2012年08月03日(金)  堺市立三原台中学校ソフトボール部同窓会

心斎橋の中華にて、堺市立三原台中学校ソフトボール部、はじめての同窓会。

わたしたちが入学した年に3年生でキャプテンだったY先輩が、関わりのある上下2代ずつに声をかけ、わたしたちの学年から上に5代までが集まった。

男子バスケ部が同窓会をやっているのを知って、「うちらもやろう」となったそう。男バスには、東京泉北会のメンバーが何人かいて、その中にY先輩の弟や同級生がいる。そんなわけで、東京泉北会は今回の同窓会開催に一役買っている。

初めましての先輩もご無沙汰してますの先輩も、皆さんパワフルで、自己紹介の声も大きくて、さすがソフト部出身。中学時代は、わたしも先輩方も表裏がわからないほど日焼けしていたから、誰を見ても「きれいになった、女らしくなった」と思ってしまう。

自己紹介とともに現役時代の思い出を紹介していく。わたしが印象に残っているのは、「M.S.B.C.ファイト〜ファイト〜」というかけ声。Miharadai Soft Ball Clubの頭文字だろうか。

「サンダー」とあだ名がついていた体育の杉山先生が顧問になってから、練習が厳しくなったそうで、わたしはサンダー時代しか知らないのだけど、たしかに厳しかった。

サンダーの作戦で、一秒でも早く一塁に進めるようにと、わたしたちの代から「全員左打ち」に切り替わった。「ヒットの構えからバント」「バントの構えからヒット」など4種類のサインも駆使して、勝ちに行った。

わたしの学年は20人以上いて、わたしの背番号は後ろのほうで、試合に出してもらえたことは数えるほど。休みのたびに応援に出かけて、なんのためにやっているんやろ……と思ったりしたけれど、それを察した母が、「強い人にもまれてたら、知らんうちに強くなる」みたいなことを言い、引退まで続けさせた。

「部活は途中でやめない」というのが今井家の方針でもあったのだけど、今思えば、まめが破れるほどバットを振り、筋肉に悲鳴をあげさせ、体を痛めつけたあの3年間で学んだことはとても大きい。

部活じゃなかったら、サンダーにどやされなかったら、あんなしんどいこと、絶対にやらない。

サンダーは「勉強もしっかりせなあかん」と、夏休み中は廊下に机を並べて勉強させた。勉強、練習、弁当、勉強、練習。朝早くから日が暮れるまで、よくつきあってくれたものだと感心する。

あの頃鍛えられた体力と忍耐力と学力が、今のわたしを助けてくれている。

そのお礼をサンダーに言いたかったのだけど、残念ながら欠席。でも、第2回もやろう、今度は紅白戦やろう、と盛り上がったので、お礼を言う機会はありそう。

もう一人の顧問だった女性の松下先生は、出席。右も左もわからない新任で顧問に就いたもののノックしても球が飛ばず……という思い出話で爆笑を誘った。学校の先生というのは、驚くほど印象が変わらなくて、話がうまい。

わたしたちの代は5人出席。いちばん下っ端のくせにビールを注いで回りもしないで、積もる話に花を咲かせた。同期だけで同窓会をすることもなく、3年間一緒にいた割には、まとまりのない学年だったのだけど、会えば一瞬で盛り上がり、「みんなも来れば良かったのに〜」。

絵本『わにのだんす』もお買い上げアリゲーター。

2次会3次会と喫茶店をはしごして、そのたびにお店に迷惑がられ、7時前に解散。6時間近くしゃべり続けた。

この日は偶然夜から難波で高校の3年6組の同窓会。長くなるので、日付を分けて明日の日記に。


2010年08月03日(火)  チョのつく言葉……ちょんまげ!
2009年08月03日(月)  応援団と朝日歌壇と子守話はエールつながり
2008年08月03日(日)  葉山の別荘2日目 田舎でのんびり
2007年08月03日(金)  ラジオが聴きたくなる、書きたくなる『ラジオな日々』
2006年08月03日(木)  子どもの城+ネルケプランニング『南国プールの熱い砂』
2005年08月03日(水)  『三枝成彰2005 2つの幻』@サントリーホール
2002年08月03日(土)  青森映画祭から木造(きづくり)メロン


