2009年07月19日(日)  朝ドラ「つばさ」第17週は「さよなら おかん」

昨日、荒川自然公園で「おむつが外れていない子はプールに入れません」と言われたときの娘のたまは、世の中にはどうにもならないことがあると知った顔をしていた。よっぽど悔しかったのか、今日は朝から積極的にトイレを知らせるようになり、「これでパンツになれるね。ちいさいパンツ!」と主張している。

また、昨日の夕方、たまは念願の親子二人乗りを初体験した。つばさのお仕事が終わったら、お友だちのまゆたんの自転車を借りようねと話していたのだが、「ママ ちゅばさのおしごと おわったのに じてんしゃ わすれてるでしょ」とせっつかれ、あわてて借りに行ったのだった。自転車に乗りたいと言い続けてきたたまの興奮は相当なもので、「おそら とんでいるみたい」(電動自転車の加速は、たしかにふわっと体が浮く感覚がある)と大はしゃぎ。いったん家に戻ったが、「もういっぺん」とせがまれ、再び乗りに行き、戻ってからが大変だった。「またのる。もっとのる」とぐずり、床にひっくり返って泣くこと半時間。「もう暗いから明日ね」と言い聞かせ、「せっかく楽しかったのに、そんなに泣いたら、楽しかったことが消えちゃうでしょ」と嘆いたが、泣き募るばかり。自分が乗りたいだけでなく、「だれかがのっちゃうよ」と心配する行き過ぎた独占欲が怖くなったが、本人もどうしていいのかわからず泣くしかないのだろうなあと思い、泣くにまかせた。

人生なんて、思うようにいかないことの連続だけど、折り合いをつけるようになるのが、大人になるということなのだなと、2才にして人生の壁にぶつかっている娘を見て思った。

「つばさ」第17週「さよなら おかん」では、二十歳の挫折が描かれている。台風の夜、濁流から父を助けたのと引き換えにリハビリ中の足と逆の足を痛めてしまった翔太(小柳友)は、チーム復帰が遠のいてしまう。励まそうとするつばさ(多部未華子)との温度差が二人の関係にひびを入れ、つばさもまた失意を味わう。家の中でも外でもいつも誰かのために動いていたつばさが、初めて家族から手を差し伸べられる立場に。何を信じていいかわからないときの家族の支えが光る。

また、恋がうまくいかないときには仕事を頑張ろうとするもの。台風のときの災害報道に感銘を受けたこえど会前会長の城之内房子(冨士眞奈美)が大口スポンサーに名乗りを上げ、新番組を立ち上げることに。真瀬(宅間孝行)からインタビューを任されたつばさは、房子の怒りに火をつける事件を起こしてしまう。恋にも仕事にも行き詰まったつばさは、おかんである自分を捨てるために、初めて川越を離れる決意をするという一週間。この後ラジオぽてとを揺るがす脅威となる房子の登場にご注目。千代役の吉行和子さんと大の仲良しという冨士さん、後々の二人のからみもお楽しみに。

すでに登場しているサッカーボールの携帯ストラップがキーアイテムに。また、「らくらくおそうじ センジュくん」が悲しみを象徴するアイテムとして登場。千手おそうじグッズを背負ったバカバカしい姿から、すっきりお掃除したくてもできない胸の内の苦しみが伝わると、やりきれなさがいや増して涙を誘う。この場面、先日のファンミーティングでも宅間さんが「泣けるんですよ。あの場面をネタに一晩飲みました」と語っていた。他にも新生活応援グッズやつばさ応援グッズなど加乃子がらみのアイテムが活躍。

第17週も「脚本協力 今井雅子」のクレジットが毎日出る増量週間。演出は第8週、9週、15週の福井充広さん。続く第18週「二十歳の夏の終わりに」は長瀞(ながとろ)が舞台で、第10週に登場した紀菜子(斉藤由貴)とつばさが再会。そして第19週「太陽がいっぱいだ」では、ついにサンバの謎が明らかに。ますます目が離せない展開の「つばさ」を引き続きお楽しみください。 

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