2008年04月24日(木)  マタニティオレンジ273 アルバム絵本『かまくらへいきました』

友人セピー君のセカンドハウスのある鎌倉で半日を過ごした4月5日のこと。撮った写真をその日の夕食の後にセピー君がMacのスライドショーで見せてくれた。どれもいい写真だったのだけど、BGMを入れられたり、写真が切り替わるときに拡大縮小移動などのエフェクトが付いたりする効果で、さらにドラマティックに見えた。わたしが使っているWindowsのスライドショーにはこんなことできない、とうらやましがりつつ、「写真をメールで送ってね」と言うと、「ちょっと別な方法でお渡ししますよ。数週間ぐらいお待ちを」とセピー君。

そして数週間経ち、送られてきた封筒を開けて、「わあ!」となった。鎌倉の一日がハードカバーのアルバムに印刷されて届いたのだ。わたしもダンナも感激して、「なんと心憎いことを!」とセピー君に電話したのだけど、娘のたままでこの「本」に恋してしまった。この絵本読んでと言うようにわたしのところに持ってくるので、「ある日 たまちゃんはパパとママと一緒に鎌倉に行きました」と写真にストーリーをつけて読み聞かせると、「もっかい」(もう一回)とせがみ、何度でも聞きたがる。「鎌倉には桜がたくさん咲いていましたね」と語りかけると、「ね」と相づちを打ち、「このたまちゃんはおなかが出てますね」とからかうと、照れくさそうに笑う。写真を見ながらあの日を振り返っているのだろうか、ときどき思い出し笑いのような反応をする。

歴史が物語であるように、歴史をつくる記憶のひとつひとつも物語なんだなあと思う。

自分が主人公で、自分の知っている人たちが登場人物の物語。アルバム絵本がもっと欲しくなった。Macなら簡単に作れるのだろうか。ちょうどパソコンの調子が悪くて買い替え時期かなあと思っていたところで、Macにぐぐっと気持ちが傾いてしまった。

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