2013年10月30日(水)  つながる色@尾畑酒造アートラベルプロジェクト

佐渡の蔵元、尾畑酒造の五代目、尾畑留美子さんがわたしの友人の木村美砂さんのお友達という縁で、尾畑酒造さんの日本酒アートラベルプロジェクトにお邪魔してきた。木村さんに紹介されて親しくしているライターで収納研究家の栗ちゃんこと栗原晶子さんも一緒。

栗ちゃん、木村さん、わたしと並ぶと階段のような三人。



アートラベルプロジェクトとは、参加者が尾畑酒造さんの日本酒を飲み比べて思い浮かぶ色や言葉を書き、そこからひらめきを得てラベルを開発するというもの。

8種類のお酒をちょこちょこ味わい、五感を研ぎ澄ませて、浮かぶ言葉を探っていった。


「お酒を色にたとえる」という体験は新鮮。
透明だったり、水色だったり、濃青だったり、黄色だったり。
同じ色を思い浮かべた人、いるかしら。

お酒でほどよくほぐれて、その場で知り合った人と「今何番飲んでます?」「どれが気に入りました?」などと言葉を交わしながら、飲み進む。

普段は泡ワイン党のわたしだけど、日本酒も好き。
大塚の串駒さんで開かれている蔵元の会でこれまで味わった南部美人、十四代、天明と比べると、尾畑酒造さんのお酒は、すっきりと爽やかなものが多い印象。
力強い、より、たおやか。女性受けしそうな飲み心地。

新潟支局から来られた日経新聞さんの取材も受けた。
日本酒の消費量は落ち込む一方だとか。
どうしたらもっと買ってもらえるか、考えてみる。
やはり「おくりもの」需要かな。
SNSで誰かが薦めたものをポチッと買えてしまう便利な時代。
ひと目惚れで、一瞬で、買い物かごへ。
こんな時代だからこそ、アートラベルが物言うのかもしれない。

そのラベルの絵を手がける画家の平島毅さんが、会場の一角で画材をひろげ、早速ラベルを描きだした。

色カテゴリーごとに袋(温泉でタオルを入れる袋!?)に分けられた画材はペンあり、クレヨンあり、色のおもちゃ箱。

近づいて話しかけると、子ども服コーディネートなわたしを見て、「触発されました!」とラベルではなく、わたしあてに一枚描いてくれた。


描かれた絵を見て、びっくり。

イベント前にフランシュリッペで買い求めたスカートと色遣いがすごく似てる!

思わず袋から出して広げて見せると、平島さんも「わ、似てますね!」。
「予知夢ですか!」と思わず感嘆。いや、透視か。
平島さん、「ヨチム」と絵に描き入れてくれた。

スカートの皺がかなり気になるけど、見事なシンクロ。
わたしをかなり美化して描いていただいたワンちゃん、お気遣い感謝。




わたしの好きな色がオレンジとグリーンだと見抜いた画家の眼力に感心すると同時に、他人から見た自分の趣味の単純明快さも、あらためて思い知らされた。

直感でヒトを色に喩えた平島さん、今日のお酒はどんな色に喩えるのだろう。

今日集まった声をもとに平島さんが描いたアートラベルの日本酒が店頭に並ぶのは春頃の予定だそう。どんな色の、どんな顔つきのラベルが出来上がるか、乞うご期待。

このプロジェクトの後、丸の内から日比谷へ移動し、堺市東京事務所の増田一さんが呼びかけた、おもろい堺人脈飲み会へ。

「今ね、佐渡の蔵元さんのイベントに行ってきたんです」と話すと、向かいに座った堺市東京事務所の所長さんが「尾畑酒造さんですか?」。8月に5代目留美子さんの講演を聞かれたそうで、なんともよくつながる日。

映画「利休にたずねよ」(12/7公開)のプロデューサー、講談社モーニングで連載中の「へうげもの」の編集者、吉本の副社長さんとマネージャーさん、イラストの西村軍団を手がけるその名も西村軍団さん、ラブリンそっくりの興行師さん(ちなみに本家・片岡愛之助さんは堺市出身)、堺市が誇る農業公園レジャー施設ハーベストの丘さん、アサヒビールさんなどなど、堺つながりの人脈もつながるつながる。

