小説の場合は何と呼ぶのだろう)、細かい描写を書き込む予定。スケジュール通りに行けば、この秋、そのとある場所のサイトで公開されることになっている。

脚本は作品を仕上げるためのベースになるものだけど、小説はそのものが読み物として成立するものだから、いいところも悪いところも全面的に書き手の製造責任となる。そこが怖くもあり楽しみでもあり……。

ネットで読める小説と言えば、講談社のコミック誌「モーニング」のサイトで公開中の「おやすみなさい。良い夢を。」は独特の空気感を持った物語。著者、三山佳依の名前にピンと来る方はかなりのいまいまさこカフェ通。

小説にかまけているせいで、このところ子守話はさぼりがちで、娘のたまに聞かせるのは、もっぱら「ニュースたま」。たまもだいぶ言葉が豊かになって、お返しに「ニュースママ」を聞かせてくれるのだけど、「きょう ママは おしごとを いっぱいしました」と仕事の話が多くて、淋しい思いをさせているのかなと後ろめたくなる。「今日はたまの前でパソコンしなかったでしょ?」と反論したところ、「きょう ママは おしごとを ちょっぴりしました」と修正された。

ちょっぴり更新ペースを上げて、3日ぶりの子守話は、前々から作ろうと思っていた黄色い自転車の話。たまは小豆島のことを「ぼくとママの黄色い自転車の島」と記憶していて、小豆島で滞在したゲストハウスのことは「ぼくとママのおうち」と呼ぶ。

子守話95「たまちゃんと きいろい じてんしゃ」

たまちゃんが みつけた きいろい じてんしゃは ふしぎな じてんしゃ。

きいろい じてんしゃが はしった あとには きいろい おはなが さきます。
きいろい ちょうちょたちが あつまってきて
まってまってと きいろい じてんしゃを おいかけます。

ふわりと そらに まいあがると ことりたちが こっちこっちと さそいます。
ぐんぐん そらたかく ペダルを こいで なないろの にじに ちゃくち。 
にじの はしっこから さんぼんめ きいろい みちの うえを 
きいろい じてんしゃは すいすいと はしります。

にじの さかを くだりきると うみの うえ。
きいろい じてんしゃは ふねよりも はやく はしります。
きいろい さかなたちが すごいすごいと とびはねます。

うみの そばを はしる きいろい でんしゃと おいかけっこ。
きいろい じてんしゃも はやいけれど でんしゃは もっと はやい はやい。
えきで とまっている あいだに きいろい じてんしゃが おいこします。

きいろい じてんしゃで おうちに かえると
おやつは たまごいっぱいの きいろい プリン。
きいろい じてんしゃは ふしぎな じてんしゃ。
たまちゃんが プリンを たべている あいだに どこかへ きえてしまいました。

2006年10月05日(木)  『シュガー&スパイス』のグランマ
2000年10月05日(木)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/12/08)


2009年10月04日(日)  おもちゃから夜景まで欲張り横浜デー

小豆島でお世話になった柳生さんと峰子さんご夫妻と横浜で再会。柳生さんと親しくされている北原照久さんのおもちゃ博物館へ。館長の北原さんにはお会いできなかったけれど、スタッフの方々にあたたかく迎えていただく。ジョン・ラセターが来館したときのエピソードを聞かせていただいたり(ここでピクサー映画『トイ・ストーリー』の着想を得たそう)、ぜんまい仕掛けのブリキのおもちゃを動かしてもらったり。

たまは「ブリキのおもちゃができるまで」に興味津々。


うちにはブリキのおもちゃはないけれど、Barnieのビデオの誕生会編でおもちゃ工場へ行く場面があり、ブリキっぽいロボットが出てくる。それに似たロボットを見つけて、「ウィアレロ(we are little)ロボットだ」。


広い庭にはアンティークのメリーゴーランド。動きを止めたその辺りの空気も、時が止まったかのよう。妖精が飛び回っていそうなこの庭で、お気に入りの本を開いて、ぼけっと半日過ごしてみたい。

