2012年04月01日(日)  2012年3月「月間たま語大賞」 

月に一本選んで、年末に年間たま語大賞を選びましょう、の3月編(5歳6か月〜7か月)。

まずは、この一か月のたま語(@tamago_bot822)をずらずらっと。挿絵代わりに月間【たま絵】もどうぞ。


「せらちゃんかわいいね、はいっ。たまちゃんたうえたのしそう、はいっ。たまちゃんちいさいころからかわいいね、はいっ。ままがぼんやりしてるかお、はいっ」スナップ写真を絵札に、字札の文章を即興で作って、一人かるた遊び。(3/1)

保育園のクラス写真撮影。紫のシャツの下に、黄色いシャツを着て「ちらみせしたいの」。チラ見せテクも覚えて、デニム地のビスチェも重ねて、下は紫のボーダーパンツにグリーンのチェックのスカートを重ね履き。ちょい悪コーディネイト上々。(3/2)

保育園にいつもぎりぎりに登園していたのが、今週はいつもより30分以上早い登園。「たまちゃんのおなかのなかに、ほいくえんはやくいけないおにがいたんだけど、たいじしたの」。保育園で遅めの節分をしたそう。わたしの中にいる同じ鬼も同時に退治された様子。(3/2)

「きょうのかあねえしょんね、さいごに、おおきくなったなおこのこどもがでてきて、あさやでっていって、いとこがおきて、としとりましたわっていうの。ほんとかどうか、みてみたら?」録画を確認。今週は年を重ねた人ほど胸に迫るものがあったのでは。(3/3)

「あついー」と上着とトレーナーを脱ぎ「しゃつをぬいだら、おっぱいみえちゃう」と自分で突っ込んで「あ、なかった。じゅっさいになったら、ちっさいのがぽこってでてくるんだよね」トドメに「しむ(=しぬ)ときはびよーんってなるの」つけ加えることはありません(3/3)

新しい上履きを買った。古い上履きを触って名残惜しそうに「ぼろぼろになっちゃったね。だいぶあそんだもんね」足代わりに両手を入れて右左右左と動かしながら「おにごっこしたもんね。まてまてーにげるぞー」生涯を全うしようとしている上履きの走馬灯を一人芝居で。(3/3)

古い上履きに足代わりに両手を入れ、右左右左と動かして「ぼろぼろになったね。だいぶあそんだもんね。おにごっこしたもんね…」ひとしきり名残を惜しんで「それで、これ」と新しい上履きを手に取る。成仏したかに見えたけど古い上履きは家でスリッパにするそう。(3/3)

しまじろうのDMを見て「おじぎそうせっとのおじくん、ほしいよう」。オジギソウなら花屋さんにあるよと言うと「しまじろうのおじぎそうせっとはありますか」と花屋に聞いて回る。しまじろう抜きでも3軒ともなし。春まきなので店頭に出るのはもう少し後のよう。(3/3)

「ぱぱがわたしっていって、たまちゃんがぼくっていってるゆめみたよ」それって、ぱぱがかわいくなるお話(→ http://t.co/YRBuvD8M )の影響?「えいきょうって?」お話の続きを夢で作ったの?「ああ、ぼくがわたしなら、わたしはぼくってね」(3/3)

自作自演ソング「♪まーまのおっぱい ふとっちょおっぱい ぱーぱのおっぱい ちびっこおっぱい たーまのおっぱい みえないおっぱい」当社比をうまく歌い表している。(3/3)

黒豆と梅干しでご飯を炊いて、懐かしいねとダンナと話していたら「たまちゃんなつかしくないよ。おなかのなかでは、ういんなーどんとかういんなーごはんとかたべてたもん」ウィンナーどん=ウィンナーごはんでは?「うぃんなーどんはうどんにうぃんなーがのっかってるの」(3/3)

テレビで琵琶湖マラソンを観戦。スタート風景を見て、選手が団子になってるねとわたしが言ったのを受けて、しばらくして選手がばらけてきたのを見て「だんごがながくなってきたよ。のびてきたよ」(3/3)

洗濯物を干し忘れているのに気づいて、パパが帰ってくるまでに干さなきゃと焦るわたしに「たまちゃんがほして、ままがほしたってやつにしとくから、ままはおじゃるまるでもみてな」そこまで母娘逆転しなくても…。(3/9)

「たまちゃんがぱぱとけっこんするのは、けえこがじいじとけっこんするのとおなじことだよね」けえこ=パパの妹。関係性をよくわかってる。「やっぱりそれはだめだから、ぱぱはままとだけけっこんしてください」(3/10)

起きてきたパパに「ぱぱのうえのかみのけが、したのかみのけにこんにちはしてるよ」と寝癖を指摘。さらに「したのかみのけが、そのしたのかみのけにこんにちはしてるよ」。おはようかもね。(3/11)

パパと保育園ごっこ。「このこ、ねつがあるのでおねがいします」と赤ちゃん人形を押しつけ、お熱の子は預かれませんどパパに言われて「えいがにつれていったらかぜがうつるので」なおのことダメですとパパ。(3/11)

風邪で熱のある赤ちゃんを保育園に預けて映画見に行くお母さんを演じて「きょうしめきりなんですぅ」今日終映の映画をどうしても見たいらしい。そんなママいるのと聞いたら「ままのまね」人聞きの悪い!(3/11)

「あのね、たまちゃんはおしっこからうまれたの」くまのこウーフみたいね。「ままはうんちからうまれたの。うんちさーん。へんじしてよ」やだよ、もっときれいなものにして。「ばれえおどってる、うんちさーん」(3/11)

