2013年03月02日(土)  保育園お祝い会→「てっぱん」オフ会

今日は、保育園のお祝い会。

たまは0歳児クラスから保育園に通っているから、お祝い会も6回目。

3歳児までの、前の保育園で、4回。

たまは、本番に弱いのか、さめているのか、張り切る子たちをよそに、ほとんど「静止」状態で、「ビデオ撮る必要なし」だった。

それが、大型保育園の今の園に移って、去年のお祝い会では、けっこうしっかり動いていた。お友達が一気にふえて、たくさんの子の中でもまれて、たくましくなったのだろうか。

さらに、その上の年長さんの堂々とした姿を見て、「この園にあと一年通ったら、こんなこともできることになるのか」と早くも一年後に思いを馳せ、涙ぐんでしまった。

昨年のお祝い会は卒園児の女の子がぽろぽろ泣いているのにもらい泣きしたこともあり、「来年はタオル持っていなかきゃ」と思ったのだった。

あれから、一年。
今の園に来て2回目、そして保育園最後のお祝い会。

「世界に一つだけの花」の合奏では、タンバリンを務めた。
ピアニカを狙っていたのだけど、オーディションで、ピアノを習っている子に敗れたらしい。

クラスの劇では、この一年の行事やクラスでの出来事が綴られていて、たまは担任の先生役を務めた。数日前からなぜか声がかすれて、当日になっても戻らなかったのだけど、その「かすれ声」のおかげで、落ち着いて、しっかりしているように見えた。

「よくまとまったわね。あんなにばらばらだったのに」という台詞があったが、個性あふれる園児23人と担任の先生2人、あわせて25人が人間としてぶつかりあい、成長してきたクラスだった。

劇が実話ベースゆえにコメディになっていたので、涙よりは笑いを誘われ、泣くタイミングを逃すうちに卒園証書を渡すセレモニーに。

園児が一人ずつ将来の夢を宣言する場面で、昨年は涙を搾られたのだけど、今年は「へーえ、あの子がこんな夢を」と意外がったり「たまは結局どの夢を告げるのか」と気になったりで、泣きそびれた。

「えかきやさん」「すけーとのせんしゅ」「すけーとのせんせい」と夢が二転三転し、前日にはパパに「きゃくほんか」と打ち明けたらしいたまは、初心に戻って「えかきやさん」と発表。

「わたし、えかきやさん」「わたしも、えかきやさん」と仲良しの子同士で話していたと思われ、たまで3人目。

「また、えかきやさん?」「えかきやさんって、なに?」「えかきとはちがうの?」と年下の4歳児が突っ込んでいるのが聞こえて、可笑しかった。

えかきやさん。

誰が言い出したかわからないけれど、絵描きとの違いは、「描いた絵を売って商売する」ところにあるらしい。

そして、親と手をつないで教室に退場後、昨年は廊下でお母さんたちが代号泣だったらしいが、皆さんからっとして、「なんだか、今年は笑っちゃったわね」。わたしは、その後のクラス集合写真の段取りで頭がいっぱいで、結局、マスカラが流れることもなく、記念撮影が終わるまで笑っていた。

今回は、わたしとダンナの両親四人がそろったので、終わってから、わが家でお昼を食べ、お祝い会を振り返った。クラス文集を開いて、皆の気合と愛のこもった原稿を見て、大阪の母が「あんた、片手間にやったやろ」と看破。母はなぜか、クラスの園児の名前と読みがなを熱心にメモしていた。

夜は、「てっぱん」オフ会。

最初お誘いを受けたときは「大阪から親が来るので」とお断りしたのだけど、親に聞いてみると「ちょうどええやん。行こ行こ」と乗り気で、「てっぱん&つばさ親善天使」の娘のたまも連れて参加することに。さらにそれを聞きつけた、同じく「てっぱん」脚本の関えり香嬢も飛び入り参加。

会場は、上野の広島お好み焼き屋「力丸」さん。

店長は、「被災地に食と職を!」とお好み焼きの移動販売で震災復興に取り組まれているのを新聞で知り、交流が始まった星野夏樹さん(>>>2011年7月21日(木)被災地で「食」と「職」を作り出す「お好み焼きしんのすけ」)。

その経緯をツイッターで読んでいたてっぱんファンクラブ(そしてつばさファンクラブ)の瑠璃姫さんが、力丸さんでオフ会を、と呼びかけてくださり、ようやく星野さんに会うことができた。