「こんだけそろったら、なんだってできますなあ」と盛り上がった。

そんなおもろい人たちが集ったお好み焼き屋「88(パチパチ)」の店長も堺出身。雰囲気ええし、お好み焼きはもちろんつまみもデザートのフレンチトーストもおいしいし、また行きますわ。

2011年10月30日(日)  昼も夜も同級生と「寿」
2010年10月30日(土)  大阪から来たパティシエール
2009年10月30日(金)  手作り名人のカレーとスイーツとバッグ
2008年10月30日(木)  「FM COCOLO」のいとう真弓さんと再会
2005年10月30日(日)  同窓会は最高のセンセイ
2004年10月30日(土)  グリー(gree.jp)1か月
2002年10月30日(水)  2002年10月に書いたもの


2013年10月29日(火)  犬も歩けば視聴率(「名セリフどろぼう」より)

「名文どろぼう」がとても面白かったので、同じく竹内政明さんの「名セリフどろぼう」を。
セリフはもちろん膨大な言葉コレクションのお裾分けがうれしい。

この中で、イラストレーターの山藤章二さんが「いろはかるた」に「視聴率」を接合したところ、見事に意味をなしたというエピソードが紹介されていた。

本の中でもいくつか例が引かれてあって、ほんとだ、と膝を打ったのだけど、

犬も歩けば視聴率
論より視聴率
花より視聴率

なるほど、ほんとだ。

憎まれっ子世に視聴率

これは

視聴率世にはばかる

のほうがしっくりくる。

骨折り損の視聴率

屁をひって視聴率

これなんかは、下品なことして数字を稼ぐってやつ。

年寄りの視聴率
塵も積もれば視聴率

ちょっと間を飛ばして、

嘘から出た視聴率
負けるが視聴率
聞いて極楽視聴率
背に腹は視聴率

いろいろ妄想をかきたててくれる。

楽あれば視聴率
律義者の視聴率

とはなかなかいかないようで。

知らぬが視聴率

2011年10月29日(土)  「日常はドラマの宝庫」三原台中学校講演
2010年10月29日(金)  USJサイトで2年目の「クリスマスの贈りもの」
2009年10月29日(木)  「整理できないメモ魔」には「脳みその出張所」が必要だ
2007年10月29日(月)  ガムテープの2番目の機能をデザインする
2006年10月29日(日)  おいしい国、日本。
2005年10月29日(土)  お茶→シュウマイ→お茶 6時間プレ同窓会
2003年10月29日(水)  日米合作映画『Jenifa』完成試写
2002年10月29日(火)  『風の絨毯』ワールドプレミア


2013年10月26日(土)  そうだったのかリヒャルト・ワーグナー

NHK FMでラジオドラマを3本(「夢の波間」「昭和八十年のラヂオ少年」「アクアリウムの夜」)ご一緒したラジオドラマの名職人、保科義久さんから久しぶりに厚みのある封書が届き、何事かと身構えたら、「一日だけの舞台やります」と元気いっぱいの近況報告。

ほっとして、うれしくて、ぜひうかがいます、と返事をして、会場が高円寺なので、高円寺の阿波踊りを一年だけ一緒にやらせてもらったミホコさんをお誘いした。

高円寺スタジオKでの「満天星M&M」という公演。
二つのMは、第二部でワーグナーの二人の妻を演じられた戸村美智子さんと宮地牧子さんのお名前からだろうか。

このお二人に朗読劇にするいい題材はないかと相談された保科さんが、ワーグナーの人生はどうかと答え、脚本と演出を引き受けた、という経緯のよう。

百人ほどのホールは、落ち着いた年代のお客様で満席。 

まずは第一部。 
戸村美智子さんと中村祐子さんの読み語り「お母さんは人気ブロガー」に、ほろり。
客演の講談・一龍斎貞友さんは、昼の部を観て夜の部も観ることにした方がいらっしゃるということで急遽演目を変更し、小柄な子ども力士の出世話を小気味よく。
特別出演の槇大輔さんは「無名の有名人」という自己紹介から味がある、いい声、いい語り。
遠藤周作氏が霊媒師の元を訪ねた逸話(タイトル失念)を淡々と語れば語るほど客席が笑いに湧いた。遠藤周作さんのお話でこんなに笑ったのは初めて。

