2014年06月28日(土)  縁あって「シャポン・ファン」と八ヶ岳倶楽部

思い立って、週末は八ヶ岳へ。

お目当ては、高校時代の体操部仲間のさっちゃんこと新川五月さんがチーマダムをつとめる自由が丘のフレンチ「シャポン・ファン」の八ヶ岳店のプレオープン。

先月、さっちゃんと共通の友人である野田宜成さんと鶴野充茂さんと自由が丘店で食事をしたとき、「今度こんなのがあるんですが」と森田シェフに誘っていただいた招待状に「お子様歓迎」と書かれていて、「子連れでフレンチディナーなんて素敵!」と飛びついたのでした。

行ってみると、子どもが食べやすい量と内容のコースが用意されていて、メニューもいっちょまえに用意されていて、シェフの気配りとあたたかさを感じました。

大人メニューのクオリティは自由が丘で体験済みですが、野菜たっぷりで、小さな前菜、前菜、メインと食べ進んでも重くなく、デザートまで堪能。地元甲州のワインとの相性もバッチリでした。披露宴か!というほどのテーブルの数で、「お待たせしちゃって」とさっちゃんは恐縮しきりだったけど、何時間もかけて夕食を味わうというのも、普段なかなかできない贅沢な過ごし方。



シャポン・ファン八ヶ岳店は今年夏の間だけの営業予定とのこと。昼間にテラスで食べるのも気持ちよさそう。すぐ近くには八ヶ岳倶楽部があり、歩ける距離に魅惑のカフェもいくつもあり、ロケーションも抜群。

お店の場所は、甲斐大泉駅から坂を上っていくと、八ヶ岳倶楽部のすぐ手前。

八ヶ岳倶楽部といえば、2003年放送のNHK FMシアター「夢の波間」に主演していただいた柳生博さん。「今井雅子の本はそそる。本が穴だらけだから、役者が埋める余地がある」という印象的なほめ言葉をいただきました。「書いてる話の割に妙に若いし、変わったカッコしてるし、それでいて、変に美人じゃないし。よし、この子のために頑張ろうって燃えたんだな」とも。そんなこともあって思い出深い作品。

>>>いまいまさこカフェ「夢の波間」紹介ページ
>>>脚本家・今井雅子の日記 2003年07月05日(土) 柳生博さんと、Happiness is......

レストランで口にしたものはどれもおいしく、とくに名物フルーツティーは絶品。センスのいいショップは欲しいものだらけ。小雨に濡れた雑木林の散歩も素敵で、二時間あまりゆったり過ごしました。


そして、八ヶ岳は、散歩好き、グリーン好き、カフェ好きにはたまらない場所。うろうろ歩いていると、ふらりと立ち寄りたくなるお店があちこちに。もとは山荘だったというカフェ「アロア」(名前の由来は「フランダースの犬」)を偶然見つけて立ち寄ったら、自家製パンもコーヒーもおいしくて、絵本もたくさんあって、店主さんとのおしゃべりも心地よくて、のんびりいい時間を過ごせました。

2013年06月28日(金)  朝ドラ×村岡花子=花子とアン
2010年06月28日(月)  とりあえず今日のツイッター
2009年06月28日(日)  朝ドラ「つばさ」第14週は「女三代娘の初恋」
2008年06月28日(土)  読んで満腹『おとなの味』(平松洋子)
2006年06月28日(水)  ロナウジーニョとロナウドは別人?
2002年06月28日(金)  シンデレラが出会った魔女の靴


2014年06月27日(金)  「ちがう」と「へたくそ」は違うよ

夕食の後、「今日ね、ママに見せたくないもの、もってかえってきた」と、たま。

健康診断で引っかかった?
書き取りでしくじった?
連絡帳に何か書かれてる?