自宅から一時間以上歩いて湯島天神の梅を見てから、待ち合わせよりずいぶん前に到着してしまい、「寒い」「おなかすいた」と本能のまま訴える両親を「ちょっと待て」とたしなめ、カウンターの中にいる男性にとりあえずあたたかいウーロン茶を頼んだら、その方が「申し遅れましたが、わたくし……」星野さんだった。

「てっぱん」ファンクラブからは、ファンサイトを支えてくれている、こぺく会長、はんぞ〜さん、瑠璃姫さんと、どこにでも青春18きっぷで現れる堺のはなまささん、浦和美園で小さなお好み焼き屋をされている咲くLOVEさんが参加。カウンターだけのお店を貸し切りにしていただき、にぎやかな会食になった。


鉄板の上で次々と焼かれるお料理は、目にも楽しく、どれも、また食べたくなるおいしさ。お酒が進み、会話も弾む。「鉄板で焼けるものは、なんでも」と星野さん。お好み焼き屋というより、鉄板料理屋。


「朝市では電源が取れたので、てっぱんのDVDを流していました」「これは陸前高田で知らない人はいないというホルモン屋のモツです」「陸前高田に、むっちゃカッコいい生き方をしているバーのマスターがいて、震災の後、真っ先に、自宅の一角に酒場を作ったんです」

星野さんの口からは、陸前高田や被災地の話題が、自然に出て来た。共通の知り合いの住む町の話をするように。お好み焼きの移動販売の話をもっとうかがいたかったのだけど、それは次回のお楽しみに。

星野さんと咲くLOVEさんは、お好み焼き屋さん同士で話を弾ませ、大阪での「てっぱん」オフ会に、わたし抜きで飛び入り参加したことのある両親は、はなまささんと咲くLOVEさんとの再会を喜び、関えり香嬢と保育陸話で盛り上がり、こぺく会長は「てっぱん」の海辺潔CPからのメッセージを読み上げ、わたしと関えり香嬢は、海辺さんの噂をし、瑠璃姫さんとわたしは、ここに来れなかったあの人この人が悔しがるかもと噂をし……その間、たまは、はんぞーさんに遊んでもらっていた。

星野さんから、「皆さんにおごらせてください」と届いたばかりという牡蛎をふるまっていただいた。


「てっぱん」そして「つばさ」ファンクラブの皆さんからは、抱えきれないほどの「たま入学祝い」を頂戴した。


両親と娘と親子三代でオフ会に参加して、昔からの知り合いのようにしゃべる。作品から広がる人の輪は、不思議で、面白くて、あったかい。

2011年03月02日(水)  愛は日々更新しなきゃ(1か月前)
2010年03月02日(火)  子守話109「ドラキュラとあかいチョコレート」
2009年03月02日(月)  わたしの頭の中に住んでいる人
2008年03月02日(日)  マタニティオレンジ244 二回目のひな祭り
2007年03月02日(金)  マタニティオレンジ85 孫をかわいがるのは人間だけ
2006年03月02日(木)  シナトレ5 プロデューサーと二人三脚
2005年03月02日(水)  昭和十六年の教科書
2002年03月02日(土)  手づくり


2013年03月01日(金)  思いこもる「公長齋小菅」さんの竹の食器たち

テーブルウェア展で一目惚れした「公長齋小菅」さんの竹の食器たち。

一度ブースを通り過ぎて、会場をひとめぐりして、また戻って買い求めた。



節を刻んで育つ竹の美しさと強さが、伝わってくる。

とくにお椀が、使うたびに惚れ惚れ。何を盛っても、うれしい、おいしい。しっくり手になじむ丸みも、考えて、確かめて、この形に至ったのかな、と作り手の心意気を想像させる。

思いこもる品々』という岡部 伊都子さんの本を何年か前に読んで、これから新しく何かを買い求めるときは、そういうものを選んでいきたい、と思った。年を重ねると、ますますその思いが強くなる。

2011年03月01日(火)  たま語祭り、片づけ祭り(1か月前)
2010年03月01日(月)  とりあえず、今日のツイッター
2009年03月01日(日)  乾電池でガスが点く
2008年03月01日(土)  マタニティオレンジ243 お気に入り絵本『わたしのワンピース』
2007年03月01日(木)  マタニティオレンジ84 「おなかの皮で風呂水」伝説
2005年03月01日(火)  ビューラー巻き巻きに挟み撃ちされる
2002年03月01日(金)  『たまねぎや』と『サムラート』