別棟にはクリスマスショップ。こちらはBarnieのクリスマス編のサンタクロースの家がそのまま現実になったようで、たまもクリスマス好きのわたしも大興奮。

サンタが運転するワゴンには、サンタさんがいっぱい。

店内にはクリスマスグッズが所狭しと並び、飾られ、季節に関係なくここは年中クリスマス。わたしが品定めしている間に、たまはお店の看板犬、ゴールデンレトリーバーの「TJ」とじゃれあう。犬大好きのたまは、太いしっぽをつかんでぶんぶん振り、キャッキャと大喜び。柳生さんは気がつくと「Tジェイ」を「Tジョイ」と呼びかけていた。Tジョイは、『ぼくとママの黄色い自転車』の配給会社。

北原館長夫人の旬子さんとご挨拶させていただき、北原さんがププロデュースする横浜人形の家で今バービー展をやっていることを知らされ、徒歩で向かう。世界の人形や日本の人形の移り変わりを展示した常設展を見終えると、50周年を迎えたバービーとその衣装がずらりのバービー展。マネキンサイズのバーニーに駆け寄り、たまは「おちゅめ、きれいねえ」とピンクのマニキュアを塗った指にうっとり。

お洋服を見るのが大好きなわたしにとっては、目移りしそうな楽しさ。


鏡で仕切られたケースは万華鏡のよう。

お昼は中華街で食べましょうとなり、人形の家から五分ほど歩いて、元町中華街駅近くのすぐ目についた「廣翔記(koushouki)」新館に入る。フカヒレ三昧コースを注文すると、全9品と次々に運ばれる。餃子、炒飯、杏仁豆腐に至るまで、これでもかのフカヒレ尽くし! 味はなかなか上品で満足。大人もたまもよく食べた。テーブルにお料理びっしりの写真を撮り忘れたのは、夢中で食べた証拠。

さて、今日の横浜訪問の目的は、柳生夫妻の愛娘、照美嬢が出演しているtpt(=Theater Project Tokyo)第72回公演『血の婚礼』を観ること。中華街からほど近い馬車道にあるBankARTという会場は、倉庫を改造したような天井の高いスペース。

わたしが柳生夫妻と観ている間、ダンナがたまの子守をする予定だったのだが、「僕は昨日観ましたから、僕がたまちゃんを見ます」と柳生さんが勇気ある申し出をしてくれた。ブリキのおもちゃ博物館で柳生さんが買ってくださったぜんまい仕掛けのペンギンで、柳生さんとたまが遊んでいる隙を見て、峰子さんとともに客席へ。上演数分前に、たまが入口に駆け寄ってきて、目が合ってしまい、焦ったが、たまは満面の笑顔で「みねこさーん!」。パパでもママでもなく峰子さんと呼びかけるとは、たくましい。

入口のドアが閉められ、泣いても笑ってもたまは柳生さんに託されることになった。そして、一時間半後、再びドアが開くと、満面の笑みのたまが「みねこさーん!」。さすがにぐずっているだろうと思ったこちらは拍子抜けして、大笑いとなった。柳生さんの他、スタッフの方にも遊んでもらい、たまは終始ご機嫌だったという。

tpt公演は第44回『スズメバチ』と第52回『道成寺一幕』を今はなき森下のベニサンピットで観たのだが、その印象とも共通して、演劇らしい演劇を堪能する。舞台のしつらえもそうだし、見に来ている人の雰囲気もそう。台詞で話を転がしていくタイプではなく、体全体を使っての表現のひとつに言葉がある、そんな感じ。舞台には土が敷き詰められ、裸足の役者がその上を歩き、転がり、舞うと土埃が舞い上がる。舞台下には水を張ったたらいが点在し、そこでは水しぶきがあがる。歌とダンスが全体を彩り、生演奏の奏者は舞台の一部のように会場に溶け込んで佇んでいる。観るというより浸るように鑑賞した。

若い娘役を演じた照美嬢は、パリで演劇を勉強して帰国後、初めての舞台だそうだが、「オリーブ」という言葉が劇中に何度も登場し、記念の舞台へのはなむけのように聞こえた。

tpt第72回公演『血の婚礼』

2009/10/3(sat)→18(sun) BankART Studio NYK / NYKホール

作◎ガルシア・ロルカ 台本◎広田敦郎 演出◎門井 均
美術◎朝倉 摂 照明◎笠原俊幸 衣裳◎萩野 緑
振付◎グスタヴォ・ザジャク

母親◎大沼百合子 花婿◎山田ジルソン
姑◎植野葉子 妻◎伯鞘麗名 レオナルド◎小谷真一
花嫁◎呂美 女中◎武田優子 父親◎廣畑達也
月◎濱碓 死◎加藤亜依 少女◎佐伯静香
村の女◎石榑順子 若い娘◎柳生照美 松平英子
木こり◎清水隆伍 熊本昭博 遠藤典史
若い男◎古賀信義 演奏◎かりん・綿田健一