「これ」と見せてくれたのは、図工で描いたという紫陽花の絵。



よく描けてるよ。どうして見せたくなかったの?と聞くと、
「へたくそだって言われた。わたしのえは、みんなとちがうんだって」

たまの話をまとめると、クラスの子から「なにそのきたないいろ?」「そんなあじさい、さいてないよ」という反応があったという。

ほんとにそう言われたかどうかは、わからない。
「変わった色だね」と言われたのを悪意に受け止めて、絵を否定されたと感じたのかもしれない。

でも、たまは、「わたしのえは、へたくそなんだ」と、しょげている。

クラスのみんなは明るいきれいな色の花びらを描いた。ああいう色にしなきゃダメだったんだ…と。

みんなと同じじゃなきゃダメ、なんて萎縮するのはまだ早い。
みんなと違うことに自信を持って欲しい。
誰が何と言おうと、わたしはこれがいいのと言える強さを。

でも、それは親が吹き込んで身につくものじゃない。

自信は、自分の中から自分で引き出すしかない。

「たまは、どうやって、この色をつくったの?」と聞いてみると、青に赤を少しずつまぜて…と言う。

「自分が見た紫陽花の色に近づけようと思ったの?」
「うん」
「近づいた?」
「ちょっとちがうけど、にてる」
「じゃあ、こんな色の紫陽花は咲いてたわけだ。これは、たまが見た紫陽花の絵だよね」
「うん」
「この絵を描いてるとき楽しかった?」
「うん」
「じゃあ、この絵、好き?」
「うん」
「ママも好き。こんな微妙な紫色、真似したくても作れないよ。だから、同じ色の紫陽花の子はいなかったんだね。それってすごいことだよ」

そんな話をした。

わたしが中学一年生のときの担任の吉田恵子先生は美術の先生で、わたしの描く絵をとても気に入ってくれた。

うまい、とは言われなかった。「今井の絵は今井の色がある」と言い続けてくれた。その恩師の言葉を、娘に返してみた。

たま、表現の世界では、「ちがう」は「へたくそ」じゃない。ほめ言葉だよ。

2013年06月27日(木)  「そこをなんとか」DVD&ブルーレイ発売
2012年06月27日(水)  豚まんクーラーはないけれど
2010年06月27日(日)  子守話115「デニズとデニーズズ」
2008年06月27日(金)  マタニティオレンジ303 幻の一発芸、体文字の「TAMA」
2007年06月27日(水)  中国経絡気功整体の大先生
2002年06月27日(木)  泉北コミュニティ


2014年06月25日(水)  「届かなかったラヴレター2014」審査結果発表

審査を務めた「届かなかったラヴレター2014」の結果が発表されました。
>>>こちら



主催のキャリア・マム社の堤香苗社長との対談が縁で「届かなかったラヴレター」審査員を務めるようになったのが、たしか娘が3歳のとき。ということは、今回で5回目でしょうか。

毎年、こんなラヴレターがあったのか、と発見があり、新鮮な気持ちで読ませていただいています。

「届かなかった」というところにドラマを感じますが、今回今井雅子賞に選んだのは「書かなかったラヴレター」。究極の「届かなかったラヴレター」ですね。

みなさん、ラヴレター書いてますか?

2013年06月25日(火)  ベーグル化現象(実践女子大講演・前編)
2011年06月25日(土)  「萩の月」は冷やして食べるべしの宴
2010年06月25日(金)  たこ焼き持って保育園へお迎え
2009年06月25日(木)  眞木準さんのコピーが大好きだった
2008年06月25日(水)  整骨院のウキちゃん7 赤道ぐらい知ってますよ編
2007年06月25日(月)  割に合わない仕事
2005年06月25日(土)  『子ぎつねヘレン』ロケ見学最終日
2002年06月25日(火)  ギュッ(hug)ギュッ(Snuggle)
2000年06月25日(日)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/28)


2014年06月19日(木)  今日図書館に返す3冊

今日図書館に返す本。

『スクラップメイドのインテリア』
かっこよすぎ。手の内見せてくれすぎ。伊波英吉さんのアイデアとセンスと男気に惚れ惚れしびれる実例てんこもり集。どこから真似していいかわからないけど、写真眺めてるだけで血が騒ぎます。


『東京右半分』
現在進行形の面白い東京は右半分にあり、とディープな東京右半分に分け入った都築響一さんの探訪記。自分が住んでる都市なのに知らないとこだらけ。文章もぐいぐい読ませます。表紙にもなってるラブドールを作ってる上野のオリエント工業のエピソードも奥深く。いろんな意味でハダカな東京、面白っ。

『しゅわしゅわ村のおいしいものなーに?』くせ・さなえ
子どもが手話に親しめる絵本を探していたら、思ったより少なく、数少ないなかで支持を集めてたのが、しゅわしゅわ村シリーズ。食べものの名前から入るのは、とっつきやすいですね。本に登場する単語がまとめて見られたり指文字表がついてたり、実用性も◎。

どれも買って手元に置きたくなる本でした。

2012年06月19日(火)  小さな焦げ跡より大きな傷
2011年06月19日(日)  鎌倉散歩
2010年06月19日(土)  〈の〉はおしりに似てるね『とけいのほん』
2009年06月19日(金)  報酬系とドーパミンと子守話80話
2008年06月19日(木)  「第2回万葉ラブストーリー」受賞作発表
2007年06月19日(火)  父イマセン、ピースボートに乗る。
2005年06月19日(日)  『子ぎつねヘレン』ロケ見学2日目
2004年06月19日(土)  既刊本 出会ったときが 新刊本
2003年06月19日(木)  真夜中のアイスクリーム


2014年06月13日(金)  マグネット着せ替え、小2女子を吸着!

