2016年03月30日(水)  「マロマカロン」はどうかの?

今日のおじゃる本読み(脚本打ち合わせ)、情報解禁ほやほやの「おじゃる17(セブンティーン)」(4月6日放送のおじゃる丸19期第1話でおじゃる丸が17歳の美少年に!)の話題も熱かったけど、会議テーブルに現れたおじゃるマカロンにもキャー!の嵐。

商品名は?
「マロマカロン」はどうかの?

そして、くるんと巻いたものは……?
トイレットペーパーじゃありません。
ロールケーキです!

プリロール(=プリントロールかな)と呼ばれるものだそうで。
丸みを帯びたものに印刷できる技術、すごい。
子どものお絵描きもケーキにできちゃう。
どちらも4月中旬発売だそう。

2015年03月30日(月)  脚本づくしの4時間!菊島隆三賞授賞式
2010年03月30日(火)  今度会いましょうから「度」が取れた瞬間
2009年03月30日(月)  「シ〜ザ〜」何回?1日3回「つばさ」第1回
2008年03月30日(日)  マタニティオレンジ259 一生ものの友だち、二世代目。
2007年03月30日(金)  生涯「一数学教師」の父イマセン
2004年03月30日(火)  鴻上尚史さんの舞台『ハルシオンデイズ』
2003年03月30日(日)  中国千二百公里的旅 中文編
2002年03月30日(土)  映画『シッピング・ニュース』の中の"boring"


2016年03月28日(月)  今年も司会を。菊島隆三賞授賞式・上映作品上映会

渋谷ユーロライブにて、菊島隆三賞授賞式・上映作品上映会。
昨年に続いて選考委員と授賞式トークセッションの司会を務めさせていただきました。

昨年「百円の恋」で受賞した足立紳さんとは授賞式前に何度か話す機会があり、事前取材ができていたのですが、今年「ソロモンの偽証」で受賞された真辺さんとはシナリオ作家協会の会議で一度ご一緒しただけだったので、事前にお話をうかがう機会を作っていただき、選考委員長の伴一彦さん、「ソロモンの偽証」監督の成島出さんと四人で会いました。

「油断大敵」では監督と脚本、「少女」「脳男」では共同脚本、「草原の椅子」では監督と共同脚本、と様々な形で組んでいる成島さんと真辺さんの関係や作品作りの姿勢をうかがえ、真辺さんのシャイで優しい人柄もわかり、当日何を聞いても大丈夫そうだという手応えも得られ、とても助けられました。

前半は真辺さん、成島さんと、途中からは「ソロモンの偽証」主演の藤野涼子さんが加わっての一時間。

空前の規模の1万人のオーディションからヒロインに選ばれ、役名を芸名にした藤野さんに「運を持っていると思う?」と向けると、「はい」と即答し、「年賀状で切手シート当てたことがあります」。まっすぐな愛嬌に、「ええ子やわ〜」とよろめきました。

「ソロモンの偽証」と決戦投票で争ったのは、「ビリギャル」。成島監督が菊島隆三級の脚本家の振り幅の広さを「同じ年にソロモンとビリギャルを一人で書いていた」と表現したのが興味深く、往年の日本映画を支えた大先輩たちのスケールの大きさを感じました。奇しくも「ソロモンの偽証」の脚本が掲載された月刊シナリオの裏表紙には、「ビリギャル」の広告が。

真辺さんが「映画の仕事したいな」と思って、電話帳をめくって、映画の仕事ができそうな会社に片っ端から電話した、というエピソードは、とても好き。

真辺さんは、後に続く脚本家たちに、「くさらずに書き続けばいい作品にめぐりあえる」とエールを贈り、「月に届くまで書けばうまくなる」と脚本家・奥寺佐渡子さん(成島監督の「八日目の蝉」でアカデミー賞最優秀脚本賞を受賞)の言葉を紹介。