「じしんのとき、たまちゃんのしゃしんがおっこちて、おままごとのうえにおちたの」一年経ってようやく揺れたときのことを口にした。じいじばあばの家の鴨居から写真の額が落ちるのをストロボ焚いたみたいに見てたのかも。(3/11)

原稿送信。よーし明日こそ確定申告するぞっ。「のりきだねー、まま」いや乗り気というか焦ってますよー。明後日までだと思ってたら明日までだったって今朝知ったので。(3/14)

スープに卵落とす?と聞いたら「ひよこさんがないちゃう」。卵の中にひよこはいないと思ってるはずだけど、落とす→痛そう→泣いちゃうと連想したのか。(3/14)

洗い物をしながら、早く着替えなさいと背中向けてるたまを急かすと「もう、まま、いまたまちゃんがどうなってるか、わかってる?」どうなってるって、着替えてない状態でしょ?「たまちゃん、さびしいんだよ!」このパターン、意表突かれる。(3/14)


NHKみんなのうた『ろくさいのバラード』を、まるでたまの歌だ!とパパ。「ちょっとちがう。ごさいだし、あかちゃんのときのこといわれるのすきだし、すきなたべものははんばーぐだし、ぱぱとけっこんするし、ままとおなじぐらいびじんになりたい」それ以外は一致(3/15)

わたしが歌っている横でおならをして「りずむにあわせて、おならしちゃったー」おならより照れ隠しがぶりぶり。(3/15)

「ひざのなみだは、ちだよ」膝の涙は血。なるほど。(3/15)

「はがおわったところの、あかいところがいたい」まだ歯茎という言葉を知りません。奥歯の奥の歯茎が痛むといえば、親知らず。でも早すぎ。(3/16)

録画してあったおじゃる丸を観ると言ってたのに、ちびまるこちゃんを観ているので、おじゃるじゃなかったの?と突っ込むと「おじゃるまるこちゃん」。タイトル合体させて、気を遣ってるつもり。(3/16)

「いま すれちがったひとと めがあっちゃったー。ぱぱよりかっこよくて びたあしゅがあのあきらくんより かっこわるいひと」。ビターシュガーの耕太朗より旭がいいの?「こうたろうは、なさけない」どこまでわかってるんだか。5歳女子は手強い。(3/16)

たまちゃんが寝てる間にチューしちゃったとパパに言われて「きすをもらったはずはありません」身に覚えがなということかしら。子どものほうがオトナな反応。(3/17)

「ぱぱに、おそとでばんごはんたべたっていっちゃった」また手抜きしてって言われちゃう。「だいじょうぶ。いえになんにもたべるものがなかったっていっといたから。それならおそとでたべるしかしょうがないでしょ?」かばうつもりが追い詰めるパターン。(3/17)

「ねえ、どうやったら、ままみたいにびじんになれるの?たまちゃん、ままみたいにびじんになりたい」ママがいちばんなのは、うれしいけど、電車の中で大きな声で言わないで。乗客のツッコミ視線が…。(3/17)

「あー、あー、たまちゃんからおしらせがあります」スピーカーにしているのは、タジン鍋のフタ。(3/18)



手紙「ままいつまでもありがとういつかおはかれのときがくるだろおけどまたあえるからね」(3/18)

「きょうのかあねえしょん、なつ、どうしちゃったんだろね。なまえもなくなったし、もしかしたら…。でも、よくなって、おうちにかえったのかもね。そしたら、ふぁっしょんしょーできるね。いとこはあかで、なつはしろで」理解させて想像の余地も残す贅沢なドラマ(3/21)

「さむいとき、かつやくするのが、そう、まま!なかに、あったかーい ちが ながれているから ほうら せなかに てを いれると あったかーい。はなれたくなーい」テレフォンショッピング風にテンポよく。あっしはオイルヒーターですかい。(3/22)

「もう、かあねえしょんでないてるばあいじゃないよ。たまちゃんのとうきょうたわーみてよ!」ごめん今は、あやとりより糸子から目が離せない。(3/24)

「たまちゃん、ぎゃくのことになるまほうにかかってるから、かわいくなあれっていわれたら、あふろになるからね」かわいいの逆はアフロ!?(3/28)

「がっちりがーど、がっちりがーど、がっちりがーど、はむ!」と保育園で習ったガッチリガードの替え歌。ハムをガードってどういうこと?「ぱんがうたってるの。ぱんははむをぎゅってはさむでしょ?」サンドイッチを歌っているらしい。(3/29)

今朝のカーネーションを観て。「ままー、かほうものってなあに?」果報者というのは、みんなにごほうびもらって幸せってことよ。「じゃあ、たまちゃんもかほうもの。あめちゃんとかもらってる」(3/29)

「ああっ、つばさだ!あのおとこのひとによっかかってるの、つばさだよね?」川越へ向かう途中、巣鴨駅でライアーゲームのポスターを見て。(3/31)


この日記を書いているのは、間もなく6月になろうとしている5/30で、3月のことはずいぶん遠く感じられる。たまはまだ年中組で、朝ドラはまだ「カーネーション」だった。わたしを夢中にさせたカーネーションは、たまも虜にして、今でも初回と最終回に流れた「なまえを〜おはらいとこともうします〜ららららららら」の歌を口ずさんでいる。

3月のたま語でいちばん反響があったのは、

新しい上履きを買った。古い上履きを触って名残惜しそうに「ぼろぼろになっちゃったね。だいぶあそんだもんね」足代わりに両手を入れて右左右左と動かしながら「おにごっこしたもんね。まてまてーにげるぞー」生涯を全うしようとしている上履きの走馬灯を一人芝居で。(3/3 5歳6か月)