2012年08月01日(水)  縁と緑の一日

「縁」と「緑」。よく似た漢字だけど、今日は縁と緑に彩られた一日。

まずは、朝10時に、獣医の石井万寿美さんがわが家を訪問。石井さんは、わたしのドラマ初脚本作品「彼女たちの獣医学入門」のロケ地となった北海道の酪農学園大学のご出身。脚本開発にアドバイスをいただいたのが縁で、今もおつきあいが続いている。

ペット関係の著書を何冊も出されている石井さん。今回も出版社との打ち合わせのために大阪から上京とのこと。新刊『老犬との幸せな暮らし方 認知症・病気・介護・日常生活から最新治療法まで』と京都北山マールブランシュのお菓子をいただく。



新居引越祝いにグリーンをリクエストしてパキラを贈っていただいた上に、いただきっぱなしで恐縮。おまけに、保育園を休んで一日夏休みのたまのトランプの相手までしていただく。

最後にお会いしたのは、たまがおなかに入る前だったから、6年以上のご無沙汰。積もる話は山ほどあったのに、一時間足らずの滞在は、たまとの「スピード」勝負に費やされてしまった。

午後からは、川口市グリーンセンターへ。

浦和美園にあるお好み焼き屋「咲くLOVE」さんで「てっぱん」ミニオフ会をやることが決まった矢先、埼玉高速鉄道沿線マップがポストに入っていたのも、何かの縁。

たまがミニSLの写真に魅せられたグリーンセンターは、終点浦和美園駅の10分手前の新井宿駅から徒歩15分ほど。


たまは充実したすべり台や遊具に大はしゃぎ。わたしは温室とグリーンショプに大喜び。SLもガリバー旅行気分で楽しい。節水のため大噴水は止まっていて、目玉の回転式すべり台は夏場はお休み。涼しくなったら、また行こう。

浦和美園駅前のイオンで子ども靴(気づいたら、靴底がすっかり減っていた)を買って、「咲くLOVE」さんに向かって歩いていると、「つばさ」ファンクラブの長瀞虎父さんが迎えに来てくれた。


今宵のメンバーは、虎父さん、東京のこぺくさん、青森のくろさん。昨年末の「てっぱん」オフ会で意気投合したメンバーがミニオフ会をやってはツイッターで報告しているのだけど、「てっぱん」ツイッターつながりの咲くLOVEさんに行きたい、とわたしが希望を伝えたところ、くろさんの出張に合わせてミニオフ会をやることになった。

住宅街の一角にある小さなお店は、テーブルがひとつ。壁には「つばさ」や「てっぱん」に混じって、「わにのだんす」の宣伝が。


貸し切りにしていただいて、おまかせコースをいただく。ふわふわで鰹節が踊っている大阪のお好み焼き、れんこんのお好み焼き、納豆のお好み焼き(たまがいちばん気に入っていた)、新開発のピザ風ポテトお好み焼き、モダン焼き、焼きそば……。カウンターの中で次々と焼いては、出していただく。


お好み焼きも、おしゃべりも、あつあつで、おいしい。

咲くLOVEさんは関西出身の女性。いつかお好み焼き屋をやりたいという夢をあたため続けていて、子育てが一段落してお店を開いた時期と「てっぱん」の放送が重なり、あかりに思いっきり感情移入して観てくださっていたという。

ツイッターでつながった虎父さんが通うようになり、他の「てっぱん」ファンも集まるようになり、「埼玉のオフ会聖地」となっているそう。ツイッターというネット上の鉄板で出会って、本物の鉄板を囲む。そんなミニオフ会が東京や大阪でも開かれている。

「てっぱん」の故郷尾道を訪ねた後に川越で「つばさ」ファンクラブの熱さに圧倒されたばかりのこぺくさんは、「てっぱんもファンクラブを作りましょう。そして、みんなで尾道に行きましょう」と熱い。

今はツイッターが鉄板になっているけれど、これまでの交流を記録に残したり、これからの活動の計画を立てたりするための拠点として、ファンサイトを作ろうと盛り上がる。


ガラス越しに見える外から、お店のアイドル犬、はなちゃんが「ちょうだい」とおねだり。最初は怖がっていたたまは、最後には自分の手でえさをあげるまでに打ち解けて、「また、はなちゃんにあいにいく〜」。