最後に、先日のシナリオ講座修了式で加藤正人さん(最新作「エヴェレスト 神々の山嶺」公開中)が言われた「夢を叶えたければ、先に叶えた人のそばにいなさい」をお借りして、トークを終えました。二年続けて受賞者のそばにいたご利益にもあやかり、次年度以降は司会者ではなく受賞者として登壇できるよう精進したいと思います。

始まってしまうと夢中で、あっという間。昨年もそうでしたが、後から採録を見たら「こんなことしゃべってたのか」と驚くのでしょう。

「ソロモンの偽証」前篇後篇上映に続いての授賞式で、6時間をこえる長丁場。会場に足を運び、長時間ご観覧くださった方々ありがとうございました。

脚本家仲間や映像製作関係者に混じって、高校の先輩や同級生や友人が来てくれ、映画を楽しみ、脚本作りに興味を持ってくれたのがうれしかったです。脚本家がその年の最もすぐれた脚本を選ぶこの賞を続ける意義は、作品の土台である脚本とそれを生み出す脚本家の存在と大切さを広く知ってもらうことにもあると思います。

2013年03月28日(木)  内藤さんのフェルトアクセサリー今井販売店に
2011年03月28日(月)  違う国に来たようだった大阪と京都
2010年03月28日(日)  会いたい人には迷わず連絡取るべし
2008年03月28日(金)  マタニティオレンジ258 保育園のお別れ会で恩師を想う
2007年03月28日(水)  マタニティオレンジ101 ビクス仲間のレイコさん
2005年03月28日(月)  『ダ・ヴィンチ・コード』で寝不足
2003年03月28日(金)  中国千二百公里的旅 干杯編


2016年03月02日(水)  受賞作を観てから受賞者の言葉を聞く!菊島隆三賞授賞式・受賞作品上映会

脚本家がその年で最も優れた脚本を選ぶ菊島隆三賞。第18回の受賞作品は真辺克彦さんの「ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判」に決定しました。その授賞式と受賞作品上映会が3/28(月)渋谷ユーロライブにて行われます。

今井雅子は昨年同様、選考委員に続いてトークセッションの司会を務めます。

受賞者の真辺克彦さん「ソロモンの偽証」監督の成島出さん主演の藤野涼子さんが登壇予定。作品を観た後に作り手、とくに脚本家の言葉をじっくり聞ける貴重な機会です。ご都合つく方はぜひ作品上映からお立ち会いください。会場いっぱいの大きな拍手で受賞者を迎えたいと思います。

入場無料 先着170名です。

上映作品「ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判」
前篇 10:20〜(開場9:50) 後篇 13:05〜(開場12:25)
授賞式  15:40〜17:15
授賞式内トークセッション
「原作、脚色、オリジナリティを考える 」
ゲスト:真辺克彦 (脚本家)
成島 出 (映画監督、脚本家)
藤野涼子 (女優)
司会: 今井雅子 (脚本家)

2013年03月02日(土)  保育園お祝い会→「てっぱん」オフ会
2011年03月02日(水)  愛は日々更新しなきゃ(1か月前)
2010年03月02日(火)  子守話109「ドラキュラとあかいチョコレート」
2009年03月02日(月)  わたしの頭の中に住んでいる人
2008年03月02日(日)  マタニティオレンジ244 二回目のひな祭り
2007年03月02日(金)  マタニティオレンジ85 孫をかわいがるのは人間だけ
2006年03月02日(木)  シナトレ5 プロデューサーと二人三脚
2005年03月02日(水)  昭和十六年の教科書
2002年03月02日(土)  手づくり


2016年02月09日(火)  誕生日が同じなんです&放送日なんです

昨日から後半の放送がスタートした青春アドベンチャー「走れ歌鉄!」(全10回)。マリとシドウの喧嘩の果てに、「まさか、シドウが…」と気になるところで続きは次回となりましたが、今夜放送(22:45からNHK FM)の第7回は、マリとシドウの見せ場の回でもあり、わたしがとくに気に入っている回。

