2011年07月26日(火)  その鳥の名は、本といいます。

物を手放すより、その存在を忘れているほうが罪は深いということに気づかせてくれた『人生がときめく片づけの魔法』をバイブルに、家の中の地層を掘り返す作業を続けている。

地層は深く、平気で5年10 年の歳月を遡る。昔使っていたルーズリーフ形式の手帳が一枚ずつ出て来る。当時手帳はスケジュールよりもネタを書きつけるものだったが、いつ書いたか思い出せないどころか、書いたことも忘れていたメモが次々と発掘される。

この悪筆の走り書きも、そんな一枚。



最後の2行「book どこにでもとんでいける」から、カンヌ広告祭で出会った読書週間のコピー「You can take a book anywhere and vice-versa」(1998年7月1日(水)の日記)に影響を受けて思いついたものと思われる。とすると、20世紀の遺物ということになる。

判読が難しく、謎のままの箇所がいくつかあるが、メモをもとに書き起こしてみた。

長い旅を終えて、羽根はすっかり抜け落ち、いちばん丈夫な外側の羽根をとどめているだけでした。

「羽根は物語を届けたのよ」とお母さんが言いました。

どんな物語を抱いていたのだろうと母と娘は語り合いました。

「かわいそうに」と私が言うと

「いいえ、羽根は
 海風に吹かれるアザラシの毛になり
 あたたかい毛布になり
 穴の中の春になったのよ」

その鳥の名は、本といいます。

表紙だけをとどめた本を私たちは本棚に納めました。



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たま語botつぶやき中。QT @tamago_bot822 「ごめんねー。ゆるしてあげるよ」。後半は、こっちの台詞です。(2010年1月頃 3才4か月)
posted at 21:58:47

@y_kurokuro 「パンとエスプレッソと」あれ以来行けてなくて、でも、しょっちゅう思い出しています。うらやましい!いい写真撮れましたね。お店もいい感じでしょ。
posted at 21:54:10

【たま語】バスの手すりについている降車ボタンを見て「ちょうちょになるまえの、さなぎみたいだね」。ほんとだ、似てる。久しぶりにかわいいの収穫。昨日から始めた @tamago_bot822 も懐かしいたま語を気まぐれにつぶやき中。
posted at 21:52:06

京都の知人から子ども用ネイルカラーが届く。創業1751年!の老舗・上羽絵惣が日本画の絵の具材料として使われてきた「胡粉」をネイルに。除菌用アルコールで落とせる雅な輝き。こんなのあるんだ!と心弾む贈り物。もちろん大人用も。 http://www.gofun-nail.com/
posted at 20:50:28

ラジオ体操から始まる一日は長い。
posted at 18:35:55

地球の裏側の国でラジオ体操の振付けを想像していたその人は、厚みの関係からか付録を抜いた状態で日本から送られる小学三年生などの「付録の作り方」を読みながら、付録を想像していたそう。ないものに想いを馳せる二つのエピソード。QT @namagakisandbag どんな体操をイメージ?
posted at 07:12:41

@toshiyounggreen 今朝もラジオ体操行ってきました。今も変わらない♪新しい朝が来た♪にあわせてみんなで行進。つい口ずさんでしまう自分に苦笑。ラジオ体操が体にしみついているわたしは、日本の子だなあと感じます。
posted at 07:07:53

2010年07月26日(月)  観るべし!東京セレソンDX公演「くちづけ」
2009年07月26日(日)  朝ドラ「つばさ」第18週は「二十歳の夏の終わりに」
2008年07月26日(土)  SKIPシティ国際Dシネマ映画祭8日目 いよいよ審査
2007年07月26日(木)  エアコンの電源が入らない
2005年07月26日(火)  トレランス番外公演『BROKENハムレット』
2004年07月26日(月)  ヱスビー食品「カレー五人衆、名人達のカレー」
2002年07月26日(金)  映画『月のひつじ』とアポロ11号やらせ事件
2000年07月26日(水)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/29)


2011年07月25日(月)  ン十年ぶりのラジオ体操

保育園の前の公園で先週の後半からラジオ体操が始まっていた。今朝、暑さで6時に目が覚めたので、たまと二人で行ってみることに。どこからこんなに、とびっくりするほど子どもたちがぞろぞろ。

「あーたーらしーいーあーさがきた きーぼーうの あーさーが」の歌に合わせて、まず行進。最後にラジオ体操に出たのが小学6年生のときだとしたら、実に30年ぶり!なのに、バッチリ歌えてしまう。もちろん振付け(というのか?)もバッチリ。体にしみこんだ動きは、ちょっとやそっとじゃ抜けないものらしい。

ハンコを押してもらえるのも、昔と同じ。でもカードは記憶のそれより立派になっている。たまは、一方的に好意を寄せているタッ君を見つけ、「あしたもくる」。早起きのモチベーションが「恋」って、若いなあ。


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たま語botはじめました→ QT @tamago_bot822 背中のかぶれがひどいので、お風呂上がりに保湿クリームをぬりぬり。塗り終えて、おなかを上にひっくり返すと、「たいやきじゃないよ」。(2010年1月頃 3才4か月)
posted at 20:47:47

@namagakisandbag 厳選されたなかに、オレンジの「たまアイコン」が二つ。恐縮です。掘り起こすと時代時代で面白いことを言ってて、再発見を楽しみながらアップしています。
posted at 17:38:51

今朝はじめた、たま語bot。ふたつめのつぶやき。昔からお調子者。先日ブルーハーツの歌を替え歌で「そしてなすびをもってたってた〜♪」と歌ってたルーツはここだったのか。QT @tamago_bot822 「ハイ、ママの マイク」(なすびを差し出して。2008/9/28 2才1か月)
posted at 11:55:50

@y_kurokuro おお!これで誕生日はばっちり覚えあいましたね♪8月22日の2時28分生まれ。数字が回文(!?)です。
posted at 11:51:40

ぜひ!被災地で「食」と「職」を作り出す「お好み焼きしんのすけ」さん→ j.mp/nJ4qzX QT @ruri_sakura おこのみ焼きしんのすけさんの話、mixiにリンク貼ってもよろしいでしょうか? 私、福島の風評被害と闘う皆さんを応援するコミュに入っているのです。
posted at 11:01:17

思い立って、たま語botを作ってみました。ツイッターを始める前の昔の語録を中心に。成長した最新版とあわせてどうぞ。QT @tamago_bot822 わんわん(映画『クイール』の画面を指差して。2007年冬 1才4か月)
posted at 10:59:33

【たま語】たまを乗せた超減速ママチャリをちんたら漕いでると、電動自転車に次々抜かれるのは毎朝のこと。「もっとはやくこいでよ」とせっつかれ、これ人動だからと言い訳してるとまた抜かれる。「いまのじてんしゃも、じんどうだよ」。あれはパパが漕いでるから速いの。「パパどう、か」
posted at 09:53:19

【たま語】保育園では〈我慢できない脳=赤〉〈我慢の脳=黄〉を図解し、我慢の脳を育てようねと指導。どうやって育てるって先生言ってるの?と聞くと「のどがかわいたときは、おともだちものどがかわいてるなっておもうの」。まさに先日尾道の浄土寺住職に聞いた〈煩悩を抑制するのは慈悲の心〉。
posted at 09:49:45

「みいつけた」の映像が乱れています。うちだけでしょうか。
posted at 07:48:58

早起きしたので、たまとラジオ体操へ。どこからこんなに?というぐらい子どもわんさか。小学校ぶりだけど完璧に覚えてる。ブラジルで育った日系人の友人が「ラジオで聴きながらどんな振付か想像してた」という逸話を思い出す。すがすがしい朝。
posted at 07:42:20

