2011年05月07日(土)  摘みたてハーブティーのある暮らし

昨日、小豆島から東京の自宅に帰り、3月まで通っていた保育園へ借りっ放しのシーツを返しに行った帰り道、花屋でハーブの鉢を6つ買い求めた。ミントを4種類(そのうちひとつはケンタッキーミントといい、たまはせんたっきミントと呼んだ)とレモンバームとレモングラス。小豆島でお世話になった「おうち」では畑にハーブがどっさり育っていて、毎日摘みたてのフレッシュハーブでお茶を煎れていた。

あれを、東京でもやろう。ベランダから海は見えなくても、それぐらいのリゾート気分は味わってみよう。というわけで、砂漠化して久しいプランターに、ハーブを植えた。



ポットを一度満たせばつんつるてんになりそうな量で、相当増殖させないと、毎日の習慣にはできそうにない。でも、ベランダにハーブがあるのは、なんだかうれしい。


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一人だけ幸せにはなれん。一人だけ不幸にもできん。それが家族じゃ♪ QT @cop_eku #teppan クラスタという言葉もありますが、敢えてここでは、同じ鉄板と食卓を囲んで泣いて笑って半年を一緒に過ごした、てっばんファミリーとでも呼ばせていただきたい RT 鉄板を囲むノリ
posted at 14:31:02

日記更新。4/30(土) たま電車経由小豆島1日目 http://j.mp/jYEaw0 #diary
posted at 13:54:11

【たま語】ボーイフレンドのりお君にラブレターを声に出して書きながら(←書いてるつもり)「りおくんへ。たまちゃんのこと…これからも、ずーっとすきで…」いてくださいと続けるのかと思ったら「いていいですよ」。強気。
posted at 13:40:42

【たま語】お昼のニュースに登場したお相撲さんに「お、おすもうさんだ」と反応してから「スモークサーモン」。語感からの連想!?スモークサーモンのなかにスモーサンが隠れてる。
posted at 12:12:05

【たま語】朝目覚めてわたしの顔をのぞきこみ「ママのこと、もっとすきになるゆめをみたの」と可愛いこと言う。パパのことも好き?と聞くと「うん。かぶ2こぶんぐらい」。大きなかぶでしょうか…。
posted at 07:00:50

2010年05月07日(金)  事件は家の外ではなくパソコンの中で
2009年05月07日(木)  「100%アポを取る方法」と「必ず雨を降らせるお祈り」
2008年05月07日(水)  シナトレ10 ラジオドラマってどう書くの?
2007年05月07日(月)  甘いものは何が好きですか
2005年05月07日(土)  甥っ子二人、弟三人。


2011年05月06日(金)  千年の樹とお土産と感謝感激の小豆島7日目

小豆島の大きなおうちをお借りして、6泊。これ以上ないというほどのんびりさせてもらった。リフレッシュなどというカタカナでは足りない、体中の空気が入れ替わったような感じ。

小豆島を発つ前に、樹齢千年を越えるというオリーブの木を見せていただく。柳生さんの小豆島ヘルシーランドが震災のすぐ後、3月15日に植樹したもの。はるかな海を越え、スペインから運ばれてきた。コンテナに入るギリギリの大きさになるように枝を落としたが、すでに小さな芽が顔を出している。今は一生懸命根を張っているところらしい。



たまはするすると木に登り、幹に耳をつけて「どくどくいってるよ」。千年の樹の生命力を感じているのかもしれない。

オリーブの木といえば、前回訪問した際に植樹していただいた「たまえの木」を昨日の夕方見に行った。



「のびのび育て たまえの木」のメッセージ通り、木はひとまわり大きくなっていたけれど、たまもすくすく伸びたので、2年前(左)と比べても、比率的にはいい勝負。



土庄港まで送っていただき、お土産を買い求める。お土産屋さんの黒島さんという女性が柳生さんの知り合いで、おまけをくださる。展示してあるアンパンマンの似顔絵を描いたみかんに、たまは大喜び。その皮で作った砂糖漬けも、レシピとともにいただいた。

お世話になりっぱなしだった柳生さんの一家の皆さんが見送りに来て、岡山行きのフェリーが見えなくなるまで手を振って見送ってくださった。親戚のたくさんいる故郷みたいだと思いながら、こちらも手を振り返す。たまは「またくるね〜」と声を張り上げていた。


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@y_kurokuro 熱いエールありがとうございます。てっぱん食堂は大阪のどこかで続いています。てっぱんワールドが皆さんの心の中で続いている限り。また逢う日まで #teppan を温めておいてください。
posted at 23:02:22

@toshiyounggreen なかなか返信できず、すみません。船上での総集編、最後のほうしか観られませんでしたが、船内でいちばんテンション高かったのは、たまです。ラストのてっぱんダンスも踊っていましたよ。
posted at 22:55:57

@takayoueda てっぱん楽しんでくださり、ありがとうございます。あかりっていい名前だなって回を追うごとに思いました。音の響きも明るくて伸びやかで大好きです。お嬢さん、何度も名前を呼ばれた半年でしたね。
posted at 22:54:40

@t_massugu 放送時と編集が変わっているのかは未確認ですが、どなたか気づかれた方はいるでしょうか。金額の大きな買い物なので悩まれるのはもっともなこと。録画されてたらなおさらですね。ツイッター上のてっぱんファンに個人的に購入特典を企画しましょうかねえ。
posted at 22:52:25

鉄板を囲むノリの #teppan こちらこそ楽しませていただいています(←進行形)。QT @cop_eku ちりとちてん終演に間に合うようにと始めたTwitterで、今度はてっぱんワールドの大団円というこれまた歴史的な瞬間を、多くの同好の士と一緒に見届けることができました。
posted at 22:41:44

船上てっぱんファイナル。放送終了と同時に子どもたち数人が「てっぱ〜ん」(玉緒さん口調)。歌舞伎の掛け声のようでした。 @t_massugu うらやましい、居合わせたかったかも QT 鬼が島行きフェリー船内テレビ http://twitpic.com/4t0767 #teppan
posted at 22:38:39

@satomi_sa またしても映画の話題がシンクロしました。GWは『八日目の蝉』のロケ地小豆島で過ごし、その話で持ちきりでした。昨日は小豆島町長さんと話す機会があり「すでに五回観ました」。原作を新聞連載で読んでいたこともあり、ますます楽しみです。
posted at 14:25:51

【たま語】額面広告を指差し「ウェルかめがふじさんのぼってる!」。たしかにウェルかめのオープニングを連想させるビジュアル。富士山は空き瓶のリサイクル材で作ったものだそう。<いいエコ... http://twitpic.com/4tzh17
posted at 14:19:26

【たま語】小豆島でマテ貝採りを初体験。貝が出入りする穴に塩をふりかけ、貝(殻のついた太い土筆のような形状)が顔を出したところをつかまえる。たまは専ら塩かけ役。その翌日のこと。「パパのかみ、あなあいてるね。しおかけよっか」。
posted at 14:06:53

【たま語】知り合いの忠兵衛兄さんがいつもと違う眼鏡。勝負眼鏡だよと教えられ、数分後「チュウベエ、しょうゆめがねしてたね」。確かにフレームは醤油色。醤油の島、小豆島での出来事。
posted at 12:44:45

【たま語】「たなかそうにどろぼうがはいったって、うそだよね?あのどろぼう、あかりちゃんのおとうさんでしょ?」。笹井さんの大事な絵を盗んだ泥棒は別な人だったのよ。でも絵は捨てちゃったんだって。「おまわりさんおこったんじゃない?」どんな風に?「ぷんぷんって」 #teppan
posted at 12:02:07

2010年05月06日(木)  子守話114「とうきょうタワー おおさかへいく」
2009年05月06日(水)  ゴールデンウィークのゴールデンタイム
2008年05月06日(火)  マタニティオレンジ281 梅拾いの才能は隔世遺伝!?
2007年05月06日(日)  マタニティオレンジ116 泣き止まなくて急患
2005年05月06日(金)  吉村公三郎作品『眠れる美女』『婚期』
2002年05月06日(月)  古くても新聞


2011年05月05日(木)  庭園と野球選手と町長の小豆島6日目

7時半起床。大阪から合流したT家は2泊3日で今日帰る。朝食は昨日のバーベキューで食べきれなかった魚の香草焼き。火を使った料理も得意な消防士さんが焼いてくれた。彼のお父さんが朝釣ったタイとスズキにたっぷりのオリーブオイルと香草をすりこんで。これがおいしくないわけがあろうか。いやはやご飯が進む。