ステージの隣にはカフェとショップのスペースがあり、そこでお茶をしてから、馬車駅の手前で柳生夫妻と別れ、たまが朝から「あれのる!」と所望していた大観覧車へ。高所恐怖症なので膝が震えたけれど、空はよく晴れて、宝石をちりばめたような眺めだった。

2009年10月03日(土)  たまちゃん、4のヨーグルトがほしいのよ!

朝起きた娘のたまが「なんかばべる」空腹を訴えたので、「ヨーグルト食べる?」と聞くと、「4のヨーグルト」と言う。冷蔵庫に入っている低脂肪ヨーグルトを指差すと、「それじゃない。4のヨーグルトがほしいのよ!」と言い張るのだが、「これしかないからしょうがないでしょ」と言うと、「それじゃなくて、4のヨーグルト!」とわたしが手にしたのとは別なカップを指差す。

よーく見ると、蓋のアルミの端っこに番号が入っているではありませんか。3個パックのそれぞれに「3」「4」「5」と振ってあった。個装ヨーグルトを何百個と消費してきたけれど、気づかなかったなあ。

ヨーグルトを食べ終えると、「ウェルかめ、みるう」。石黒賢さん演じる父親が「元気! やる気! ムッキムキ!」と身ぶりを交えてやるのをたまはいたく気に入り、昨夜は何十回と「むっきむっきい」の力こぶを作っていた。「さあ今日もやるかなー」と期待をあおって画面に注目したが、ムッキムキは出なかった。「あら残念、やらなかったねえ」と言うと、たまは、「おおきくなったからじゃない?」とクールな態度。昨日の最後にヒロインの波美は小学生から大人になったのだが、それとムッキムキの封印を結びつけるとは。実は中身は大人なんじゃないかとドキッとすることが、ときどきある。

午後はご近所仲間のK子ちゃんちに遊びに行く。たまよりひとつ年上のマユタンのボーイフレンド君兄妹とお母さんが遊びに来ているところに、加わらせてもらった。たまはマユタンを前に自慢の創作ダンスを披露したが、「それってダンスじゃないよ。なんかー、ようちえんっぽくないよね。マユのダンスは、もっとようちえんっぽいから」とギャル口調でダメ出しされてしまった。わが家では「たまはダンスの才能があるね」「天才だね}と持ち上げられているが、子どもの世界はもっと厳しい。

2008年10月03日(金)  シナトレ11 台詞の前後を考える
2006年10月03日(火)  マタニティオレンジ14 ヘンなのは自分だけじゃない
2005年10月03日(月)  Paulina Plizgaの着るアート
2000年10月03日(火)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/12/02)


2009年10月02日(金)  朝ジョラ「たまちゃん」

あっさり「ちゅばさ」ファンから「ウェルかめ」ファンに鞍替えした娘のたまが、「ちゅばさは どうなったの?」と心配してくれたので、朝ドラというのは交替していくものなのよと教えた。「瞳」の後が「だんだん」で、その後に「つばさ」だったでしょ? 「ウェルかめ」の後は、また別な朝ドラが始まるのよと。「じゃあ たまちゃんの あさジョラも ある?」と聞かれた。連続テレビ小説「たまちゃん」。金魚屋の娘という設定か? 

朝ジョラのヒロインは難しくても、子守話の主役なら。この頃、たまは「ぞうさんの おふろの ゆめ みたいから ぞうさんの おむつ はいて ねる」と言う。直島で行った「直島銭湯I♥湯」でお風呂場に象の像がいたことがとても印象に残っているらしい。そういうわけで、9月4日以来約一か月ぶりの子守話は、「ぞうさんとおふろ」の話。

子守話94 「ぞうさんとおふろ」

なおしまという しまの おふろやさんに いた
ぞうさんの ことが たまちゃんは わすれられません。
ぞうさんは おとこの ひとの おふろと おんなの ひとの おふろの
しきりの へいの うえに たって おふろばを みはっていました。