その放送日が自分の誕生日と重なる偶然もうれしいですが、シドウ役の大浦千佳さんも2月9日生まれ!それがわかったのが収録最終日にスタジオから出たところでの立ち話で、「歌鉄!の放送中に誕生日を迎える」みたいな話がきっかけだったのか、「え、わたしも! 誕生日いつ? わー同じ!」(どっちがどっちの台詞だったかうろ覚え)と盛り上がり、一緒にいたマリ役の武田杏香さんが「わたしも水瓶座です」(1月22日生まれ)となり、なんか偶然、うれしいね、とほくほくしながら帰りました。

大浦千佳さんプロフィール

武田杏香さんプロフィール

今までで一番誕生日が近かった出演者は、朝ドラ「つばさ」のスピンオフ「好きと言えなくて」に出演された中島ひろ子さんの2月10日。大浦千佳さんは、初めての「誕生日おんなじ!」さんです。誕生日が近いって、それだけでも親近感が湧きますが、話していても響き合う感じがあって、また会えそうなご縁を感じます。

というわけで、2月9日生まれと水瓶座パワーで2月9日にお届けする「走れ歌鉄!」第7回、聴いていただけるとうれしいです。感想などもいただけると、それが何よりの誕生日プレゼントです。

NHKオーディオドラマ 「走れ歌鉄!」
NHK FMが受信し辛い環境の方は、ネットラジオらじるらじるでどうぞ。

先日は、大浦さんが主演された舞台「川辺市子のために」を拝見。
小さな体から市子をほとばしらせている体当たりの演技が心に焼き付きました。登場人物たちがたたみかける言葉の中から市子の人生を浮かび上がらせる演出・戸田彬弘さんの脚本も素晴らしかったです。

2012年02月09日(木)  集英社「マリソル」→手作り「ひまわり」の誕生日
2011年02月09日(水)  子どもとお好み焼きでハッピーバースデー
2010年02月09日(火)  マイマイの指輪で40歳の誕生日
2009年02月09日(月)  福福(200929)の日
2008年02月09日(土)  プレタポルテ#2『ちいさき神の、つくりし子ら』
2007年02月09日(金)  マタニティオレンジ76 母になってはじめての誕生日
2006年02月09日(木)  倉カルミネにて2006年の誕生日
2004年02月09日(月)  今年もハッピーバースデー
2003年02月09日(日)  何才になっても祝うのだ
2002年02月09日(土)  シモキタ(下北沢)


2016年02月08日(月)  京大×男女共同参画×堺市=?

京都大学のサイト内にある男女共同参画・男女共同参画推進センターのページに掲載予定のインタビューを受けてきました。

堺親善大使の一面もアピールさせていただこう!と、取材は永田町の都市センター内にある堺市東京事務所にて。
京都、名古屋、東京から集まった四人の方々にじっくり話を聞き、写真を撮っていただきました。

質問に記憶や気づきを掘り返してもらえるのがインタビューの醍醐味。今日は「どのようにして表現者の道へ向かって行ったのか?」という切り口で質問していただき、幼い頃の喘息ゆえの妄想癖が根っこにあることを思い出したり、小学生の頃の手作り市での手応えが「働き甲斐」に目覚めるきっかけだったかもと思ったり。

名古屋からいらしたライターの大原純子さんはNHKの岐阜発ドラマ「父の花、咲く春」を観てくださっていたそう。わたしのハート好きも下調べ済みで、かわいいハートの干菓子をお土産にくださいました。

終始笑いの絶えない楽しい取材となりました。
堺市東京事務所の皆様、立派な応接室をお貸しいただき、ありがとうございました。
記事は4月にページをリニューアルするのにあわせて掲載予定です。

