2004年10月10日(日)  爆笑!『イラン・ジョーク集〜笑いは世界をつなぐ』

昨日、益田祐美子さんにもらった『イラン・ジョーク集〜笑いは世界をつなぐ』をナイトキャップ代わりにちらっと読もうと思ってページを開いたら、止まらなくなって最後まで読んでしまう。なんなんだ、この面白さは! ちなみにアマゾンのランキングは548位。げ、売れてる。

「こんどの映画(パルナシウス)の通訳をお願いしているモクタリさんから買わされたんだけど、これがけっこう笑えるのよ。シモネタばっかりで」という益田さんの推薦コメントの通り、「男と女」カテゴリー以外にもシモネタがちりばめられている。「イランってイスラムの禁欲の国じゃなかったっけ」とびっくりしつつも、「だからこそジョークではじけるのか」と納得したりして。でも、ほどよくお茶目で、お洒落で、人間をよく観察しているのが心憎い。

「裸の服」を来てダンナ様を待つ娘を真似した中年妻が夫に「なんだそのカッコは!」と突っ込まれ、「裸の服よ」「じゃあアイロンをかけろ」なんてやりとりは、そのままCMや映画に使えそう。もちろんシモネタじゃないジョークも多数。中には、「お父さん、インクって高いの?」「そんなことないよ」「じゃあどうしてお母さんは、インクをちょっとペルシャ絨毯にこぼしただけで、あんなに怒ったんだろう」なんてお国柄を感じさせるものも。

面白いのは「日本人」なるものが何度か登場すること。イランの人にはけっこうおなじみなのか、それとも笑いの種にしやすいのか。「5人集まったら」の各国比較では、日本人は「5人集まるのは無理。少なくとも3人は忙しいから」とのこと。ちなみにアメリカ人は「競争する」、イラク人は「クーデターを練る」、インド人は「当然踊るか、互いの踊りを見るか、映画見るか」、イラン人は「意見がばらばらのため、話がまとまらずに別れる」(『風の絨毯』でたびたびあった光景?)らしい。

国民性比較もよくできているが、「もし二頭の雌牛を持っていたら」の比較が最高。資本主義は「搾ったミルクを捨てて、ミルクの値段を上げる」、イスラムは「雌牛のおっぱいに触れることを禁止する」、フェミニズムは「雌牛の乳を搾ることを禁止、雄牛ならOK」といった具合。イラン人って「関西人よりおもろい」かも。そういえば、日暮里のペルシャ料理屋・ザクロのオーナーも爆発的に面白い人だった(→4月11日の日記)。

この本を書いたモクタリ・ダヴィド氏もきっと類まれなるユーモアの持ち主なのだろう(転がっているユーモアに気づくのも才能)。益田さんと一緒にいれば、近いうちに会えそうな気がする。

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