2013年02月28日(木)  000(トリプルオゥ)の「てっぱん」ネックレス

同郷・堺市泉北ニュータウン出身の村上知也さんがサイト制作に関わったという000(トリプルオゥ)の刺繍ネックレス。ネットで注文したものが届いた。

いろんな糸が円を描いて輪になる「てっぱん」的デザインにひと目惚れ。



留め具も糸、すべてが糸。この繊細さが魅力でもあるけれど、子どもに引っ張られないように要注意。子どもが渦巻く保育園のお祝い会でデビュー予定。

こんな大人アクセサリーに合う服を持っているのか、というツッコミが聞こえてきそうだけど、カッチリしたスーツもこの機会に用意した。

こちらは会社時代からの友人アサミちゃんが今勤めているブラックフォーマルの専門店でアサミちゃんに見立ててもらった。「これ、今井ちゃんに絶対似合うと思う。着てみると、違うから」と薦められ、着てみたら、吊ってあるのと全然違ってふんわりした印象に。

自分のアンテナだけ張り巡らしても引っかからないものに、友人を介して出会い、趣味も世界も少しずつ広がる。

2012年02月28日(火)  25年前のワンピースを原作に
2011年02月28日(月)  泉北コミュニティと「ちりとてっぱん」(1か月前)
2010年02月28日(日)  とりあえず、今日のツイッター
2009年02月28日(土)  およめさん、チューしてたね。
2008年02月28日(木)  魔法にかかって初TOCCA
2007年02月28日(水)  推定年齢
2006年02月28日(火)  絵本『子ぎつねヘレンの10のおくりもの』打ち上げ
2005年02月28日(月)  フリーの人の確定申告
2004年02月28日(土)  「ブレーン・ストーミング・ティーン」著者贈呈本
2003年02月28日(金)  2003年2月のカフェ日記
2002年02月28日(木)  ヘンな弟よっくん


2013年02月27日(水)  としょかんのだってこと、わすれてたの。(前編)

昨夜のこと、リビングの片隅で,ジョリ、と遠慮がちに紙に鋏を入れる音が。しばらくして、たまがわたしの腰に抱きつき、無言で顔を押しつけてきた。

こういうときは、「何かいけないことをして、しかられるんじゃないかという不安と泣きたい気持ちがまじっている」ことが多いので、「どうしたの?何かしちゃった?しからないから言って」と促すと、さんざんためらってから絞り出すように「としょかんのだってこと、わすれてたの」。

どうやら図書館で借りた資料に傷をつけてしまったらしい。どれどれと見に行くと、子どもの歌を集めたCDの歌詞カードに黒い色鉛筆で落書きが。「ボノロンをかいてみよう」という呼びかけに応じて描いてしまってから、あ、借り物だったと気づいた様子。

とっさに「なかったこと」にしようとして鋏を入れたものの、ますますいけないと思い直して鋏を止めたようで、端から数センチが切れていた。

さて、こんなとき、親はどうするべきか。

起きてしまった物語は変えられな〜い。けれど、物語の続きは、あなたの手の中にあ〜る。(by 朝ドラ「つばさ」玉木加乃子)

まずは、やってしまったことは間違いだったという認識を親子で共有。その上で、どうしようかと親子で考えてみる。

色鉛筆を無理矢理消しゴムで消すと汚くなりそうだし修正液で消すのも凸凹になる。切れたところをテープで留めるにしても、うちにあるテープより図書館のテープのほうがいいかもしれない。

一緒に図書館に行って、落書きと鋏を入れたことを正直に話して、一緒に謝って、どうするのがいいか相談しよう、ということに。

借りたものを大切に使わないと、どんなことが起きてしまうのか、子どもと一緒に体験して、これからは気をつけようという教訓を一緒に得る。

失敗は、やってしまったと本人が気づいた時点で「痛み」は味わっているわけで、しかって追い討ちをかけるより、その失敗の痛みを分かち合うことで、繰り返しにブレーキをかける。