2014年02月08日(土)  雪国東京
2012年02月08日(水)  41歳ラストナイト「ベサメムーチョ会」
2011年02月08日(火)  新聞整理の一日
2010年02月08日(月)  30代最後にしたことは折り紙でハンバーガー屋さん
2009年02月08日(日)  もうひとつの人格? あかりちゃん登場
2008年02月08日(金)  整骨院のウキちゃん3 となりのトトロ編
2007年02月08日(木)  マタニティオレンジ75 授乳しながらランチ&シネマ
2006年02月08日(水)  クリピロ様セネガル行ってらっしゃい会
2005年02月08日(火)  映画『不良少年の夢』試写会
2004年02月08日(日)  FRIDAYの亀ちゃん
2002年02月08日(金)  フライングワイン


2016年02月07日(日)  番宣! 「おじゃる丸」「ルルロロ」「音due.2nd live」「阪堺電車」

★青春アドベンチャー「走れ歌鉄!」6-10回(最終回)
2/8(月)-12(金)22:45-23:00 NHK FM
初めてのオリジナル、しかもミュージカル!
戦争孤児の愚痴も涙も歌にして、走れ機関車どこまでも!
http://www.nhk.or.jp/audio/html_se/se2016002.html

★がんばれ!ルルロロ「まっくらかいじゅう」
2/11(木)6:40 15:20 Eテレ
http://www9.nhk.or.jp/anime/lululolo/

★音due.2nd Live〜Heart〜
2/13(土)17:30 2/14(日)昼13:00・17:30
(開場は開演の45分前)
バレンタインデーにちなんで恋する物語を二編書き下ろしました。西村ちなみさん(おじゃる丸でおなじみ!)と大原さやかさんの声、窪田ミナさんのピアノ、小笠原肇さんのギターに彩られて初お披露目です。
http://pyxie-llc.com/ondue/

★おじゃる丸「プリンかるた」再放送
2/17(水)18:00 Eテレ 
かるた50音をプリンで!
http://www9.nhk.or.jp/anime/ojaru/

★がんばれ!ルルロロ「やっぱりあげない」
2/18(木)6:40 15:20 Eテレ 
http://www9.nhk.or.jp/anime/lululolo/

★おじゃる丸「さもあるがごとく」再放送
2/18(木)18:00 Eテレ 
ちょっとシュールな、ごっこ遊び。
http://www9.nhk.or.jp/anime/ojaru/

★オムニバスドラマ「阪堺電車」上映会
2/21(日)14:00-16:00(開場13:00)
ワークショップで生まれた高校生の脚本を大学生監督が映像化。
羽衣学園講堂(羽衣学園中学校・高等学校構内)
参加無料 事前申込が必要です。

2012年02月07日(火)  2012年1月「月間たま語大賞」(後半)
2011年02月07日(月)  締め切りのない日々
2010年02月07日(日)  ときはめぐりて回文ブーム
2009年02月07日(土)  『パパ ママ バイバイ』と講談「哀しみの母子像」
2008年02月07日(木)  映画『歓喜の歌』に感きわまる
2007年02月07日(水)  マタニティオレンジ74 子育て中の美容院とエステ
2004年02月07日(土)  二人芝居『動物園物語』


2016年02月01日(月) 青春アドベンチャー「走れ歌鉄!」2/1から全10回放送!

NHK FM青春アドベンチャーで初めてのオリジナル連続ラジオドラマを書きました。
タイトルは「走れ歌鉄!

NHK FMで2/1-2/5 2/8-2/12 22:45-23:00放送。

青春アドベンチャーの枠でデビュー間もない頃に「不思議屋旅行代理店」というオムニバスドラマの第1回「ランゲルハンス島の謎」と第10回「過去に架ける虹」を書かせていただいてから幾星霜、2005年に稲生平太郎さん原作の「アクアリウムの夜」(全10回)を、一昨年には岡田淳さん原作の「びりっかすの神様」(全5回)を脚色させていただきましたが、全編オリジナルは初めて。
1話15分×10回。原作なしの150分オリジナルは、思った以上に大変でしたが、聴くとあっという間です(笑)