新聞整理中。5/3付朝日天声人語。詩人の小山和郎さんの訃報とともに自由律の詩。〈明日も喋ろう 弔旗が風に鳴るように〉
posted at 00:17:09

@cop_eku 尾道のてんこさんのブログ、見つけてくださってましたね。ありがとうございました。
posted at 00:10:48

息永く応援したい、被災地で「食」と「職」を作り出す「お好み焼きしんのすけ」さん→ j.mp/nJ4qzX つないでくれた朝日新聞盛岡総局さんにも感謝。QT @okonomirikimaru 私の行動をこんなに広めてくれて、今井さんには感謝してもしきれないくらいの思いです。
posted at 00:05:16

あの協調性のないマイペースっぷりは会社員向きではない気が…。わたしも入社したときに「強調性と独走性」を注意されたので親子ですね。QT @hinocchi @masakoimai たまちゃんは芸術家になりそうですw
posted at 00:01:03

2010年07月25日(日)  捨てられないモノは写真に残して手放す
2008年07月25日(金)  SKIPシティ国際Dシネマ映画祭7日目 審査員ディナー
2007年07月25日(水)  父と娘から生まれた二つの『算法少女』
2005年07月25日(月)  転校青春映画『青空のゆくえ』
2003年07月25日(金)  日本雑誌広告賞
2000年07月25日(火)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/29)


2011年07月24日(日)  5年越しの片想い実るTIES(本郷三丁目)のケーキ

たまがダンナ父とデートに出かけ、ダンナとわたしが家に残った。わたしの原稿書きが一段落したので、ご近所仲間で鉄道通のT氏に電話し、中国版新幹線の脱線事故について解説をお願いしたい、と言うと、ケーキを持って現れた。呼びつけた上に手土産まで。毎度のことながら、恐縮。



そのケーキというのが、TIESというお店のもので、それがわかった瞬間、「ここ、すごく気になってた!」と小躍りしてしまった。

たまを宿した大きなおなかを抱え、蔵前にあるマタニティビクスとヨガに通っていた頃、三千は歩けば歩くほどいいと聞いて、ついには文京区の自宅から蔵前まで一時間半かけて歩くようになった。

春日通りの北側(東大寄り)を本郷三丁目駅から湯島駅方面へ向かって歩いていると、道沿いにある間口は小さいけれど奥行きのあるかわいらしいお店があり、それがTIESだった。ケーキのショーケースの奥に飲食スペースが見えた。TIESというロゴの佇まいにもセンスの良さが感じられ、一度行ってみたいと思いながら、いつも前を通り過ぎていた。

もうすぐ8月22日にたまは5才になるから、5年前のことだ。産気づいた2006年の8月21日も同じ道を通った。蔵前からの帰り道、TIESの前を過ぎ、本郷三丁目で右折して本郷通りを北上し、玻璃家という中華でお昼を食べ、自宅に戻ってオレンジを食べようと包丁を振り下ろしたところで破水した。

そんなことを思い出しながら、T氏の中国版新幹線の解説を聞いた。この名前は中国高速鉄道よりわかりやすいけれど、実際には新幹線の輸出は「車両だけでなくシステムまるごと」でないと成立しないので、各国の技術の寄せ集めの中国版には新幹線の名をつけると、新幹線にキズがつくかもしれぬ、といった知的な話をケーキとともに味わった。


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ゴキブリから童話を紡ぎ、ゴキブリホイホイに創作意欲を刺激される子どもの柔軟性に刺激されています。QT @namagakisandbag 親バカじゃないです。 数々のお見それエピソードは、トットちゃんやちびまる子ちゃんを凌ぐ勢いを感じます!
posted at 23:58:53

@oneeyedkt ラーメン博物館、大好きな場所ですよ。鷺沼に住んでた頃よく行って浸ってました。美術がよくできてますよね。掲示板の貼り紙とか読み込んでました。
posted at 21:14:21

【たま語】「あれ?もうおわり?」今日のサザエさんは3本立てではなく、前編後編。いつもと勝手が違って、たま混乱。 #sazae
posted at 18:44:58

「てっぱん」 #teppan ファンにもぜひ知っていただきたい。被災地で「食」と「職」を作り出す「お好み焼きしんのすけ @okonomirikimaru 」さんのこと→ http://t.co/4FskHZv
posted at 17:56:49

【たま語】今日はじいじとデート。早く起きないとたまが出て行くよとダンナを急かすわたしに「でていく、じゃないよ、でかける、だよ」と正し、さらに「でていく、はおひめさまだよ。けっこんしてさ」と正しい用法を紹介。ご親切にどうも。
posted at 10:22:03

【たま語】カレンダーを見て「きょうは、ななとなんのひ?」7と2と4(←24をこのように表現)の日よ。「ななとにとよんとさんといちのひ?」どういうこと?とカレンダーを見ると、24/31の表記。7月は日曜日が5つ。
posted at 10:18:44

【たま語】昨夜チラシを切って貼ってつくった力作ゴキブリホイホイ。丸めた紙をテープで貼りつけた足拭きマットと餌に、親バカながら鋭い観察眼とア再現力を感じる。仕上げの窓はわたしがお手伝い。名前をつけたら?と提案すると「せみちゃんほいほい」。蝉用なのか…。
posted at 08:50:54

2010年07月24日(土)  初めての受賞脚本『昭和七十三年七月三日』執筆メモ
2009年07月24日(金)  映画『引き出しの中のラブレター』とラヴレター募集
2008年07月24日(木)  潜在意識?『7月24日通りのクリスマス』
2007年07月24日(火)  マタニティオレンジ150 自分一人の体じゃない
2000年07月24日(月)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/29)


2011年07月23日(土)  ゴキブリホイホイが幼児教材になるとは!

たまがはさみとテープで機嫌良く工作してると思ったら「できた!ゴキブリホイホイ!」。どれどれと見てみると、保育園でもらったチラシがホイホイに変身。小さく切った紙を折り畳んでテープで留めた足拭きマットとエサも貼りつけてあり、本格的な仕上がり。

そういえば数日前、わたしが打ち合わせでパパと二人で留守番した夜のこと。またしてもゴキブリが出現し、あわてるパパを尻目に、たまはシンクの下にあるゴキブリホイホイを一枚取り出すと、一人でテキパキ組み立てたらしい。少し前にわたしが組み立てたのをお手伝いして、手順を覚えたのだろう。あまりに迷いのない動きにダンナは驚き、娘のたくましさに目をみはったという。

保育園では釘ととんかちで工作もしているので、ホイホイの組み立てぐらいは朝飯前なのかもしれない。しかし、チラシを切って貼ってホイホイを一から作る発想にはぶっ飛んだ。

窓だけはわたしが手を貸し、ホイホイが完成。



ゴキブリから着想を得て「ゴッキーズ」物語を生みだす柔軟な脳味噌に感心したと昨日の日記に書いたけど、ホイホイが工作意欲と創作意欲を刺激する幼児教材にもなるとは、これまたびっくり。


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CMを「コマーシャル」と呼んでたのって、いつ頃までだろう。広告代理店に入社した1993年まで使っていて、「東京ではシーエムって言うんだ」と驚いたような気もする。
posted at 21:43:49

作詞した食べ物ソングの過去半年分のJASRAC使用料明細が届く。家族みんなで長生トマト21円+なべ・なべ・鍋にしよう21円+ラララちらし寿司5円+消費税2円−手数料4円=45円。トマトも買えない、というか、45円のために手数料4円で明細作って発行するJASRACに申し訳ない。
posted at 21:33:48

【たま語】「わんわんのところにのる」と自転車の前カゴに乗ることを希望。ずいぶん小さい頃、2年前ぐらいにやったけど、今だと前につんのめるのではと思いつつ乗せてみると、いちおう収納。「はやくこいでよ」さすがにそれは怖いので、おそるおそる押して歩きました。
posted at 21:13:41

【たま語】「おやぶんだっけ、オーブンだっけ、ゴキブリみたいなみどりのむし」それはカナブンよ。「あーそうそう、かなぶん。かなぶんのえをかみにかいたらねがいごとがかなうんだよね?」それは知らなかったなあ。かなぶんの響きから叶うを連想?
posted at 21:10:06