犬(動物)の縁に始まり、犬に終わった一日でもあった。

2010年08月01日(日)  鎌倉でアジアンリゾート
2009年08月01日(土)  朝ドラ「つばさ」ファンミーティングin川越
2008年08月01日(金)  地震の噂のたびに部屋が片づく
2007年08月01日(水)  バランスがいいこと バランスを取ること
2002年08月01日(木)  日傘


2012年07月31日(火)  材料費ほぼ0円の玄関グリーン

広告代理店時代、アートディレクターのAさんが「このフォルム、天才的にかわいいよな」と言ってた、ポカリのミニボトル。

久しぶりに見て、これにグリーンを入れてみよう、ミントが合うかも、と思った。

ベランダのキャットミントとペパーミントとレモンバームをちょこちょこ。

ちょうど、玄関にグリーンを飾りたいと思っていたので、紙袋の両端にミニポカリのボトルを入れ、真ん中に、半分に切った500mlペットボトルを入れて固定した。



持ち手の強化とアクセントづけにテープを貼り、電気メーター窓部分にS字フックで引っ掛けて、いい感じ。材料費ほぼ0円。

あ、肝心のかわいいボトルが、隠れてる。

2010年07月31日(土)  書き鉄連載最終回「子連れに優しい駅」
2009年07月31日(金)  赤ずきんのアクセサリーとノックごっこ
2008年07月31日(木)  ファミレスで働く
2007年07月31日(火)  マタニティオレンジ153 クッキーハウス解体イベント
2000年07月31日(月)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/29)


2012年07月30日(月)  どじょうに教わる「命いただきます」

先週の木曜のこと。

保育園のお迎えに行くと、「ご自由にお持ち帰りください」と、保冷剤を入れたたらいの水に、どじょうがうじゃうじゃっと放たれていた。

どこかから貰い受けたとかで、プールでどじょうつかみ大会をやったという。

どじょうなんて、料理したことないし、と敬遠して持ち帰らなかったところ、「食べたかった」とダンナがうらめしそうに言ったので、金曜の朝にまだ残っていたのを4匹持ち帰った。



ちょうど土用の丑の日。「どじょう1匹で鰻1匹分のスタミナ」がつくのだとか。それがうなずけるほど、とにかく元気。水を張った鍋の中で、ぴちぴちと跳ね続けるのを、パソコン打ちながら聞いていたら、

ピチャッ!

高さ120センチの棚に置いた高さ20センチの鍋から一匹が飛び出し、高度140センチの決死のダイブ。

床でのたくっているのを、一人でキャーキャー言いながら追い回した。保育園では何十匹もつかまえるツワモノもいたそうだけど、ぬるぬるして、
素手ではつかめず、タオルで捕獲。

「お酒に酔わせて粉をつけて揚げるとおいしいらしいわよ」と園長先生には言われたけれど、油の中で暴れて、油まみれでダイブされたら……と想像して、ぞぞーっとなった。

これは、飼うべしか……とネットで飼い方を調べてみたりするけど、それはそれで大変そう。水が濁らないようにこまめに掃除……無理無理。かたつむりのお世話で精一杯。

たまをお迎えに行って戻ってくると、一匹がおなかを見せて浮いていた。ダイブで体力を消耗した一匹かもしれない。これで、「食べよう」と心は決まった。

鍋の水ごとざるに空けると、息のある3匹が激しくのたうつ。鍋に戻して酒をどばっとかけると、一瞬で虎に変身して大暴れ。床じゅうにお酒を飛び散らせ、体を「つ」の字に反って反転して反って、鞭打つように、しなるしなる。

