2005年10月22日(土)  おばあちゃん99歳

ダンナのおばあちゃんが20日の誕生日で99歳になり、ダンナとダンナの妹とわたしでお祝いを届けに行く。「九十九歳のお祝いって何て言うんだっけ。つくも祭?」とボケ、「白寿だろっ!」と突っ込まれながら、いざ北鎌倉。

約束の時間より早めに着き、まずお昼ごはん。『かまくら口悦』は予約でいっぱいで、ぶらぶら歩いてお店探し。最後に来た四年前からお店は増えたけれど、古い町並みのしっとりした佇まいは損なわれていない。小道の奥にある洋館に惹かれて、『ブラッセリー梅宮』(後で聞けば、梅宮辰夫氏の弟のお店だそう)に入る。和洋仕立ての野菜、肉、魚が彩りよく盛り付けされた『四季のお弁当』は食べきれないボリューム。雰囲気と一緒に一品ずつじっくり味わう。

ダンナのお父さんの妹さんにあたるおばちゃん夫妻と暮しているおばあちゃんは、玄関先まで歩いてお出迎え。とてもチャーミングな人で、少女のように肩をすくめ、はにかんで笑う。「かわいいおばあちゃん」というのがぴったりな人。つくも祭ならぬ白寿のお祝いに贈ったのは、三越の淑女服売場を三周してオーディションの後選んだレリアン(老舗のブランドらしい)の萌黄色のカーディガン。繊細で品のある刺繍とボタンの飾り糸がビーズになっていたのが決め手。「ありがとう」を繰り返し、目を潤ませて感激してくれたおばあちゃんに、こちらも感無量。

おばちゃんに抹茶を立ててもらい、コーヒーやお茶を煎れてもらい、気がついたら三時間。おばあちゃんにときどき拡声翻訳しながら、いとこたちの近況や近所の人の話を聞いたり、北鎌倉を訪ねた有名人の写真を見せてもらったり。耳が遠いほかは至って健康というおばあちゃん。百歳のお誕生日もお祝いできるね、と話す。

2004年10月22日(金)  クリオネプロデュース『バット男』
2002年10月22日(火)  大阪では5人に1人が自転車に『さすべえ』!

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