演出の小見山佳典さんに「青春アドベンチャーやりませんか」と声をかけていただいて、パッと思い浮かんだのが「鉄道もの」。そこからの連想で「戦後に戦争孤児たちが自分たちで機関車を走らせる」という物語が膨らんでいきました。

戦後70年の昨年夏から冬にかけて、何冊もの資料を読み、そこで知ったたくさんの戦争孤児たちの壮絶な体験や悲痛な想いを受け止め、登場人物たちに宿らせていきました。

都で行われる歌合戦を目指す、という設定も早くからできていました。歌、ドレミファソラシド、という連想で、浮浪児と呼ばれていた孤児たちにはレン、シドウ、ソウタ、ソラ、と名づけました。
東の都で空襲に遭い、両親をなくして妹と生き別れになり、おばあちゃんのいる西の港に逃れて来たら、そこでも空襲に遭って身寄りがいなくなってしまったレン(菊池銀河)が主人公。東の都にいたときは大陸国の音楽に親しみ、大陸語も少し話せます。

レンの歌が大好きな妹分のソラ(清水詩音)には、レンの妹ユリ(川原琴響)の面影が。
収容所から逃げてきたソウタ(河崎脩吾)は、いつもおなかをすかせていて、機敏で利発なシドウ(大浦千佳)はレンには頼もしい存在。

浮浪児たちが出会う「見た目は異人の子、でもしゃべるのは大陸国の言葉ではなくてコテコテの西の港の言葉」な少女マリ(武田杏香)は、レンの天敵、占領軍のマケイン大佐(清水明彦)の娘。
レンに歌合戦への出場をすすめるのは、国民学校時代の受け持ちだったミチコ先生(松岡依都美)。
レンたちが出会う元機関士の日出男(斉藤暁)は、子どもだからと甘やかすことなく、レンたちに厳しくカマ焚きを教えます。

そして、警察なのか、鉄道省の人間なのか、レンたちの様子をうかがう謎の男(佐川和正)が……。
戦後復興に取り残された子どもたちも、進める側の大人たちも、取り残された子どもたちも、それぞれに戦争が影を落としています。

ファンタジーでミュージカルという形にして、「戦争孤児の愚痴も涙も歌にして、走れ機関車どこまでも!」と作品のキャッチコピーをつけましたが、実際の愚痴や涙はきっとこんな甘いものではなかったでしょう。そのことをわきまえつつも、愚痴や涙を歌にして突き進む子どもたちを、その子どもたちに衝き動かされる大人たちを描きたい、と思いました。

澁江夏奈さんが脚本から書き起こしてくださった音楽が全編を彩り、歌も次々と。音楽収録のときにM30まであって驚きましたが、繰り返し登場する歌も含め、毎回何曲かの歌が登場します。作詞は「真夜中のアンデルセン」「天使とジャンプ」、昨年からエフエム甲府で月一回放送している連続ラジオドラマ「甲府広告」でも手がけていますが、楽しいです!その歌詞が音楽に彩られ、歌となる、その過程がこれまた楽しいです!「愚痴も涙も歌にして」は人生の悲喜こもごもから吐息のようにセリフを吐き出す脚本家の心意気にも通じるかもしれません。

効果音作りも熱いです。「音で見せる」ラジオドラマの魅力を紹介する記事を発見しました(奇しくも歌鉄演出の小見山さんがインタビューに答えています。>>>こちら)が、NHKの音作りの本気さがうかがえると思います。

歌鉄の音響効果、石川恭男さんは、鉄道にも造詣が深い方。石炭の音を作るためにSLを走らせている鉄道会社に問い合わせ、石炭を調達されたようです。石炭をくべる音、石炭の山を踏み越える音の臨場感にも耳を澄ませてみてください。