バーベキューの席で小豆島国際ホテル社長の山田建之氏と奥様を紹介される。ホテルの前に広がるエンジェルロードは『ぼくとママの黄色い自転車』のロケ地にもなったが、エンジェルロードのロゴを開発したのは、わたしの元同僚で、わたしが独立したときにチョコレート名刺を作ってくれた古川ジュンさん。世の中広いようで狭い。土庄を見下ろす高台に立派なお庭があるそうで、「明日うちの庭を見にいらっしゃい」と誘っていただいた。

これが、その、うちの庭。池を渡るのにボートが浮かんでいた。



洞窟あり、滝あり、橋あり。これはもはや庭ではなく庭園、というより国定公園かなにかのよう。個人の持ち物のレベルを超えている。造園も営む山田氏は、頭の中にある設計図をもとに11年がかりでここまで庭を育てたそう。

山田さんと奥様は「てっぱん」を観られていて、とくに奥様は大ファンだそうで、お堂から庭を見下ろしながら、てっぱん談義。「最後はどうなるか最初から決まってたんですか?」などと質問が次々。石舞台のようなところで秋には観月会を催すとのこと。



エンジェルロードを見晴るかすこの絶景。独り占めするのは、もったいないと思ったら、美術館も建てて、庭園美術館として公開する計画だとか。

美術品のコレクションも見せていただく。歴史で習った古い時代の割れ物。たまが粗相をしては大変と緊張した。



讃岐うどん屋でおなかいっぱい食べた後、たまが大好きなドラゴンロードのある高見山公園へ。ここのグラウンドに巨人軍OBの宮本和知氏、定岡正二氏が来て、少年野球の指導をしているという。ソフトボール部出身でありながらプロ野球には疎いわたしでさえ、ようく名前を存じ上げているお二人。

5年の約束で始まったが来年もとなり、今年で6回目。島じゅうの少年野球チームが結集すると、かなりの人数。女の子もいる。宮本氏はマイクを持ち、しゃべり続けている。

ピッチャー宮本の球に子どもたちが挑む。引退してずいぶん経つはずなのに、球の切れること。チームの監督が打席に立つと、さらに球威を増した。いちばんグラウンドが湧いた瞬間でもあるが、日頃厳しく指導しているわが監督が果たして太刀打ちできるのやらと子どもらはドキドキ、ワクワク。一人目の監督さんは三振し、チーム全員でランニングを命じられたが、二人目の監督さんはランニングホームランを放った。

わたしたちが見学したのは最後の一時間ほどだったが、3時間以上みっちり指導にあたられたというから、並々ならぬ気力体力集中力。最後に両氏から挨拶があったが、これがまた熱く心を打ついいお話だった。

宮本氏は親御さんに向けて「どろんこのユニフォームの洗濯は大変でしょうが、子どもたちが一生懸命やった証です」。定岡氏は、震災でグローブもユニフォームもなくなった子どもがいることに触れ、「野球ができることがどんなにありがたいことか。まわりの人が環境を作ってくれていることに感謝してください」。野球をする本人よりも、支えるまわりに目を向けさせる言葉の力強さに、わたしの涙腺ネジはゆるみ、汗のように涙がぽたぽた落ちた。

今日この教室を体験できた子どもたちは、宝物を受け取ったなあと眩しくなる。

滞在中お世話になりっぱなしの柳生さんは、この定期教室が始まるきっかけを作ったそうで、宮本氏と定岡氏に紹介してくださる。二人ともたくましい体格といい笑顔の爽やかさといい、そこらにはいない、いい男。「写真撮ります?」と定岡氏から言ってくださったのに甘え、記念写真を撮らせてもらった。

グラウンドでは小豆島町長の塩田幸雄さんもご紹介いただく。小豆島がロケ地の『八日目の蝉』をすでに5回観られたとのこと。シャイな方という第一印象だったが、夜お酒をご一緒すると、饒舌になった。塩田さんとも接点がいくつかあることがわかり、世の中広いようで狭いとこれまた思う。

そのお店で、昨日採ったマテ貝を調理していただいた。意外なおいしさだったのが、お刺身。くさみがなく、貝らしい食感も楽しめた。


ゆでたほうが貝くささが出たように感じたのが意外。


2010年05月05日(水)  「めばえ」付録は大したもんだ
2009年05月05日(火)  言葉遊び絵本「あいうえおパラダイス」にぶっ飛んだ
2008年05月05日(月)  マタニティオレンジ280 子どもの日にワークライフバランスを考える 
2007年05月05日(土)  マタニティオレンジ115 つかまり立ちがはじまった!
2005年05月05日(木)  店主も冷蔵庫も味な居酒屋『串駒』
2004年05月05日(水)  映画『チルソクの夏』
2003年05月05日(月)  日本橋三越に「風じゅー」現る!


2011年05月04日(水)  鬼が島とマテ貝採りと石窯ピザの小豆島5日目

6時50分起床。トーストとフルーツとプチトマトの朝食。ぽんかんが甘酸っぱくて、おいしい。「てっぱん」で自分の恋心に気づかない鉄平に、加奈が「どんかん」と独り言でなじってから「ぽんかんのおいしい季節になりましたね」と誤摩化す台詞を書いたものの使われなかったことを思い出す。

女木島(めぎじま)へ行こうか、男木島(おぎじま)へ行こうか、朝まで決めかねていた。どちらも行ってみたいけれど、はしごだとせわしない。男木島は女木島の次の港、片道20分多くかかる。決め手は「木村崇人」の名前を女木島のアート作品に見つけたことだった。

留学時代の同期のミカコのいとこヒロコちゃんのダンナさん。10年近く前に体験した木もれ陽プロジェクトが印象に残っている。木もれ陽は太陽の形だと教えられ、そのことを歌詞に入れこんだウェディングソングを作詞したほど。

これが、その、木村さんの手がけた作品「カモメの駐車場」。女木島の港に着くと、ずらりと並んだ風見鶏のカモメたちがおしりをふって出迎えてくれる。



女木島は別名鬼が島。港にある「鬼の館」で洞窟行きバスの往復切符を買い求め、バスに乗り込む。鬼が住んでいたという洞窟を探索できる。説明の看板を読みつつ奥へ進んでいると、元気のいい男性ガイドの声が聞こえてきた。遠い昔、海賊たちが手で穴を堀り、自分たちのアジトを作ったこと。入口は敵から攻め込みにくいよう、出口は逃げやすいよう作られていることを、何度も説明するうちに身についたと思われる名調子で語ってくれる。

出口付近に「鬼合戦、あるいは裸の桃の勝利」というアート作品が。ワイヤーで形作られた裸体が三体、天井からつり下げられているのだが、その影が洞窟の壁面に映し出され、幻想的。



ガイドのおじさんが「瀬戸内の海をパノラマで見られるのはここだけ!」と絶賛する展望台へ登り、360度のビューを満喫した後、バス停近くの茶屋でお団子を食べる。ひと皿百円と良心的。



愛知県立芸術大学アートプロジェクトチームが手がける「MEGI HOUSE」。コンサートなどのイベントをやる日はにぎわうらしいが、平日ということもあり、のんびり日光浴できた。受付の男性がチョコレートとガムをくださる。



「MEGI HOUSE」を出たところで手押し車を押した地元のおばあさんに声をかけられる。たまを見て「この島は年寄りばっかり。子どもがいないの。年に一度産まれるかどうか。去年一人産まれて今年も一人産まれそうだけど。保育所も高松まで行かないと」。島にある保育所を通り過ぎたが、そこはもう使われていないということのよう。

「島から小学校に通う子はいない」と女木島と男木島を舞台にした映画『めおん』の資料にも書かれていた。



海辺に置かれた「20世紀の回想」(禿鷹墳上)は、帆を張り、船のようだけど、回り込むとピアノになっている。『海の上のピアニスト』という映画もあったし、『ピアノ・レッスン』も連想。



女木島のいいところはアート作品を歩いてまわれること。「均衡」(行武治美)はケータイより小さな鏡を無数につなげあわせて(気の遠くなるような作業だったのではと想像)天井から簾のように垂らした不思議な部屋。目が慣れてくると、無数の自分が映り込んでいるのがわかる。裏側から見たり上から見下ろしたり、角度を変えると、また違う風景になる。



離れには五右衛門風呂。たまは「トトロのおふろ!」と興奮。



「不在の存在」(レアンドロ・エルリッヒ)はアルゼンチンのアーティストと日本の美の掛け合わせが興味深い。レストランで飲食する場合、建物と石庭は無料で鑑賞できるが、茶の間の鑑賞には300円かかる。「二枚の鏡」が置かれた茶の間で味わうサプライズが楽しい。推理小説のミスリードのよう。