……というのが、親にできること、でしょうか。

物語の続き(後編)は、後日、図書館にて。

2011年02月27日(日)  本を整理(一か月前)そして「復興書店」
2010年02月27日(土)  子守話108「たまちゃんとママとリオくんいっぱいのおはなし」
2009年02月27日(金)  魔法の粉ごっこ
2008年02月27日(水)  25年ぶりに再読『まぼろしのペンフレンド』 
2007年02月27日(火)  平成18年度確定申告
2005年02月27日(日)  1975年のアカデミー賞映画『カッコーの巣の上で』
2002年02月27日(水)  世の中は狭い。いや、世界が広くなったのだ。


2013年02月26日(火)  勝手にキャッチコピー委員会「週刊ロビ」

昨夜25時から放送された、テレビ東京「勝手にキャッチコピー委員会」。

2本建ての前半は、「ととのいました」の謎かけでおなじみのWコロンねづっちさんVSコピーライターの林裕さん。前週の放送を観て、「さすが現役第一線の方は違う」と感心したのだけど、俺のハンバーグ山本の新定番メニューにつけた「昔の俺より今の俺!!」も、明快でストライク速球決まった、という感じで、3本勝負は3連勝となった。

後半は、インパルス板倉俊之さんVS不肖わたくし脚本家・今井雅子の3本勝負1本目。

キャッチコピーのお題は、デアゴスティーニから新発売の「週刊ロビ」。
収録の模様は2月19日の日記に譲り、ここではコピー勝負の結果を。

この番組、クライアントが、その場で出たコピーを、その場で選ぶ。
プレゼンして、返事が出るまで数週間待ちもザラだった現役時代を思うと、なんという時短!
そして、考える時間も、かなりコンパクト。
これまたプレゼン準備にオリエンから数週間もらっていたのと比べると、超時短。

うわ、時間ないよ、と焦るわたしの横で、制作会社のやんかわ商店さんが「この勝負、ガチですから。どっちに勝たせるとか、ないですから。直感で、こっちって思ったほうを選んでください」と話していた。

で、勝負を制したのは、

きみの手で
未来を
組み立てよう

板倉さんのコピーだった。

フリップが裏返ってコピーが見えた瞬間、うまい、と思った。
必要な要素がすべて、きれいに入っている。
芸人さんのコピーというより、本職のコピーっぽい。

組み立てるのが「ロボット」ではなく「未来」というのが、光ってる。

ロビを組み立てるのは、未来を組み立てること。
自分の手で未来を引き寄せるワクワク感が、とてもよく出ている。

対する今井雅子のコピーは、

ロボットを家に
待たせているので
帰ります。

というユーザーの心情コピー。

ロビ君を見て、わたしはすっかりとろけてしまった。
この子がうちにいたら、早く帰っちゃうだろな。
その前に、完成するまでは、早く組み立てたくて、やっぱり早く帰っちゃうだろな。
子どもができて、急に帰りが早くなるパパみたいに、いそいそ、そわそわしちゃいそうだな。

そう思った。

「家に待たせている」のは「人」じゃなくて「ロボット」なんだけど、そこには人のあたたかみがあって、ロビ君は家族になってる。

収録現場では、板倉さんのコピーは「男性向けっぽい」、わたしのコピーは「女性向けっぽい」と言われた。番組を観た人からは「ママ目線」だと言われた。

たしかに、ロビ君を見て、子どもを見る親のような目になっていたかもしれない。子育て中のお母さんたちは、わが子を重ねて、わたしのコピーに「キュンキュンした」様子。

他に考えたコピーに、

この子の親に
なってください。

うちでロボットを
育てています。

というのがあった。

「組み立てる」というより「育てる」と考えたのは、それだけロビ君が愛らしくて、ロボットというより人間の子どもみたいに思えたから。

週刊ロビは全70号。つまり、ロビ君は70週かけて、ゆっくり育てられる。人間もそうだけど、手をかける分だけ愛しさが増す。わたしが育ての親になったら、親バカメロメロな「ロビ君ブログ」をつけてしまいそうだけど、ロボット育てにかまけて子育てがおろそかになると、うちの6歳児が妬きそうなので、どこぞのお宅のロビ君に会いに行くことにする。

勝敗結果はさておき、「たまたまつけたら映ってた」と懐かしい方から連絡をいただいたりして、久々のテレビ出演は、ふだん味わえないドキドキがあった。「もしかして二人目が?」という勘違いもされたのだけど、最近の食べ過ぎ飲み過ぎに加えて、ワイヤレスマイクの機械を収納したベルトでおなかまわりが膨らんでいたせいかもしれない。