休憩を挟んで、第二部、音楽朗読劇「ミンナとコジマ」〜ワーグナーの妻達〜。
ワーグナーの最初の妻、ミンナに戸村美智子さん。
二人目の妻、コジマに宮地牧子さん。 
ワーグナーに客演の小林通孝さん。
そして、槇大輔さんが頭と最後に語りで登場。

ワーグナーの人生が、逃亡に継ぐ逃亡の日々だったとは。
借金を棒引きにした上に屋敷の離れを貸してくれた恩人の妻にも手を出す、どうしようもない男なのに、どん底に落ちては運に拾われたワーグナー。
とことんダメ男。なのに、神だけでなく、愛にも見放されなかったワーグナー。
あのフランツ・リストの娘、コジマの愛まで勝ち取るとは。

ワーグナーについて、音楽の時間に聞きかじったクラシック音楽の歴史について、断片的な知識のピースがぎゅっと寄せ集められ、ひとつの旋律にまとまった。

ワーグナーを愛してやまない保科さんが、できるだけ史実を拾ったという作品。もちろん保科さんの創造の部分もあるだろうし、これは保科さんの作ったワーグナー像だけど、一時間の音楽劇に立ち会えただけで、ずいぶんワーグナーを語れるようになった気がする。性格も世に遺したものもまるで違う二人の妻が互いをたたえあうラストは、傷つけあった二人に保科さんが用意した結末なのだろう。

音楽はもちろんリヒャルト・ワーグナー。
あの曲もあの曲もワーグナーだったとは、の驚きを生演奏で味わえるとは。
ワーグナーの音は覚えやすく、耳に残る。その余韻とともに劇場を後にできるのも、なんとも贅沢。

いつもお世話になっているお礼に、とミホコさんを招待したのに「本物を見せてくれてありがとう」とお寿司をごちそうになった。

今月は井上ひさしさんのこまつ座3作品『それからのブンとフン』『ムサシ』『イーハトーボの劇列車』と、昨日のタクフェス『晩餐』、そして今夜の音楽劇と6本の舞台に立ち会えた。

2010年10月26日(火)  鉄玉子ツイッター
2009年10月26日(月)  一週間前の「気球騒ぎ」は……
2008年10月26日(日)  上野動物園で芸を仕入れる
2007年10月26日(金)  愛知工業大学で「つなげる」出前講義
2004年10月26日(火)  ジュアールティー1年分


2013年10月25日(金)  「つばさ」好きならタクフェス『晩餐』

朝ドラ「つばさ」、よる★ドラ「ビターシュガー」、プレミアムドラマ「そこをなんとか」でご一緒した宅間孝行さん率いるタクフェスが始動。その第一弾『晩餐』を、セレソン時代からの観劇三人組、ヤマシタさんとアサミちゃんとわたしで観てきた。

つばさのお父さん、玉木竹雄役だった中村梅雀さんも出演、しかもアサミちゃんは「梅雀さんが芸能人で一番好き!」(長いつきあいなのに知らなかった)ということで、いつも以上に期待を膨らませて観に行ってみると、つばさ役の多部未華子ちゃんも映像で出演。つばさ組三人の共演を観られて感無量。

もちろん舞台も開演前の「ふれあい動物園」(舞台上の役者がパンフにサインしてくれ写真撮影にも応じてくれる)に始まり終了後の客席と一体になってのダンスまで盛り上がりっぱなし。なんと上演中に写真撮影タイムも。