ここの石庭には「透明人間」が現れる。たまを始め、最初に気づくのは子どもたち。庭を眺めて透明人間探しをするだけでも楽しい。


アートは日本を実にうまく調理しているが、レストランのお味もなかなか。パエリアは売り切れていたけれど、パニーニもカレーも期待以上。



デザートのわらび餅は見た目と味で楽しませてくれ、お値段も良心的。



惜しむらくはオペレーション。平日でこれだけもたついてしまうと、休日は大変な混乱が予想される。スムーズに流れる工夫が必要。「こちら、カレーになります」のなります語の違和感も惜しい。この点は豊島のほうが洗練されていた。



路地を通って「鬼の館」へ戻る。



何かもの言いたげな佇まいの建物たち。そのうちアートとなって再生するかもしれない。



海沿いの道もいいけれど、路地探索も楽しい。



「鬼の館」は観光案内所であり、鬼関係の資料館でもある。帰りのフェリーを待つ間、資料館を見る。陳列棚の上段にお酒の鬼ころし、中段に鬼の出て来る絵本いろいろ、いちばん下の棚に目をやると……「キッチンハイター」のポストイットが堂々と丸見えになっていて脱力。ネタとしては面白いけれど、センスのいい資料館だけに、舞台裏が表に出ているのはこれまた惜しい。

棚にあった『ないたあかおに』を手に取り、たまに読み聞かせるうち、涙で声がつまる。人間の友達ができたあかおにくんが自分の仲間だと思われないようにと旅に出てしまった、あおおにくん、なんていいヤツなんだ。でも、悲し過ぎる。失って初めて気づく、真の友情の物語。

女木島のアート作品について、詳しくはART SETOUCHIのページへどうぞ。
臨時便のフェリーで高松へ。高松から土庄への高速艇の切符は『八日目の蝉』仕様。島をあげて映画を応援。乗り継ぎ含めて1時間20分で土庄着。豊島もそうだけど直行便があれば小豆島が島めぐりの拠点になれる。



土庄港に黄色いレンタサイクルが今もあるのを発見。たまが「きいろいじてんしゃ!」と駆け寄る。『ぼくとママの黄色い自転車』の名残。うれしい。

女木島で十分すぎるほど濃い一日を過ごしてきたのだけど、本日のイベントはまだ続く。まずは、マテ貝釣り。マテ茶は知ってるけどマテ貝は知らない。駐車場で長靴に履き替え、食塩をペットボトルに分ける。塩で貝が釣れるという。



海には先客がたくさん。採り尽くされているのではと案じるが、いやいやまだまだいますよと言う。たまのために、柳生さんがピンクの長靴を買ってくださった。ピンクのワンピースとそろえたように色がぴったり。砂浜で一人だけギャルファッションに。



砂を掘り返し、貝が出入りする穴を見つけて塩をふりかけると、貝が穴から顔を出す。ここで焦ってつかんではいけない。やわらかい身がちぎれてしまう。殻まで出て来たところでつかむ。でも、これまたあわてて引き上げてはいけない。貝との引っ張り合い、駆け引き。貝が力を抜いたところを狙って引き抜く。



穴の見極めが難しく、わたしは最後まで、これだと思った穴に塩だけ取られててぶらに終わった。地元の目利きが塩をかけたところからは、一挙に三匹(と呼ぶのか)がにょきにょきにょき。

「マテ貝のおいしい食べ方」について、地元の若者たちが議論。オリーブオイルとハーブで臭みを消すべしか、などと話している。あまりおいしいものではなく、採る楽しみに重きが置かれる食べ物であるらしい。

貝採りの後は、本日のメインイベント、バーベキュー。前回はぼくママ上映会の後に開いていただき、そのスケールの大きさと新鮮な魚介のおいしさに目をみはった。その記憶が蘇る。今回はさらに石窯でピザも焼くことに。



子どもたちは大はりきりでお手伝い。石窯に入れ、どんどん焼き上げる。火を消す仕事だけど火を使う調理も得意という地元の消防士が慣れた手つきで手本を見せてくれ、旅行組もおそるおそる挑戦。回転させてまんべんなく焼き、最後に持ち上げて火に近づけ、焦げ目をつける。とても本格的な仕上がり。


もちろんお味もBuono!!

今回のバーベキューでは地元の若い人たち(といってもわたしたちと同じぐらいか、ちょっと下の世代)とたくさん交流することができた。うららー新聞を作っているメンバーにも会えた。自分たちが小豆島を楽しんでいることを発信していこう、という意気込みが、新聞からも一人一人からも感じられる。去年の瀬戸内芸術祭に合わせてカフェが6つでき、MeiPAMギャラリーも始動しようとしていることもあり、前回よりも島が活気づいている印象を受ける。

8月の20日から28日には第1回の瀬戸内国際こども映画祭も開かれる。サイトのトップページにある言葉「二十四億の瞳、きらり」を寄稿したが、映画祭の舞台で小豆島も、そこに住む人たちも、実にきらきらしているとあらためて思う。


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【たま語】突堤を指差し「あそこからおのみっちゃんがとびこんだんだよ」。いいえここは尾道ではなく鬼が島。「おに、やだ」と洞窟に入るのを渋り、鬼じゃなくてベッチャーだよと言うと「ベッチャーどこ?」。からだがてっぱんでできてます。 #teppan
posted at 16:36:16

鬼が島行きフェリー船内テレビ、てっぱん総集編を放送中。こどもたちが「てっぱんや!」 #teppan http://twitpic.com/4t0767
posted at 09:58:01

#teppan でつぶやき続けてたのに全然反映されてない。洋上だから?高松行きフェリーにて、まわりの携帯から総集編が聞こえてます。
posted at 09:22:04

2010年05月04日(火)  どうぶつ折り紙とデジカメでゴキゲン東海道
2009年05月04日(月)  ベランダパーティで束の間のオフ
2008年05月04日(日)  マタニティオレンジ279 子どもを一人のゲストとしてもてなす
2007年05月04日(金)  マタニティオレンジ114 二世代で同級生
2005年05月04日(水)  一緒に飛べなかった『アビエイター』
2002年05月04日(土)  フランスのパコダテ人、函館のアメリ。


2011年05月03日(火)  MeiPAMギャラリーと農村歌舞伎の小豆島4日目

味噌汁とご飯と豆腐の卵とじの朝ご飯を作り、「てっぱん」総集編を観つつ、大阪から2泊3日で合流する友人のT君一家を待つ。朝7時に大阪を出るフェリーで小豆島の牛の背中のお尻寄りにある港に着くらしい。小豆島の地形は牛の体に喩えるとわかりやすく、土庄港は首のあたり。わたしたちが厄介になっている大きなおうちは口のあたり。

9時半過ぎ、T家到着。元気いっぱいの男の子二人はお兄ちゃんが10才、弟が今日で9才。たまとは去年のゴールデンウィークに初めて会い、そのときの相性があまりに良く、たまの面白い部分を引き出してくれたらしい。らしい、というのは、そのときわたしは実家に帰省しつつ、ずっと仕事をしていたので見ていない。あの兄弟とたまをまた会わせたい、とダンナはしきりと言っていて、今年のGWは小豆島で遊ばない?と声をかけたのだった。

車ならあっという間のエンジェルロードへT家の車で向かう。引き潮になると島と島がつながって間を歩けるのだけど、その潮が引いて現れるのが天使の通り道というわけ。ところが行ってみると、潮は満ち、こら歩かれへんなあ、けど水きれいやなあとすごすごと引き返した。途中にたまを魅了したドラゴンロードがあり、そこがT兄弟も虜にしまった。天使より竜である。

わたしはスーパーに寄って薬味を調達し、昼はうどん。お世話になっている小豆島ヘルシーランドが作るオリーブオイル仕立ての手延べうどんは、お世話になっているから言うのではなく、実においしい。ドラゴンロードで遊び疲れた子どもたちもつるつるとよく食べた。

昼食の後、T家は車で観光へ。わが家はおうちでのんびり。星新一の『にぎやかな家』という本があったので、たまに読み聞かせてたら、二人して寝てしまった。

今日のメインイベントは、農村歌舞伎。五穀豊穣を願う年に一度の上演がたまたま滞在中に重なった。前回の小豆島訪問で舞台を案内していただいただけに、そこが使われているところを観られるとは、なんたる幸運。