でも、「ロビ君を見て、母の顔になったせい」ということにしておこう。

3本勝負のあと2本は3/6(水)深夜25:55放送。放送時間も曜日も変更するというのが深夜番組ならでは。その翌週からは「水曜深夜25:35」からになるらしい。

2011年02月26日(土)  「さいこうのひがはじまる」(3週間前)
2010年02月26日(金)  テレビの前で正座して女子フィギュア
2009年02月26日(木)  「小さい子どもには焼き肉」だったのか!
2008年02月26日(火)  マタニティオレンジ241 英語の歌を日本語で
2007年02月26日(月)  500円の価値
2005年02月26日(土)  ブラジル物産展
2002年02月26日(火)  数珠つなぎOB訪問


2013年02月24日(日)  しおのがっこう 味噌作り編

友人の木村美砂さんと栗原晶子さんが手がける、能登の塩とご縁を結ぶしおのかぞくさん主催の「しおのがっこう 味噌作り編」に親子で参加。

能登半島の珠洲(すず)の塩、麹、大豆から味噌を手作りするという贅沢な企画。5歳のときに映画『ひとにぎりの塩』(木村さんはこの映画製作が縁で塩にどっぷりはまることに。宣伝を手伝った栗原さんも同じく)を見て、「しおのあかちゃんはうみのたんぼからうまれる」ことを理解した、たま(>>>2011年11月20日(日) 映画『ひとにぎりの塩』とたこ焼き宴の「食」)。

奇しくも珠江の珠(たま)は珠洲の珠(ず)。



大豆をつぶしたり、麹と塩を混ぜたりのお手伝いを生き生きとやり、能登のお塩とお米とわかめを味わう昼食では、張り切って配膳のお手伝い。

教室が終わり、アンケートの裏側に絵日記風の感想を。



「みそづくりおえかき」「もみもみこねこねいいきもち」「10がつできあがり」「ついたやつはもったいないからたべましょう」(←フタについた味噌は、という意味のよう)。体験を通して、何かを吸収してくれたようです。

2011年02月24日(木)  平和そのものでした(3週間前)
2010年02月24日(水)  朝ドラ「てっぱん」ヒロイン発表コテコテ会見
2009年02月24日(火)  「ひつじが1匹」から「ひつじが100匹」までのお話
2008年02月24日(日)  マタニティオレンジ239 通せんぼごっこで「くぐる」ことを発見
2007年02月24日(土)  マタニティオレンジ82 たま6/12才と応援団
2006年02月24日(金)  金曜日の夜の開放感
2005年02月24日(木)  だいたい・キラキラ・インドネシア語
2002年02月24日(日)  PPK


2013年02月22日(金)  懐の大きな「ケークサレ」



「ケークサレ」なるものを作ってみようと思い立ち、立て続けに3回焼いてみた。なんか作りたいと思ったら、ネットでいくつかレシピを見つけて、いいとこどりして、何度か作って自己流にアレンジ。現在のところは、こんなレシピに。
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1)玉子2個とオリーブオイル30ccを混ぜる。(具材を炒めるのにバターを多く使うので、こちらはひかえめに)
2)バター20gを熱して玉葱1/2、人参1/2のみじん切りをよく炒め、ベーコン50gとピーマン1個のみじん切りを加えて炒め、かぼちゃ少し(人参よりちょっと多いぐらい)を細かく切ったものも加え、かぼちゃがやわらなくなるまで炒める。仕上げに軽くお塩を。(ベーコンと粉チーズとバターでかなりの塩気は出るので、控えめに)
3)2)のあら熱を取る。湯気が上がらなくなったら冷たい牛乳80ccを加えて、さらにさます。(さめるまで待てないので)
4)1)にさました3)をまぜ、薄力粉130gベーキングパウダー5gをふるい入れ、さっくり混ぜ、粉チーズ30gをまぜる。
5)油を塗ったパウンド型に入れ、180度のオーブンで40分焼く。
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具材は家にあるものを適当に。かぼちゃの代わりにじゃがいも、ピーマンの代わりにパプリカも良さそう。プロセスチーズを小さく刻んで入れてみても。