とことん楽しんでもらいましょうのお祭り騒ぎ、宅間さんのサービス精神と芝居愛をひしひし感じた。

ストーリーは、宅間さんらしい人情ものに今回はSF要素が加わり、家族愛についていっそう深く問いかける心憎い仕掛け。愛する人の幸せを願うってどういうこと?という照れくさいテーマに「愛する人のために命を投げ出せるか?」と真っ向から切り込んで、しっかり笑わせて涙を搾って、観終えると、浄化されたようにすがすがしい。

冒頭と最後の映像もおしゃれで、引き算が上手で、その分気持ちがぐぐっと入り込めた。

宅間さんも梅雀さんも良かった。
田畑智子さんの大阪弁がむっちゃかわいかった。
「たまちゃん」の市川結衣さんも、キュートなのに力強くて、説得力があった。

出演者の皆さん、心から楽しそうで、弾けていて。
そのエネルギーが、びしびし伝わってきた。

セレソン時代から変わらない、終演のときの宅間さんの口上「皆さんが劇場に足を運んでくださるおかげで、こうして芝居が打てます」。これを聞くたび、これからも宅間さんの舞台を観るぞという気持ちになると同時に、観てくださる人がいるからこそ書かせてもらえるありがたさをあらためて思い出し、背筋がのびる。

楽屋の梅雀さんと宅間さんを訪ねて、つばさファンは今も熱いですよとお伝えし、つばさ愛を分かちあえたのも、うれしいオマケ。



やっぱり、生の舞台は、いい。
つかまえられる方は、ぜひ。

27(日)まで 東京・サンシャイン劇場
10/31(木)〜11/4(休)愛知・名鉄ホール
11/6(水)13:00 広島・アステールプラザ 大ホール
11/9(土)10(日) 福岡・キャナルシティ劇場
11/14(木)〜17(日)札幌・道新ホール
11/21(木)18:30 富山県教育文化会館
11/23(祝)13:00/18:00 新潟市民芸術文化会館・劇場
11/30(土)12:00/17:00 宮城・仙台電力ホール
12/2(月)〜8(日) 大阪・森ノ宮ピロティホール

ロビーで「仙台の方に一言」とカメラを向けられて、「つばさのファンです!」と思わず口走った映像、仙台で流れるのかな。仕込みではなく偶然ですので。

2010年10月25日(月)  てっぱんOPのダンスと豪華制作陣
2009年10月25日(日)  たま、TSUTAYAで大暴れ!
2008年10月25日(土)  ひさしぶりにラジオドラマを書く
2004年10月25日(月)  ウェディングプランナー・みきさん
2002年10月25日(金)  木曜組曲


2013年10月24日(木)  LUPICIA(ルピシア)のお茶便り

いつからなのかわからないけど、お茶の専門店LUPICIA(ルピシア)で3000円以上購入すると、一年にわたってお便りを送ってもらえるサービスが。

先月登録して、今日初めてのお便りが到着。お試しのお茶が二種類入っているのが、茶飲み人間にはうれしいじゃありませんか。

早速昼にオレンジ&ジンジャーを、夜に抹茶きらら玄米茶を。どちらも、大変おいしくいただきました。毎月二種類のお茶を試せるということは12か月で24種類。これは楽しみ。

2010年10月24日(日)  だいどころにいるザリガニ(たま語)
2009年10月24日(土)  一日100歩だったり10000歩だったり
2008年10月24日(金)  掃除という名の大移動
2004年10月24日(日)  『月刊 加藤夏希』DVD
2002年10月24日(木)  JSAを読んで考える 北と南 東と西


2013年10月23日(水)  ずぼらなわたしが生活クラブ

ずぼらなあなたには大変かもと何人かに言われつつ、試食した牛乳とアイスクリームのおいしさによろめき、生協の生活クラブをはじめてみることに。資料請求でいただいたケチャップとウィンナーもほんとおいしくて。冷蔵庫が空っぽという事態も防げそう。



以前は「8品以上購入」というルールがあったようだけど、今は「一品からでもOK」。定期購読誌が100円、助け合い制度に100円の計200円と出資金(これは退会時に戻って来る)が必要だけど、送料や維持費はかからない。