農村歌舞伎に向かう前に、絵描鬼の柳生忠平たちが中心になり、5月19日同時オープンに向けて準備中の三つのギャラリーを見せてもらう。いずれも土庄町の「迷路のまち」の中にある。迷路と明治と名作のメイ(mei)をかけ、Peformance & Art & Marché の頭文字をつなげたpamをあわせて、MeiPAM(メイパム)というのがプロジェクトの名前。



どかん!と存在感のある太い煙突のようなオブジェは香川の鉄アーティスト・槙塚登さんの作品。表面は地図になっているとのこと。



中は螺旋階段で上がれて、コンクリートの建物の屋上と橋でつながる予定らしい。子どもたちがキャッキャ言いながら上っていった。基地探険の感覚。



奥の蔵もギャラリースペース。つぶされる運命にあったほどボロボロだったので、相当手を入れたそう。


蔵の中。たまは「まっくろくろすけでておいで!」の歌を熱唱。たしかに出てきそう。



場所を変えて、徒歩圏にある別なMeiPAMギャラリーへ。「寿司屋兼喫茶店」をリフォームという。寿司屋兼喫茶店って……。昼は寿司屋、夜は喫茶店だったのか、てっぱん食堂のあかりのお好み焼き屋と初音の食堂のように同時営業だったのか。壁紙もユニークで、ここは原形をなるべく残す方針とのこと。



3つめのMeiPAMギャラリーは2階建ての倉庫の一階天井を取っ払い、パフォーマンス小屋としても使える広い空間に。様々に使い分けできる照明も仕込んであり、床のガラス板の下からも照明を当てられる。どんな風に使おうか、表現意欲をかきたてられる館。

子どもたちはどのギャラリーを見ても大喜びの大はしゃぎだった。

さて、農村歌舞伎。麓から見える灯りが、ここが会場ですよと教えてくれる。舞台へ続く道の両側には夜店が出て、いい雰囲気。



舞台前の斜面にゴザを敷いて鑑賞する。めいめいお弁当を広げ、お酒を飲み、舞台にかけ声かけつつ、宴会も楽しんでいる。お花見の花の代わりに歌舞伎を愛でる風情。



お世話になっている柳生家の皆さんが、わが家とT家の分も立派なお弁当をこしらえてくださる。炊き込みご飯、唐揚げ、醤油豆、玉子焼き、ひじきの煮たの等々。

演じているのは、素人の住人たち(芝居は素人の域を超えている)。顔見知りが演じているので、掛け声にも力がこもる。「いい人がいたら紹介を」などとアドリブで婚活台詞が飛び出すと、どっと笑いが。

地区ごとに交替で順番が回ってくるので、自分たちの年でやめられないのが数百年続いている秘訣なのだとか。

数百年!

すごいことだ。伝統が受け継がれている一方で、新しい芸術の拠点が産声を上げようとしている。小豆島、知れば知るほど面白い、奥深い島。


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【たま語】パパの顔を下からのぞきこんで「パパ、おはなのなかにもヒゲあるね」。娘よ、人はそれを鼻毛と呼ぶ。
posted at 15:17:54

後編で相当な王子充を予定♪ RT @doramimiyan: 岩潤王子が不足しとる(´・ω・`) #teppan
posted at 09:35:20

間もなく「おひさま」の後8時15分から「てっぱん」総集編。オープニングのてっぱんダンス画面は前編後編ともに総集編仕様。つながるダンスをお見逃しなく。 #teppan
posted at 08:15:07

本日と明日「おひさま」の後「てっぱん」総集編前編「かならず腹はへる」後編「かならず朝は来る」を放送。ニュースを挟んで10時まで。新撮・未公開シーンをお楽しみに。 #teppan
posted at 07:48:20

2010年05月03日(月)  庭のいちごを収穫
2009年05月03日(日)  「つばさ」第6週は「父のぬくもり」
2008年05月03日(土)  80BOYS AND BABYの会
2007年05月03日(木)  中原道夫さん目当てにサイエンス俳句
2004年05月03日(月)  渋谷川ルネッサンス
2002年05月03日(金)  スペクタクル・ガーデン「レジェンド・オブ・ポリゴン・ハーツ」


2011年05月02日(月)  豊島でアートとジャムとカフェの小豆島3日目

瀬戸内の明るい陽射しが目覚まし。朝食は、バターがたっぷりしみこんだトースト。豆腐とわかめとプチトマトのサラダを柚子醤油で。朝から体がキレイになりそうな生ハーブティー。そして、いちご。

今日は、豊島(てしま)で過ごすことに。

土庄港から宇野行きフェリーに乗り、最初の港、唐櫃まで30分。さらに20分乗ると、豊島のもうひとつの港、家浦に着く。


降りると地図ぐらい配っているだろうと思ったら、立て看板の地図があるだけ。「美術館まで1キロ」と書いてあるけれど、どっちへ行けばいいのか表示がない。シャトルバスを待ち、美術館前で降りる。土地はたっぷりあるのに、美術館をだいぶ通り過ぎたところにバス停がある。

観光客に迎合していない。親切すぎない。

親切すぎるサービス過剰な観光地に、良くも悪くも慣れてしまった身には、新鮮。この島の楽しみ方は自分で開拓せよということだ。いざ、ディスカバー・テシマ!

そういえば、昨日訪ねた小豆島のカフェOhLiveも道路に看板ひとつ出ていないのに、ひっきりなしにお客さんが来ていた。求める人は自分の嗅覚で探り当て、たどり着く。


予備知識なく入った豊島美術館(設計:西沢立衛)は、いわゆる作品が並ぶ美術館ではなく、館がアートそのもので、その胎内で、作品(内藤礼)の鼓動と体温を体感するようなことになっていた。胎内と何気なく書いたけれど、子宮や命の芽吹きを連想させる空間だった。あるいは、太古、わたしたちの祖先が暮らした洞窟の中のような。

後で、作品の名が《母型》だと知った。素材は「地下水、コンクリート、石、リボン、糸、ビーズ」とある。

ゲルニカだって海を渡れるけれど、この作品は、豊島の外には連れて出せない。見たければ、豊島に来るしかない。島の自然に溶け込む半地下のオーバルな建造物も大地に埋まった恐竜の卵のよう。


併設のカフェ&ショップで食べた米粉のドーナツが美味。レモンクリームといちごジャムがのっかっている。


バスをつかまえ、家浦港へ。こちらの港のほうが圧倒的に栄えている。港前のレンタサイクル屋の前に求めていた地図やリーフレットがずらり。この近くで見られるものは何がありますか、とそばにいた地元のおじさんに聞くと、3分ほど歩いたところに食事のできるアートスペースがあると教えてくれ、ついでにトラックの荷台に乗せて、そこまで連れて行ってくれる。たまは初めてのドナドナ体験に興奮。


しましまの「イル・ヴェント」の奥にある「100歳の手ほか」(木下晋)をまず鑑賞。国内最後の瞽女として知られた小林ハルさんの手や表情の陰影を22段階の濃さの鉛筆で描き出している。たまは古い家屋に興味津々。急な階段に登ったまま動かない。すだれ状のふすまは、わたしにも珍しい。「ここは薬屋だったんだよ」と受付のおじさん。島の他の見どころも教えてもらう。


「しましまの家」「ジグザグの家」「チカチカの家」とたまが名づけた「イル・ヴェント」は民家がアートに。鑑賞料300円だけど、飲食(テイクアウト含む)の場合は鑑賞料なしで楽しめる。


見渡す限りのしましま。アートの中で食事を楽しめる、というより自分もアートの一部に。着るものによって溶け込んだり反発したりする。二階もしましまのチカチカ。


中庭も厨房もトイレの外も中も隅々まで作品。トイレという表示もなく、ドアも溶け込んでいるので見つけられない人多し。その不便が楽しい。


パエリアランチは売り切れで、キッシュランチとケークサレランチを。各1000円、プラス200円でコーヒーか紅茶がつくが、お冷やとほうじ茶がセルフサービス。最近あちこちでレシピを見かけるケークサレは、塩味のおかず系パウンドケーキといったところ。キッシュの卵度を下げて粉度を上げた感じともいえる。このケークサレ、キッシュともに期待以上。つけあわせやスープもとてもおいしかった。


「てっぱん」神田栄治役の赤井英和さんの4度目にしてついに実現したスタジオパーク出演をワンセグで見つつ、シャトルバスで清水前へ。湧き水が飲めるところにある作品「空の粒子/唐櫃」(青木野枝)を見過ごして有名な「島キッチン」(設計:阿部良)まで来てしまい、受付にいたお兄さんに聞いて、引き返す。このお兄さん、たまを見るなり、ちょっと待っててと奥に引っ込み、ペロペロキャンディーを持って戻って来た。たまはたちどころに心をつかまれ、以後、何度も相手をしてもらうことに。