飛び出さないように、網を鍋にかぶせ、たまと二人で、キャーキャー。

「お酒を振って5分置く」というレシピを見かけたけれど、30分経っても、ピチ、ピチ……。その日は諦め、明くる土曜の朝に調理することにした。


クレイジーソルトを振り、コーンスターチ(小麦粉がなかったので)とたっぷり粉チーズの衣をつけ、にんにくひとかけとともにオリーブオイルで揚げ焼き。

レモンを搾って食べると、これがなかなかの味。骨までおいしくいただき、胃袋にて成仏した。


元気に暴れていたどじょうと、料理に変身したどじょうを見て、たまは「命をいただく」ということを感じてくれた様子。

2010年07月30日(金)  Hanako東京カフェ特集と笹塚の「茶日」
2009年07月30日(木)  美しすぎる運命の映画『スラムドッグ$ミリオネア』
2008年07月30日(水)  マッシュルームにすると美味
2007年07月30日(月)  劇団ダンダンブエノ公演『砂利』
2004年07月30日(金)  虹色のピースバンド
2003年07月30日(水)  脚本家ってもうかりますか?
2002年07月30日(火)  ペットの死〜その悲しみを超えて
2001年07月30日(月)  2001年7月のおきらくレシピ


2012年07月29日(日)  親子二代でひと目(口)惚れ。川越の「いも恋」

昨日の川越太陽堂さんでの「わにのだんす」サイン会に見えた、着物姿が素敵な女性は、川越の菓匠「右門」代表の町田明美さん。上品な佇まいと笑顔が本当に印象的だった。

「わにのだんす」をお買い上げの後、紙袋を手に戻っていらして、差し出されたのは、わたしが前々から大好きなお菓子「いも恋」ではありませんか!

初めて川越に行ったとき、時の鐘の横のお店で口にしたら、あまりにわたし好みの味。日記を掘り起こしたら、娘のたまもひと目(口?)惚れしていた(>>>2009年07月11日(土)  川越でおいしいものと「ちゅばさ」探し
)。



ダンナ父の故郷の九州には、おいもを皮で包んだ「いきなり饅頭」というお菓子があり、故郷を思い出す味のよう。

ちょうどダンナ父がうちを訪ねて来たので、一緒に味わった。


2010年07月29日(木)  遅刻せし理由の欄をにじませて傘持つ少女 と書きぬ
2009年07月29日(水)  24億の瞳、きらり。「瀬戸内国際子ども映画祭」
2008年07月29日(火)  マタニティオレンジ316 はじめての雷、まだ怖くない。
2007年07月29日(日)  マタニティオレンジ152 子守すごろく
2004年07月29日(木)  クリエイティブ進化論 by MTV JAPAN
2002年07月29日(月)  中央線が舞台の不思議な映画『レイズライン』


2012年07月28日(土)  川越「ラジオぽてと」と「わにのだんす」サイン会

行ってきました、川越「ラジオぽてと」出演と「わにのだんす」サイン会。



川越百万灯夏まつりに合わせて放送するラジオぽてとに遊びに来ませんか、と「つばさ」ファンクラブの寺崎さんからお誘いがあり、「出演ついでに『わにのだんす』の宣伝をして、ついでに売りたいんですけど」と相談したところ、物販ではなく、蔵造り通りにある書店「太陽堂」さんで扱ってもらえるように動いてくださった。

数十冊売れたらいいとこだから、書店に送るのは50冊にしましょうとエンブックスの西川さんは冷静な読みをしたのだけど、負けず嫌いなわたしは「わたしと(絵の)島袋(千栄)さんが乗り込むのに50冊なんて弱気なこと言わないで、どーんと100冊行こう!」と無理を言い、100冊送ってもらった。


どんな形であれ、エンブックスの本が本屋さんに100冊も届けられるなんて、画期的じゃないか。

そして迎えた当日。

ラジオぽてとブースに顔を出した後、太陽堂さんへご挨拶。「わにのだんす」コーナーに、同じエンブックスの「こわくないもん」「すえっこりすのひみつ」「にこにこしょうてんがい」も並べていただく。お買い上げ第一号は地元川越の水野さん。




‎14:30から島袋さんとラジオぽてと出演第一弾。アーカイブでは開始00:17:43頃から。

もう一人の乗り込み要員、たまは指折り数えて気合十分だったのに、わにの売り込みは消極的。あの「ニャンちゅう」の声の津久井教生さんが「わにのだんす」をノリノリで読んでくださったのは思いがけないプレゼント。実はわにの役を何度も演じていらっしゃるそう。