あの ぞうさんに もういちど あいたいな。
たまちゃんは ぞうさんの もようの おむつを はいて
ぞうさんの ことを おもいながら ねました。

ゆめの なかで たまちゃんは なおしまの おふろやさんに いました。
まよなかで だあれも いません。
そうっと おふろばの ドアを あけて なかに はいると
あれれ へいの うえに ぞうさんが いません。

とそのとき ぽちゃんと みずが はねる おとが しました。
みると なんと ゆぶねに あの ぞうさんが つかっていました。
「ああ びっくりした」と たまちゃんが いうと
「ああ いい おゆだ」と ぞうさんは うっとりと めを とじて
「いちにちじゅう たっているもので あしが つかれるんですよ」
と いいました。

どうぶつえんに いる ぞうさんよりは ちいさいけれど
たまちゃんよりは ずっと おおきいので
ぞうさんが はいると ゆぶねは いっぱいでした。
「たまちゃんも おふろに はいりたいよう」
「だったら わたしの せなかに のりなさい」
たまちゃんが ぞうさんの せなかに のると
ぞうさんは おふろの おゆを はなで すいあげて
シャワーを かけて くれました。
すると ぞうさんの せなかは みずが ながれる すべりだいに なりました。

たまちゃんと ぞうさんが あそんでいるうちに たいようが のぼってきました。
「たいへん たいへん。みんなが おきてくるまえに もどらきゃ」
ぞうさんは せなかに たまちゃんを のせたまま
ゆぶねから ざっばーんと とびだしました。
あ! あぶない!
たまちゃんは ぞうさんの せなかから おっこちて タイルに ごっつんこ。
そのひょうしに めが さめました。

ぞうさんが へいの うえに もどるところを みたかったな。
たまちゃんは それが ちょっぴり ざんねんでした。

2008年10月02日(木)  マッキャンAgain展パーティ 
2006年10月02日(月)  マタニティオレンジ13 おかげの花
2004年10月02日(土)  「平均年齢66-1才」若返りの会
2000年10月02日(月)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/12/02)


2009年10月01日(木)  ツジモトはチュバサを見ましたかの会

テヘラン勤務が決まった大学時代の友人ウヅカ君の送別会を先月やったが、まだビザが下りないというので、今日もごはんを食べに来る?と誘う。ウヅカ君のペルシャ語の先生であるセピー君と、前々からセピー君に引き合わせたかったご近所仲間のT氏も加わった。

メニューは根菜のごまドレッシングサラダや豚肉のしょうが焼き、生揚げといったいつもの晩ご飯。一昨年、近所の公園で拾った梅をうちにあるいろんなお酒で漬けたものをおっかなびっくり飲んでみたら、これが好評で、とくにラム酒漬けは、いい店で飲むような味わい。コピーライター時代にラベルのコピーを書いたBACARDI GOLDで漬けたもので、それに比べると、生協のホワイトリカーで漬けたものはアルコールが主張しすぎている。梅は野生でもおいしく漬かるが、お酒はいいものを選ぶべしと教訓を得る。

今日はいない共通の友人ツジモトさんが話題では主役となった。先日の送別会の後、セピー君が作ったペルシャ語テキストの中に「チュバサ」と発音する単語を見つけたウヅカ君は辞書を引いたが、それらしい単語が見当たらない。日本語の「つばさ」を固有名詞なのでそのままペルシャ語表記したものだと後でわかった。「ツジモトはチュバサを見ましたか」という疑問形、「ツジモトはチュバサを見なくてはならない」という強制形(というのだっけ?)、「もしツジモトがチュバサを見たら、何と言うだろうか」という仮定形などを学べたという。「で、観たんでしょうかね、辻本さん? こないだはぜひ観ますって言ってましたけど」とわたしが言うと、「観てないでしょうね」とセピー君は断言。

予想通りセピー君とT氏は意気投合し、二度目のT氏とウヅカ君はイランの鉄道事情について話していた。

2008年10月01日(水)  行列のできる脚本家
2006年10月01日(日)  マタニティオレンジ12 お宮参りイベント
2004年10月01日(金)  「Licensing Asia2004」にCook81(クック81)登場
2002年10月01日(火)  Mr.少林サッカーからのプレゼント
2000年10月01日(日)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/12/02)

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