注文は、2週間に一度、2週間後と3週間後の分をまとめて。後からの変更はできない。この辺りが敬遠されている理由かもしれないけれど、ずぼらなわたしには、2週間に一度というのはいいペースのようにも思える。

余裕をもって注文を伝えなくてはならないのも、キャンセルできないのも、生産者が安心して安定した供給をできるようにするために必要な不自由、ということらしい。

商品を扱うことを生活クラブでは「取り組み」と呼んでいる。

これでも数十年前よりはずいぶん使い勝手が良くなったらしいけれど、世の中がどんどん便利になっているなかで、この不自由さが客を逃している感は否めない。わたしのまわりにも「逃げちゃった」組が少なからずいる。

「ネットからも注文できるんですよね?」と確認すると、
「できるんですが、カタログを見ながら数を入力していただく形で」とのこと。
つまりは注文票だけで、写真を見てクリックというものではないらしい。

数年後には、サイトがカタログも兼ねられるようになる予定とのこと。
それまで、ずぼらなわたしが続けられるかどうか。
案ずるより、まずは、やってみますか。

来週月曜日に最初の注文を出して、初回お届けはその3週間後(通常は2週間後だけど、今回はずれているとか)。何を注文したか忘れそうな時差があるけれど、おいしい牛乳とウィンナーが楽しみ。

2011年10月23日(日)  ピカソのたまご!? たま5歳2か月
2010年10月23日(土)  こんなのパフェ(parfait)じゃない!
2009年10月23日(金)  おてふきタオル4枚で仲良し
2008年10月23日(木)  生パスタみたいな絶品ラーメン『麺工房 山久』
2005年10月23日(日)  ついに早稲田松竹で『インファナル・アフェア』
2004年10月23日(土)  SLに乗ったり地震に遭ったり
2000年10月23日(月)  パコダテ人P面日記 誕生秘話


2013年10月20日(日)  “ももクロ”クリスマスドラマ情報解禁

本日情報解禁。

“ももクロ”クリスマスドラマ (タイトル未定)

NHK総合にて2夜連続0時10分から
12/24(火・23深夜)12/25(水・24深夜)
《出演者》ももいろクローバーZ ほかの皆さん
《作》今井雅子
《演出》新田真三
《制作統括》三鬼一希

NHKドラマトピックスブログの記事は、こちら

facebookとtwitterでお知らせしたら、数十件単位でリツイートがふえていき……これまでの作品の情報解禁のときと、速度も熱量もケタ違いな反響。

そして、ファンの皆さんの、期待と不安がないまぜになった反応は、宮崎(崎の右上は大ではなくて立だけど文字化けするので)あおいちゃん主演の映画『パコダテ人』のときに似ている。

あのときは、今井雅子の初脚本映画だったので、大丈夫か?と危ぶむ声も大きかったのだけど、今は大きな作品もいくつか書かせてもらったので、当時よりは安心していただけている様子。

個人的には、娘のたまにようやく「ももクロのドラマ書いたんだよ」と言えて、ほっとした。

わたしと一緒にライブ映像を見るうちに、すっかりファンになってしまった、たま。
ももクロを聴き、ももクロを歌い、ももクロを踊り、ももクロを描き、親子の話題の中心は、すっかりももクロに。





ついには、「ももクロちゃんみたいになりたかったら歯をきれいに磨こうね」と諭すと、すすんで歯を磨くようになった。

おそるべし、ももパワー。

「どこがそんなに好きなの?」と聞くと、
「すきかどうかはそっちがきめてってかんじなところ」となかなか鋭いことを言う。

ももクロのファンは「モノノフ」と呼ばれ、「NHKノフ」(モノノフのNHK職員)なる言葉もあるそうで、ちびっ子のモノノフは「チビノフ」というらしい。

チビノフたま、8月のお誕生日には将来の夢を「ももクロ」と宣言。
さらに、お友だちと「おれんじくろーばーぜっと」を結成。
ファミリーマートを見つけるたびに「あ、ももクロさんだ」と興奮。
「がっこうにいくとちゅうに、ももクロさんがいたんだよ」と言うので見に行ったら、警視庁の「秋の全国交通安全運動」ポスターが掲示板に貼られていた。

これはももクロの脚本書いてるなんて言ったら、情報解禁前に触れ回りかねないと思い、仕事じゃなくてファンとして映像観たり音楽聴いたりしてるのよ、ということにして、一緒にももクロワールドに浸っていた。

でも、わたしも、仕事というより、ただ楽しくて。
どんどん楽しくなっていって。

物書きのモノノフは、物書きノフ!?