これを3月の月間たま語大賞に決定。ちなみに、1月の月間たま語大賞は

おもらしパンツを「ぎゅうにゅうこぼしたの」と主張。牛乳こぼしてパンツだけが濡れるの?「たまちゃんがおきがえしてたら、おともだちがこぼしたの。へんなぎゅうにゅうだから、とちゅうからおしっこのにおいがするかもしれませんってせんせいがいってた」(11/12/27 5歳4か月)

2月の月間たま語大賞は

「ごじにおむかえくるっていって、こないとがっかりするから、これるじかんをいって」出来ない約束はするなと娘に教えられる。(2/17 5歳5か月)

番外編で、たまが川越の「ラジオぽてと」に飛び入り出演した模様が、たま語ファンの間で話題に。「自由なお子様たまちゃん」と命名された奔放ぶりをustream配信のアーカイブでどうぞ。


まずはオープニング。開始1分頃からブース近くをうろうろし、開始5分50秒頃にマイク前へ。開局を告げる生ジングル「ラジオぽてとのじかんだよ」を告げる大役を仰せつかったものの、ふざけてばかり。


開始20分30秒頃からちょろちょろ。前の出番の方の背中をツンツン。わたしへのインタビューのはずでしたが、マイクを奪い、暴走。いったんマイクを離したものの再びマイクをつかみ、熱唱。

2010年04月01日(木)  たま、3歳児クラスで上履きデビュー。
2009年04月01日(水)  (ホームレス)公田耕一氏と(アメリカ)郷隼人氏
2008年04月01日(火)  今井雅子作品『これコレ』と『アテプリ』届きました
2007年04月01日(日)  歌い奏で踊る最強披露宴
2004年04月01日(木)  「ブレーン・ストーミング・ティーン」刊行
2002年04月01日(月)  インド料理屋にパコの風


2012年03月14日(水)  「れんらくちょうにまんがかいて」

先日、保育園での保護者会の後、同じクラスのお友だちの連絡帳を見せてもらって、驚いた。先生への連絡が「4コマ漫画」になっている!

朝たまを急かし立てながら、立ったまま「よくねました」などと走り書きしているわたしとは、かけている労力の差が歴然。見習わねばと思ったものの翌日からはまた立ち書き(ひどいときには園に着いてから立ち書き)を続けていたのだけど、ついに、

「たまちゃんも、れんらくちょうに、まんがかいて」

が出た。

「コボちゃん」にならって「たまちゃん」とタイトルをつけ、描いてみたのが、2月21日のこと。



漫画はそれっきり。三日坊主どころか一日坊主。それからしばらく経った3月2日の朝。わたしが描きそうにないので「たまちゃんがかく」と言い出した。

解読すると、1コマ目が「ほいくえんのかえり」、2コマ目が「きょうおままごとした」、3コマ目が「いえでもする」。ひとつの台詞が複数の吹き出しに分かれているのは、「まんがというのは、ふきだしがいくつかあるもの」だと思っていて、吹き出しありきのところに台詞を振り分けている様子。

10月からつけていたノートが終わり、新しいノートを買うと、その最後のページに今日の連絡を書いた。

1コマ目「ほいくえんのかえり」「きょうもままごとした」、2コマ目「いえでもする」「うん」、3コマ目「うがいてあらい」、3コマ目欄外に「いえにつきました」。

わたしが最初に書いたものをお手本にして、「保育園の帰り」と「家に帰ってから」にシーン分けしているところが微笑ましい。

「314こないだのひづけ」。このページに着く頃には過去のことになっているから、「こないだ」なのかもしれない。

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今日のtwitterより(下から上に時間が流れます)
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【たま語】洗い物をしながら、早く着替えなさいと背中向けてるたまを急かすと「もう、まま、いまたまちゃんがどうなってるか、わかってる?」どうなってるって、着替えてない状態でしょ?「たまちゃん、さびしいんだよ!」このパターン、意表突かれる。

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2011年03月14日(月)  何もできず、何かしたくて、ジタバタしてた(5週間前)
2009年03月14日(土)  はずむ春!保育園のお祝い会
2008年03月14日(金)  MCR第27回本公演『シナトラと猫』
2007年03月14日(水)  マタニティオレンジ93 マタニティビクスの恩師・菊地先生
2002年03月14日(木)  『風の絨毯』記者発表


2012年03月11日(日)  「無農薬で米作りから酒造りを楽しむ会」最終回

SKIPシティDシネマ映画祭で知り合った木村美砂さんの体験談を聞いて、「面白そう!」と申し込んだ無農薬で米作りから酒造りを楽しむ会

昨年6月の田植えに始まり、7月の草刈りと生き物観察、10月の稲刈り、11月の収穫祭と農場見学、12月の和紙の紙すき、2月の酒蔵見学と酒ラベル作り、と毎回楽しく埼玉県小川町に通い、今日はいよいよ最終回。



前回時間切れで宿題として持ち帰った酒ラベル。わが家が日頃お世話になっている人たちにお酒を贈ろう、ということで、友人たちの顔を思い浮かべながらラベルを作った。陶芸家のだんちゃんには、漢字の「土」をコラージュしたハートを。会津大好きな呑み鐵さんには、赤べこと線路を。三太君には、サンタクロース。大阪の福ちゃんには、福の字の中にもハートをちりばめた。

右上の「パパの」と書かれているものは、パパの作りかけの電車に、たまがちょうちょをつけたもの。どこまでが大人で、どこまでか5歳児かわからないほど、とけあっている。

無農薬のお米で作った「おがわの自然酒」(お酒にするのは晴雲酒蔵さんにおまかせ)と合体。


ラベル貼り班と二手に分かれて、もう一班は、甘酒作り。米麹に60度のお湯を混ぜて、8時間寝かしたらできあがり。魔法瓶に入れて持ち帰る。

最後は、晴雲酒蔵さんの蔵の二階の大広間で、懇親会。地元の材料を使ったおいしいお弁当と、霜里農場の無農薬大豆で作ったとびきりおいしいざる豆腐と、とん汁と、これでもかの自然酒をいただきながら、参加者による一言スピーチ。就農を考えている人も多く、参加者の意識の高さと好奇心の旺盛さにあらためて感心した。