@okumachijunichi 劇団ひまわりに一人芝居コースがあれば、たまを投入してみたいです。QT もしかして劇団ひまわりの事では???って違うかw RT 【たま語】ひまわり観る間待っててねと間違って言ったわたしに「ひまわりなんてドラマないよ!それはてっぱんのうたでしょ」
posted at 14:56:39

@y_kurokuro 尾道、ほんと、いいとこですよ〜。住み着きたくなりました。
posted at 14:55:27

2010年07月23日(金)  『借りぐらしのアリエッティ』の不一致
2009年07月23日(木)  ちいさいパーンツに憧れる、たま2才11か月。
2008年07月23日(水)  神楽坂の隠れ家で、英語で映画を語る。
2007年07月23日(月)  マタニティオレンジ149 ダンボールハウス
2005年07月23日(土)  映画『LIVE and BECOME』・バレエ『ライモンダ』
2004年07月23日(金)  ザ・ハリウッド大作『スパイダーマン2』
2003年07月23日(水)  チョコッと幸せ


2011年07月22日(金)  「たべたらうしになる」「ゴッキーズ」たま4才11か月

早いもので、5才の誕生日まで、あと1か月。

生まれたときはふんぎゃふんぎゃとしか言わなかったたまが、今やよく喋ること喋ること。

お話を作るのも上手になって、これはわたしに似たに違いないと思っているのだけど、力士が店員でメニューがちゃんこ鍋とちゃんこパフェしかない「おすもうデニーズ」の時代を経て、この1か月は「たべたらうしになる」と「ゴッキーズ」という二つの新シリーズが誕生した。

「たべたらうしになる」話は、6月26日、サンリオピューロランドのある多摩センターへ向かう電車の中で生まれた。

「食べてすぐ寝たら牛になるよ」と諭したわたしに、「そのお話して」。そう来るかと苦笑しつつ、たまのボーイフレンドのりお君が食べてすぐ寝て牛になる話をすると、大受け。牛になる人を次々変えていくうち、新しい設定が生まれた。

● 牛になるときは、足から白と黒のまだら模様になる。そのまだら度合いで「牛度」が測れる。半分まだらになったら「牛度50%」。
● うちわであおぐと牛度が進む。
● 牛になると「ミルク出したくなっちゃった」と言ってミルクを出す。人によってフレーバーが違う。
● 搾り立ての牛乳でアイスやバターを作る。
● 牛になった人は元に戻ったとき、牛になっていたときの記憶が消えている。

ある日、おおさかじいじとばあばが牛になり、じいじ牛とばあば牛から採れたチョコ牛乳と苺牛乳でアイスを作る話に大受けしたたまは、大阪のわたしの実家に電話。「じいじばあば、とうきょうにきて、たべてすぐねてください!」

おすもうデニーズを駆逐した牛になるシリーズをあっという間に過去のものにしてしまったのが、「ゴッキーズ」。

きっかけは、久しぶりにわが家に現れた、あのヒゲの長い、背中のテカテカした黒いヤツ。あわててわたしが組み立てたゴキブリホイホイに誘導しながら、たまが言った。「ごっきーちゃん。おうちよ。ごはんもあるよ」。

おなかをすかせたゴキブリはあっさりホイホイにつかまりご臨終となったが、たまは「ゴッキーを飼いたい」と言い出した。

こうして、ゴキブリをペットにする話が誕生。10匹のゴッキーを虫採りカゴに入れて飼う設定から「ゴッキーズ」と名づけた。

ゴッキーズを連れて、お化け屋敷、保育園、遊園地とおでかけすると、あちこちで「ゴキブリだ!」と大騒ぎ。「ゴキブリではありません。ゴッキーズです」とゴッキーズ自ら釈明するのがお約束。そのうち、言葉の語尾が「ゴキ」となり、「こんにちはゴキ」と挨拶するようになった。

たまはゴッキーズの飼い主であり、母親的存在。「ゴッキーズ川越へ行くの巻」では、朝ドラつばさに出て来た和菓子の甘玉の誘惑に負けたゴッキーに「あんたたち、がまんののうみそがないの?」とお説教。

ゴッキーズ話に夢中になったのは、尾道へ行く数日前。尾道では「ゴッキーズ尾道へ行くの巻」が生まれた。千光寺ロープウェイからメスのゴキエが飛び降りて脱走、尾道中を探し回るというお話。「ゴキエはグレープフルーツの香りがするゴキ」と兄のゴキ太郎が言った。

このとき観光案内を買って出てくれた尾道市教育委員会の内海嬢が「ピンクの羽根にしたらどうですか」と提案。なるほどそれなら見た目でゴッキーズとゴキブリを差別化できる。以来、ゴッキーズはピンクの羽根がトレードマークになり、キャラクターが際立つことに。「ピンクのはねだから、おならはもものにおいなの」とたまが新しい設定をつけ加えた。

ゴッキーズは「おすもうデニーズ」にも出没。食べて寝て牛になるゴッキーも登場。歴代の創作話とのコラボで、どこまでも話は広がる。

「ゴキブリ一匹の後ろには数十匹」などと言われるが、ゴキブリ一匹からこれだけの物語世界が生まれようとは、子どもの想像力のたくましさは、ゴキブリの生命力を遥かにしのぐ。


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【たま語】百円ショップで塗り絵を買ってもらって「なんでぬりえはかってあげるの?」。絵はいくらでも描いてほしいからね。ママも子どもの頃はたくさん描いたよと言うと「たまちゃん、ささいさんみたいに、えがじょうずになりたい」。てっぱんの笹井画伯が師匠。 #teppan
posted at 22:27:59

@3192namxam 中国に負けず劣らず福井さんも自由と活気にあふれてますねー。宮古島でパワーアップした感があります。島暮らしいいなとか放射能コワイなとか思いつつ、様子見なわたしです。
posted at 21:38:45

【たま語】万が一のおもらしに備えてパンツとズボンの替えを持って外出。「さむいよー」と訴えるので、長袖は持って来てないんだっけ?と言うと「だって、うえまでおもらしするっておもってなかったんだもん」。その後「おしっこって、うえからしたにおちるんだよ」と重力の法則をレクチャー。
posted at 21:24:32

【たま語】急な坂を立ち漕ぎするわたしの背中から「このさか、たまちゃんが、おしっこっていって、のぼったさかだよ」。あのときも立ち漕ぎで飛ばしたことを思い出す。「たまちゃんもママもこんなすごいさか、のぼれたんだね」。子ども椅子にふんぞりかえって言われても…。
posted at 21:22:29

日記更新。7月21日(木) 「食」と「職」を作り出す「お好み焼きしんのすけ」を応援したい http://j.mp/nJ4qzX
posted at 16:11:44

7月16日(土)尾道「てっぱん」ツアー2日目 http://j.mp/qu1npT 駆け足で写真をアップ。陸前高田市で広島お好み焼き屋台を広めて「食」と「職」を作り出している星野夏樹 @okonomirikimaru さんの活動を至急お知らせしたく先へ急ぎます。 #teppan
posted at 14:01:50

日記更新。7月15日(金) 尾道「てっぱん」ツアー1日目http://j.mp/nsF0i6 #teppan
posted at 12:37:44

日記更新。7月10日(日) 「無農薬で米作りから酒造りを楽しむ会」草取り編 http://j.mp/p4zWnd
posted at 10:26:36

2010年07月22日(木)  踊りの輪の中で立ちすくむ、たま3歳11か月。
2009年07月22日(水)  『ぼくママ』キャリア・マム試写会&『愛を読むひと』
2008年07月22日(火)  マタニティオレンジ314 おっぱい「まだ でる!」たま1才11か月
2007年07月22日(日)  マタニティオレンジ148 ダブルケーキに仰天!たま11/12才
2005年07月22日(金)  万寿美さん再会と神楽坂阿波踊り
2002年07月22日(月)  10年前のアトランタの地下鉄の涙の温度


