2006年02月21日(火)  何かとツボにはまった映画『燃ゆるとき』

丸の内TOEIで観る作品は、わたしにはハズレがない。『フライ,ダディ,フライ』『男たちのYAMATO』に続いて、予告を観て興味をそそられた『燃ゆるとき』も大当たり。

20世紀終盤のアメリカにカップラーメンで殴りこみをかける日本企業の奮闘劇。スーパーマーケットの風景やカップラーメンのパッケージが、わたしが西海岸に留学した80年代後半を髣髴とさせて、無性に懐かしい。カップラーメンを作る工場内の様子には、2003年に行った中国冷凍食品工場見学ツアーを思い出す。「物を作る現場」を見るのが大好きなわたしは、社内見学の小学生以上の熱心さで工場内を見回していたけれど、映画の中でも規則正しく機械が動くさまから目を離せなかった。

「東輝水産」という名前から連想した通り、原作(高杉良)では「東洋水産」が実名で登場する。『子ぎつねヘレン』に「赤いきつね」を登場させている東洋水産の実話がベース、ということで親近感がぐんとアップ。加えて、『パコダテ人』で函館スクープ編集長役の木下ほうかさんが開発者役で登場しているのもうれしい。

外国人相手に孤軍奮闘する日本人の姿に、留学時代の自分を重ねた。同じ人間同士なのにわかりあえない焦りやもどかしさ。だけど、向き合うことから逃げなければ、いつかはきっとわかりあえる。同じ人間同士だから。その「和解」のシーンに涙が止まらなかった。

2005年02月21日(月)  『逃亡者の掟』(人見安雄)
2002年02月21日(木)  映画祭

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