2007年10月29日(月)  ガムテープの2番目の機能をデザインする

「紙コップの使い方」の話を書いた矢先、今朝の朝日新聞に「ものは潜在する用途の束だ」という言葉を見つけた。丸いグラスを「文鎮」として。あるいは円を描く「定規」として、ときには「武器」として使う例が挙げられていて、「グラスで100案」を考えるのも面白そうだと誘惑にかられた。

武蔵野美術大学の原研哉教授のキャンパスブログというコラムで、今日のテーマは「ガムテープ」。ものと同じくイメージもまた「潜在する用途の束」であるとし、大学の講義で出した「ガムテープの2番目の機能をデザインしなさい」という課題に答えた学生のアイデアが紹介されていた。

海苔のビジュアルをプリントしたガムテープを白いエアパッキンにくるんだ食器を巻きつけると、「おにぎり」のできあがり。「お、お、お……。」「う、う、う……。」といった言葉が印刷されたガムテープは、荷物のうめき声を聞こえさせる。感心したのは、ブルー地のテープに豆粒大のサーファーのイラストを点在させたデザイン。「テープを手でちぎると、ちぎった部分に紙の白地が露出して波のように見える」というくだりを読んで、いいとこに目をつけたなあ、と膝を打った。

わたしだったら、と真っ白なガムテープを思い浮かべてみた。まっ先に考えたのは、目盛りを入れるデザイン。ガムテープに巻尺がついているというか、巻尺に接着機能がついているというか、荷物のサイズが計れて便利。実際にあるかもしれない。次にイメージしたのは、ランダムに音符を並べた五線譜。どこを切り取るかで違うフレーズが生まれる。他には、いろんな国の言葉で「大切に扱ってください」とメッセージする、延々と続く漫画、いっそ映画のリールを焼きつける。でも、トイレットペーパーでもいいわけで、ガムテープの特性を活かせていない。サーファー案ほど面白くないけど、ちぎり目の白をかじり目に見せて、ウエハースやビスケットを印刷するのはどうだろう。いっそガムテープにちなんでガムもいいけど、包み紙がついていないと、粉をふいた板にしか見えない気もする。

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