島キッチンに戻り、昨日今日限定のジャム作りのワークショップに参加。まずはシール台紙にハンコやペンでオリジナルのラベルを作りつつ、調理の順番待ち。


イチゴを量り(60gで約4個)、へたを取って包丁で縦半分に切り、イチゴの重さの30%の砂糖を入れ、レモン汁小さじ1を加え、スパイスを12種類の中から選んで加え(たまはカルダモンを選んだ)、その都度かき混ぜる。


鍋を強火にかけ、沸騰したら火を弱め、イチゴが白くなるまで煮詰める。熱いうちに瓶に空け、蓋をする。以上の作業をほとんどたまが担当。包丁にも初挑戦。実に生き生きと、いい顔で。明日の朝はバターのしみこんだトーストにジャムで。

島キッチン脇の土蔵にて「Your First Colour」を鑑賞。スイスのアーティスト、ピピロッティ・リストによるビデオ・インスタレーション。インスタレーションと呼ばれるアートはわたしには難解なことが多いけれど、好きに刺激を受け、解釈すればいい。丸いスクリーンに13分ほどの映像が映される。見上げるうえに、ストーリーのある映像ではないので、たまには難しいかなと思ったら、それなりに面白がって観ていた。

豊島のアート作品一覧はART SETOUCIにて。豊島をはじめ瀬戸内の島々のアート作品を美しい写真と詳しい解説で紹介しているので、興味をかきたてられるはず。


島キッチンでランチ第二弾。おいしいと小豆島で噂を聞きつけたキーマカレーをセットで(季節のサラダとおかずの茶碗蒸しがついて1200円)。


食後のデザートは。苺のプチシューとヨーグルトムース。単品300円をドリンクセット700円にして。

結局、2時間以上島キッチンで過ごし、帰りがけにたまが心奪われたお兄さんに声をかけると、バスが来るまで時間あるなら、カゴ作りを見ていけばと言われる。刈ってきた蔓でカゴを編んでいるおじさん。さっきのジャムの先生(大阪から来ている料理研究家のさん)が、ここでは生徒。「何作りよるん?」とおじさんの同世代の友達が冷やかしに来る。どの世代も生き生きと、実に楽しそう。いいな、島。いいぞ、島。束の間だけど、島の時間の流れを感じられて、うれしかった。


バス停(木造六角形のしっかりした建物)の横に、「ご自由にお使いください」スペースが。ここでお弁当広げたら気持ちよさそう。

帰りのフェリーはうとうと。港に着いて宿まで1キロ半歩き、今日は1万2千歩。たまは今日もドラゴンロードへ行き、おしりの下に敷くダンボールをもらって帰ってきた。持ち手の紐がついていて、「そういちろう号」と書いてある。

夕飯は昨日のお好み焼きの残りの焼きそば。

2010年05月02日(日)  タクシーの運転手さんも不眠不休
2009年05月02日(土)  絵本みたいなデコレの収納ボックス
2008年05月02日(金)  マタニティオレンジ278 2380円のピアノ
2007年05月02日(水)  マタニティオレンジ113 上野動物園でいちばん面白い生き物
2002年05月02日(木)  永六輔さんと「しあわせのシッポ」な遭遇


2011年05月01日(日)  カフェとすべり台とお好み焼きの小豆島2日目

中で迷子になれるほどの広いおうちを貸し切りにして目覚めた2日目の朝、移動の疲れもあり、時計は9時前。生ハーブティーを飲み、お菓子をつまむ。昨日の夜、ごちそうになったので「お礼にわが家がお好み焼きをふるまいます」と言ったら大歓迎され、今夜決行となった。昨日のうちに買っておいた粉とだしを水で溶き、冷蔵庫に寝かせておく。ふわふわの生地を作るために必要なひと手間。

前回来たときに「カフェかな」と思った海辺のビーチハウスがOhLiveというカフェになったというので、そこでお昼を食べることに。車を持たない我々の移動手段は徒歩。携帯のGPSで自分のいる位置を確認し、OhLiveの地図を検索すると、1キロぐらい。一本道で最後に一度だけ海に向かって曲がる。ただし、曲がるところに看板は出ていない。不安になったので店に電話すると合っていた。

パームツリーを目指して歩くと、海から百メートルぐらいのところにあるOhLiveに到着。入口のディスプレイも、中に配置された家具も、デリが並ぶショーケースも、お酒とジェリービーンズが仲良く並ぶカウンターも、とてもわたし好み。

メニューは日替わりで黒板には「デリ」「サンドイッチ」「ドライカレー」「スイーツ」の4ジャンルが書かれている。各500円。ポーションが小さいので組み合わせて注文する。一家三人でデリとサンド(サンド二つのものと、サンド一つ+デリのセット)とカレーをシェアすることに。柑橘系の飲み物二つも注文。シュワシュワするレモネードがとても気分に合う。
 
どれも手作りのやさしい味。いちばん気に入ったのがドライカレー。瀬戸内の島では給食にドライカレーが出る習わしが合ったのか(今もあるのか?)、この後、あちこちの店で給食のカレーと称してドライカレーを見かけた。

お店を切り盛りする池本智恵さんのテキパキとした接客が気持ちいい。地元名産のオリーブのようなフレッシュさを感じさせる人。彼女のお姉さんのユッコさんに前回訪問時、香川の個展会場で遭遇しているのだけど、声が大きく、皆からユッコユッコと頼りにされていた様子がとても印象に残っている。そんな話や、カフェが紹介された「うららー新聞」を読みましたという話をしたら、バックナンバーを持ってきてくれた。

「カフェが大好きで、歩くのも大好きです。5キロぐらいなら平気で歩けます」と言うと「5キロ以内にカフェはないですね」と言ってから「Early Birdさんぐらいか」。土庄港から鹿島の海水浴場のほうへ向かう道の途中にあるカフェ。後で地元の方に評判を聞くとケーキがおいしいらしい。

オリーブを使った調味料を紹介したりチラシを置いたりしているカウンターで、小豆島の地図を入手。ここで手に取ったチラシで知ったZENKON湯に深く感銘を受ける。仮設ではなく本格的な建築のお風呂(材料費だけで50万円)を被災地に建てる活動。寄せられたお金はすべて活動にあてるという。

東京よりも被災地からはるか離れた瀬戸内の島で、復興支援について考え、行動している人が多いことが、とても印象に残った。おにぎりには佃煮を、お風呂に入れるようになったらオリーブオイルのシャンプーを。物資の豊かさとそれを送り出す自然な善意があった。

OhLiveから少し歩けば、前回、水冷たい9月の海を貸し切りで泳いだ、懐かしの砂浜。そこへ続く広い緑の絨毯の上で、たまはくるくると踊っていた。

もらった地図を頼りに、97メートルのローラー滑り台があるという高見山公園をめざす。30分ほど歩いて、急な坂を上ったところに、竜が口を開けていた。その体長が97メートル。すべり台には「ドラゴンロード」と名がついている。

しっぽの先まではアスレチックの山あり谷ありグラグラありを乗り越えて行く。てっぺんから見晴るかす海は絶景。走るとあっという間の距離だけど、高低差がついて滑り降りる97メートルはかなり長い。子どもはおおはしゃぎだけど大人は自分の体重がおしりにかかり、滑り抜けると我慢できないほどおしりがかゆくなる。

たまが竜の虜になっている間にスーパーで買い出しをして宿に戻り、夜のお好み焼きの準備に取りかかる。お世話になっている柳生さんの一家が8人来てくれ、にぎやかな夕食。大根のお好み焼き、キャベツのお好み焼き(いわゆる大阪豚玉)、焼きそば入りチーズのっけ豚玉を続けて焼く。「てっぱん」を観てくださっていた皆さんの期待値が高く、その期待に応えられるかドキドキするが、売れ行き好調。粉1キロ、キャベツ1個半、山芋2/3本、大根1/2本が気持ちよく平らげられた。

締めは醤油プリンと生ハーブティー。

2010年05月01日(土)  仕事、仕事、ときどき息抜き。
2008年05月01日(木)  マタニティオレンジ277 いつの間にやら、いっちょ前。
2007年05月01日(火)  今井雅子という人物は存在しない!?
2005年05月01日(日)  天才せらちゃんと神代植物公園
2004年05月01日(土)  池袋サンシャイン国際水族館『ナイトアクアリウム』
2002年05月01日(水)  きもち