15時からのサイン会は、暑いので店内で。

毎年年賀状写真を撮ってくれている内藤さんが凍らせたポカリの差し入れとともに駆けつけてくれた。

『ジェニファ 涙石の恋』をきっかけにmixi今井雅子コミュを立ち上げたナルセさんも一家で東京から駆けつけてくれた。

『パコダテ人』から応援してくれている同郷・堺のはなまささんが、堺から青春18きっぷでやって来たのには、びっくり。

「つばさ」ファンクラブの方々も、次々と。

17時半過ぎからラジオぽてと出演第2弾。アーカイブでは00:02:19頃からたまがカメラの前をちょろちょろ。出演は開始00:20:00頃から。00:34:00過ぎにたまが「わーにのだんす」でカットイン。00:39:00頃まで「わにのだんす」の宣伝。

またまた津久井さんに本を読んでもらい、ノリノリでご紹介いただく。

その後、「つばさ」ファンクラブの寺崎さん白石さんひろりんLOVEさんと「つばさ」トーク(アーカイブでは00:58:00頃まで)。後藤高久Pからのメッセージの代読も。

さらに、わたしが太陽堂サイン会へ移動した後、はなまささん、東京から来た「てっぱん」ファンのこぺくさん、長瀞から来たつばさFCの虎父さん、地元川越の寺崎さんが「つばさ」トーク。

18時半からのサイン会は、やはり人通りがあるほうが目に留まるので、太陽堂さんの店の前で。島袋さんと「わにのだんす、いかかですかー」と作者自ら売り込み。声を張り上げても、ほとんどの方が素通り。子どもが足を止めても、親が引っ張って行ってしまったり。


たまは「わーにのだんすは発売中〜」とダンボールの看板を掲げて歌ったり、買ってくれそうなお客さんの手をつかんでレジまで連れて行ったり、店の中から補充する本を運んだりと大活躍。

購入者のほとんどが「たまちゃんの分も」と希望してくださり、サインもちゃっかり。保存用とたまお絵描き用の2冊を購入されるツワモノも。


昼と合わせてサイン会は3時間あまり。滝のような汗をかいて、「つばさ」ファンクラブや「たま語ファン」などを動員して、積み上げた数字が41冊。100冊には遠く及ばず。

いやー、本を売るのって大変。

「手のかかる子ほど可愛い」と言うけれど、自分の作品を自分の手で売ってみて、ますます「わが子」が愛おしくなった。

そして、本を買い求めてくださった一人ひとりとのやりとりも得難い経験だった。

何年か前にわたしがブログにコメントを書き込んだ地元川越の男性も来てくださった。記事で紹介されていた、わたしが気に入った居酒屋は、今はもうないらしいけれど、縁は続いていた。

「ラジオぽてと」の放送を聴いたという女性は「夏休みの読書感想文にいいんじゃない?」とアドバイスしてくださった。

笑顔と着物姿が惚れ惚れするほど素敵な女性が、絵本をお買い上げの後、紙袋を手に舞い戻ってきた。差し出されたのは、わたしが川越を初めて訪ねた日に恋に落ちたお菓子「いも恋」。女性は、地元の菓匠「右門」代表の町田明美さん。片想いが両想いになったようで、うれしかった。

なにかを買うという行為は「縁を結ぶ」ということなんだと身をもって感じた。

これまでも、これからも、「わにのだんす」をお買い上げくださる皆さまに、いっそう感謝します。

川越駅へ向かう途中のイタリアンで、島袋さんと乾杯。汗をかいた後の泡のおいしかったこと!「文化祭みたいで楽しかったねー」と高揚感に浸りつつ、「島袋さんとこんなに色々しゃべったこともなかったね」と話す。もともとは会社時代に一度仕事しただけで、「いつかもう一度」が空約束じゃなくて実現して、予想通り、やっぱり気の合う人で、会えば会うほど仲良くなっている。

「人持ち」という言葉を知った何年か前から「金持ちより人持ち」になるために仕事をしたいと思っている。そんな気持ちが形になった絵本「わにのだんす」の売り文句は「わになっておどろう♪」。