2011年07月21日(木)  被災地で「食」と「職」を作り出す「お好み焼きしんのすけ」

自分にできることがあまりにもないことを嘆いていた震災直後から少し落ち着きを取り戻し、復興支援する人を後方支援するぐらいならできるんじゃないか、と思えるようになった頃、「てっぱん」お好み焼き指導の佐竹先生に声をかけてもらい、日本お好み焼き協会で被災地へ炊き出しへ行く、という打ち合わせに参加させてもらった。

その中で、炊き出しの次のことを考えないと、という意見が出ていた。炊き出しが、次へ一歩ふみだすためのエネルギー源になってほしい、と。

それからしばらくして、朝日新聞の記事に目が留まった。

東京で広島お好み焼きの店「しんのすけ」をやっている星野夏樹さんが、被災地で屋台のお好み焼き屋を始めたという。

asahi.com 被災地で「求む店長」 お好み焼き屋台チェーンが1号店

お好み焼きを提供するために雇用を生み出すという発想に、膝を打った。もっと詳しく知りたくてネット検索をかけたけれど、うまく見つけられず、数週間経って朝日新聞に問い合わせたところ、星野さんご本人につないでいただいた。

それから何度かやりとりして、活動の様子をうかがい、ますます応援したい気持ちを強くした。

星野さんの活動をわたしのサイトで紹介して、寄付金を募ることはできませんか、とたずねると、ぜひ、という返事とともに、活動の様子の写真とメッセージを送っていただいた。

「炊き出しを始めた動機は、初め『瓦礫撤去』に行こうとボンヤリ考えていたら、ウチのお客さんに『オマエの力を100%発揮出来るのは、お好み焼きの炊き出しだ』と言われ、俄然やる気が出た次第です」と星野さん。



「移住の理由は、被災者に移動販売車を貸すだけなら簡単ですが、それだけではなく、私が17年掛けて作り上げたお好み焼きのノウハウも全て差し上げたかったからです。

広島のお好み焼きは奥が深い。
焼く人の人柄まで味に反映される食べ物です。
教える側も真剣にならないと、東北の人達にマズイお好み焼きが広まってしまう。

それが怖かったんです」



「寄せ書きは、各避難所の方々に『東京で応援してるみんなにメッセージを書いて下さい』とお願いして、今でも上野のウチのお店に飾ってあります。一生の宝物です」


お好み焼き屋台は2台目が稼働し始め、年内に3台目を走らせたいという。


社員は現在2名。3台目が稼働すれば、もう一人雇える。

被災地を力強く走るお好み焼き屋台がもっとふえてほしい。気持ちを同じくする人に届きますようにと願いをこめて、星野さんからのメッセージと寄付金受付の口座を以下に記します。

私が、広島お好み焼きの
『炊き出し』から『移動販売』に移行した理由は、

震災直後から1ヶ月間は全ての人が
『食』が足りずに苦しんでいました。

だから炊き出しは必要な支援のひとつだと思い、
必死に各避難所を廻っていました。

ただ、時間が経つうちに被災地の食も落ち着き始め、
私の中でも次の支援の形を模索し始めました。

各避難所で仕事を無くした人達をよく見掛けました。

『時間を潰す苦労』

私には苦しんでいるようにしか見えませんでした。

じゃぁ、次は
『働く場を作ろう』
が、私なりに考えた支援でした。

陸前高田には現在、復建した飲食店は2軒足らず。
建物も建てられる場所すら限られています。

『食』から『職』へ支援を変えて、
被災地が一日でも早く復興することを心から願い、
毎日頑張っています。

どうか、ご協力を、お願いします。

岩手銀行 盛(さかり)支店(支店コード031)
普通 2050241
広島お好み焼きしんのすけ 星野夏樹




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日記更新。7/1(金) ウーマンリブ公演『サッド・ソング・フォー・アグリー・ドーター』 http://j.mp/nPHge8
posted at 17:18:39

塗る太陽電池! http://j.mp/oH2Qsl 踊る大捜査線に負けず劣らずキャッチーな名前。
posted at 15:56:45

【たま語】ひまわり観る間待っててねと間違って言ったわたしに「ひまわりなんてドラマないよ!それはてっぱんのうたでしょ」と突っ込み。でもあなたが生まれる前にはあったのよ。朝ドラひまわり。 #teppan
posted at 08:14:35

2010年07月21日(水)  39度の熱とうすうすパンツで独り寝
2009年07月21日(火)  一目惚れの恋のその後
2008年07月21日(月)  マタニティオレンジ313 なす術なし!の手足口病
2007年07月21日(土)  体に寄り添う仕事用の椅子
2005年07月21日(木)  日本科学未来館『恋愛物語展』
2004年07月21日(水)  明珠唯在吾方寸(良寛)
2002年07月21日(日)  関西土産
2000年07月21日(金)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/29)


2011年07月19日(火)  オンライン小説「ルミチカ」配信開始

「携帯小説を書きませんか」とメールをもらったのは、去年のこと。携帯やパソコンを使い始める中高生を対象に、ネットとの正しいつきあい方を啓蒙しているNHKネットビギナーズというサイトに連載するという。

道徳小説のような堅苦しいものはちょっと……と躊躇したのだけど、「読み物として楽しめるものを目指したい」と担当者の方に言われ、「啓蒙できる青春小説」に挑戦しよう、と心が決まった。

「てっぱん」の執筆が明けるまで待ってもらい、春から書き始めた。

わたしが中高生の頃にはケータイを持っている人はまわりにおらず、入社した頃に、「電通社員はメールアドレスを持っているらしい」と羨ましがり、ケータイやメールが当たり前のものになったのは、社会人になって何年か経ってからだった。

でも、それぐらい人生経験を積んでからで良かった、と思う。

生まれたときからケータイやパソコンに囲まれて育つ今の子たちは、まだ人との距離感の測り方を覚える前にケータイを持ち、メールを始めてしまう。未熟ゆえにネットの情報量や影響力に振り回され、気づかないうちにトラブルを引き寄せてしまう。

ネットとどうつきあうかという問題は、突き詰めれば、人とどう向き合うかという問題になる。家族や友人、ご近所さんといった「顔の見える人たち」とつきあうときに大事なことは「顔の見えない相手」にもあてはまる。目の前の人に言われて傷つくことは、知らない誰かに言われても傷つく。

ネットの問題を通じて、現実の人づきあいを見つめ直したいと思った。

ケータイやパソコンに向き合う時間がふえるのと反比例して、人と人が向き合う時間が減っている傾向にも、わたしは危機感を抱いている。世界はネットの中にあるのではなく、あくまで、自分を中心とした「現実」の中にある。その実感が薄くなっていくと、生きている手応えのようなものが失われていく気がする。

中学校時代のわたしは、家と学校を往復する半径1キロぐらいの世界で生きていた。高校生になって電車通学を始めて、半径は広がったけれど、もっと世界を知りたくて、アメリカに留学した。今は、端末に手を伸ばせば、世界がどんどん飛び込んで来る。便利な時代だけれど、それで「世界を知った」気になったり、自分の世界の広さを勘違いしてしまったら、かえって自分の人生を狭めてしまうのではないか。

コミュニケーションツールであるネットは、人生をより豊かにするために使うべきものであって、ネットに人生を食べられてはいけない。

そんなことを思いながら、オンライン小説「ルミチカ」を書き始めた。

幼なじみのルミとチカが高校生になってアコースティックユニットを組み、自分たちの音楽を一人でもたくさんの人に届けようとブログを始める。様々な失敗を繰り返しながら、ネットやそこでつながる人たちとの距離感をつかみ、自分たちの世界を広げていく。

