2005年05月04日(水)  一緒に飛べなかった『アビエイター』

■観た友人たちの間で賛否両論の『アビエイター』を池袋ロサで観る。映画製作にのめりこみ、金をつぎこむハワード・ヒューズと彼を取り巻く人間模様は興味深く、よそものに冷たかった(今でもそうなのかもしれないけど)ハリウッドの内情も垣間見られて面白かった。スクリーンから目をそらさせないスケール感もあった。でも、全体としては、最後まで映画に置いて行かれた感じだった。劇中のハワード・ヒューズに感情移入し辛かったせいかもしれない。精神的にトンデル部分の描き方が、単なる壊れた人にしか見えず、愛せなかった。史実では精神的に不安定になりながらもカリスマ性を失わなかったそうだが、そう思えなかったのが惜しまれる。この作品を見るまでaviatorやaviationという単語を知らなかったが(手元にある英独辞書でaviationを引くと、「Luftfahrt(=空中を進むこと)」とある)、飛行機が民家につっこんだときに、瀕死のヒューズが「I'm Haward Hughes,the aviator」と告げたのが印象的だった。生きるか死ぬかのときにTWA社長という肩書きではなく飛行家という生き方を名乗ったところには人間くささを感じる。

2002年05月04日(土)  フランスのパコダテ人、函館のアメリ。

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