そして、エンブックスのエンはご縁の縁。点が線になり、輪になってつながる。まるで、「てっぱん」のまあるいお好み焼きのように。

「つばさ」のご縁ですでにたくさんの方とのいい出会いがあった川越で、今日、もっと「人持ち」になれた。

2010年07月28日(水)  夏の収穫!カゴメの野菜ジュース
2008年07月28日(月)  マタニティオレンジ315 わがままが進化した
2007年07月28日(土)  マタニティオレンジ151 特等席で隅田川の花火
2004年07月28日(水)  日本料理 白金 箒庵(そうあん)


2012年07月27日(金)  故郷の売り込み方を学ぶ「大阪まるかじり」

facebookで同じポスターが何度も出て来た。都庁での大阪まるかじりフェア。大阪を売り込みたい知り合いがたくさんいるってこと。



ちょうど渋谷で打ち合わせがあったので、その前に都庁へ。地元・堺からうまいもんがぎょうさん出品されていて、サラミやらソースやら味噌やらコンフィチュールやらうれしくなって買い込んだら、ずっしり、すごい重さに。渋谷駅からNHKまでの道のりを汗だくになって進んだ。

開始時間ぎりぎりに会議室に到着して、「すみません。これ、差し入れじゃないんです。わたし、大阪堺の出身で……」と恐縮して、ちっちゃなカレーかりんとうをおすそわけ。

故郷って、こんな風にネタにして、知ってもらえばいいんだ……とちょっとわかった。


2010年07月27日(火)  早起きして原稿送ってルプチメックのパン
2009年07月27日(月)  パイプ椅子でのけぞって『カムイ外伝』
2008年07月27日(日)  SKIPシティ国際Dシネマ映画祭9日目 クロージング
2007年07月27日(金)  あの傑作本が傑作映画に『自虐の詩』
2005年07月27日(水)  シナトレ2 頭の中にテープレコーダーを
2004年07月27日(火)  コメディエンヌ前原星良
2002年07月27日(土)  上野アトレ
2000年07月27日(木)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/29)


2012年07月26日(木)  土用の丑の日のうなぎフライング

近所のスーパーの前に、うなぎの出店。おお、今日は、土用の丑の日か。

今年は稚魚が穫れなくて、うなぎが高騰しているとは聞いていたけど、え、というぐらい高い。例年の2倍ぐらいの感覚。

当然出店も閑古鳥。

元祖コピーライター平賀源内氏に敬意を表し、ここは奮発して、鰻を食すとしよう。

中国産より国産、大より特大、ちょっとしたランチコースに食前酒がつけられるようなお値段に。「たれ、おまけしときますんで」と言ってた店員のお兄さんが「で、たれ、どれぐらいおまけしましょ?」「あるほどうれしい。明日から、たれがおかずになるから」と言うと、たくさんおまけしてくれた。



びっくりするような値段だったけど、肉厚で、たしかにおいしい。夏バテにも効きそうだ。

と、夜のニュースで「明日は土用の丑の日」。

ええっ、今日は土用のうなぎイブだったのかー。道理で皆さん出店を素通りしていたわけだ。

2011年07月26日(火)  その鳥の名は、本といいます。
2010年07月26日(月)  観るべし!東京セレソンDX公演「くちづけ」
2009年07月26日(日)  朝ドラ「つばさ」第18週は「二十歳の夏の終わりに」
2008年07月26日(土)  SKIPシティ国際Dシネマ映画祭8日目 いよいよ審査
2007年07月26日(木)  エアコンの電源が入らない
2005年07月26日(火)  トレランス番外公演『BROKENハムレット』
2004年07月26日(月)  ヱスビー食品「カレー五人衆、名人達のカレー」
2002年07月26日(金)  映画『月のひつじ』とアポロ11号やらせ事件
2000年07月26日(水)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/29)


2012年07月23日(月)  怪談「ファイルが消えた」

ノリノリで原稿を打ちまくり、12000字分の小説初稿を書き上げ、いざ送信しようと思ったら、たった今Macに保存したファイルがない!

finder内をファイル名検索しても出てこない。

finderの「今日使ったファイル」を開いても出て来ない。

ちょっと待って。わたし、たしかにパソコン打ちまくってたよね? あの5時間は何だったの? フルマラソンを走り終えたら、ゴールはもちろんのこと、道まで消えてたような感覚。頭の中はハテナだらけ。

そんなはずは……と「ファイル消失」「ファイル掘り出し」などのワードでネット検索しても答えは見つからず。

試行錯誤すること30分。あきらめかけたとき、Wordの「ファイル」のプルダウンメニューを何気なく引っ張ると、「最近使ったファイル」というのがあるではないか。


開いてみると、いたーーーー!

