2009年02月09日(月)  福福(200929)の日

39回目の誕生日がやってきた。2月9日で29歳を祝ったのが、つい数年前のことのように感じるけれど、あっという間に10年。「肉の日」と語呂が覚えやすいせいか、肉のアイコンつきのお祝いメールが携帯に次々と届く。「河豚の日」「服の日」でもある。

大阪出身でコピーライターで脚本家とわたしとは何かと共通点が多い友人の川上徹也さんからは「ブックの日」とお祝いメール。『仕事はストーリーで動かそう』など、このところ出版づいている川上さんは今日「ブックの日」関連イベントに出席するのだとか。肉、服、ブック。好きなものが語呂合わせになっているのはうれしい。そういえば、エッセー「出張いまいまさこカフェ」を連載している池袋シネマ振興会のフリーペーパーbukuは、毎月29日を「bukuの日」と呼んで映画の割引をやっている。

会社勤めしていた頃は、座席にプレゼントが届き、同僚がランチやディナーをごちそうしてくれ、一日中誕生日気分に浸れたけれど、フリーになると、いつもの日とあまり変わらない。朝、保育園に送る途中で娘のたまがハッピーバースデーを歌ってくれ(ちゃんと「ディアママ」になっていた)、その足で打ち合わせに向かい、打ち合わせを終えて帰宅すると、8時。急いでパスタをゆでると、ゆであがるのを待ち受けたかのように、「ウンチでた」。トイレへ連れて行くと、誕生以来最大と思われる規模の噴火の後で、どこから手をつけていいか途方に暮れる状態。ダンナと手分けしてトイレ掃除班と風呂で洗い流し班に分かれた。あたふたとトイレ掃除をしながら、ウンチパニックに見舞われる誕生日なんて今年限りかもしれないと思うと、楽しくなってきて、笑ってしまった。

とんだ誕生日プレゼントだったねと少々伸びたパスタを平らげ、「そうだ、冷蔵庫にいちごがあった」と取り出すと、「じゃあ、あれを出そうか」とダンナ。「たま、さっき練習したでしょ」とうながされて、冷蔵庫の奥に隠してあったケーキの箱を取り出し、たまに渡すと、「おたんじょうびおめでとう」と小さな手で差し出してくれた。思いがけないプレゼントにほろりとしていると、今度は奥の部屋に二人して引っ込み、オレンジの花束を持って戻ってきた。これまた贈呈の仕方を二人で示し合わせていたらしい。たまはサプライズのたくらみをちゃんと理解していて、そのときが来るまでナイショにしていた。2009年の誕生日は、「不(2)」意打ち「食(9)」らったの日となった。

mixiの2月9日生まれコミュニティをのぞくと、「2009年2月9日は福福の日」という書き込みがあった。2つのケーキを3人で分けて、台所にオレンジの花を活けて、福福。

2008年02月09日(土)  プレタポルテ#2『ちいさき神の、つくりし子ら』
2007年02月09日(金)  マタニティオレンジ76 母になってはじめての誕生日
2006年02月09日(木)  倉カルミネにて2006年の誕生日
2004年02月09日(月)  今年もハッピーバースデー
2003年02月09日(日)  何才になっても祝うのだ
2002年02月09日(土)  シモキタ(下北沢)

<<<前の日記  次の日記>>>