2008年07月17日(木)  最近食べたお菓子

会社に勤めていた頃、朝出社するとオフィスのあるビルの地下の喫茶店でモーニングを食べ、ランチの後にお茶をし、午後はカフェでアイデア出しをし、知り合いが訪ねてくればまたカフェへ行った。お茶するために会社に行っているようなものだった。会社を辞めてフリーになって、その機会がめっきり減った。喫茶店で顔合わせや打ち合わせをすることはときどきあるけれど、打ち合わせ相手に「お茶しない?」と声をかけるのは毎日顔を合わせる同僚たちに比べてハードルが高い。そういうわけで、このごろはもっぱら家でお茶している。

最近食べておいしかったもの。先日バレエを隣の席で鑑賞したカヨちゃんがおみやげにくれた神楽坂のPetit Bave(プティ・バーブ)というお店のクッキーいろいろ。「baveってフランス語でよだれって意味なんだって。フランス人とのハーフの友だちが、お店の前を通る前に笑うの」とのこと。お隣には「Bistro de bave」(よだれビストロ)があるそう。たぶん「よだれが出るおいしさ」という意味を込めたのだろうと想像。その意図を汲み取れる、ちょっぴりよだれが出る味。

日光の『明治の館』はティールームの雰囲気が大好きで、何度か行ったことがある。ニルバーナというチーズケーキが絶品で、上品な甘さのヨーグルトも絶妙なおいしさ。乳製品系が強いのは、近くの牧場から新鮮な牛乳が運ばれてくるからだろうか。いただきものの焼き菓子の圧倒的な幸福力も、優秀なバターの賜物かも。

焼き菓子といえば、銀座プランタン地下に入っているmielのドーナツをようやく体験。ドーナツを揚げるのではなく焼くという新発想が売りで、未知との遭遇を期待したのだけど、食感も味も固めのカステラのような感じ。「焼きドーナツ」といえば新しいけれど、「穴のあいたカステラ」とも言える。開店して間もない頃は一時間待ちの行列が伸びていたけれど、今日は待ち時間ゼロ。皆さん、一度食べて納得してしまわれたか。

うまいと評判のドーナツをあちこち食べ比べているけれど、近所の豆腐屋・太田屋の「おからドーナツ」の右に出るものがなかなか現れない。おいしい豆腐は揚げてもおいしい。揚げ菓子独特の油感を味わえるのに、5個入りパックを一気に平らげても胃がもたれない軽やかさ。5個350円というお値段もブラボー!

そして、7月前半に食べたいちばんおいしかったお菓子は、知人宅でごちそうになったケーニヒスクローネのシュークリーム。ここのお菓子はことごとくわたし好みだけど、シュークリームは初めて。栗入りシューの、その名はミュンヘン。チョコ味よりオーソドックスな皮が好み。シュークリームランキングの2位に浮上する勢い(一位のウエストは不動)。

2007年07月17日(火)  マタニティオレンジ147 働くお母さんの綱渡り
2005年07月17日(日)  阿波踊りデビュー
2004年07月17日(土)  東京ディズニーシー『ブラヴィッシーモ!』
2000年07月17日(月)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/29)

<<<前の日記  次の日記>>>