「マグネットシートに印刷できる着せ替えないかな」とふと思って探したら、ダウンロード販売してる方のブログを発見。
>>>こちら
直接印刷できる強力マグネットシートを購入し、ダウンロードしたものを印刷。
あとは、ひたすら、せっせとカット。
余白がたくさんできてもったいないので、紙にプリントしたものを糊でくっつけ、パーツ増量。
女の子は3人だったのを倍増して6人に。

帰宅したたまが「なにこれ? たのしいー!」と予想以上の食いつき。
マグネットなだけに、吸着力も抜群。



早速、女の子たちにキャラづけして、ひとりでおしゃべりしながら着せ替えごっこ。
平べったい缶にくっつけて収納し、缶の蓋にくっつけて遊びます。


女の子のスカート重ねばきは、強力マグネットのなせるワザ。

マグネット着せ替え、すごく需要があると思うのですが、ダウンロード市場では、まだまだ品薄。
腕に自信のあるお友だちのみなさま、参入しませんかー。
家具や小物をレイアウトするおうち編、食事も含めたテーブルコーディネイト編も楽しそう。

2013年06月13日(木)  シナリオ作家協会『原作と同じじゃなきゃダメですか?』
2010年06月13日(日)  視覚とは?『46年目の光―視力を取り戻した男の奇跡の人生』
2008年06月13日(金)  マタニティオレンジ299 おもちゃ電車→たま駅長→いちご電車
2007年06月13日(水)  「事実は小説より奇なり」な映画『主人公は僕だった』
2005年06月13日(月)  『猟奇的な彼女』と『ペイ・フォワード』
2004年06月13日(日)  映画『ヒバクシャ 世界の終わりに』


2014年06月11日(水)  【たま語】「ろう下をあるいてたら、さびしくなっちゃったの」

育成室(学童保育)の話し合いが夜にあり、たまを家に一人残して出かけました。

めったに出番のないキッズ携帯、我が家では、お留守番のときに活躍。
これがあると、離れていてもつながっているような安心感があり、すんなり送り出してくれます。

晩ご飯の時間帯に一人で留守番させるのは初めてで、ドキドキ。
話し合いに向かう道中は、電話をつなげたまま、今歩いてる場所を実況。
「着いたから切るね」と電話を切り、打ち合わせが始まって、着信が一回とメッセージが一通。

「ママがんばってますか。たまえより」

一時間で戻ると言ってたのに、話し合いはなかなか終わらず、次の着信に出ると、電話の向こうからは「ママがいいよう」と泣きじゃくる声。

帰り道を実況しながら飛んで帰ると、ベランダから「ママー!」と思いがけず明るい声。

エレベーターを降りると勢いよく抱きついてきて、まだまだ留守番は冒険な二年生。

「さいしょはね、さびしくなかったんだよ。でもね、ろう下をあるいてたら、さびしくなっちゃったの。ママといっしょにあるいたら、もっとたのしいのにって」

狭い廊下を親子で並んで歩くことなどないのだけど、廊下を歩いてたら、ひとりぼっちのさびしさが募ったという繊細さに成長を感じました。

2010年06月11日(金)  渋谷モヤイ像前で二度待ち合わせ
2009年06月11日(木)  怒り-anger-は危険-danger-の一歩手前
2008年06月11日(水)  大学ノート80冊分の日記
2007年06月11日(月)  茨木のり子さんの言葉の力
2005年06月11日(土)  東京大学奇術愛好会のマジックショー
2002年06月11日(火)  『風の絨毯』同窓会
2000年06月11日(日)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/26)


2014年06月10日(火)  【たま語】「上から目せんで、おねがいね!」

毎朝、お友だちのかなこちゃんが迎えに来てくれて、二人で登校する、たま。

ピンポンが鳴って、たまが家を出て二分くらいしてベランダに出ると、子犬みたいに仲良くじゃれあって歩いてくる二人が下を通ります。

「おーい、たまー!」と声をかけると、二人そろって立ち止まり、上を見上げるので、「たま、かなこちゃん、行ってらっしゃい」と手を振って見送るのが、この頃の日課。

たまに朝ドラ「花子とアン」に気を取られて、ベランダに出るのを忘れてしまうと、
「今日は、ママ、見てなかった!」となじられる羽目に。

そんな日の翌日は、「ママ、今日は、ちゃんと見ててね!」と念を押して出かけて行くのですが、ダメ押しの「上から目せんで、おねがいね!」が気に入ったらしく、よく使うように。大人っぽくて洒落てる、と本人は思ってる様子で、あえてつっこまずに、和ませてもらってます。

