2012年10月14日(日)  「石ころを宝石に」先生たちと6時間

堺市役所地下の会議室にて朝10時から16時まで学校の先生向けに「石ころを宝石に」と題して脚本教室。

きっかけは、今年一月に母校の堺市立三原台中学校でやった「中学生の脚本会議」。参加者された堺市教育委員会の杉中さんが、「面白い!ぜひまたやりましょう!」とつながりのある先生方に声をかけ、寝屋川市、大阪市、堺市、河内長野市、忠岡町、岸和田市……と色んな町から14名が集合。休日に自腹で学びに来る先生方の熱意と集中力で、密度の濃い6時間となった。

意識したのは、「授業で使える」こと。脚本の書き方(書式)より、発想を引き出し、つなげるコツを実践で学んでもらえるように、受け身ではなく参加型の講義にした。

まずは午前の2時間。最初の1時間で「石ころを宝石に変えるキーワード=なんで、そんで」と脚本の書式を説明。次の1時間で、各自にキャラクターを設定してもらい、そのキャラクターを演じて「忘れ物を取りに」来る寸劇をやってもらった。

「ベリーダンススタジオに北野天満宮のお守りを忘れた離婚調停前の弁護士」
「ラッキーアイテムの黄色い花を買って持ち帰るのを忘れた占い好き女性」
「サポーターを忘れて女子マネージャーにテーピングを頼むパスケ部員」
「ま、いっかが口癖で忘れ物をすぐに諦める中学3年生」
「お菓子教室の先生に忘れ物を装って告白するスイーツ男子」
「レンタル割引券を忘れたTSUTAYAの常連」
「走行中の電車から線路脇の民家にリストバンドを投げ入れられ、力が出ないショッカー」
「スクープ写真を納めたカメラを忘れた生徒会長」
「告白のセリフを書き込んだ紙を挟んだ推理小説を忘れた刑事」
14通りのキャラと忘れ物で「セリフでキャラクターがわかる、キャラクターでセリフが変わる」を実感してもらった。

「学校の授業で脚本をどう活かす?」談義に花が咲いたランチを経て、午後からは「脚本を書いてみよう」。



「朝起きたらしっぽが生えていた」という『パコダテ人』的設定をお題に、物語の転がし方を説明。3グループに分かれて、「しっぽの生えた中学生カップル」のドラマ展開を考えてもらい、発表してもらった。「男の子のしっぽだけどんどんのびる」「しっぽが生えたのは、たぬきに見込まれたから。動物の言葉がわかるようになり、ダム建設を止める等、動物のために活躍」「浮気を隠していたことで、しっぽが生えるが本音をぶつけあうと消える」と三班三様。

最後に「赤ずきん」の新解釈を3グループで。「赤ずきん=猟師」というマタギ編、「オオカミを見て、またおばあちゃんボケかまして〜と怖がらない赤ずきん。だが、そこに来た猟師がオオカミに銃を向け、かばった赤ずきんが撃たれる」というブラックコメディ編、「病気のおばあさんのためにオオカミのおなかに入って生きた肝を取りたいのにオオカミが草食系で食べてくれない」という逆転の発想編とこれまた三班三様。

通常なら1泊2日でやるようなメニューを凝縮した半日。熱意と集中力もさることながら、先生方が芸達者ぞろいで、笑いのたえない脚本教室だった。

締めくくりに、わたしのリクエストで参加者一人一人から感想をもらった。「授業でも、拾う、つなぐを意識したい」「どの発言もムダじゃないという考え方を大切にしたい」「今すぐ帰って試したいと思った!」……先生方は最後まで熱く、いやむしろ、最初より熱くなっていた。

杉中さんが、つなげてくださって実現した脚本教室。縁も拾って、つないで、宝石に。次は、先生方がつなぐ番。ぜひ教室に持ち帰って、「石ころ→宝石」をやってみてくださいね。

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