2011年04月30日(土)  たま電車経由小豆島1日目

6本目の長編脚本映画『ぼくとママの黄色い自転車』のロケ地、小豆島を2年前の秋の上映会ぶりに一家で再訪。前回は空路で高松からフェリーだったけれど、飛行機のゴールデンウィーク価格に驚き、陸路で岡山から向かうことに。岡山のたま電車にたまを乗せたいという目論みもあった。

お昼は岡山に詳しい方に薦めていただいた福寿司へ。お寿司も期待以上(とくに地元の「ままかり」!)だったけれど、炊き合わせやおつゆも丁寧に作られていて、しかもお値段はお手頃。大満足。


岡山駅前から伸びる東山線でお目当てのたま電車とたま対面。わたしには懐かしのキャラクター「うちのたま知りませんか」のたまがいっぱい。

車内もたま祭り。シートは猫柄。「たまのぼうし、いちごだね」とたま。よく見ると帽子にいちご電車と同じいちごマークが。デザイナーは和歌山電鐵のたま電車、おもちゃ電車、いちご電車を手がけた水戸岡鋭治氏。そんな情報を仕入れるまでもなく、子どもはデザインを受け止める。

「たま、おっぱいがむっつあるねえ」。同じものを見ても、たまは大人よりたくさんのものを受け取っている。


たまの水玉模様パンツがシートの猫柄になじんでます。

終点の東山で降りたものの、そこが地図のどの辺りなのかわからない。次の目的地、新岡山港までタクシーで行こうとしたけれど、つかまらず、標識の矢印が示す方角へ歩きつつタクシーを探していたら、港行きのバスが偶然向かって来て、飛び乗った。

新岡山港から小豆島の土庄港へはフェリーで70分。たまは乗り合わせた人から分けてもらったおかしをカモメにやり、大はしゃぎ。

ぼくママに多大な協力をしてくださった上に前回の滞在でも大いにお世話になった小豆島ヘルシーランド会長の柳生さんと柳生家の皆さんに、今回も家族のように歓迎、歓待していただく。用意していただいた宿には、海を臨むバルコニーとバーベキューのできるウッドデッキ。わたしの理想の暮らしを一週間叶えられることとなった。庭のハーブを摘んで煎れる生ハーブティーを飲んだら、東京は、すうっと遠くなった。

夜は柳生さんの長男の絵描鬼(えかき)・忠平と夫人の陽子さん、長女の照美ちゃんに「南国」という居酒屋でごちそうになった。忠兵衛たちが仲間と作っている「うららー新聞」は小豆島の楽しさを、小豆島の若手(というか中堅というか)が楽しみながら作っているフリーペーパー。滞在中、島の人と話をするとっかかりに、大いに役立った。

たまは照美ちゃんによく遊んでもらい、スジャータのアイスクリームのメニュー(6つのポケットにカードが一枚ずつ入っていて、6種類のアイスを紹介)を使って次々と遊びをあみ出していた。

その1)アイスくんをキャラクターにしてごっこ遊び
その2)障子にひとつずつ並べる
その3)アイスクリーム神経衰弱。同じアイスが出たら冷蔵庫(ファイルのこと)に入れる 



今日のtwitterより(下から上に時間が流れます)
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【たま語】(続き)鳥のことならママに聞いてくれてもいいけど?と言うと「そのママは、とりのひとだったの。とりをたくさんかってて、とりのことなんでもしってたの。とりのおなかのなかのこととか」。鳥のおなかの中はどうなってるの?「やさいがはいってる」
posted at 15:59:04

【たま語】空を舞う鳥を見上げ「たまちゃんね、しんだママにききたかったことがあるの。とりはどうしてそらをとべるのって」。最初のお母さん(赤ちゃん保育園経由でわたしのおなかに入ったという認識)の話をするときは遠い目で詩人モード。
posted at 15:58:44

@ryokocchi925 岡山の路面電車にもたま電車があるんです。貴志川線はおもちゃ電車・いちご電車のみでたま電車は未体験。QT たまちゃんと貴志川線ですか?今だといちご狩りに一番いい時期では?
posted at 15:17:34

たま×たま電車。座席は三毛猫柄。「うちのたましりませんか」の大学ノートで交換日記してた人は同世代です。 http://twitpic.com/4raj77
posted at 14:27:28

【たま語】「いないいない、ひとつめこぞう」。顔の半分だけ隠して、いないいないいばあ。
posted at 11:55:43

【たま語】地デジ化とともにわが家比6倍の大画面に。「たまちゃんちのまえのテレビね、ちっさくてにじゅうさんグラムだったの」。へーえ23グラム。魂より軽かったんだ?「ニュースなんて、ネズミぐらいちいさかったの」。子どものサイズ比喩は独特。
posted at 09:07:09

【たま語】地デジ化とともにわが家比6倍の大画面に。「たまちゃんちのまえのテレビね、ちっさくて23グラムだったの」。へーえ、魂より軽かったんだ?「ニュースなんて、ネズミぐらいちいさかったの」。子どものサイズ比喩は独特。
posted at 09:05:21

@okumachijunichi おなかのまるちゃんに「はやくでてきて!」と言う図を想像。子育てはカタカナよりひらがなのほうが大らかな子になりそうです。QT As soon as possible と叫ぶ妊婦さんこわいです。男は「できるだけ早く」何をすれば?と余計あたふた
posted at 06:31:05

2010年04月30日(金)  大阪一高い山・金剛山にたま2度目(!?)の登山
2008年04月30日(水)  Macは真っ暗、爆風でガラスは粉々!
2007年04月30日(月)  友だちの友だちは友だち
2004年04月30日(金)  日本映画エンジェル大賞受賞
2003年04月30日(水)  2003年4月のカフェ日記
2002年04月30日(火)  焼肉屋『金竜山』で酒池肉林
2001年04月30日(月)  2001年4月のおきらくレシピ


2011年04月25日(月)  アフロ×てっぱん!ツブヤ大学RaKuGo講座に出演

「ツブヤ大学」なるものを知ったのは、2010年1月のこと。落語のことをツイッターでつぶやいたら、ツブヤ大学でRaKuGo講座なるものを始めますと関係者の方が知らせてくださった。このときのお題は、司会進行の落語家、立川こしらさんの「こしら」折り句をこしらえよというもので、ツイッターから投稿していたら、折り句合戦を挑んでくる人があり、夜更かしして、こしらこしらと打ち込んだ。
>>>2010年1月27日の日記

講座中に投稿しなければ反映されないことをわかっておらず、わたしが大量に送ったこしら折り句は提出期限の過ぎた宿題となった。翌回の投稿は講座に間に合い、司会の落語家・立川こしらさんに取り上げてもらい、お褒めいただくことに。最初にツブヤ大学のことを知らせてくれた主催者の望月さんの目にも留まり、ぜひ出演をと声をかけていただいたのだった。

こしらさんとの生対決、喜んで!と張り切ったのだけど、「てっぱん」執筆中はそれどころではなく、〆切続きの一年が明けて、ようやく叶ったという次第。

16回目の講座で、ちょうど番組リニューアルの時期。面白いことをしたい、ということで望月さん、番組の構成を務める豊田さんと事前に打ち合わせした。「前半はテーマ投稿をからめたフリートーク、後半は特別企画にしたい。特別企画では、役者が今井さんにアピールする形にしたい」と豊田さん。何かシチュエーションをお題に演じてもらおう、とアイデアを出し合った。わたしのボツ企画でザリガニ一家のシュールな物語があり、「渾身のザリガニ演技合戦」を真剣に検討したものの、外すと寒そうと尻込み。

ああでもないこうでもないと言い合い、どういう拍子か、わたしがふと口にしたのが「アフロ」だった。

少し前、家を片づけていたら、アフロのカツラが出てきた。それをかぶった途端、たまが何ともパンクというかロックというか、アフロ的なポーズを決めた。上はTシャツ、下はパンツ一丁、足はサタデーナイトフィーバーの形。完璧だった。どこでこういうスタイルを習得したのか。経験値の低い4歳児でもアフロスイッチが入るのだから、大人のプロの役者さんがかぶったら、おもろい化学変化が起きるんとちゃうやろか。

それだ、と望月さんと豊田さんも手を打ち、アフロ企画が決定した。「朝起きたらアフロになってた」という設定で、豊田さんが声をかけた役者さんに演じてもらい、わたしが僭越ながら審査をすることに。