そう名乗ることがゆるされるようなクリスマスドラマをお届けできますように。

2011年10月20日(木)  消えた唐揚げ(の材料)事件
2010年10月20日(水)  「てっぱん」語、生産じゅう。
2009年10月20日(火)  悦楽共犯者本『円朝芝居噺 夫婦幽霊』(辻原登)
2008年10月20日(月)  「袖すり合う」か「袖ふり合う」か
2005年10月20日(木)  神保町めぐり


2013年10月19日(土)  明朝体は「やればできる子」

「ああっ、はらってない!」と鬼の首を取ったようにたまが言うので、無銭飲食か?と思ったら、《ココスのフェアトレード》のテーブルスタンドを指差して、
「ちゃんとはらわないと、せんせいにしかられるよ!」



フェアのフとアの文字のはらいができてない、というツッコミ。
小学校の担任の先生が「はらいをしっかり教えます」と言っていただけあって、はらいがたたきこまれています。

これはゴシック体といってね、と説明すると、
「こっちは、ちゃんとできてるのに。やればできるんだから」
とご馳走フェア告知の明朝体をほめる、たま。

やればできる子、明朝体。

たまは午後から育成室(学童保育)のお祭りで、だがしやさんの店員に。

書体には厳しいたま、ちゃんとできてたかというと……。
店員ガールズ、いつもの元気はどこへやら、もじもじ。
お客さんが勝手にお金を置いてお菓子をもらっていくセルフサービスのお店になってました。

そんなたまを見に行った帰り、財布を持っていなかったので、ダンナに千円札二枚もらってスーパーで買い物。適当にカゴに放り込んでお会計したら、なんと!


こんなキリのいい数字になること、あるんですね。
これは、やればできる、じゃなくて、無心のホームラン。

2011年10月19日(水)  「ビターシュガー」初日乾杯(昨日のこと)
2010年10月19日(火)  大家のミチコさんと暮らした一年間
2009年10月19日(月)  保育園を休んで家でのんびり
2008年10月19日(日)  おにくぼくじょう! マザー牧場2日目
2007年10月19日(金)  インテリアデザイン『DAYS』のマツエ
2006年10月19日(木)  マタニティオレンジ22 めぐる命と有機野菜
2005年10月19日(水)  新宿TOPS 2階→8階→4階
2003年10月19日(日)  100年前の日本語を聴く〜江戸東京日和
2002年10月19日(土)  カラダで観る映画『WILD NIGHTS』


2013年10月15日(火)  子どもの詩心爆発アプリ「コミックカメラ」

わたしのiPhoneに入れた「コミックカメラ」なるアプリで勝手に写真を撮り、言葉を入れている娘のたま。小学一年生にとっては、手軽に一コマ漫画が作れてしまうゴキゲンなオモチャ。

リビングを撮った写真につけた言葉は、「ひとには、わからないものが わたしは、わかる。」。



文例に入っている定型文かと思いきや自分でつけたとか。句読点の打ち方が的確で、ポエムっぽい。

人にはわからないものがわかるってどういうこと?と聞くと、「たまちゃん、ようせいだから、みえるの。よるになると、おはなにかおがつくの。よなかのにじからぱーてぃしてるの」と妄想暴走。

真夜中のパーティには家中の物たちが参加して、おもちゃのチャチャチャ状態とのこと。テレビのリモコンはパーティ好きではりきるけど、エアコンのリモコンは面倒くさがり屋。でもそのくせ淋しがり屋らしい。