とにもかくにも初めてのオリジナル青春アドベンチャー、ぜひぜひ聴いてくださいませ。

2013年02月01日(金)  家で会食する楽しみ
2012年02月01日(水)  パン屋少女と画家の恋(中学生のドラマ脚本会議その3)
2011年02月01日(火)  窓辺に花を飾り、ケーキを焼く。
2010年02月01日(月)  ショップ99ケーキでハッピー40s
2009年02月01日(日)  『指人形 笑吉』はすごかった!
2008年02月01日(金)  マタニティオレンジ231 たま、ネスカフェの景品に!
2007年02月01日(木)  マタニティオレンジ69 女性は子どもを産むキカイ?
2004年02月01日(日)  東海テレビ『とうちゃんはエジソン』
2002年02月01日(金)  「なつかしの20世紀」タイムスリップグリコ


2016年01月21日(木) 「がんばれ!ルルロロ」今日1/21から!

脚本に初参加した「がんばれ!ルルロロ」第3シリーズがはじまりました。
全10話を原作者のあいはらひろゆきさんとはんぶんこしています。

第1話「これはなんのかぎ」1月21日(脚本・今井雅子)
第2話「ながれぼしさんにおねがい」1月28日(脚本・今井雅子)
第3話「つよーくなりたい!」2月4日(脚本・あいはらひろゆき)
第4話「まっくらかいじゅう」2月11日(脚本・今井雅子)
第5話「やっぱりあげない」2月18日(脚本・今井雅子)
第6話「ルルロロいろ」2月25日(脚本・今井雅子)
第7話「おとなになるってすてき」3月3日(脚本・あいはらひろゆき)
第8話「らくちんうきわで、あ〜しあわせ」3月10日(脚本・あいはらひろゆき)
第9話「しあわせのおやつ」3月17日(脚本・あいはらひろゆき)
第10話「みんなみーんな、たいへんなんだあ」3月24日(脚本・あいはらひろゆき)

なにしろかわいいし、絵がきれい。5分間のルルロロワールド、ほっこりお楽しみください。
Eテレにて1月21日(木)から毎週木曜
朝6時40分〜6時45分・夕方5時20分〜5時25分

★予告動画 https://www.youtube.com/watch?v=Io-Jq4GWuQM
(全10話をちらっとずつご紹介)

★詳細情報 http://fanworks.co.jp/news/20151001/
ちなみにルル役の清水詩音ちゃんは、2/1から放送のNHK FM青春アドベンチャー「走れ歌鉄!」全10話(作・今井雅子)にも戦争孤児ソラ役で出演。

2012年01月21日(土)  子どもと一緒にASOBONO!(東京ドーム)
2011年01月21日(金)  餅入りお好み焼きにはお醤油
2010年01月21日(木)  シナトレ13 企画書は自分を売り込む広告だ!
2009年01月21日(水)  キスかキフか? 非常時に強い女と自転車の会
2008年01月21日(月)  マタニティオレンジ223 3日ぶりの母娘再会
2007年01月21日(日)  マタニティオレンジ62 母の誕生日を祝う娘
2006年01月21日(土)  ご近所仲間新年会
2005年01月21日(金)  1人1ピッチャー!? 体育会飲み会
2002年01月21日(月)  祭り


2016年01月07日(木)  カンボジアの子どもたちに映画のお年玉を!

ちびまる子ちゃんのお正月映画をパパと見てきた小三の娘が「もう一度ママと見たい!」と言い、どこが良かったか、笑えたか、泣けたかを一生懸命話してくれました。

映画を見た時間以上に語ってる。それほど一本の映画に心を動かされたわけです。

次はコナンも見たい、ドラえもんも見たい、ディズニーの新しいのも面白そう…と今の日本の子どもたちは、目移りしそうなほど見たい作品を選べます。

でも、日本も戦時中はそうはいかなかったし、戦争の傷跡が癒えず、今も映画が子どもたちから遠のいてしまっている国があります。

カンボジアもそのひとつ。

都心部にはシネコンもできているようですが、農村部の映画館は破壊されたり閉鎖されたりしたまま。映画という娯楽を知らない子どもたちが数多くいるようです。

そんなカンボジア農村部の子どもたちに映画を届ける活動をされているのが、昨年「TENOHAことの葉の会」で出会った教来石小織さん。日本の映画に現地語の字幕をつけ、移動映画館を開いています。