このアフロ、日記を掘り返すと、2003年の会社の新卒パーティで参加者に配られたものだった。余ったアフロを大量にもらい(よっぽどアフロが気に入ったと思われたのか)、そのうちのひとつが手元に残っていた。汗をしたたらせたアフロとは別物と思われるが、よくぞ8年前のアフロが生き残っていたものだ。なんでも溜め込んでしまう悪いクセを何とかしようと最近はすごい勢いで物を捨てているのだけど、この虎の子アフロだけはなぜか残していた。たまがかぶって面白かったこともあるけれど、こいつは何かやってくれそうな気がしていた。

投稿テーマは、わたしが関わった朝ドラ「てっぱん」にちなんで「私のてっぱんネタ」に決まった。

さて、当日、本番。渋谷駅から会場のマークシティのオフィス階16階に迷いながらたどり着く。ツイッターでつながった脚本家志望の女性がいちばん乗り。わたしとたまあてに一通ずつ手紙を書いてきてくださっていた。こしらさん到着まで、脚本コンクールの話などをする。

こしらさんが到着、対面。映像で見るより爽やかで男前。アシスタント進行のあべなぎさ嬢は初々しく可愛らしく、若くなければ許されないチークの染まり具合が印象的。わたしもustream出演するならチークぐらいやっときゃよかったと思いつつ、そんなものはここ十年使ってない。恋は先っぽにでる。若さは頬に出る。アフロ企画出演の役者さん4人も紹介され、軽く段取りを打ち合わせ。

こしらさん、なぎさ嬢が席に着き、本番。わたしは控え室からツイッターの#univ228Qを追う。すごい雑音で、音が来ていないらしい。10分ほどこしらさんなぎさ嬢のトークが進んでから「あの、音が出てないようで」と望月さんが止め、「え?なんのためにしゃべってたの?」とこしらさん。「それはこの会場の方のために」。音声トラブルを修復する間もこしらさんのトークは続く。いざ復旧して、さっき一度やった話を再びコンパクトに。一回目はなぎさ嬢が知らなかった野球選手を二回目はすらすら言える。

投稿テーマのてっぱんネタをいくつか紹介して、わたしが呼び込まれ、こしらさんとなぎさ嬢の真ん中に着席。ツブヤ大学との縁を話す。こしらさん、わたしの投稿とわたしがつながっていなかった様子。落語家になれると言ってたそうで、とわたし。なりたい?とこしらさん。落語家と脚本家は似たようなもの、とわたし。朝ドラてっぱんを見てないこしらさんとほぼ見てないなぎさ嬢のために、あらすじを紹介し、DVDと総集編を宣伝。

「私のてっぱんネタ」で、トイレットペーパーをおしりから長々と出して出勤していたおじさん話が出る。トイレットペーパー出したことはないけど、スカートをしまいこんだことはあるなと思い出していたら、隣でなぎさ嬢が同じことを言って驚いた。もしやこの人も妄想でどっか行っちゃうタイプか、と掘ってみると、当たり。わたしは応援団OB一年目の七大戦での失敗談を披露。トイレから出てきたときに他大学の現役下級生たちから熱い視線を浴び、自分の名がとどろいているのか、といい気になっていたら、追いかけてきた下級生が勇気を振り絞り、「今井先輩、パンツが出てらっしゃいます!」。

時間が押したので、トークは短めで切り上げ、後半のアフロ企画。出演してくださった役者さんは4人。

佐藤歩(さとうあゆみ)さん

茗原直人 (みょうはらなおと)さん

原田達也(はらだたつや)さん

岡田竜二(おかだりゅうじ)さん

構成の豊田さんが手伝っている劇団ああルナティックシアターに岡田さんが所属、あとの3人が客演というご縁のよう。

この4人が名前順に登場、のはずが、急遽なぎさ嬢が乱入し、5通りのアフロ芝居を見せてもらうことになった。

法事の朝にアフロになった状況を電話の向こうの家族に訴える紅一点の佐藤さん。台詞のディテールに感心。目覚めたときにアフロの弾力で異変を知る身体反応と、アフロな自分が意外といけてるじゃんという開き直りが面白い茗原さん。アフロになって彼女に電話して、プロポーズする男を演じた原田さん。先の読めない展開で脚本的にはいちばんうまく転がっていた。広さ一畳の部屋を出て電車に揺られ改札を出て駅で待つ彼女に合うまでアフロの弾力であちこちぶつかり続ける人間スカッシュ状態を演じた岡田さんは、身体反応と移動の掛け合わせが斬新。

身体反応系と感情系の半々に分かれたが、それぞれに役者さんの持ち味が出ていて、予想以上に見応えがあった。

おっと忘れてはいけないなぎさ嬢は、アフロをかぶってノリノリで踊り出すというありがちな展開にオチをつけず、可愛いだけで終わるという、彼女にしか許されない芝居。アフロがよく似合うし、かぶりもの好きそうな感じがよろしい。

審査結果は迷った末、トップバッターの佐藤さんに。電話の相手が次々と変わることで自分の台詞を引き出していたところ、母親と姉が同じ質問をするところなど、ディテールの細かさを評価。後で楽屋で聞いたところご自身と家族のやりとりがモデル。どうりでリアリティあるわけだ。

事前発表していた優勝特典は「今後の仕事に役立つ何か」。役のオファーかと期待させて、わたしの日記で写真入りで紹介しますと発表して、なんだそれだけとずっこけるというオチだったのだけど、素直に喜ばれてしまう。皆さん大健闘だったので、佐藤さんを前面にして4人全員に写真に納まってもらうことに。

と、こしらさんが乱入。だったらこしらさんもアフロ芝居していただかないと。と振り、急遽アフロ落語上演。これがなかなかよくできていて、お後よろしく企画が締まった。


というわけで、中央のアフロが優勝者の佐藤さん。男性4名が左からこしらさん、茗原さん、原田さん、岡田さん。

番組は22時まで続き、控え室で役者さんたちと話しつつ鑑賞。終わってから、またやりましょうと話す。こしらさんとなぎさ嬢に脚本の書き方を指南し、二人がコンクール応募で競うのも面白いかも。

会場に残っていた参加者の男性が「これを高校生のときに読みました」と鞄から『ブレーン・ストーミング・ティーン』を取り出し、びっくり。ときどきわたしのサイトを見ていて、今日の講座のことを知って会いに来てくれたのだとか。街には出てみるもんだ。

4/27アーカイブ公開。お時間とご興味ある方はぜひ。




今日のtwitterより(下から上に時間が流れます)
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ツブヤ大学出演待ち中。音が出てないトラブル発生。トーク中断して、まず音声を復旧するそうです。ust試聴の皆様しばしお待ちを。 #univ228Q
posted at 20:14:19

領収書をもらうときに「お名前様いかがいたしましょう?」と聞かれたことが。その変な日本語いかがいたしましょう。QT @pingu20 買い物してないうちに?お名前が普通やと悶々。RT 度を過ぎると落ち着かない。QT @pingu20 元百貨店勤務の女子「お名前様どうぞ?」
posted at 16:22:05

お名前様…よく遭遇します。座布団重ねると座りにくいのと同じで、度を過ぎると落ち着かない。QT @pingu20 何でも「お」をつければいいものではない。元百貨店勤務の女子「お名前様どうぞ?」RT 選挙カーから「お地元の皆様のお力添えを」。お膝元とは言うけれど、お地元は初耳。
posted at 11:23:52

@azituke 声に特長がありますよね。新作のおすもうデニーズ話をアップしました→ http://j.mp/dQdtKT ブログでたまちゃんの声を聴かせてもらったので、たまちゃんのちょっとハスキーな声を想像しながら読ませてもらってます。ますます可愛い【たま語】楽しみにしてます。
posted at 11:20:14

@han_zou_tw 珍味なので独特の刺激があるかも。新メニュー入荷しました。ちゃんこ鍋風味で→ http://j.mp/dQdtKT QT「生たま語」にあたってしまいました!もはやあのトーンとリズムを思い浮かべずには読めない体にΣ( ̄□ ̄)!
posted at 11:18:48

@okumachijunichi 光栄です。新作入荷→ http://j.mp/dQdtKT QT たまちゃん動画が夢に出てきました。キャンドルライトのメリーゴーランドぐるぐる,そのままでしたよ。リプライに「たまちゃんはキレがあって頭が良くて・・・」と打ち込んでいたところまで。
posted at 11:16:18

@toshiyounggreen 「エレベーターとまってもいい。とじこめられてもいい」と自虐的なことを言ったり、地震ごっこをやったり。傷つく前に予防線張っているように見えます。QT NHKで、首都圏の子供達の震災後の精神的な変化を‥ たまちゃんは怖いのに我慢したりしてないですか
posted at 10:48:53