間違って「テンプレート」というフォーマットで保存していたため、finder内検索で引っかからなかった模様。

危なかったーーーーー。でも、良かった。脳内ハードディスクに原稿は残っているとはいえ、完全修復は難しいし、気力がすっかり萎えていたので、良かった、良かった、良かった。

同じトラブルに見舞われた方のために解決法を紹介しておこうと思い、備忘録も兼ねてfacebookに書き込んだところ、「冷や汗かいちゃいますね〜」「ひぁーーーー!!!こっちまでドキドキ」「読んでて、心臓止まりそうになりましたよ」「考えただけで心臓がばくばく」などのコメントが。皆さん、夏の怪談として読まれた様子。わたしも背筋が冷たくなったけど、無事原稿送信。

2011年07月23日(土)  ゴキブリホイホイが幼児教材になるとは!
2010年07月23日(金)  『借りぐらしのアリエッティ』の不一致
2009年07月23日(木)  ちいさいパーンツに憧れる、たま2才11か月。
2008年07月23日(水)  神楽坂の隠れ家で、英語で映画を語る。
2007年07月23日(月)  マタニティオレンジ149 ダンボールハウス
2005年07月23日(土)  映画『LIVE and BECOME』・バレエ『ライモンダ』
2004年07月23日(金)  ザ・ハリウッド大作『スパイダーマン2』
2003年07月23日(水)  チョコッと幸せ


2012年07月22日(日)  川越と泉北が「わに」なる

28(土)の川越サイン会に向けて、わに100匹が出発。



エンブックスの創始者で代表兼編集者兼営業の西川俊充さんは「50冊でいいのでは?」と言ったのだけど「わたしと島袋さんが乗り込むんだから、強気で行こう」と2倍の100冊に。

そもそもサイン会はおまけだった。川越百万灯夏祭りに合わせてラジオぽてとをやるので、そこに出演しがてら「わにのだんす」を宣伝させてもらうついでに物販も……と「つばさ」ファンクラブの寺崎さんとやりとりしていたら、外での物販は難しいことがわかり、蔵造り通りにある太陽堂という本屋さんに置かせてもらいましょうという話になった。

エンブックスというまだまだ無名の出版社の本をいきなり置いてくださいと言われて、はいそうですかとはならず、寺崎さんが何度も太陽堂さんに足を運び、わたしが「つばさ」の脚本協力で川越に縁があることも力説してくださり、ようやく取り扱っていただけることになった。

エンブックスの「エン」はご縁のエンらしく、それもあって西川さんは「縁(円)」に縁深い「てっぱん」のファンでもあった。絵本「わにのだんす」が生まれたのは、わたしと西川さんが同郷の堺・泉北ニュータウン出身という縁から。わたしと川越は「つばさ」の縁で今もつながっていて、今回、寺崎さんの尽力で、川越にわに百匹が上陸する運びとなった。故郷・泉北と大好きな街・川越がつながったようでうれしい。

縁がつながって、円(輪)になる。「わにのだんす」の売り文句は、「わになっておどろう♪」。

2011年07月22日(金)  「たべたらうしになる」「ゴッキーズ」たま4才11か月
2010年07月22日(木)  踊りの輪の中で立ちすくむ、たま3歳11か月。
2009年07月22日(水)  『ぼくママ』キャリア・マム試写会&『愛を読むひと』
2008年07月22日(火)  マタニティオレンジ314 おっぱい「まだ でる!」たま1才11か月
2007年07月22日(日)  マタニティオレンジ148 ダブルケーキに仰天!たま11/12才
2005年07月22日(金)  万寿美さん再会と神楽坂阿波踊り
2002年07月22日(月)  10年前のアトランタの地下鉄の涙の温度

<<<前の日記  次の日記>>>