ケークサレ=塩のケーキ。お塩はちょっぴり、でも、いいものを。珠洲の中島菜塩は味をきれいにまとめてくれている気がする。

レシピは、食べた人の感想や「うちはこうやってるよ」というアイデアを得て、進化する。材料の配合を少々変えてもおいしく焼き上がるケークサレは、とくにその懐が大きなレシピ。ヨーグルト入りや生クリーム入りも試して。しなやかに進化させたい。

2012年02月22日(水)  色とおしゃれに目覚める、たま5歳6か月。
2011年02月22日(火)  広告は遠くなりにけり
2010年02月22日(月)  シナリオ倶楽部で『パコダテ人』上映会
2009年02月22日(日)  なりきり芝居で女優開眼!?たま2歳6か月
2008年02月22日(金)  アンチエイジングディナーで合同誕生会
2007年02月22日(木)  マタニティオレンジ81 母になっても女心はある
2006年02月22日(水)  史実の63年後に観る映画『白バラの祈り』
2002年02月22日(金)  生みっぱなしじゃなくて


2013年02月21日(木)  名前のないパーティー ちょっと遅めの新年会

高校時代の同級生でコピーライターのさっちゃんから「名前のないパーティー ちょっと遅めの新年会」なるものに誘われた。

主催はダイヤモンド社の編集者、土江英明さん。

どんな人なのか、と土江さんが手がけた本を紹介するサイトを見てみると、堺親善大使を一緒に務める中谷彰宏さんの著書が紹介されていて、そのインタビューの聞き手が旧知の川上徹也さんだった。

共通の知り合いがけっこういるかもしれない。その人達にも会えるかもしれない。

そんな期待もあって参加を申し込んだ。

事前に自己紹介と近況を送っておくと、受付で参加者に配る名簿に掲載してくれる。今回は150名を超える参加があったそうで、名簿をまとめるのだけでも大変そう。これを土江さんは人まかせにせず自分でやってそうな気がする。

受付を済ませると、あちこちで「はじめまして」と挨拶する風景が。いわゆる異業種交流会や名刺交換会というものの、土江さん人脈版という感じで「土江さんとはどういうつながりで?」というやりとりも聞こえてくる、

小中学校の同級生でウェブディレクターでお酒が大好きなばんばんを誘っていたので、彼女と「元取ろう」と積極的に飲んで、食べた。こういうところは関西人。食事を取るために並んでいると、前後の人が気さくに話しかけてくれる。こういう会に慣れている人のようで、ほどよいタイミングで次の人へと回遊する。



シナリオ作家協会仲間の星野卓也さんや映画を作りかけたことのあるアップルエージェンシーの鬼塚忠さんと再会。あとは、さっちゃんや今日出会った人達とワインを潤滑油にいきなり盛り上がって飲んだ。

瞬発力を発揮して、起爆剤的に笑いを提供してくれる人がいる。初対面なのに毒舌を浴びせて、それでいて楽しませてくれる人がいる。

わたしは頭のレコーダーを録音モードにして、パーティで交わされるセリフを収集する。

面白かったのは、最近恋をした同世代の女友達ののろけ話を聞いて、「きゅんきゅんした」とわたしが言いかけたのを制して「いらっとしたわけですね?」と言った、ほろ酔いの同世代女性。「いや、きゅんきゅんしたって言おうとしたんだけど」とわたしが言うと「結婚してます? それ、余裕があるからですよ」。なるほど。この対比、そのままドラマに使えそう。

こういう場でないと味わえない空気を味わって、元を取った。

2012年02月21日(火)  電車に乗ったつもりで花を買う
2011年02月21日(月)  ママに甘えたい病に効く甘いもの
2010年02月21日(日)  何文字で「々」を出せるか
2009年02月21日(土)  電話でタイムスリップ
2008年02月21日(木)  バレンタイン月間&確定申告週間
2007年02月21日(水)  三島由紀夫レター教室
2006年02月21日(火)  何かとツボにはまった映画『燃ゆるとき』
2005年02月21日(月)  『逃亡者の掟』(人見安雄)
2002年02月21日(木)  映画祭


2013年02月20日(水)  片道何時間もかけて学びに来る人

3週間に一度受け持っているシナリオ講座の教え子さんから長命寺の桜餅をいただいた。



年始に「脚本を借りたお礼です」とカステラをくださった受講生さんがいて、わたしが「甘いもの大好き!」と目を輝かせたのを覚えていてくれたのかもしれない。

甘いものもうれしいけれど、「このおいしいものを先生に」と思い出してもらえるのがありがたい。高い受講料を払い、貴重な時間を使って講座に通って来られる受講生の皆さんに応えられる講義をしているのだろうかという心配に、大丈夫ですよと答えてもらった気持ちになる。