今日は、かなこちゃんが来るのを待ちきれず、ピンポンが鳴る前に家を出た、たま。エントランスで一人で待っているのが心細く、インターホンで「まだ来ないよー」と訴えてきたので、かなこちゃんが来るまでおしゃべりすることに。

「手話で何かやって」と言うと、指文字で「ママだいすき」と「かなこちゃんもうすぐくるね」。わたしが読み取る間に、かなこちゃんが到着。言葉は情報や気持ちだけじゃなくて、一人じゃないよを伝えあうためにあるんだ、とインターホン越しのおしゃべりであらためて気づいた朝でした。

2013年06月10日(月)  まま+しごと=ひま
2010年06月10日(木)  スクリーンでぜひ!『告白』と『孤高のメス』
2009年06月10日(水)  生クリームよりどら焼き
2007年06月10日(日)  マタニティオレンジ130 親が子にできるのはほんの少しばかりのこと
2005年06月10日(金)  『メゾン・ド・ウメモト上海』の蟹味噌チャーハン
2004年06月10日(木)  「きれいなコーヒー」と「クロネコメール便」
2002年06月10日(月)  軌道修正
2000年06月10日(土)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/26)


2014年05月23日(金)  扉を黒板にDIY

お部屋共有アプリ「ルームクリップ」の影響で、和室と隔てる引き戸を黒板にしたい衝動ウズウズ。

これまたルームクリップで知ったイマジン塗料のおさかなサンプル(魚の形の醤油差しに入れて届けられる)を取り寄せて塗り比べ、「オレンジがいいよ!」というたまのひと声で、キャロットグラッセを購入。


ベニヤに安っぽい木目シートを貼っただけの戸なので、失敗しても悔いなし。リフォームの設計をしてくれた友人の建築家マツエに相談すると「密着剤はやっといたほうがいいよ」と貴重なアドバイスをもらえたので、ミッチャクロンマルチという強力なのを購入。これを使えば、やすりがけも不要。

日曜日、一日がかりでペンキ塗り。

ミッチャクロンスプレー→乾燥→もう一度スプレー→ペンキ一度塗り→乾燥→二度塗り→乾燥→まだ塗りが甘いので三度塗り。

新聞紙の敷き詰めが甘くて、ベランダの床にぽたぽた。
養生のマスキングテープもさぼったせいで、戸の裏側までペンキが垂れて、とほほ。
ペンキ隠しに柄つきマスキングテープを貼る始末。

さらに、塗料を薄め過ぎたのか、ひと晩経ってみると、ムラムラでスカスカ。
こりゃいかん、と月曜日にさらに重ね塗りしたら、ようやく落ち着いた。


マツエからは「枠の色はどうするの? 壁紙に合わせて白く塗るの? 黒板に合わせて枠も塗るの?」と専門家らしい鋭い指摘もあったけれど、「オレンジの塗料だし、木枠となじむさ」ということで、枠はいじらないでおいた。というか、そこまでは無理!

料理と同じくDIYも隙だらけの行き当たりばったり。
でも、それなりになんとかなってるような。
初心者にしては上出来でないかい、と自己満足。

あとはお絵描き攻撃にどれだけ耐えられるか。

72時間待って、お絵描き解禁。
たまの初作品は国語の教科書「すみれとあり」の書き写し。渋い。
覚えたばかりの筆算を書いたり、パパに問題を出したり。
先生気分を味わえるのが楽しいのかも。

伝言板としても使える黒板。
今朝は、学校に行っている間に来るお客さんにメッセージを残して、登校。


黒板を消すときに、床に粉がたくさん落ちるし、黒板消しがすぐ汚れるので、こまめに掃除機で吸わないといけない。掃除機の内側も粉だらけになるので、ホースを水洗いしなくちゃいけない……という煩わしさを差し引いても、おつりが来るくらい楽しくて、お部屋も明るくなりました。

2013年05月23日(木)  インターホン暴走、のち、お色直し。
2010年05月23日(日)  すっとこどっこい器械体操部
2009年05月23日(土)  広告業界200人!船上結婚パーティ
2008年05月23日(金)  春の大掃除週間と娘の運動能力
2007年05月23日(水)  マタニティオレンジ122 おはなしたまちゃん
2005年05月23日(月)  ミヤケマイ/ミヤマケイ展『花よりだんご』
1979年05月23日(水)  4年2組日記 とみさわくん


2014年05月22日(木)  【たま語】だましてるorだまらしてる?