ネットに関わるほど、生きている実感があふれる、そんな物語にしたいと思っている。

「ルミチカ」は昨日7月18日よりケータイで先行配信開始。アクセスはQRコードから。週2話配信で、35話ぐらいになる予定。パソコン版も追って公開。ルミとチカをイメージした、宗田淑さんとスマイレージの和田彩花さんの写真が物語を彩ってくれるので、どうぞお楽しみに。



出版した『ブレーン・ストーミング・ティーン』とUSJクリスマス小説『クリスマスの贈りもの』を以前ケータイ配信したけれど、ケータイでしか小説を読まないという人も多いらしい。そんな人たちが、何かのきっかけで「ルミチカ」に出会い、何かを持ち帰ってくれたらと願っている。


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原田芳雄さん逝去。函館の映画祭でお会いして、どこからどこまでチャーミングな人だった。飛行機が怖いので電車で来ましたとか、小さい子ども連れのお母さんを見かけると、いくつですかとか。その人柄が役柄にも表れていた。
posted at 13:58:40

久々のフォロワー0人現象。ツイッターもフェアプレーに目覚めたか。「You don't have any followers just yet. You probably will soon, though!」フォロワーすぐできるさ、と慰めてもらう。あ、戻った。
posted at 11:00:22

朝日も読売も朝刊一面見出しは「なでしこ世界一」。喜ばしいニュースが大活字になるうれしさ。真剣勝負のフェアプレーのすがすがしさ。日本だけでなくアメリカもドイツも喜び、讃えているのが、またうれしい。
posted at 10:58:36

連休明け、ひさびさの登園で土砂降り。窓の外見て、まいったな、のお母さん、たくさんいるかしら。
posted at 08:04:24

2010年07月19日(月)  溶けそうに暑い
2009年07月19日(日)  朝ドラ「つばさ」第17週は「さよなら おかん」
2008年07月19日(土)  世界は広くて狭い! SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2008開幕
2007年07月19日(木)  忘れ物を忘れる速度
2005年07月19日(火)  会社員最後の日
2002年07月19日(金)  少林サッカー
2000年07月19日(水)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/29)


2011年07月18日(月)  充実、充電、ピタパンサンドの休日

尾道から帰り、昨日は一日ガガガっと原稿を打ちまくった。午前中に原稿を送信し、解放感で鎌倉へ。鎌倉駅前にある紀伊国屋で食材を買い込み、江の電沿線にある友人のセカンドハウスへ。

鎌倉駅前の紀伊国屋は、なぜかピタパンが充実。ふわふわの、薄いの、いろんな種類を買い求め、ランチはサンドイッチパーティに。ひよこ豆ペーストやひよこ豆のコロッケ、生ハム、サーモン、野菜いろいろ。きりりと冷えたナパの白とともに、夢のような休日のお昼。



波打ち際を裸足で歩き、海と戯れ、風を感じ、露出度の高いビキニの女の子たちの若さを眩しく思う。明日からの打ち合わせと執筆の日々に備えて充電。


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@elt3day 尾道てっぱんトーク、いらしてたんですね。感想をうかがえてうれしいです。チビがお騒がせしました。観光もできましたか。
posted at 09:03:22

おひさま見てたら、そのまま総集編。そのままニュース。なでしこジャパン優勝を知る。いいニュース!
posted at 09:01:58

日記更新。6月29日(水)「てっぱん」と堺泉北のご縁のエンブックスさん http://j.mp/oKOVV4
posted at 08:31:51

日記更新。6月26日(日) サンリオピューロランドを「たまセンター」と呼ぶ http://j.mp/pDBqOD
posted at 08:30:45

2010年07月18日(日)  今日も押しかけ一家
2009年07月18日(土)  荒川自然公園に驚いた
2008年07月18日(金)  マタニティオレンジ312 『JUNO』を観て思い出した9か月
2004年07月18日(日)  ニヤリヒヤリ本『ニッポンの誤植』
2000年07月18日(火)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/29)


2011年07月17日(日)  尾道土産と福石猫の「えん」



尾道一泊旅行から昨夜戻った。てっぱん談義で司会進行を務めたFMおのみちのパーソナリティのてんこ(河上典子)さんが、地元の中華料理屋さんが出しているラー油をたくさんお土産にくださった。「去年尾道で買ったじゃこラー油がおいしかった」とわたしが言ったのを聞いて、「これもぜひ」と買いに走ってくださったとのこと。早速わが家の食卓にのぼらせてみると、名物イカ天入りで、やみつきのおいしさ。

てんこさんからは他に七味、「たまちゃんに」と路地猫のイラスト入りバッグもいただいた。尾道は、路地と猫の街。

てっぱん談義の連絡窓口だった尾道市教育委員会の内海嬢からも、おいしいお土産をどっさりいただいた。生口島のレモンケーキは尾道紅茶とともに午後のおやつに。いもけんぴは、芋好きのわたしも圧倒される大袋。

内海さんの運転で今治まで足を伸ばして買い求めた地元の方の手作りキウイジャムと梅干しは、これからのお楽しみ。

しばらくの間、尾道の旅の余韻にどっぷり浸れそう。



それから、尾道イーハトーブのハーブ庭園カフェ「ブーケ・ダルブル」のご主人、園山さんにいただいた「福石猫」。一匹ずつ手描きで、世界に三万匹配ったというからすごい。

猫の名前を「たま」にしようかと思ったら、たま本人が難色を示したので、「えん」にした。

ブーケ・ダルブルのお店が「てっぱん」第1話のロケに使われた上に、福石猫の作者・園山春二さんとは花巻の知人・宮沢和樹さんでつながっていたという、ご「縁」。お好み焼きのような、和やかな、まあるい「円」。つられてにっこりしてしまう穏やかな「笑ん」。福石猫の「えん」が、さらに縁・円・笑んを広げてくれますように。


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わわ、たまが映ってます。冒頭でわたしにくっつき、終盤で乱入してマイクを奪い…お騒がせしました。じんさん、ご来場ありがとうございました。QT @onomichi_jinn 尾道駅前で「てっぱん談義」始まったヨ! #teppan http://j.mp/nFnM3b

2010年07月17日(土)  原稿送信!今から遊んで!
2009年07月17日(金)  一年ぶり!SKIPシティ国際Dシネマ映画祭
2008年07月17日(木)  最近食べたお菓子
2007年07月17日(火)  マタニティオレンジ147 働くお母さんの綱渡り
2005年07月17日(日)  阿波踊りデビュー
2004年07月17日(土)  東京ディズニーシー『ブラヴィッシーモ!』
2000年07月17日(月)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/29)


2011年07月16日(土)  尾道「てっぱん」ツアー2日目

昨夜のてっぱんトークは、たまの乱入がありつつも無事終了。一夜明けた尾道も快晴。

朝食は、去年訪問した際に気に入った「パンのなる木」へ。小さなお店にパンの香りがたちこめるのがたまりません。

今日は尾道市教育委員会の内海さんと同僚の西田さんが観光におつきあいしてくださることに。

まずは、「つけーっ」の隆円さんの鐘のあるお寺へ。

長い階段は継ぎ目のない石で積み上げられているが、てっぺんの55段目だけにあえて継ぎ目をつけてある。「完璧なものはない」と。




続いて、おのみっちゃんの店舗セットを公開(来年5月まで)中の「てっぱんの坂のみちしるべ」に本日一番乗り。入口で、等身大「かつお武士」がお出迎え。


大阪お好み焼きの間にあるすなずり、大阪放送局での公開時にはなかったかも。


民男君の絵の下には欽鉄兄弟のサインが。





千春のトランペットケースなどを公開している尾道商業会議所記念館。以前使われていた議場で、なりきり議長のたま。


小路を歩いて汗じんわり。からさわアイスクリームは昨日食べたので今日は居夏(いさん)のアイスキャンディ。


船で向島へ渡り、「まとやみそ」のアーチのない船着き場を見る。大林監督作品『あした』で使われたセットを移した停留所の向かいにある休憩所で村上家の鉄板や村上鉄工所の作業着を公開。

