2002年05月06日(月)  古くても新聞

>■ゴールデンウィーク最終日。午前中はワープロを打ち、午後からはたまりにたまった新聞を整理する。朝刊はダンナが持って行ってしまうので、夕刊と土日版だけだが、1か月も経つと、ずいぶんな量になる。それを一気に読んで、資料になりそうな記事をチョキチョキ切っていくのだ。新聞を読むたび感心するけど、あれだけの紙面を毎日毎日埋め尽くすって、すごい労力だと思う。しかも、地域から全国から世界中から、よくぞまあ面白い話題を集めてくるものだ。■たとえば朝日新聞から、フランス大統領選の「主な弱小候補者の訴え」。「すべての人に快楽を」と訴え、「コンドームを1個0.1ユーロで配布」し、「失恋者を救う救急車を」と主張する快楽党のシンディー・リー候補は、ホームページでヌードを披露。ピーターパンと名乗る候補のポスターは、シザーハンズがガリバーになったようなイラストだ。「私の政策を知るには、私の小説を読んで」と訴えていた候補者は、支持者より愛読者を釣ろうという考えなのか。23歳以上でフランス国籍と公民権を持つ者なら誰でも大統領に立候補できるらしいが、「ソーセージ(犬)」なる候補者も名を連ねている。目が離せない国だ。■これも朝日で、デパ地下用語の「兄と弟」は「売れ残りを再利用するときの業界用語」と知る。兄は昨日出したもので、弟は今日のもの。太郎はゴキブリで、次郎はねネズミなんだとか。■フカヒレは「サメのヒレ」で(フカという魚のヒレだとばかり思っていた)、「捕獲されたサメはヒレを切り取られたあと海に捨てられ、死んでしまう」こと、「出ますよ」とご案内をいただいていた永井一郎さんの本がとっくに出ていたこと、「サントリー緑水のCMについて教えてください」という読者からの投書に「女の子は女優の宮崎あおいさんです。(中略)現在、主演第二作目のパコダテ人が公開中です」という答えがパコダテ人東京公開初日の読売夕刊に載っていたこと、パコ広告も東京公開一週間前に掲載されていたこと、なども知る。古くても、新聞には驚くことだらけ。

<<<前の日記  次の日記>>>