途中から、米酒会の感想よりも「去年の今日(311)何をしていたか」発表大会に。

〈喫茶店でお茶をしていたら、揺れたので店を出た。コーヒーカップは床に落ちて割れているだろうと思って店に戻ると、落ちてはおらず、カップのコーヒーがこぼれ、皿に納まっていた〉

という話が、なぜかいちばん印象に残った。

主催者の皆さんの話も、印象的だった。わたしが生まれた頃から小川町で有機農法に取り組んでおられる金子美登さんは「有機農法は、勇気のいる農法でした」とシャレで笑いを誘ったが、笑い飛ばせるまでには、とても長く苦しい道のりだったのではないかと思う。米を買い取ることで農家を支える「買い支え」という言葉を初めて知った。買い支えする支援者に恵まれ、何とか続けて来れているという。

久保昌太郎和紙工房の若き和紙職人、久保さんの話も、良かった。有機農法がどうやったら広まるのか、と考えてみた久保さんは、野菜を手に取って、「どこから来たのかい? どう食べてほしいのかい?」と対話する時間を持つことが大事なのでは、というシンプルな考えに至った。これから野菜を買うときに、この言葉を思い出してみたい。

帰り道、収穫祭を機に仲良くなった音楽家の小室ひろさんに、小川名物の大きなおまんじゅうを買っていただき、ますます小川町が大好きになって、東京に戻った。


米酒会、ほんとにすばらしいワークショップです。機会があれば、ぜひ。

2011年03月11日(金)  ティータイムに激震(1か月前)
2010年03月11日(木)  子守話112「おおさかじいじとマクドナルドへいく」
2009年03月11日(水)  辞書のご近所さん
2008年03月11日(火)  マタニティオレンジ251 一日一万アッハ(aH)
2007年03月11日(日)  『のど自慢』チャンピオン大会
2005年03月11日(金)  絶対王様公演『やわらかい脚立』
2004年03月11日(木)  岩村匠さんと再会
2002年03月11日(月)  漫画『軍鶏』


2012年03月07日(水)  おじゃる丸スペシャル「銀河がマロを呼んでいる」試写



11月の頭に脱稿した今井雅子初の長編アニメ脚本、おじゃる丸スペシャル「銀河がマロを呼んでいる〜ふたりのねがい星」。大地丙太郎監督が怒濤の勢いでコンテを描き、正月返上で作画し、2月中旬のアフレコのときは、色はついているけれど動いていない絵や、まだ色がついていない絵があちこちに。

今回はCGを多用していることもあり、全部に色がついて動いたのは、今日の試写の前日の真夜中だったそう。

ほんと、アニメって時間と労力がかかるものなのですね。

本編54分はもちろん知っている話だし、アフレコでも観ているのだけど、絵が完成し、音楽が合わさり、効果音も加わり、いっそう厚く深くなって、いろんな意味でぐぐっと来た。伝えたかったことがより伝わってきたし、9月に声をかけられてから物語を積み上げていった頃を懐かしく思い出したりして。

星野源さんの主題歌を聴きながら、わが子(脚本)の成長した姿に目頭を熱くしていると、続く6分のドキュメンタリー。おじゃるが被災地の子どもたちを訪ねた模様を紹介したもので、たまと同い年ぐらいの子どもたちがきらきらした目でそれぞれの願いごとを披露する。緩めたまま締め忘れた目元の蛇口に涙が押し寄せた。

「願いごとがある」ことが、チカラになる。

そんなことを書きながら思っていた。実際、台詞にも起こしてみたけれど、それは言葉で表すのではなく、作品から受け止めてもらえたら、ということになった。それを、このドキュメンタリーの子どもたちは、小さな体をいっぱい使って訴えかけていた。

本編を見る方、どうか、その後のドキュメンタリーまで見届けてください。本編で伝えたかったことが、より深く届くはず。

ところで、ドキュメンタリー映像の冒頭で宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』の絵本が何冊か大写しになるが、これは、わたしの義父が私蔵しているもの。義父が賢治さんの弟の清六さんと親交があり、今も花巻の宮沢家と親しくしている関係で、わたしも賢治さんゆかりの方々とおつきあいをさせてもらっている。

2003年に賢治祭を訪ねたときに挨拶をする機会があり、「花巻の空気に触れて、物語の種が降ってきました。いつかこの種を花咲かせたい」と話した(>>>2003年09月21日(日)  花巻く宮澤賢治の故郷 その2)。今回「おじゃる丸を銀河鉄道の夜で」というお話が来たとき、導かれたようなご縁を感じて、ぜひと二つ返事で引き受けた。

娘のたまが今おじゃる丸と同い年というのも、なにかのご縁。

日頃から「書き鉄」を自認していることも、これまたご縁。

そして、こんなご縁が積み重なった作品は、気持ちよく進む。

そんな話を記者会見でもした。おじゃる丸とカズマにも会えて、感激。


放送はNHK Eテレで3/20(火・祝)18-19時。あらすじはおじゃる丸スペシャルページ、おじゃる丸(平日18時からEテレで放送。1話10分)の予習はおじゃる丸公式サイトにて。