「てっぱん」は落語に、ちょいとご縁が。タイミングよく @teppan_bot がつぶやいてます。QT @univ2289 ツブヤ大学RaKuGo講座はいよいよ本日。てっぱんネタをてっぱん脚本家と落語家がぶった切り。 #teppan http://fb.me/UEyaEZwS
posted at 00:55:06

@sampodow そんな展示があったんですね。海外に行っても観光名所よりスーパーマーケットや人の家にときめきます。その国の普通の暮らしが何より面白いです。QT 随分前ですが、大阪の民博で韓国の一家の家の中のもの全部の展示がありましたね。この本欲しいです
posted at 00:50:43

日記更新。4/24(日) トイレに絵を描いてみたhttp://j.mp/dKRA5h 明るい色で楽しい絵を描きつつ、地震の直後は真っ黒に塗りつぶしていたことを思い出す。
posted at 00:42:38

日記更新。4/18(月)【たま語】こんどのテレビは、しろくならない? http://j.mp/fc4MXz 明日25日のツブヤ大学RaKuGo講座出演の告知も。ぎりぎりですがお時間とご興味ある方はご参加くださいませ。
posted at 00:09:16

2010年04月25日(日)  #3good 今日あった3つの良かった出来事
2009年04月25日(土)  小津安二郎と今井雅子が並ぶの図
2008年04月25日(金)  マタニティオレンジ274 予算の使い道は未来の使い道
2007年04月25日(水)  教え子四人とシナリオ合評会
2005年04月25日(月)  美保子さんちで桃を愛でる会
2003年04月25日(金)  魔女田本「私、映画のために1億5千万円集めました」完成!
2002年04月25日(木)  田村あゆちの「ニュースカフェ」に演


2011年04月24日(日)  トイレに絵を描いてみた

トイレに絵を描くといっても壁の落書きではない。文字通り、トイレそのものに絵を描いてみた。

便座の蓋に貼ったハートのジェルステッカーをはがしたら、ステッカーの色がにじんで沈着していて、中途半端なハート模様が残ってしまった。それを何とか隠したい、というのがそもそもの発想。それに加えて、絵を描きたい衝動がむくむくと膨らんでいて、たまと「ここになんかおえかきしよう」と数日前から話していたのだった。

遠い昔、貧乏だった頃のダンナが贈ってくれたアクリル絵の具のセットを引っ張り出すと、たまは「わあ、すごい。なんで、こんなものがあるの」と目を見開いた。

わたしは色素沈着ハートを色とりどりのハートで上塗りするつもりだったのだけど、たまはきっぱり「ペネロペちゃんをかく!」。で、予定変更、急遽ブルーと白の絵の具を溶いて、水色を作ることになった。

わたしが輪郭を描き、たまが中を塗りつぶす。そのまわりにたまが得意なハートの木(チューリップのようになっていて、花の部分がハートのかたち)を描いてもらおうとしたら、葉が生い茂る木を描き、その上に微妙な形のハートをわさわさ描いた。親の想い描く通りにはいかない。この自由さが、子どもの絵。

絵を描いてるたまは、とてもとても楽しそう。そんなたまも、地震の直後は、上野動物園の園内マップを黒で塗りつぶしていた。一面の赤を塗った後に青を塗って。絵で心を解き放つことをもっと必要としている子どもたちのために避難所を回っている人たちのことを新聞で読んだ。

トイレで味をしめて、もっといろんなものに描きたくなった。わたしは冷蔵庫を黒板塗料で黒板にしたくてたまらないのだけど、その黒板にいろいろお絵描きするのもいいし、白い壁紙をカンバスにするのもいい。


【お知らせ】4/25(月)ツブヤ大学RaKuGo講座にゲスト出演

ネット上の生涯学習講座(でも、カルチャーセンターよりもゆるい感じ)「ツブヤ大学」のRaKuGo講座にゲスト出演。20時頃から1時間半ほど、フリートークと特別企画(何をやるかはお楽しみ)で出演します。RaKuGo講座と言いつつ、落語の話はとくにしないようですが、司会は落語家の立川こしらさんで、軽妙なトークを落語感覚で楽しんで頂けるのではと思います。

ライブまたはネットからのご参加歓迎。

●ライブで
渋谷の会場(渋谷マークシティーウェスト16F PMR株式会社 大会議室)に来れる方は直接どうぞ。19時半開場。22時終了予定。参加無料。詳細はこちら

●ネットで
こちらでustream配信を観られます。
ツイッターをやっている方はオケッターにて「私のてっぱんネタ」投稿を募集中。いわゆる手堅い鉄板ネタはもちろん、朝ドラ「てっぱん」の話題も歓迎(#univ228Q でも拾えるようです)。
ustream配信中は、#univ228Q で合いの手を。ツイッターをやってないけど皆さんの投稿を読みたい方は、#univ228Qへ。


今日のtwitterより(下から上に時間が流れます)
>>>もっと読む


家の中のものを全部家の前に出してもらい、写真に撮った『地球家族―世界30か国のふつうの暮らし』 http://amzn.to/eZPxSt を新聞で知る。ところ変われば普通も変わる、自分たちの普通が世界の普通じゃないことを雄弁に語ってくれそうなこの本を4才の娘と開きたい。
posted at 23:44:49

やっと告知→ http://j.mp/eLLLES @QT hinocchi 明日! RT @horoyoka ust楽しみです #teppan QT ust配信しますが遊びに来れる方はライブで QT @mochiyume 明日のツブヤ大学RaKuGo講座は20時から入場無料で
posted at 21:24:31

ust配信もしますが遊びに来れる方はぜひライブで。 「私のてっぱんネタ」投稿も募集中。 http://j.mp/dXNuT1 QT @mochiyume 明日のツブヤ大学RaKuGo講座は20時から入場無料で渋谷マークシティー16階で開催。脚本家今井雅子さんをお迎えして
posted at 19:49:22

【たま語】オヤジの国話続き。ひげ長おやじと、かわいこおやじのたまちゃんと、サンタクロース、3人しかいない国だったの?と聞くと「サンタクロースはいっぱいいるの。ひげのおやじもいっぱいいるの。たまちゃんは、いちばんかわいこおやじ」。オヤジと自嘲しつつ、かわいこの座も譲れない。
posted at 19:46:05

【たま語】突然「しょうわどうおやじ」。昭和堂オヤジって何?「たまちゃん、おやじのくにからきたの。ひげがあしのしたまであるおやじとかいるの。ピンってとばすとふじさんまでのびるの。たまちゃんは、かわいこおやじってよばれてたの」。他にどんなオヤジがいたの?「サンタクロース」(続く)
posted at 19:43:50

【たま語】「わたし、こどもには、あまやかさないことにしているんです」。どこかの母親を演じている様子。でもあれが欲しいこれが欲しいって言いません?うちのたまちゃんなんか、思い通りにならないと、出て行くって言うんですよ。「あら〜、うちもです〜」。本人が母親の口調で自分を語る不思議。
posted at 18:57:53

【たま語】今日は区議会投票。「たまちゃん、せんきょのひとになりたい」。立候補者という意味らしい。では演説をと促すと、きょとん。この街をどうしたいか言ってよと助け舟を出すと「このまちを、どうしたいです」とオウム返し。じゃなくて…「このまちをとうきょうにしたいです」。もうなってます。
posted at 11:53:01

【たま語】「こないだ、てから、おうちがでたの」。おうちが出た?と聞き返すと「お・お・ち。ちが、たくさんってこと」。大雪、大雨の応用で大血。
posted at 11:49:41

@okumachijunichi たまは生まれも育ちも東京ですが、てっぱん効果でかなり大阪弁が上手になりました。自分を笑い者にしてしまう三枚目路線は、わたしの関西人気質を引き継いだのではと思います。
posted at 09:40:55

【たま語】ガラクタの中にわたしが高校時代に描いた絵。ママは昔絵を描いてたのよと言うと「たまちゃんも、むかし、えかきだったの」という。「ママのおなかにいたとき、おへそからつながってるひものこととか、おなかのなかのこととか、かいてたの」。その絵を見てみたい。
posted at 09:39:04

2010年04月24日(土)  タマオッサンとタカオッサン(高尾山)へ
2009年04月24日(金)  自宅で穫れたてしいたけ!
2008年04月24日(木)  マタニティオレンジ273 アルバム絵本『かまくらへいきました』
2007年04月24日(火)  4000人と出会った男、大阪へ。
2002年04月24日(水)  天才息子・西尾真人(にしお・なおと)

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