そばにある公園の滑り台で遊びたいと言い出したたまに、水をくんでいた地元のおばちゃんが「あついって」を連発。滑り台を触ると鉄板になっていた。尾道のおばちゃんのお節介は、大阪のおばちゃんよりぶっきらぼうというかマイペース。一見愛想がなさそうに見えるおばちゃんが延々としゃべりかけてくる。

鶴瓶の家族に乾杯に出ていた住田製パン所で「お好み焼きパン」発見。名物のおばちゃんのトークも堪能。これまた驚くほど自然にいきなり話しかけてくる。


村上鉄工所ロケ地を見た後、しまなみ海道を車でひた走り、お隣の愛媛県今治市へ。お食事処「大漁」の豪快な海鮮丼380円、にぎり350円也。

道の駅では、作り手の名前を書いたジャムやらわかめやら梅干しやら野菜やら。


尾道へ戻り、旅の締めは、第1週であかりが自転車で隆円とすれ違った赤い門のある浄土寺。後ろ姿だけ出演した住職さんに案内していただく。国宝の本殿の柱に「てっぱん」出演報告の紙が。真知子母ちゃんがのぞみに贈った戌の日の腹帯も出演。








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携帯で撮った写真はついったーで。あわせてどうぞ。>>>もっと読む


【たま語】尾道の浄土寺にて「どうしてうしろにひがついてるの?」と住職に質問。不動明王が背負う炎のこと。あれは煩悩を燃やす知恵の炎です、と住職。本能に点々がついて煩悩。それを否定はしないが、知恵でコントロールすることが大事…と説法が始まった(続く)
posted at 18:03:23

【たま語】昨夜の尾道てっぱんトークに乱入し、マイクを奪って「こんにちは!」。しょうがないと巻き込んで、たまはてっぱんの大ファンで…と紹介し、好きなキャラクターは?と振ると「プリキュア!」。空気読んでよと突っ込んだものの登場人物と聞かなかったわたしも迂闊。 #teppan
posted at 17:50:58

2010年07月16日(金)  東京R不動産でプチ旅気分
2008年07月16日(水)  JASRAC著作権料9円!
2005年07月16日(土)  『リトルダンサー』と『アマデウス』と『マノン』
2004年07月16日(金)  島袋千栄展 ゴキゲンヨウ!


2011年07月15日(金)  尾道「てっぱん」ツアー1日目

春先に「てっぱんの話をしに来てください」と尾道市の教育委員会の方より連絡をいただき、てっぱん大ファンのたまが同行を希望。でも子守をどうしようと思っていたら、これまた熱烈なてっぱんファンのせらままが、「あたし行く!」と手を挙げてくれ、「大人の遠足だ!」と指折り数えて出発の日を待つことになった。

せらままは、わたしの映画脚本デビュー作『パコダテ人』で、大泉洋さん演じる古田はるおの娘、まゆちゃんを演じた前原星良ちゃんのお母さん、前原実香さん。2001年の撮影当時せらちゃんは5才、今や高校生。当時影も形もなかったたまは、間もなく5才。

新幹線ではおいしいコーヒーとパンの朝食を!と意見が一致し、カフェラテと焼きたてパンを優雅に食しつつ西へ移動。たまもハイテンションをキープ。福山から尾道へ向かう山陽本線では車内の手すりをバレエのバーに見立ててバーレッスン。

尾道駅で、メールでやりとりを重ねた内海さんと、今夜のてっぱん談義の司会の河上典子さんが出迎えてくださる。講演依頼のメールは事務的に済ませる人も多いのだけど、内海さんは、気持ちの見えるメールを何度も寄越してくださり、尾道へ行くのがますます楽しみになった。

尾道グリーンヒルホテルにチェックインし、尾道市の公用車で、「お好み焼き 村上」へ送っていただく。カウンターだけ、6人掛ければぎゅうぎゅうの店内は満席。それでも10分待ち程度。休日は行列だそう。



順番待ち用のベンチの後ろに「てっぱん」村上家のサイン。鉄兄、お母ちゃん、お父ちゃん、あかり。あれ、欽兄は?

「村上流尾道焼き」を注文。3枚頼もうとしたら「大きいで、2枚で十分じゃわ」とおばちゃん。ひっくり返すところを写真に撮っていいですかと聞くと「ひやひやするわ」とおどけた。

店のおばちゃんとお客さんの掛け合いが楽しい。近所のおばちゃんが買い物してきたものを届けに来る。食パンと、スイカ。「糖度13度で398円。安いじゃろ?」。そのおばちゃんは時計の修理に5万かかったという。後で4万6千円と下方修正。「電池かえるついでに分解したけぇね」というが、直す直す詐欺ではないとしたら、どんな手のかかる時計なのか、興味をそそられた。

念願の尾道のお好み焼きは、砂ずりとイカ天とやわらかいそばたっぷり、それでいてしつこくなく、満腹、満足。たまも無言で食らいついていた。「あんたと同じぐらいの孫がおるけぇね」とお手伝いのおばちゃんがくれたヨーグルトもペロリ。

千光寺ロープウェイで山頂へ。「函館を思い出すね」とせらまま。山があって海があってロープウェイがあって。『パコダテ人』で函館と縁を結べたように、「てっぱん」で尾道と縁を結べた。作品を重ねるごとに新しい土地に出会える。日本地図に旗がふえていく。


山頂で、あかりちゃんのポスター見つけて、おどけるたま。手に持っている「てんこ」の葉書は、河上さんがポスターのパロディで撮影したもの。Tシャツの数字の767を、パーソナリティをつとめる尾道FMの周波数にあわせて794に。ご本人も遊び心と人生エンジョイオーラあふれる人で、遠い町に住む他人という気がしない。


山頂展望台からのビュー! 夜上がったら、「あかり」の名の由来になった尾道の街の灯りが見えるはず。


「てっぱん」にたびたび登場する鼓岩、通称「ぽんぽん岩」では、記念撮影する人が、ひっきりなし。大ファンという女性と少しおしゃべり。


立て札のロケ作品紹介には誰かが「てっぱん」の写真を追加。

ぽんぽん岩の近くの6週「家族のつくり方」で駅伝君が駆け上がった坂を下り、千光寺へ。たまがピンクのランドセルのお守りを所望。「中に願い事を入れてぇね」と名物のすすめ上手なおばちゃん。

去年5月の第一次ロケのときに尾道を訪問した際、気になっていた小径に偶然出られた。今放映中の北川景子さんのカメラのCMにも登場する「尾道イーハトーブ」と称する一帯。その中にある「ブーケダルブル」というお店が、初音が千春のトランペットを引き取った古道具屋のロケに使われている。

そこの店主であり尾道イーハトーブの主である園山春二さんという方が、花巻の知人、宮沢和樹さんと宮沢賢治つながりだと以前和樹さんに聞いていたのを思い出し、和樹さんに電話すると、お店にいる園山さんへかけてくれ「今、店に来ている今井さん」とわたしのことを紹介してくれた。

フランスで生まれ、フランス語で賢治を知ったという園山さん。和樹さんは「骨董屋の主人として出演している」と言っていたが、「似てるらしくてよく間違われるんだけど違います」とのこと。役者でも通用しそうないいお顔とフランスの香り漂う紳士だった。


その園山さんがひとつひとつ手書きしているという福石猫をお土産にいただく。てっぱんの「縁」「円」「笑ん」にちなんで「えん」と命名。

あかりが飛び込んだ突堤の向かいにある「からさわアイスクリーム」で、忘れられない味のアイスもなかを買い、とけないうちに急いで食べた。

18時半からの「てっぱん談義」の会場は、しまなみ交流館の芝生広場。晴れて良かった。住職であり尾道市の観光協会理事でもある加藤慈然さんと司会の河上典子さんと3人でのトーク。事前に軽く打ち合わせしてから、いよいよ本番。