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2011年03月07日(月)  メデコミ会トークライブで即興脚本(1か月前)
2010年03月07日(日)  生きるとは、色を与えて散ること。
2009年03月07日(土)  イタリアの風に吹かれる会
2008年03月07日(金)  マタニティオレンジ247 ヒヤリハットで済んだ話
2007年03月07日(水)  マタニティオレンジ88 笑いの効能
2006年03月07日(火)  ヘレンウォッチャー【全国からありがとう編】
2002年03月07日(木)  誤植自慢大会


2012年03月04日(日)  雛祭りらしいこと

あったかいお茶と和菓子を持って、お散歩コースの小石川植物園へ。



和菓子は、雛人形の里で知られる鴻巣のもの。雛祭りの和菓子も充実。


昨夜いただいた、こちらの桜餅も、ほどよい甘さが絶妙で、また食べたい味。


雛祭りの主役、5歳児たまは、「扇流し」を見て「うめぼし」と読んでいました。「し」しか合ってないじゃんと突っ込んだのだけど、桜色の花びらの扇流しは、桜ではなく、梅の一種だそうで、「梅干し」はいいとこ突いてる。

2011年03月04日(金)  「てっぱん」総集編打ち合わせ(1か月前)
2010年03月04日(木)  buku連載15杯目は「脚本家は人恋しがり屋」
2008年03月04日(火)  マタニティオレンジ246 耳掃除ムイムイ
2007年03月04日(日)  マタニティオレンジ86 初節句
2005年03月04日(金)  押忍、ひさしぶりの総会っす。
2002年03月04日(月)  感想


2012年02月29日(水)  2012年2月「月間たま語大賞」

月に一本選んで、年末に年間たま語大賞を選びましょう、の2月編。

まずは、この一か月のたま語をずらずらっと。

「もう、ままがいじわるだから、たまちゃん、でてくるよ!」出て行くと言いたかったのだろうけど、出て来るのなら歓迎しますよ。(2/1)

「ねえ、ままっておかねもち?」さあどうかなあとはぐらかすと「そうだねえ。いつもすいかだもんね」お金がないからSuicaで勘弁してねだと思っているのか〜。面白い。ママはSuica持ちです。(2/1)

「たまちゃんも、いまはほそっぽっちおんなのこだけど、ふっくらおねえさんになるの」の続き。ママも脱皮するの?「うん。ままはだっぴしておばさんになって、おばあさんになって、ばばあになって、まただっぴしてしぬの。そのあとはもうだっぴしないの」女の一生…。(2/2)

節分の豆、年の数じゃ足りない、とおかわりしながら「なんでこんなおいしいのに、おに、にげちゃうの?」なんでかな〜。どなたか気のきいた回答を。(2/4)

「もうねーしろくてぷにゅぷにゅしてほっぺたにぴたっとくっついて、かわいかったのよ〜。どこいっちゃったの〜。もどってきて〜」仲良くなった口内炎がいなくなったそうな。(2/5)

仲良くなった口内炎がいなくなって恋しがる。名前つけてたの?「うん。ぷにゅことぷにゅき」二つもできてたの?「ぷにゅこがおねえちゃんでぷにゅきがおとうとだよ」口内炎とも友達になれる五歳児。(2/5)

保育園でインフルエンザが流行。たまも風邪気味なので登園を自粛。打ち合わせの間、ダンナ父がたまを見てくれる。急なお願いでも、たま第一の東京じいじ。「おおさかじいじは、おおさかじいじのことしか、かんがえてないんだよ」二人のじいじの違いがよくわかってる。(2/6)

ニュース口調で「きょうごぜんじゅうじ、てっぱん、いまいまさことかいたおせんべいがみつかりました」。手にしているのは、てっぱんオフ会でいただいた名前入り煎餅。「それから、ななににいち、いちいちぜろにとかいてあります」なぜか日付を読むのは右から左。(2/9)

「ちょこたべたいよう」と言うので、3時になったらねと言うと「たまちゃん、いまたべたいの。さんじにたべたくないの」。3時に食べたくないという言い回し、子どもだなあ。(2/10)

♪おやさいどですか〜というEテレの歌に「どうですか、なのに、どですかっていってるね」なんでかな。「やさいだからじゃない?」なんで?「やさいって、うまくしゃべれなさそうだから」野菜は口下手…。(2/8)

洗濯機を開けると干しそびれた生乾きの洗濯物が。せっかくなのでネタ作りに活かそうと〈ママが一日ぶりに洗濯機を開けるから、たまは閉じ込められていた洗濯物の役をやって〉と振って洗濯機を開けると「ママー!」と万感の思いを込めた一言。お迎えを待ってたのね。(2/11)

入試を終えた人たちが大学から出て来るところに遭遇。今日入学試験だったんだねとパパに言われて「まらそんの?」。箱根駅伝の強豪・東洋大学前での出来事。(2/11)

保育園の帰り、八百屋の前に自転車を停めて、八百屋、肉屋で買い物を済ませて戻ると、たまのリュックをカゴに入れっぱなしだった。でも盗られなくて良かったねと言うと「たまちゃんのりゅっくにほうせきはいってるわけないもんね」。現金より宝石。(2/13)

ローソン105に寄ろうとしたら、メンテナンスのため休業中。「しまってるの?」と聞くので、ちょっと工事してまた開くみたいよと答えると「こんどはくりーにんぐやさんになるのかなあ」。近所で閉店した店が次々とクリーニング店に姿を変えています。(2/13)

胡麻豆腐をスプーンでぐるぐるかき混ぜながら、まほうで、かわいいままがでてくるの」なんで切手混ぜるの?「きってをまぜないと、かわいくならないの」まさか返信と変身をかけてる?そんなわけないか。(2/13)

「たまちゃん、さいきん、ふとっちゃったの」へーえ、そう。「でも、ままにくらべたら、だいじょうぶ」そこで安心されても…。(2/13)

