2007年01月07日(日)  蓬莱の豚まん 日本一世界一551

大阪に帰る楽しみのひとつが551蓬莱の豚まん。ふっくらもちもちの厚めの皮と重量感のある中華あんの組み合わせが絶妙。物心ついた頃から慣れ親しんだ味だけれど、直営店で手作りの出来立てを販売することにこだわり、大阪を中心にした関西圏外へは進出していない。家族や友人が上京する際のお土産にリクエストしては大量に買ってきてもらったのをラップに包んで冷凍し、一個ずつ蒸しては食べているのだけれど、ストックを食べ果たし、血中551濃度が下がってきた頃の帰省。降り立った伊丹空港のお店の行列に思わず並びそうになった。

実家に帰ると、電話でのリクエストに応えて母親が買っておいてあった。最寄駅前の泉北高島屋の地下にお店が入っている。3日に2個、4日に1個、5日にまた買いに行って2個、6日に1個。「よく毎日食べて飽きないねえ」と東京育ちのダンナが呆れるが、いくつ食べても幸せになれる。140円でこれだけ満たされる物を他に思いつかない。6日の夕方に中学校の同級生のハルちゃんが遊びに来ている間に、父がまた高島屋に出向いて東京への持ち帰り用を買ってきてくれた。「わたしも買ってこよかと思ったけど、かぶるかなあと思ってやめてん」と言うハルちゃんは、去年のバレンタインデーに限定販売のハート豚まんを送ってくれた。

難波の蓬莱本店の歳末くじで両親が当てたという「551いろはかるた」が実家に転がっていた。
【い】てるかな? ガラスの向こうで つくるひと
【ろ】んよりうまいチャーシューまん
【ば】れんたいん ハート豚まんで 彼ゲット
といった具合。よくもまあ自分とこの宣伝でいろは四十七文字分作ったもんだなあと感心するが、551好きには共感できるものが多く、ついニンマリしてしまう。
【お】みやげは おおさかめいぶつ 551
うん、これはわたしのことだ。
【ほ】うらいの豚まん 日本一世界一551
世界一は言いすぎ、と思わず突込みを入れるわたしも、「地球上でいちばん好きな食べ物は?」と聞かれたら、迷いなく「551の豚まん」と答えてしまう。551好きが遺伝したのか、生後4か月の娘・たまはお店のガラス越しに豚まんを丸める店員さんたちに釘付け。気づいた店員さんたちが面白がって豚まんをガラスに近づけて、鈴を振るようにぶらぶらさせて遊んでくれる。「買いましたよ〜」とガラスのこちら側で赤い紙袋を持ち上げて見せた。一年後には一緒に食べられるようになるのかな。

湯気の立つ豚まんを紙袋のまま持ち帰ったら、帰りの飛行機の中に豚まんのにおいが充満してしまった。父や母が上京するときはビニールで厳重に梱包してにおい封じをしていたけれど、友人たちは新幹線の駅や空港で買ってすぐ乗り込んでやってきていた。道中でにおいを撒き散らしてしまい、肩身の狭い思いをしたかもしれない。ごめんなさい。

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