2009年07月21日(火)  一目惚れの恋のその後

7月6日の日記に書いた、恋に落ちたチェストのその後。家具ショップのWA-PLUSさんとメールをやりとりし、「ONE WOOD」というシリーズの「TEL CHEST」(電話台)を購入することに。玄関の靴箱横のスペースがチェストとぴったり同じ幅42センチ、奥行き35センチというのも、ここにいらっしゃいと言わんばかりで、これも何かの縁。一目惚れの顛末を日記に書いたことを報告したところ、「家具職人の中にも毎日お昼に『つばさ』を欠かさず観ている人がいます」などと話も弾み、オンラインでのやりとりながら家具同様あったかみのある対応で楽しい買い物となった。

チェストは間もなく九州を発ち、今週中に東京のわが家に到着する予定。待ち受けるこちらは長旅の恋人を迎えるような気持ちで大掃除にいそしんでいる。そもそもわが家には物に対して収納が足りない、ということで、急遽本棚を購入。楽天市場で数百点を見て回り、東急ハンズや西武ロフトへも足を運んだ結果、「今うちにあるのがいちばんいい」という結論に至り、同じものをリピート購入。スライド書棚ルート600Sという商品で、幅60センチ×高さ180センチ×奥行き30センチに驚くほどの数の本やCDが納まる。扉にCD受けがついていてディスプレイ収納できるのもすぐれもの。ただ、CD受けのでっぱりの分だけ奥行きがプラスされ、実際には奥行き32センチ。この2センチが大きく、棚の鼻先すれすれでドアが閉まることになった。前に買ったときは完成品が届き、CD受けをつける作業は不要だった気がするし、棚を受けるビスも安っぽくなったが、その成果がコストダウンに現れ、前回より一万円ほど安く買えた。

大量の本、CD、ビデオの類いをスライド書棚に移動したついでに、床に積み上げた資料の整理に手をつける。原稿のプリントアウト、参考資料の本やDVD、脚本の山……。朝ドラ「つばさ」は最終週の第26週までのホンがそろったが、一週につき検討稿、準備稿、完本と少なくとも3冊あり、週によっては4冊、5冊あり、百冊級の大所帯になった。つるつるの表紙の完本はガラス戸のディスプレイラックにずらりと並べ、あとのものはダンボールに納めて押し入れへ。かさばるけれど、朝ドラに関われる機会も最初で最後かもしれないので、とっておくべし。

『パコダテ人』の感想文やらコンクール時代の応募原稿やらタイムカプセルのように懐かしいものが次々と掘り出され、つい手が止まってしまう。探していて見つからなかったピンホール眼鏡や書きかけの手紙も発掘。「返したはずだけど」と言い張った本が出てきて、焦ったりする。

資料の底のそこかしこから小石がゴロゴロ出てくる。娘のたまが外から持ち帰ったものらしい。家の片隅で三途の川計画が進んでいたとは。泥棒が入っても気づかないほど散らかっているという自負があったが、異物を持ち込まれても気づかないのだった。でも、この数日の掃除の成果で、万年雪が解けるように少しずつ床が見え始め、体感床面積が拡大しつつある。「恋をしてキレイになる」とはよく言ったもので、わたしの場合は家の中がキレイになった。

日記に書いたその後といえば、7月8日の日記で絶賛した『築城せよ!』はテアトル新宿にて7/18(土)〜8/7(金)までの3週間、18:55より上映中。名古屋上映は名古屋駅前のミッドランドシネマとMOVIX三好の2館で月末まで上映が延長。

また、6月30日の日記に書いたEric Gowerさんは、やはり探していた本人だった。ブログに書き込んだところメールが来て、オンライン上で再会を果たし、興奮を分かち合っている。

そして、7月5日の日記でお知らせしたキャリア・マム会員限定『ぼくとママの黄色い自転車』試写会トークは、いよいよ明日。どうなりますやら、ご報告はまた日記にて。

2008年07月21日(月)  マタニティオレンジ313 なす術なし!の手足口病
2007年07月21日(土)  体に寄り添う仕事用の椅子
2005年07月21日(木)  日本科学未来館『恋愛物語展』
2004年07月21日(水)  明珠唯在吾方寸(良寛)
2002年07月21日(日)  関西土産
2000年07月21日(金)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/29)

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