「きのうのおじさん、いまごろなにしてるかなあ」昨日のおじさんって?「やきいものおじさん」埼玉ときがわのとうふ工房わたなべ前で安納いもの焼き芋を売ってた。「さむいからはやくかえりたいっていってたから、いまごろあったかいしちゅうたべてるかなあ」(2/13)

「ままー、べってどうかくの?」へに点々だよ。「そうだよねえ」べがどうしたの?「これ、おたべなのに、おためになってる」宅配生協のチラシを広げると《おためしください》(2/14)

「あしたは、おいわいかいの、こどもうちあわせなの」子ども打ち合わせって何やるの?「げきのせりふでまちがえたところを、けしていくの」子どもだけで読み合わせ!?それともわたしの話から着想した作り話!?どっちにしても、大人が思う以上に5歳児は進んでる。(2/15)

〈しゃかいのごみのうた〉を聴いて「しゃかいってなあに?」何だと思う?「かいしゃのこと?」会社も社会のひとつだね。「たまちゃんは?」一人では社会にならないねえ。「じゃあたまごは?」卵がたくさんあったら社会になるかなあ。子どもに概念を理解させる問答は哲学的(2/15)

「ごじにおむかえくるっていって、こないとがっかりするから、これるじかんをいって」出来ない約束はするなと娘に教えられる。(2/17)

「たまちゃんって、まるがおだよね?」そうだね。「でも、ひじはとがってるよね?」文脈からして「あご」と言いたかったらしい。(2/17)

「きょうは、あさごはんおそいね」たまが起きるの遅かったからね。「おきるまえからじゅんびしとけばよかったじゃない」そう来る?「たまちゃんがおきてくること、かんがえてなかったの?」予測はしてましたが…。(2/17)

パパと子守を交替したわたしに「おひるたべてないから、もうあるけない」。ちゃんと食べてたことが後で判明。どうして嘘ついたのと聞くと、小首をかしげて「それは、おとめごころ」(2/18)

「おでこがぎとぎとして、ねばねばして、ぶよぶよして、そんなひとに、なりたい」そんな人にならないで、かわいい人になればいいじゃないのとたしなめると「たまちゃん、ままみたいなひとに、なりたいの!」え……。(2/19)

「♪か〜ら〜す〜なぜなくの〜からすはこ〜と〜り〜」烏は小鳥!?歌詞が微妙に違う童謡『七つの子』(2/19)

まちづくりと書かれたポスターの前で立ち止まり「まちづくりかー。むずかしいんだよね」どういうとこが?「かいだんつくったりするのがねー」階段!?他には?「えきつくったりね。うちのちかくにつくってくださいってみんないうから」難しさの本質をわかってる。(2/19)

ちびまるこちゃんスペシャルは、まるこが生まれた日のエピソード。見終わって「ねえ、たまちゃんのおはかまいりのしゃしん、ある?」お墓参りじゃなくてお宮参りね…。(2/21)

「ぱぱがかえってきたとき、おんなのくにをじゃまされないように、かぎかけとこうね」とお風呂場に鍵をかけてから「ぱぱ、おさいせんであけようとするんじゃない?」コインで開けられる鍵なのですが、どうやらお賽銭=小銭と理解している様子。(2/21)

「ままー、このあたりは、ぶっけんがおおいね」物件=家と理解している様子。不動産サイトを見せて、この物件どう?と聞きすぎたか…。(2/22)

寝ているわたしにペタッとおおいかぶさって「たまぶと〜ん」。人肌ぬくぬく、たま布団。(2/22)

「ままー、たまちゃん、ずーっと、ままといっしょねたい」ありがとう。いくつまで一緒に寝てくれる?「さんじゅうまで」それは、うれしいを通り越して心配だ。(2/22)

「ままー、あそぼー」ごめん、ちょっと仕事あるから、おじゃる見てて。「ままー、おじゃるおわったよ」ごめん、もう少しだから、ちびまるこちゃん見てて。「ままー、ちびまるこちゃんおわったよー」ごめん、あと1頁。「きゃくほんかってたいへんなんだね」ごめん…(2/22)

「わたしはしゃかいのごみかかすかーなんにもできることがないー」とHAPPY BIRTHDAYの歌を歌ってから「たまちゃん、ごみになりたくない。なんにもできることがなくない」何ができる?「もうすぐ、はがぬける」それはわたしにはできないわ!(2/25)

「あのね、どくどくってね、えらいの。たまちゃんがあそんでるときも、おやすみしてるときも、ずーっとはたらいてるの」どくどく=心臓らしい。「みぎのおっぱいとひだりのおっぱいのあいだにあるの」とのこと。5歳児の語彙で体の仕組みを教える保育園の先生さすが(2/25)

「♪めーるあどれすー、あるですー」と自作自演の歌。なんとなく韻を踏んでて楽しい。(2/25)

毎晩のように「やだ、ぱぱとおふろにはいらない」たまには一緒に入ったら?と言うと「やだ、はたちになるまで、ぱぱといっしょにはいらない!」二十歳になって突然一緒に入られたら、パパには刺激が強すぎるのでは…。(2012/2/26 5才6か月)


「ままたまパパりおかみおだいじにしよお」一家に、ちゃっかりリオ君。 (2/26)


「まるくてさわやかでとおくなまちたで」最後の「たで」が意味不明。(2/26)

朝から顔を見に来たじいじに、昨日はたまちゃんに会えると思ったらうれしくて眠れなかったよと言われて「じいじ、ちゃんとねなきゃだめだよ。たまちゃん、じいじにあいたくても、ちゃんとねてるよ」(2/27)

