2002年03月14日(木)  『風の絨毯』記者発表

■夕方6時半より『風の絨毯』製作記者発表。会場の銀座ソミドホールに開始5分前に到着。用意した席はプレス関係者で埋まり、作品紹介パネルを並べた左右の壁には製作関係者がずらり。最後列に居並ぶテレビカメラの数も半端じゃない。司会者の紹介でプロデューサーの益田さん、ショジャヌーリさん、タブリージーズィー監督、主人公さくら役の柳生美結ちゃん、その父・誠役の榎木孝明さん、母・絹江役の工藤夕貴さんが登壇し、それぞれが作品に込める思いを語る。企画段階から作品に関わっている工藤さんは、「こうして製作発表できるところまで来たんだなあと感無量。9月のテロ以降考えさせられることは多いが、みんな同じように家族がいて笑ったり泣いたりするんだというこんな作品が今こそ必要だと思う」。イランから帰国したばかりの榎木さんは、1か月半に及ぶロケを振り返り、「大変面白い経験をした。台本は、あってないようなもの。監督は映画は生き物だと言い、役者のそのときの実感を言葉にさせる。さくらには一切台本を読ませず、撮影当日になって設定だけ与えた」。美結ちゃんは「撮影は大変だったけど、みんなが優しくしてくれて楽しかった」。監督は「日本は急速に未来へ向かうなかで、大切なものをどこかに置き忘れている。だが、過去がなくては現在も未来もないわけで、この作品では過去の尊さを見つめることをしたかった」。ショジャヌーリ氏は「ペルシャ絨毯はたくさんの結び目からできている。この映画も絨毯のように編んでいる最中だが、合作映画を撮る作業そのものが文化の架け橋だ」。映画初プロデュースの益田さんは高山の祭屋台の写真を見せ、「伝統の祭屋台の見送り幕にペルシャ絨毯をかけるという実話から生まれた作品。日本とイランの文化交流になることを願う」。続く質疑応答では、監督に日本の印象を聞いたり、榎木さんにイランロケの様子を聞いたり、次々と手が挙がる。熱心にメモを取るライターさんたちを見ながら、この人たちの書いたものがすべて記事になるのかなあと圧倒される。フォトセッション中も質問が飛び交い、記者発表後には各社の個別取材が続いた。■会場で「パコダテ人の今井さん?」と声をかけてくださった映画ライターさんと名刺交換して、びっくり。会社の先輩コプーライターの知り合いということで、昼間ウワサをしていた人だった。

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