2005年10月20日(木)  神保町めぐり

会社にいたとき日本冷凍食品協会や角川書店の『ザテレビジョン』を一緒に担当していた営業のイコマさんに神保町でごちそうになる。「門出を祝って何かごちそうしてあげるよ」の約束が延び延びになり、退職3か月後に実現。まずは駅近くのお寿司屋『六法』でちらしをいただく。その昔、うちの会社(とつい今でも言ってしまう)は小学館ビルの中にあり、よく通ったお店だとか。値段は数十年前から値段が変わってないが、「私の髪は白くなりました」と、カウンターの中の板前さん。桶の中にしばし見とれてしまうほど、彩り美しくちりばめられたネタは、これぞ「ちらし寿司」な眺め。「握りの上と下を分けただけ、みたいなちらしじゃあ芸がないでしょう」と板前さんは誇らしげ。飛び子(でしたっけ)のプチプチした食感もたまらない。

お寿司屋さんのお隣は『さぼうる』。気になりつつも入る機会を逃していたが、イコマさんのおごりで無事デビュー。テーブルも明かりも時間が止まったようなたたずまい。小さな小さなテーブルに向き合い、仕事の話や映像の勉強をしているというイコマさんの息子さんの話。夜はお酒も飲めるようで、カウンターにはボトルがずらり。

イコマさんと別れて、『古瀬戸』(コゼット。ここも打ち合わせの人多し)でプロデューサーと打ち合わせ。道の途中にあった文房具屋の品揃えがなかなかかわいくて、十分ほど過ごす。原色のファイルケースがとても安くて(二百いくらかだった)、オレンジと黄色を購入。本屋をひやかしたり、カレーめぐり(なぜかカレー屋が多い)をしたり、カフェめぐりをしたり、神保町は散歩が楽しい街。

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