わたしの胸に耳を当てて心臓の音を聴いているので、たまちゃんはおなかの中で聴いていたんだよと言うと「おなかのにかいできいていたんだよ」おなかの中は二階建てだったのか!(2/27)

「あー、たまちゃん、ままのおなかにもどりたい。こんどのはちがつのにじゅうにのひに、ままのおなかのなかから、ままー、たまちゃんろくさいになったよーっていいたい」その発想は大きすぎて、母の許容量をこえています。(2/27)

「おともだちをなぐったのに、やってないってうそついたら、てんごくのかみさまに、べろをきられるの」わあ怖いねー。嘘ついたことある?「ないよ」じゃあベロ切られないね。「うん、ぜんぜんきってないから、のびてきた」髪じゃあるまいし。そっちのほうが怖い。(2/27)

「ままに、あ、をつけたら、まあまあだね」加筆して改悪になるの例。蛇足ともいう。(2/27)

保育園に納入している八百屋さんを保育園の帰りに冷やかすのが日課。「やおやさんに、あしたのくだものなあにってきいたら、りんごだって。ありんこってきこえちゃった」たしかに似てるねえと言うと「♪りんご〜りんご〜りんりんありんこ〜」と自作自演の歌。(2/27)

「たまちゃん、はたちになっても、ままとねたい」いいよ。「こどもをうんでも、ままとねたい」旦那さんはどうするの?「ままとねるんだよ。ぱぱ、だんなさん、こども、たまちゃん、まま」大丈夫かなあ。「ひろーいべっど、かってね」それよりも広ーい心が必要だ。(2/27)

夜の間に降り積もった雪を踏みしめて保育園へ。「わー、くるまのあしあとがいっぱいついてるよー」雪の日にしか聞けないたま語。(2/29)

「せらちゃんかわいいね、はいっ。たまちゃんたうえたのしそう、はいっ。たまちゃんちいさいころからかわいいね、はいっ。ままがぼんやりしてるかお、はいっ」スナップ写真を絵札に、字札の文章を即興で作って、一人かるた遊び。(3/1)

ダンナ母が、おいもの天ぷらを持ってきてくれて、いも好きなわたしは大喜び。おいもでこんなに喜ぶなんて安上がりな嫁ねーと笑うダンナ母に、なんてったっていもねーちゃんですからと言うと、横から「いもねーちゃんはたまちゃんで、ままはいもおばちゃんです」(2/29)

「♪うちのぱぱはーこまったひとだーそとからあふれてぽろんぽろん ぽろんぽろん」サラリーマンの押し合いへし合いの悲哀を歌っているような歌詞。どこかに元ネタがあるのかしら。(2/29)


ツイッターとfacebookでの反応は、口内炎に名前をつけた「ぷにゅこがおねえちゃんでぷにゅきがおとうとだよ」(2/5)と、約束とは何かをつきつけた「ごじにおむかえくるっていって、こないとがっかりするから、これるじかんをいって」(2/17)がいい勝負。

というわけで、ツイッターで決戦投票することに。〈「ぷにゅことぷにゅき」か「これるじかんをいって」をお知らせください〉と3/16に告知し、3/20に締め切ったところ、ツイッターとfacebookとメールと電話で投票があった。最初は口内炎が優勢だったのだけど、終盤で約束が追い上げ、最後は11対8で約束が逃げ切った。年末の年間たま語大賞決定アンケートで選択肢に余裕があれば、ぷにゅことぷにゅきも候補に加えたい。

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2008年02月29日(金)  マタニティオレンジ242 ゆびしゃぶりをやめさせる


2012年02月28日(火)  25年前のワンピースを原作に

16か17のとき、留学先のアメリカで買ったインド産のワンピース。永らくたんすの肥やしになっていた、でも捨てられないその服にリキテックスで絵を描いたのは、3年前の春(>>>2009年4月3日)だった。

花を咲かせたワンピースに、他の服から引っ越したボタンやら毛糸玉やらお日様やらてんとう虫やらをくっつけた。



それもまた永らく着る機会を逃していたのだけど、今日、久しぶりに着てみると、たまが「てんとうむしが、おはなのみつをすいにくる」とお話をこしらえ始めた。玄関を出て、マンションの自転車置き場に着くまでに、たまが聞かせてくれたのは、こんなお話。
ままが おはなの ついた おようふくを きていると
てんとうむしが みつを すいに やってきました。

おようふくが ちいさくなって
たまちゃんの おおきさに なりました。

たまちゃんが おはなの おようふくを きていると
また てんとうむしが みつを すいに やってきました。

おようふくが ちいさくなって
くうちゃんの おおきさに なりました。

くうちゃんが おはなの おようふくを きていると
また てんとうむしが みつを すいに やってきました。

おようふくが ちいさくなって
てんとうむしの おおきさに なりました。

それで てんとうむしは ちいさくなった
おはなの おようふくを きることに しました。

そうしたら おともだちの てんとうむしが やってきて
おはなの ふくに みつを ふーふーと かけてあげました。

おはなの ふくは むくむくと おおきくなって
ぱぱの おおきさに なりました。

ぱぱは おとこなのに おはなの ふくをきて
おんなのこ みたいな かわいい あるきかたに なりました。

くうちゃんというのは、ドイツのペンフレンド、アンネットから贈られた赤ちゃん人形のこと。母(=わたし)が娘時代に着ていた25年物のワンピースを原作に、娘が物語を紡ぎ、そこにペンフレンドからの贈り物も登場するとは。はからずも、てんとう虫は「てっぱん」で重要な役割を果たしたモチーフ。