教来石さんが活動当初にカンボジア在住の方に送ったメールの中に、
「地雷ではなく、夢の種を埋めていくイメージで、たくさんの小さな映画館を設置できればと考えております」と綴っていたことを彼女のfacebook投稿で知りました。

それを読んで、ずいぶん前に子どもが描くパンの絵の審査をしたことを思い出しました。

>>>2009年10月17日(土)  子どもが描くパン「らいおんさん賞」×ライオン・パーマのお芝居

パンの絵が描けるのは幸せなこと、戦争の絵しか描けない子も世界にはいる。主催者のパン屋の夫人が言った言葉が印象的でした。

このとき頭をよぎったのが、イランの映画監督モフセン・マフマルバフ氏がユネスコで行ったスピーチ「神にさえ見放されたアフガニスタン」の一節でした。

《もしも私の国に降るものが、ミサイルではなくて、本だったら。
 そして、大地に埋まる地雷が一粒の麦だったら。
 そして、その地に吹く風が自由だったら。
 私たちの子どもは、もっと自由だったでしょう。》

地雷ではなく、夢の種をまく、まさに教来石さんの活動に通じるものがありますね。

その教来石さんたちの活動資金を募るクラウドファンディングについて、12月1日の日記でも紹介しましたが、1月6日時点で「残り9日、残り563,514円」とのこと。

>>>2015年12月01日(火)  映画一本観るお金で、カンボジアの子どもたちに映画を贈る!

>>>カンボジア農村部に暮らす子どもたちに、映画のチケットを贈りませんか? ―映画で夢の種まきをー

目標金額110万円の半分を越え、すでにずっしり重みのある金額ではありますが、みなさんからのお年玉を持ち寄って目標を達成できたら、もっとたくさんの子どもたちに映画を届けられます。

活動報告の写真に写った学校の校舎の壁のスクリーンを食い入るように見つめる子どもたちの目、ほんとにキラキラしていて、きっとこの子たちは、一本の映画のことを何時間でも話して、何日も余韻を抱きしめて、ひょっとしたら将来の夢まで変わってくるかもしれない……そんな想像をかきたててくれます。

その中から「わたしの人生を変えたのは、日本から届いた映画です」という子が出てきたりして。いつかそんな大きなお年玉が返ってくるかもしれません。

2013年01月07日(月)  「80代はあの世とこの世に股をかけている感覚」の高田氏
2012年01月07日(土)  東京ドームのローラースケート
2011年01月07日(金)  今日新宿で再会することになっていた
2010年01月07日(木)  秋からの朝ドラ「てっぱん」に参加します
2008年01月07日(月)  両親元気で留守がいい
2007年01月07日(日)  蓬莱の豚まん 日本一世界一551
2002年01月07日(月)  カレーライフ


2015年12月01日(火)  映画一本観るお金で、カンボジアの子どもたちに映画を贈る!

カンボジアと聞くと、アンコールワット、かぼちゃの語源、「地雷を踏んだらサヨウナラ」の一ノ瀬泰造、あとは……そこで想像が止まってしまうのですが、かつては映画文化が支えていたのに、内戦で映画館がなくなってしまった、ということを最近知りました。教えてくれたのは、教来石 小織さん。あるとき「カンボジアの子どもたちに映画を贈ろう!」と思い立って、それを行動に移した彼女は、華奢な体から湯気が立ち上るような熱さで、「カンボジアの子どもたちに、日本の映画で、夢を見てほしいんです!」と語ってくれました。