偶然だけど、カステラの方も桜餅の方も片道何時間もかけて講座に通って来られる。

カステラの方は片道3時間と聞いていたので「家に帰ったら8時ですね」と帰り道に話したところ「電車に乗っている時間が3時間なので、乗り換えを入れるともっとかかります」と言われ、驚いた。

往復8時間かけて2時間の講座に足を運ばれる、その向学心に頭が下がる。

桜餅の方も片道2時間あまり。このお二人とは帰りの地下鉄でほんの少しだけご一緒するので「今日はどうでしたか?」とおそるおそる感想をうかがっている。

さて、いただいた桜餅に話を戻して。

栞がどこかへ行ってしまったのだけど、たしか1717年から作り続けているとのこと。古い文書に何枚の桜の葉を塩漬けにしたかの記録が残っていて、それが七十万という単位だった記憶が。2枚でひとつの餅を包むから三十何万個と書かれていたように覚えている。今のように運搬手段が発達していない時代に、この消費量。それだけ品物の種類が限られていたのもあるのだろうけれど、長命寺の桜餅の圧倒的人気がうかがえる。

受講生の方のお気持ちと長い歴史も一緒に味わって、なおさら味わい深い桜餅となった。

2011年02月20日(日)  4月からはカレとはなればなれ
2010年02月20日(土)  朝ドラ「つばさ」ファンサイトと#tamaki283
2008年02月20日(水)  整骨院のウキちゃん4 「ティ」ってどうやって打つの?編
2007年02月20日(火)  ヘレン絵本四刷できました
2004年02月20日(金)  いい履歴書の書き方
2002年02月20日(水)  別世界


2013年02月19日(火)  「勝手にキャッチコピー委員会」ロケ

縁あって「勝手にキャッチコピー委員会」というテレビ東京の番組に出ることになった。

「お笑い芸人と『言葉の匠』が企業に出かけて、勝手にコピーをつける」と聞いて「面白そう」と引き受けると、翌日には制作会社のやんかわ商店さんが説明に飛んで来てくれた。

これまでは主にコピーライターの方が言葉の匠として出演されていたのだけど、脚本家もありではということになり、友人の脚本家を介して、コピーライター出身脚本家の今井雅子に話が舞い込んだのだった。

収録DVDや放送を観てみると、深夜のバラエティ番組なのに、かなり真面目に作られていて、コピー対決も真剣勝負。とくに昨夜放送された林裕さんのコピーはさすが第一線!のレベル。軽く引き受けたものの、コピーは長いこと書いてないし、すっかり鈍っているけど大丈夫か……とドキドキしつつ、いざロケ本番。

コピー3本勝負のお相手は、インパルスの板倉俊之さん。小説を2冊出されていて、お笑い芸人の中でもとくに言葉の感度は研ぎ澄まされているとの前評判。



テレビ東京の控え室で、まずはメイク。

事前の打ち合わせで「当日はメイクが入りますので、そこの心配はいりません」とやんかわ商店さんに言われ、「メイクがないと心配な顔ってことですか?」と冗談半分で突っ込むと、「いえ、皆さん、メイクをしてきたほうがいいか心配されるので……」と真顔で答えられた。

メイクさんはサバサバしたお姉様で、「どんな感じにしますか?」「ナチュラルに」と答えると、ささっとナチュラルに仕上げてくださった。ついでに眉も整えてもらう。「白髪どうしましょう」と相談すると、「目立ってるのはこの一本なんで、抜いちゃいますか?」。初対面の方に、会って十分そこそこで白髪を抜いていただいた。

そんな感じで、今回は、「週刊ブックレビュー」出演のときほどは、化けていないと思われ。

ロケバスに乗り込み、一日かけてコピー対決の3か所とオープニングをロケ。移動中も和気あいあいと。窓の外見て「雪すごいね」なんて言いながら。ロケバスも久しぶりで、新鮮。

カメラはロケバスの中に置きっぱなしで写真を撮れなかったので、3か所でいただいたお土産の写真を。「無添くら寿司」の寿司ストラップ、「デアゴスティーニ週刊ロビ」のロビ君ストラップ。「ガンダムフロント東京」の記念写真。


