2002年10月17日(木)  Globe Trotter×ELEY KISIMOTOのスーツケース

バーゲンで買ったアルマーニのジーンズを会社に穿いて行ったら「偽物?」と言われたことがある。シャネルもヴィトンもわたしが身につけた途端、着る人に引っ張られて安く見られてしまうので「ブランド崩し」の異名がついた。ブランドさんにも申し訳ないし、高いお金を払っても意味がないので、ブランド物には手を出さない。バッグも高い物とは縁がなく、二万円を超えるものは持ったことがない。

ところが、昨日、運命の鞄に出会ってしまった。Globe Trotter(グローブ・トロッター)というイギリスの老舗スーツケースブランドが作った手提げ鞄。小さいけれどスーツケースと名乗っている。スーツケースといえば無印良品で9800円で買ったが、これはその十分の一ほどの大きさで5倍ほどのお値段。大阪で買った税込み450円のトートバッグが百個以上も買えてしまう。しかし、かわいい。宝石箱のようなフォルムといい、オフホワイト地にプリントされたオレンジの円模様といい、理想の鞄が目の前に現れたよう。

先週、NHKドラマ『ロッカーの華子さん』で観た華子さんの70年代風の部屋とファッションがあまりに素敵で印象に残っていたせいもあって、その鞄のクラシカルな雰囲気がすっかり気に入ってしまった。もう、完全な一目惚れ。素材は紙なので、簡単に傷がつく。昨日入荷したばかりだというのに、すでに小さなすり傷があちこちにあり、オレンジの塗装がハゲていた。だけど「それも味」と思えてしまうのは、惚れた弱み。ポケットもないし、定期を出すたびに開け閉めが必要となると、通勤には不向きだ。それでも何が何でも欲しい気持ちは募るばかりで、えいっと衝動買いしてしまった。

「これはダイアナ妃も使っていた型ですよ」と店員さん。英国のロイヤルファミリー御用達ブランドであるらしい。でも、わたしが持ち歩くと、その辺の雑貨屋で見つけたオモチャの鞄だと思われる可能性が高い。いつもは「これ、いくらだったと思う?」と聞いて、相手が買い値より高い値段を言ってくるのが楽しいのだが、今回はちょっと難しそう。いい年なんだし、鞄負けしない大人にならなくては。

ちなみにわたしが一目惚れしたオレンジのパターンは「イーリーキシモト」の手によるものとオシャレにうるさい同僚が教えてくれた。マークイーリーさんと岸本若子さんの夫妻が立ち上げたテキスタイルデザインのブランドなんだとか。この鞄は「イーリーキシモト×グローブトロッターのコラボレーション作品」ということになるらしい。

いまいまさこカフェbag gallery

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