映画の脚本も書いている一人として、子育て中の一人として、教来石さんのお話に深く共感し、「ぜひ、クラウドファンディングしたら?」と聞いたところ、「今準備中です!」と話されてから約一か月。映画の日12月1日にサイトがオープンしました。

>>>カンボジア農村部に暮らす子どもたちに、映画のチケットを贈りませんか? ―映画で夢の種まきをー

取り組みの具体的な内容については、サイトに詳しく書かれていますので、そちらをお読みいただくとして、自称カンボジアに映画を贈り隊のわたしからも応援演説を。

うちの子も、今の日本の多くの子どもたちも、映画館があって、レンタルビデオ屋があって、テレビでも映画を観られる暮らしをしていますが、カンボジアの子たちにとって、映画は「当たり前」のものではありません。

もしも、自分の子ども時代に映画がなかったら……と想像してみます。

遠い国のこと、遠い昔のこと、南極探検隊のことも、アポロの月面着陸のことも、映画が教えてくれました。

映画は未来も見せてくれます。文字通り、SFが描く未来もそうですが、映画に出てくるヒーローやヒロインを見て、「あの人みたいになりたい」と憧れを抱くことが、自分の進む道を照らしてくれます。

内戦で多くのものを失った国こそ、未来を思い描き、夢を抱く手がかりが必要だと感じます。
他の子どもたちと同じ映画を見て、笑ったり泣いたりドキドキしたりという時間を分かち合うことも、子どもたちの心に豊かなものを運んでくれることでしょう。自分が笑った場面で誰かも笑った、それだけで心が躍るものです。

カンボジアの子どもたちの心に希望の花を咲かせる種をまく、その映画を贈るお手伝いができたら、どんなに素敵だろうと思います。また、この取り組みに賛同してくれる人がふえたら、どんなに心強いだろうと思います。映画の力を信じている人がいることは、作り手にとっても大きな励みになります。

わたしは講演で「誰にでも脚本は書けます」という話をするときに、「必要なのは想像力です」と言って、「千円あったら?」「一万円あったら?」「一億円あったら?」と想像してもらいます。金額が大きくなると、やることのスケールも大きくなるのですが、「もし何円あったら?」ということに想いを馳せることで、自分の中に眠っている願望や思いつきに光が当たる、それが想像力を働かせる楽しみです。

この取り組みに、もし1800円出したら、3000円出したら、カンボジアの子どもたちにどんなことが起こるだろうと想像してみてください。ランチ一回分、飲み会一回分のお金で、何人の子どもが映画を観られるでしょうか。そのうちの何人かは、将来なりたいものが見つかるかもしれません。

わたしはそんな風に想像しただけで、アンコールワットとかぼちゃと一ノ瀬泰造止まりだったカンボジアのイメージに「日本の映画を観る子どもたち」が加わりました。

先日、ラオスやベトナムの子どもたちとの交流を重ねられている宍戸仙助氏の講演をうかがう機会があったのですが、そのなかで、東日本大震災の際に、普段日本から支援を受けている国の子どもたちが、「日本の子どもたちに」とお金やお米を持ち寄ってくれたというお話がありました。女の子が募金箱に入れたお札は、日本円に換算すると、とても小さな金額でしたが、現地の子にとっては年に一度のお年玉でした。それを日本の子のために差し出してくれたのでした。

わたしたちの漱石や一葉や諭吉は、カンボジアではずいぶん大きなお金に化けるのではと思いますが、その金銭的価値以上に、カンボジアの子どもたちにお金に換えられない価値を届けてくれるのではないかなと想像しています。

もし共感してくださる方がいらっしゃいましたら、プロジェクトのページを見てみてください。この取り組みを知っていただけるだけでもうれしいです。

>>>カンボジア農村部に暮らす子どもたちに、映画のチケットを贈りませんか? ―映画で夢の種まきをー

そして、映画の作り手の皆さん!カンボジアで上映する作品の許諾を取るのも大変なようです。この取り組みを知っていただき、理解し、後押ししてくださる方がふえることを願っています。

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