エアコンのリモコンって面倒くさいヤツだねーと笑い合う。
リモコンにも、さらっとキャラづけできる子どもって詩人だなあ。
この詩心を大人になっても、いくつになっても持ち続けているのが、やなせたかしさんや谷川俊太郎さんやまどみちおさんなのだろう。

小学校の算数のプリントには「ホンキでやりかえせば こんなもんじゃない」。


半沢直樹の影響なのか、この頃のたまは「やりかえす」という言葉を好んで使う。ホンキがカタカタになってるのは偶然なのか、キーワードが立っている。

自分をセルフ撮りして「わたしは、ゆうれいだ 地下ずいたらかまれるぞ」。


近づいたらが誤変換で地下ずいたらになっているのが怖い。

アンパンマンのラムネにつけた言葉は「ぼくは、ひいろうだとおもうけど てきだ!」。なるほど、ヒーローかと思えば敵というのも深い。


「わたしは、いきてる。ぬりえは、いきてる」。わたしがずっと前に描いたぬり絵原画の女の子が、意志を持って立ち上がったように見えてくる。


写真に俳句をつける写俳やフォト575より、さらに手軽に子どもの詩心を表現できるコミックカメラ。とても面白いのだけど、広告がやたら出てくるので、うっかりクリックしないかとひやひや。そこに気をつけて、遊んでみてくださいね。

2011年10月15日(土)  #ビターシュガー 私的チョコキャンペーン
2010年10月15日(金)  断捨離(だんしゃり)ブームに乗って!?
2009年10月15日(木)  ど真ん中!『風が強く吹いている』
2008年10月15日(水)  朝ドラ『つばさ』に参加しています
2006年10月15日(日)  マタニティオレンジ19 おでかけが楽しくなるだっこひも
2004年10月15日(金)  広告労協の女性会議
2003年10月15日(水)  このごろの「悲しいとき」


2013年10月14日(月)  おじゃる丸「銀河がマロを呼んでいる」をプラネタリウムで

9月20日に完成披露試写、9月21日から羽田空港国際線ターミナルにあるプラネタリウムカフェ「スターリーカフェ」で上映中のおじゃる丸「銀河がマロを呼んでいる〜ふたりのねがい星〜」をようやくつかまえられた。

全天のスクリーンを銀河鉄道が駆け抜けるのは、テレビ版にはない感覚で、新鮮。「そらのあな」からの脱出シーンも美しく、テレビ版とは違う味わい方ができた。

ストーリーも54分あったものをプロローグとエピローグ込みで26分に縮めているので、ぎゅっとコンパクトに。これぐらいのサイズだと、おじゃる丸を知らない人にも見やすいかもしれない。

一日一回、16:10からの上映。

前後にはプラネタリウムやアニメーションの上映もあり、気の向くままゆったり過ごせる。

わたしのお気に入りは、『旅するぬいぐるみ』という上映時間10分の短編アニメーション。小さい頃、どこへ行くにも一緒だったのに、いつの間にかどこかへ行ってしまったぬいぐるみや人形の思い出がある人には、きゅんとなることうけあい。一日6回上映があり、おじゃる丸上映とくっつけるなら、15:42の回がおすすめ。

スターリーカフェは、モノレールの「羽田空港国際ビル」または京急線「羽田空港国際線ターミナル」で降り、ターミナルの5階。

カフェを運営しているのは、プロント。ドリンクとポップコーンがセットになったポップコーンセットがおトク。このポップコーンがなかなかおいしい。



カフェの手前には飛行機の離発着を見られる展望デッキ。デッキで空を見上げて、プラネタリウムで夜空を見上げて。家族連れはもちろんデートにもよろしいんじゃあないでしょうか。

2012年10月14日(日)  「石ころを宝石に」先生たちと6時間
2011年10月14日(金)  歓喜のuguisu
2010年10月14日(木)  「ママ、ヘタクソにうんだ!」事件
2009年10月14日(水)  Macのマウスが暴走して困ります
2008年10月14日(火)  このごろの、たま語
2004年10月14日(木)  PLAYMATE 第5弾!『SWAP 2004』
2002年10月14日(月)  四あわせの五円玉

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