たまはわたしに一瞬はりついたけど、すぐにせらままの元へ。

尾道という素晴らしい舞台をお借りできたことへのお礼を言い、「てっぱん」がどのように作られたかを話した。

3人の脚本家が交替で書き、演出陣やプロデューサー陣もあわせて十人以上でああでもないこうでもないと話し合い、登場人物一人一人の名前をつけ、人生の輪郭を作り、てっぱん世界を作っていった。同じ世界観を共有するには、とことん話し合うことが必要で、その熱さが作品の熱になったのではないか、と話した。

陽が落ちて来て、謎のトランぺッターが登場し、「ひまわり」と「What a wonderful world」を演奏。あえて名前を明かさなかったのは、橘さんかも、の想像の余地を残してくれたのか。譜面台にはてんとう虫という心憎い演出。

キャンドル作家でもあるせらままがキャンドルを灯し、たまはそのアシスタントで、ろうが溶けてきたキャンドルを引き上げるお手伝い。壇上にいるわたしがどうしても気になり、ときどき寄ってくる。「うんち」とマイクに入る声で訴えて焦ったが、せらままが連れて行ってくれた。

その後、トーク終盤の質疑応答のところで再び乱入し、マイクを奪って「こんにちは!」。河上さんがたまを上手に紹介してくれ、来月5才になることを知らせてくださる。わたしも、だったら巻き込んでやれと開き直り、「たまはてっぱんの大ファンなんです」と紹介し、「いちばん好きなキャラクターは?」と振ると、元気よく「プリキュア!」。思わず「空気読んでよ」と突っ込んだけど、「てっぱんでいちばん好きな登場人物は?」と聞くべきだった。

質疑応答では「あかりちゃんの髪型が変わることに意味はあるんですか?」「瀬をはやみ〜は続編があるという伏線ですか?」といった質問をいただいた。

河上さんと慈然さんとのトークが初顔合わせとは思えないほど楽しく盛り上がり、あっという間の1時間半。「尾道は路地が狭いから、すれ違うとき、声をかけるしかないんですよ」「尾道の寺は拝観料を取らずに町にとけこんでいるんですよ」といった慈然さんの話に、尾道の人と人の距離感の近さや、ファンタジーと現実の境界線の淡さの理由を見た気がした。お坊さんでありながら観光協会の理事をやってトークに出て来る慈然さん、どこか隆円さんに通じる雰囲気があった。

河上典子さんのブログ「ママ・ブランチ」7/18 てっぱん談義!

慈然さんのブログ「じねん坊がゆく」7/17 尾道と「てっぱん」の裏話

最後は再び謎のトランペッターが登場。参加者の皆さんと「また逢う日まで」を歌い、締めはてっぱんダンス。たまもわたしも踊った。トーク終了後は色紙を持った方が何人も話しかけてくださった。

尾道やてっぱんについては、まだまだしゃべりたいことがたくさん。また尾道に呼んでください、河上さんの尾道FMの番組「ママ・ブランチ」にも呼んでください、と言う。呼ばれなくても、何度でも来たい街。

万葉ラブストーリーみたいに尾道が舞台の脚本募集をやって、脚本家の卵たちにシナハンに来てもらうのもいいのではとトークで提案したが、尾道は、創作意欲をかきたててくれること間違いなし。

会場近くの洋食屋で晩ご飯を食べるうちにたまは寝入り、わたしとせらままはスパークリングワイン飲んで大人の時間。ホテルに帰ってから窓辺にキャンドルを灯し、窓に映るキャンドルとその向こうの海の灯りを見やりながら深夜まで話し込んだ。

ああ、尾道に帰って来れて、幸せ。

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【たま語】「なおしまのあいらぶゆう、まだあるかなあ。たまちゃんをまってるかなあ。まってたら、たまちゃんいくよ」。二年前に行った直島のアート銭湯『I LOVE湯』。自分は愛されていると信じられる幸せ。
posted at 12:42:43

尾道へ同行し、「てっぱん」トークの間たまの子守をしてくれるせらままはキャンドル作家。手作りキャンドルをいくつか持参、あかりを会場に灯します。 http://twitpic.com/5qaw7m
posted at 12:10:46

黒地を削ると下から色が出てくるノートでお絵描き中。間もなく福山着。 http://twitpic.com/5qah4l
posted at 11:43:09

新幹線で尾道に向かってます。おともはパンとカフェラテ。 http://twitpic.com/5q8y2r
posted at 09:51:39

@mippe03 注意報ですね。「おまたのかみのけ」というネーミングがツボです。QT 我が家には息子しかおりませんが、昨夜まだ職場にいるお父ちゃんに、全文コピペしてメールしておきました(笑)
posted at 06:58:09

【たま語】「はけれないよー。ねじまきになってるよー」。ぱんつがねじれて、ねじりはちまき状態。
posted at 06:49:30

植物の歴史は面白いですね。シロツメクサは「プチプチ」として日本に来た「詰め草」だと先日聞きました。QT @zacchye 中国では紫陽花はライラックのことで平安時代に日本に間違えた紹介をしたとの内容の文章がありました。日本語では、藍色が集まっている集真藍(あづさい)がなまったもの
posted at 06:22:43

2010年07月15日(木)  LANケーブルを引っこ抜いて仕事はかどる
2008年07月15日(火)  6本めの長編映画『ぼくとママの黄色い自転車』撮影中
2007年07月15日(日)  MCR LABO #4 愛憎@shinjukumura LIVE
2004年07月15日(木)  見守る映画『少女ヘジャル』
2002年07月15日(月)  パコダテ語
2000年07月15日(土)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/29)


2011年07月10日(日)  「無農薬で米作りから酒造りを楽しむ会」草取り編

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭で知り合った木村美砂さんに「無農薬で米作りから酒造りを楽しむ会」のことを聞いたのは、たしか昨年の秋。わあそういうの好きです、と言ったのを覚えていてくれて、年が明けてから「今年の募集始まっていますよ」と知らせてくれた。

申し込んだのは、震災の後。鎌倉山で陶芸を教える友人の壇上君は震災後になぜか受講生がふえたと話していたが、大自然の脅威を見せつけられ、命というものについて考えさせられたとき、いつもより気持ちが「土」へ向かうベクトルが働いたのは、わたしだけではないらしい。

朝ドラ「つばさ」の舞台、埼玉県川越市の先にある小川町で行われることにも縁を感じた。

先月12日、第1回の集まりがあり、田植えをした。裸足でつかむ泥の感触は、砂浜とも違い、はるか昔小学校の社会科見学で味わった泥もこんな感じだったのだろうかと思い出せないほど、初めての体験のようだった。

そして、約ひと月経った今日は、草取り。

稲がぐんと成長したことに驚いた。

草取りの前にあぜ道を30分ほど歩き、植物や虫の紹介を聞く。シロツメクサは「詰め草」が名前の由来の外来種で、その昔、プチプチ代わりの緩衝材として外国から持ち込まれたという。



草取りは、稲と稲の間に生えたひょろりとした茎の丸い草を取るが、藻は残すのがルール。たまはデッキブラシで草を根こそぎどける役を仰せつかる。田植えのとき、「パンツがぬれたよう」と気持ち悪がったので、今回は水着。皆さんから「いいねー水着」とはやされて、照れていた。



隣の田んぼでは、会の主催者でもある金子さんがアイガモ農法に挑戦。草をたらふく食べて太ったアイガモを最後に食べるという。


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@theGONchan 銀座で買ったのは1000円のワンピースと水泳帽と水中眼鏡。安上がりな子マダム(!?)です。
posted at 22:41:55