くら寿司のストラップは、あるゲームで「当たり」が出たらもらえるのだけど、そのゲームはお客さんがテーブルから参加できる。「遊べてお手伝い」なトムソーヤ的発想のこの仕組みを始め、工夫や発明の宝庫で「へえ〜」の連続。

めったに見られない舞台裏にもお邪魔。回転寿司はここまで進化している!の最先端事情とともに、ネットをかぶったMC新井恵理那嬢の額の美しさと理想的なたまご型フェイスにもご注目。新井さんは放送で見る以上にいろんな意味でかわいい女の子で、愛されオーラがぽわわん。

司会のビビる大木さんは、目配り気配りのきいた人。好きにしゃべっているようでうまく流れを作っていて、相手に緊張させずに締めるところはきっちり締める。絶妙なバランス感覚が引っ張りだこの理由かもしれないと思った。

板倉さんは、食べているときも、機械の説明を聞いているときも、小声でぼそぼそ。トゲや毒がわさびのようにきいていて、ボディブローのようにじわじわおかしみが。いつでもなんかおもろいことを言ってやろうと虎視眈々。待ち時間に話をうかがうと、小説も二足の草鞋をひっかける感じじゃなくて、本腰入っていて、脚本の話も興味を持って聞いてくださった。妥協したくない、もっと深めたいという想いが伝わってくる。何事もとことん突き詰め、掘り下げる人のよう。

ところで、くら寿司は「堺が発祥」だそうで、堺親善大使のわたし、そこにすかさず食いついた。「一号店が中百舌鳥」と説明されて「二駅隣の泉ヶ丘です」と声を弾ませ、ビビる大木さんにローカルネタを突っ込まれてたのがカットされてなければ、聞いていただけるかと。

堺のご縁といえば、番組のディレクターが「僕、高校の後輩です」。こんなところにも堺人。堺関係者にはぜひ見ていただきたいけれど、関西での放送はないようで残念。

デアゴスティーニ「週刊ロビ」のロビ君は、ドライバー一本で完成できるロボット。声に反応してなめらかな動きを披露するロビ君に、「こんなことができるの!!」と目が点に。仕草があまりにチャーミングで、家に連れて帰りたくなった。

こんなロボットを自分で組み立てて、家で暮らせる時代に、いつの間にかなっていたとは。すごいすごい。世の中進んでいる。いや、わたしが遅れていただけなのか。

ぜひ番組で見て、ロビ君に驚いてくださいませ。

ロビ君を紹介してくださったのは、開発者であるロボットクリエイターの高橋智隆さん。ずいぶん前に新聞記事で読んで興味を持っていた方。穏やかな語り口にロボットへの愛がにじんでいた。

デアゴスティーニでは、歴代バックナンバーがショーケースにずらり、の部屋や、歴代組み立て付録がずらり、の部屋も見せてもらえた。企画を通すのにいちばん求められるのはプレゼンする人の「熱意」で、「どれだけ本気でやりたいか」が伝わらないと突破できない、というところは、映画やドラマにも通じる。

「ガンダムフロント東京」では、板倉さんのあふれるガンダム愛にご注目。ガンダム解説で番組を持てるのではというほどの博識ぶりと白熱ぶり。「ガンダムの匠」を前に、「言葉の匠」であるはずのわたしは異種格闘技にタジタジ圧倒されっぱなし。寒がりな板倉さんが寒さを忘れて生き生きとガンダムを語る姿に、心地よいカルチャーショックを覚えつつ、時を超えるガンダムの引力を見た。

ガンダム焼き(だっけ)が意外においしかったり、グッズが充実していたり、ガンダム世代に乗り遅れたわたしでも、行ってみれば、なかなか楽しめる場所。ガンダムに詳しい人の生解説があれば、なおよし。

以上3か所でのコピー3本勝負を2/25(月)25時と3/6(水)25:55(放送曜日と時間が変更します)に分けて放送(>>>番組ページ)。脚本を書くのとは違う筋肉を使い、熱い汗やら冷たい汗やらかいての悪戦苦闘を見てやってくださいませ。「大人の社会見学」のワクワク感を一緒に味わい、自分ならどんなキャッチコピーをつけるか考えながら観ていただけると、より番組を楽しめるかと。みなさまのあたたかいツッコミをお待ちしています。

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