時を超えたリレーの面白さに興奮して、久しぶりの日記更新。

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2011年02月28日(月)  泉北コミュニティと「ちりとてっぱん」(1か月前)
2010年02月28日(日)  とりあえず、今日のツイッター
2009年02月28日(土)  およめさん、チューしてたね。
2008年02月28日(木)  魔法にかかって初TOCCA
2007年02月28日(水)  推定年齢
2006年02月28日(火)  絵本『子ぎつねヘレンの10のおくりもの』打ち上げ
2005年02月28日(月)  フリーの人の確定申告
2004年02月28日(土)  「ブレーン・ストーミング・ティーン」著者贈呈本
2003年02月28日(金)  2003年2月のカフェ日記
2002年02月28日(木)  ヘンな弟よっくん


2012年02月22日(水)  色とおしゃれに目覚める、たま5歳6か月。

この一か月で、また絵の腕を上げた、たま。毎日のように、保育園で「のおと」を作り、びっしり絵を描いてくる。



女の子が着ている服がどんどんカラフルに。色使いやパターンのにぎやかさに、わたしの娘だなあと頬が緩む。


ハート柄のタイツ。


浴衣もオレンジ。


これは「ぱぱとままとたま」だそう。


誕生日ケーキもカラフル。


これは、クリスマスの頃に描いた絵。このときからカラフルは始まってた。


眼の形がいろいろ。「の」だったり黒丸だったり星が入ってたり。


これは「の」の字の眼。どの顔も口を大きく開けて笑顔なのが、なんだかうれしい。


吹き出しの中に台詞を入れて漫画風に。「おねー」と呼びかけている。姉妹かな。


ひらがなもずいぶん使いこなせるようになり、細かい文字を添えるようになった。「ここにふゆのたのしかったことをかいてね。できあがったらたまちゃんにみせてね」とわたしあての宿題。


わたしが小学3年生の頃に描いた絵>>>2005年05月09日(月) 段ボールから発掘『まちにいったばあねるちゃん』と比べると、今のたまの絵のほうが伸びやかで楽しくて魅力的。保育園では毎日たっぷりと絵を描く時間があるから、お友だち同士見せ合って、いいところを真似しあっている様子。

他にこの一か月の出来事では、3月の進級お祝い会にやる劇『いもころがし』でナレーターをやることになり、張り切って練習していた。そして、1月の18日からぐらぐらしていた下の歯が「いつのまにか、ぬけてた」。

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2011年02月22日(火)  広告は遠くなりにけり
2010年02月22日(月)  シナリオ倶楽部で『パコダテ人』上映会
2009年02月22日(日)  なりきり芝居で女優開眼!?たま2歳6か月
2008年02月22日(金)  アンチエイジングディナーで合同誕生会
2007年02月22日(木)  マタニティオレンジ81 母になっても女心はある
2006年02月22日(水)  史実の63年後に観る映画『白バラの祈り』
2002年02月22日(金)  生みっぱなしじゃなくて


2012年02月21日(火)  電車に乗ったつもりで花を買う

最寄り駅からJR乗り換え駅までの都営地下鉄ひと駅を、なるべく歩くようにしている。片道で170円、往復で340円。今日は打ち合わせの行きも帰りも歩いて、気分がいいので、帰りに通りがかった花屋でグリーンを二本買い求めたら、350円。浮いた電車賃と、ほぼ同額。



そうだ、これからは、歩いて電車賃が浮いたら、花屋に寄ろう。つもり貯金ならぬ、つもりの花。わたしも部屋もきれいになる作戦。

ちょうど週末に来客があったので、ちょこちょこと新顔を迎え入れたところ。

アイビーは、どんどんふやそう。ミルクピッチャーには、かすみ草。ココアの缶には、中に小瓶を忍ばせて。


能登の塩サイダーの水色の瓶(真ん中)は、色鮮やかなガーベラと好相性。


賃貸だと部屋を自由にいじれないけれど、花やグリーンを飾って模様替えはできる。

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2011年02月21日(月)  ママに甘えたい病に効く甘いもの
2010年02月21日(日)  何文字で「々」を出せるか
2009年02月21日(土)  電話でタイムスリップ
2008年02月21日(木)  バレンタイン月間&確定申告週間
2007年02月21日(水)  三島由紀夫レター教室
2006年02月21日(火)  何かとツボにはまった映画『燃ゆるとき』
2005年02月21日(月)  『逃亡者の掟』(人見安雄)
2002年02月21日(木)  映画祭


2012年02月19日(日)  ここ好き!「アーツ千代田3331」

保育園の父母の会便りに「おすすめスポット」として紹介されていたアーツ千代田3331。廃校になった中学校をアートスペースに改造したと聞いて、学校とアート好きなわたし好みの場所に違いないと嗅覚が働いた。

予感は的中。



まずは、1階の陽当たりのいいカフェでお昼。リフォーム具合がとてもいい感じ。いろんな木材をミックスしたテーブルも、同じのが欲しいぐらいわたし好み。一人で来て本を読んですごしたぐらい気持ちがいい。


カフェを出て、1階アートスペースで展示を見てから、2階と3階を探険。教室を改造(これまた大きなガラスの扉がとても素敵)したギャラリーやオフィスが並んでいて、ここは何だろ、こんなのやってる、と文化祭の展示をひとつひとつ見て回るようなワクワク感がある。

1階には、いらなくなったおもちゃを交換する「かえるステーション」なるものもあり、それを眺めるのも楽しい。屋上には菜園があるらしいが、こちらは登録者以外立ち入りできなかった。

ものづくりワークショップもちょくちょく開かれているようで、定期的に訪れたい、面白い場所に出会えた。

かつては運動場だったのか、建物前の広いスペースには遊具はないけれど、たまはのびのびと走り回っていた。たまにとっては、中より外のほうが魅力的だった様子。

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