@s_mura723 おお、パコダテ人のなつみちゃんだ。たま、へんてこでおもろいよ。
posted at 22:40:42

【たま語】日本全国どこの地名を挙げても、幻の兄や姉がいると自称。道端の地図看板を見ているわたしに「いまどこ?」と言うので、現在地ってとこよと指差すと「げんざいち!たまちゃんのおねえちゃんがいるとこだ!」。
posted at 22:39:48

【たま語】「ママ、なんにもしないから、みみかして。こちょこちょばなし、するだけだから」。こそこそ話よりくすぐったい言い間違え。しかも、油断すると、耳をペロッとなめてくる。もしかして、それで、こちょこちょ話!?
posted at 22:36:38

「米作りから酒造りを楽しむ会」の草取り。先月植えた稲、すくすく成長。有機農法なので草もすくすく。秋に収穫して日本酒を造り、小川町の伝統和紙で瓶のラベルを造り、冬に完成。 http://twitpic.com/5nx9qu
posted at 14:01:04

2010年07月10日(土)  ルーフバルコニーのある暮らし
2009年07月10日(金)  リチャード・ギアが「ヘァチ」と呼ぶ謎『HACHI 約束の犬』
2008年07月10日(木)  脚本家デビュー9周年
2007年07月10日(火)  マタニティオレンジ144 離乳食も食いだおれ
2005年07月10日(日)  12歳、花の応援団に入部。
2003年07月10日(木)  三宅麻衣「猫に表具」展
2002年07月10日(水)  『朝2時起きで、なんでもできる!』(枝廣淳子)
2000年07月10日(月)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/28)


2011年07月01日(金)  ウーマンリブ公演『サッド・ソング・フォー・アグリー・ドーター』

『子ぎつねヘレン』と『ぼくとママの黄色い自転車』に阿部サダヲさんが出演した縁で、大人計画から毎回舞台の案内が届く。

2009年10月07日(水) 鈴木蘭々主演『サッちゃんの明日』(大人計画)
2008年11月16日(日) 『七人は僕の恋人』
2007年05月27日(日) 大人計画『ドブの輝き』
2006年11月11日(土) ウーマンリブvol.10『ウーマンリブ先生』
2006年05月09日(火) 大人計画本公演『まとまったお金の唄』
2005年11月02日(水) ウーマンリブVol.9『七人の恋人』

毎回は本公演に対して番外編的なウーマンリブ公演で、『パコダテ人』の宮韻△いちゃんが客演。



タイトルは『サッド・ソング・フォー・アグリー・ドーター』。
不細工な娘に捧げる哀しい歌。
その不細工な娘を演じるのが、あおいちゃん。
といっても、猛ダイエットして、キレイになった後。

後添え(宍戸美和公)をもらった父親(松尾スズキ)と折り合いが悪くなって家を飛び出し、アイドルのなりそこないみたいなことをやって、久しぶりに家に戻って来たのは、婚約者(岩松了)を紹介するため。

父親と年の変わらない、人生で働いたことのないオッサン。当然、父親は面白くない。でも、それが娘の狙いなんじゃないかと思えてくる。

と、ここで、ふっと懐かしい記憶が浮かび上がってくる。

昔むかし脚本家になりたくてあちこちのコンクールに出していた頃、『あいうえお〜愛に飢えた男と女と大人たち』という作品を書いた。

日本語の最初の5文字、あいうえお、それが、人間の根源的欲求を物語るフレーズになっていることを発見した、その興奮にひらめきを得たのだけど、タイトル以外はよく覚えていない。

留守電に見知らぬ人からのSOSが入っていて、メッセージを頼りに助けに行く、といった話だった気がする。

後に上杉祥三さん率いる演劇ユニット「トレランス」の公演を観ていたら、「あいうえお、愛に飢えた男と女」とまったく同じ台詞が出て来て、わたし一人の発見ではなかったんだと思い知った。

古今東西いずれの物語も、愛に飢えた男と女が愛を求める話、といえるのかもしれないのだけど、話を大人計画公演に戻して、この作品には、とくに「飢餓感」を強く感じた。

そもそも、不細工な娘が痩せようとしたのは、父親の愛を得るためだったのだろう。

娘はキレイになったけど、父親との距離は変わらなかった。それどころか、父親を失望させてしまった。太っていた頃の自分のほうが愛されていたのだ。父からも、初恋を寄せてくれた幼なじみからも。

希望があるうちは、人は頑張れる。けれど、その希望に裏切られたら、絶望するしかない。

かつて不細工だった娘は、これ以上自分が傷つかないように、父親を悲しませる行動に出たのではないか。そうすることでしか父親の関心を引けないのだ。

娘には引きこもりの弟(矢本悠馬)がいて、これまた、愛に飢えている。引きこもることで、心配や迷惑という名の関心を集めている弟の元に、ウルトラマンのなりそこないのような全身タイツの自称未来人(荒川良々)が現れる。

未来といっても、ほんの数年先で、その時代に大戦争が起き、人類の多くが死に絶える。未来人の携帯に名前を告げると、未来での生死が判明する。弟は存命、姉は死亡。だが、姉が連れて来た婚約者は存命。弟と同じ名字になって。

婚約者は姉の元に婿入りした上、彼だけが生き残る、弟にとっては最悪な図式。

ところが、舞台終盤、姉である「かつて不細工だった娘」は未来人が残した銃弾に倒れる。絶命したとは描かれていないが、おそらくそれで命を落としたと思われる。となると、彼女が連れてきた婚約者は、婿入りしたのではなく、彼女抜きで養子になったことになる。

一度も働いたことのないは、天才的な和菓子職人だった。娘の父は、彼に、生業である和菓子屋を継がせることにしたのだ。長年の弟子である娘の幼なじみでもなく、血を分けた娘でもなく、娘を奪おうとしたオッサンに。

ダイエットして、きれいになったのに、幸せになるどころか不幸に転落してしまった娘の人生は何だったのだろう。父親へのあてつけのつもりで連れて行った婚約者の眠っている才能を目覚めさせ、跡継ぎ不在に悩む父親の窮地を助けるという親孝行をしたことで、意味のある人生だったのだろうか。

でも、彼女は、和菓子屋の未来なんて、どうだってよかった。ただ、父親の愛を確かめたかっただけた。

その夢は、彼女の亡骸を父親が抱きしめることで、ようやく叶うのだろう。

そんな想像をめぐらせると、『サッド・ソング・フォー・アグリー・ドーター』というタイトルが、切ない歌詞のように響いてくる。

宮藤官九郎の脚本は、おーい、どこまで広げるんだ、と思ったら、終盤にブーメランのように返って来る印象がある。未来人を単なるおふざけではなく、とことんしゃぶって、核心を突く存在に昇格させていく。

彼が現在の世界では借金を踏み倒して追われていることがわかったり、未来の少し時間が進んだ時点で子育てしていることがわかったりするが、「時間」という身の置き場所を変えることで、同じ人物が違う人生を生きるように見えるのが面白い。

そもそも未来人というのが自称じゃなくて本物なのかという疑いも頭をもたげるが、彼がベッドから床へ飛び降りると未来へ飛べたのに、ひきこもりの弟が真似しても、どこへも行けない。

どんなに居心地悪くても、時空を自由に行き来できる未来人でない限り、今を生きるしかないし、目の前の現実に向き合うしかない。

舞台のあおいちゃんを見るのは、「勃たないくせに!」とすごい台詞を口にしても、衣装の白いワンピースそのままに清楚なままのあおいちゃんは、やはり稀有な女優だった。

『七人の恋人』では異様に足の長い男だった田辺誠一さんが、今回は異様に髪の長い和菓子職人役で出演。あおいちゃんと顔が似ているとかねてより思っていて、二人が並ぶところを見ていたいと思っていたのに、上演中はそのことを思い出さなかった。


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ありがとうございます。たま語ファンリストに加えさせていただきました♪ QT @tatata_ka @masakoimai かわいいですね!たま語録いつも楽しみにしています(^-^)
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