娘のたま、野菜は苦手だけど野菜ジュースは好き。

野菜ジュースの紙パックに描かれたイラストを見て、
「すごいよね。こんなににがいやさいがはいってるのに、あまいなんて」
としみじみ感心。

「でも、だましてるわけじゃないんだよね」
と言うので、思わず笑ってしまった。

だましてないなら、どうしてるの?と聞いてみると、
「だまらしてる」

だましてる、と、だまらしてる、は、似ている。

おいしさで黙らせるって、高等テクだなあ。

2010年05月22日(土)  紙がおもちゃ、たま3歳9か月。
2009年05月22日(金)  「いじわるのへや」の女王、たま2才9か月。
2008年05月22日(木)  マタニティオレンジ292 我慢と自惚れを覚えた1歳9か月
2007年05月22日(火)  万葉ラブストーリー2007脚本募集
1979年05月22日(火)  4年2組日記 外でしゅくだい


2014年05月21日(水)  かばんの傷。こころの傷。

また、やっちまいました。

ベキッと不穏な音がしたほうを見ると、床に転がしてあった木製のかばんを娘のたまが踏みつけたところ。

反射的に駆け寄り、かばんを手に取り、ベキッで壊れた場所を探して、「なんてことしたの!」と責める言葉が思わず口から飛び出し、そこまでぐっと涙をためていたたまがうわーんと泣き出して。

ようやく我に返りました。

たまは、わざと踏みつけたわけじゃない。
たまの歩く場所に、かばんを、しかも、よりによって木でできたかばんを転がしておいたわたしが悪い。

えこあす馬路村の木のかばん、モナッカ(monacca)。
こんなものが床に転がっている確率はかなり低いと思います。
その上を子どもが歩いてしまう確率となると、なおさら。

でも悲劇は起こってしまった。
そのとき母親が取るべき行動は、うっかり踏みつけてしまった娘の「やっちまった!」を、「大丈夫」とやわらげること。

なのに、傷口に塩を塗るようなことを、またしても。

そう、2年前のテーブル引火事件で、同じようなことをやり、大いに反省したのに、またもや咄嗟に「子どもよりモノ」を心配してしまった、成長してない母親です。

>>>2012年06月19日(火)  小さな焦げ跡より大きな傷


目をこらしてもなかなか気づかないような、小さな小さな傷のことで、大声出して叱りつけてしまった、愚かな愚かな母親です。

「悪かった。ママが全面的に悪い。たまは悪くないよ」
と慰めたものの、あとの祭り。
「ママなんか、だいっきらい! ママの子なんかに、ならなきゃよかった!」
と涙をほとばしらせ、部屋を出ていくたまの背中に、
「ママが好きになったら、もどってきてね」
と声をかけると、
「ママはずるいよ。なんでそんなこというの?」
と言い返してきたので、
「だって、ママをきらいになられたって、しょうがないから」
と言うと、しばらく間があって、たまが部屋に飛び込んで来て。

「ママ、だいすきにきまってるじゃない!」
と飛びついてきて、さっきよりさらにわーわーと泣いて、わたしも、さっきより愛おしさと申し訳なさがこみあげて、
「かばんの傷より、たまの心の傷を心配しなくてごめんね。かばんは直せるもんね」
と、ぎゅっとだきしめました。

心の傷の手当は、早いうちに。

こんなダメダメ母ちゃんでもいちばん好きって言ってくれる娘。
何度も失敗しても、何度も許してくれる娘。

ありがとう。ごめんね。だいすき。

>>>
2012年07月02日(月)  「ありがとう」と「ごめんね」と「だいすき」


2011年05月21日(土)  「つばさ」ファンクラブ長瀞ロケ地ツアー
2010年05月21日(金)  朝ドラ「てっぱん」顔合わせ
2009年05月21日(木)  「バカ」と言われて傷つき、「うるさい」と叫ぶ。
2008年05月21日(水)  マタニティオレンジ291 徒歩20分の冒険
2007年05月21日(月)   マタニティオレンジ121 ついに床で寝る
2005年05月21日(土)  『サッシペレレ』でサンバナイト
1979年05月21日(月)  4年2組日記 水やり

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